和の地の文が酷すぎる。
私の京太郎君への第一印象はよく分からない人でした。彼とは麻雀部に入ったことで知り合いました。当時は男の人が苦手な私の事を何処かで聞いたのか、あまり付き合いもない日々を過ごしました。
彼の人となりについては京太郎君と同じ中学出身の宮永咲さんから聞きました。彼女が言うには、彼の中学での評判はお人好しだったようです。困った人を見かければ、何らかの形で力になっていたみたいです。
確かに言われてみると、高校で知り合った彼は良く見知らぬ人と話している姿を随所で見ます。それは、彼の行動の結果、結ばれた交友関係の人達だったのでしょう。
そんなことを知り、彼とは少なくとも夏の県大会前には、良く話すようになっていました。
☆☆☆☆☆
「すまない原村。此処の部分がいまいち分からないんだが」
教本を片手に須賀君がやって来ました。最近彼は、部長から渡された教本と睨めっこを部活でしてました。丁度私たちが休憩に入ったのを見たのか、聞きに来たようです。
「ふむ……そこですか。そこはまず……」
彼は基礎を大切にする人のようで、好感が持てます。彼と練習で対局をすると、時々恐ろしく上がるのが早い時があります。その時は勘に従って牌を切ってるといつも気が付いたら上がってると彼は言ってました。
正直信じられないのですが、須賀君が嘘を言う人ではないので私もそのような人がいるのだと、理解しました。思えば、咲さんに似ている気がします。
「あー、なる程ね……まだまだだなぁ、教本も読めないんて。だが、壁が高ければ高いほどやる気が沸くってな。ありがと原村」
大きく肩を落とした後、彼は頬を軽く叩き私に礼を言うと席に戻っていきました。その後ろ姿を見ると私も負けてられないと思い、席に座りなおそうとしたら、何故か妙に温かい目で咲さんが見ていたのが、頭に残りました。
★★★★★
今日は、教本ではなくネト麻で実力試しをしていたが、今一な結果になってしまった。部長が言うにはもう少し他の人の河に目をやったほうがいいとアドバイスを貰った。たしかに、自分の手ばかりに意識が行っていた気がする。次はそこを注視してやるか。反省を終えると、待ち合わせ場所へ急ぐ。
和と親の再婚で家族になることが決まったのだが、未だ学校で其れを暴露するにはお互いを知らなさすぎるので、一度学外で合流することにした。
「悪い、部長からのアドバイスで遅くなった」
「部長に呼ばれてましたもんね。大丈夫ですよ、私も来たばかりでしたし」
先に部室を出ていたのが見えていたので、待ち合わせ場所にいると思ったが、案の定居た。しかも、微妙にカップルみたいなこと言われた気がする。
頭を振り、忘れる。彼女とはそんな仲ではない。というか、家族になるのだから。
「じゃあ、和の家への案内頼めるか?」
「はい。こちらですよ」
和の後ろを歩いていく。朝の登校の時も聞いたが、駅の方だ。辺りには同じように制服を着ている人たちの他に、仕事帰りのサラリーマンも見える。俺の家の近くとは少し違う人並みだ。
「帰りにスーパーへ寄っていこうと思うのですが、京太郎君は何かリクエストとかありますか?一通りの料理はこなせるのですが」
「リクエストか……そもそもとして、自分以外の料理を食べた経験が少ないからなぁ。和は何が得意なんだ?」
「得意料理ですか……強いて言うなら父が好きな肉じゃがですかね。母がレシピを残してまして、それがお袋の味って奴です」
「ふむふむ、じゃあ肉じゃが一品は決まりだな。後はメインに……ハンバーグでも頼もうかな。なんか肉肉の組み合わせになったけど」
「ふふっ。京太郎君も男の子なんですね。分かりました。じゃあ、夕飯は肉じゃがとハンバーグです」
俺の言葉に何故か笑う和。てか、男の子なんですねとは何だ。俺は一目で男と分かる見た目のつもりなんだが……
「そろそろ家に着きますね。其処を右に曲がったら私の住んでるマンションです」
「じゃあ、一目見たらスーパーへ行くか。荷物持ちは任せろよ、男だからな」
「ふふっ。ええ、お願いします」
現在あわあわの別verを考えています。というか別verでいいんですかね?ヒロイン以外、何もかも設定が変わってるし……
誤字脱字・感想待ってます。