殺生石玉藻の愉快な幻想郷珍道中   作:とかとか

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投稿遅れてすいません

テストとか旅行があったりしたのでなかなか出せませんでした


運命とは

「色々な運命、ですか」

 

「ええそうよ。貴女には本来あり得ない筈の様々な運命が見えるわ」

 

私はレミリアさんから聞いた話が今一つ、よくわからない。

いや、よくわかってない。

決して難聴とかではなく。

 

「普通は、ヒトリ一つ。例えどのように、どのような道を行ったとしてもたどり着く結果は変わらないの。例えそれが本人の望む道と違ったとしても、例え他の道を行ったとしてもたどり着く場所は常に変わらない。抗う事の出来ないモノ。それが私の言う『運命』」

 

それが私には様々な分岐があるとの事。

 

「そう。貴女は本来ここで死んでしまう筈だった。フランによって心臓、脳どころか四肢を壊されたり、死ななかったとしてもフランを…私の妹を…殺してしまったり更には相討ちだったりして、読めなかったのよ。貴女の『運命』は」

 

つまり私が進む運命()は何種類もあると言う事らしい。

どうしてこんな事になっているのだろうか。

もしかして私は何回も経験(・ ・ ・ ・ ・)しているのかも知れない。

だけどそうなれば私は何歳に……。

いや着眼点はそこじゃない。

もしかしたら戻されている(・ ・ ・ ・ ・ ・)、のか?

もしそうだとしても一体誰が何のために、しかもそれを私になんて……。

少なくとも今はまだ仮定の段階だから何とも言えないが、ナニカが関わっているのは確かだ。

いずれ出会うかも知れないからその時考えて……ん?

待て待て。

私は何故誰かのせい(・ ・ ・ ・ ・)にしているんだ?

私の中のナニカが喚いている。

この幻想郷は何処かがおかしい、と。

そのナニカが何なのかさっぱり分からないが、気を付けるに越したことはない。

が、この感情は一体なんなのだろうか。

この胸の中で疼いているこの気持ちは。

それは焦燥感であり、畏れでもある。

 

「まぁ、私はただそれだけを言いに来ただけよ。……あぁそれと、そこに咲夜が作った松葉杖があるから使いなさい。貴女は今、脚が不自由なのでしょう?」

 

「あ、はい。ありがとうございます。レミリアさん」

 

レミリアさんはそれだけを言うとこの部屋から出ていった。

私は一人。

布団(べっど)の上で考える。

運命とはそんなにもたくさんの分岐点がある訳ではない。

レミリアさんはそう言った。

しかし私にはかなりの数の分岐点がある。

それは一体なんなのだろうか。

 

まぁ、考えてても仕方がない。

だから私は布団(べっど)から降りる。

そしてトの形をした松葉杖を手に取る。

…………素晴らしく丁度いい。それでいて使いやすい。

まさか咲夜さんが私の体位を測ったのだろうか。

それはないと考えたいが、ピッタリ過ぎる。

 

……素材は木だろうか。

そこが気になる。

 

とりあえず私は部屋を出る。

相も変わらず長い廊下だ。

私はふらつきながら進む。

私の身体は吸血鬼の回復力で骨は治った。

が、その代わりに左目と左肩、それに右膝が粉砕していて更に右腎臓に肺が壊されていた。

とは言うものの左目はうっすらとなら見えるし、左肩は無理に動かさない限り、痛みはないし、使えないのは右膝だけだ。

肺や腎臓も薄膜を張っているようなモノだが、なんとか治っている。

どちらにせよ紅魔館ですごさなくてはならない事には変わりはない。

 

レミリアさんの部屋の前までくると、喧嘩をしているような会話が聞こえた。

私は悪いかな?と、思いながら狐耳を立てた。

 

「別にいいじゃないか、レミリア。僕はどちらにせよ構わないよ?」

 

「私は貴方のような馬鹿に構っている暇はないの!」

 

どうやら私がこの館に入る時にすれ違った男性のようだ。

所々に金の混ざった銀髪。

咲夜さんよりも少し高いくらいの身長の男性。

 

「え?ヴァ、ヴァレックお兄さま?」

 

「やぁフラン。相変わらずあの汚い所にいるのかい?君も物好きだね」

 

「何をぬけぬけと言っているのかしら?貴方がフランを閉じ込めたのでしょう?」

 

え?

 

「ふふふ。僕は大切な妹と従者と魔法使いが怪我をせず、更に一番下の妹を傷付けないためにしたまでだよ?」

 

「このクサレ下郎!!喰らえ!!神槍「スピア・ザ・グングニル」!!」

 

レミリアさんが激昂。

そしてスペルカードを宣言。

すると槍のような形のモノが表れた。

そしてその槍のようなモノがヴァレックと呼ばれた男性へと向かっていく。

男性は一目でみて軽く破裂するように死ぬかと思えた。

 

だが、

 

ヴァレックと呼ばれた男性に当たった瞬間、槍のようなモノの方が破裂した。

 

「おいおい。君は実の兄に何を「禁忌「レーヴァテイン」!!」

 

フランちゃんもヴァレックと呼ばれた男性に向けて放つ。

だが、レミリアさんの槍と同じように破裂した。

 

「無駄だね。僕の能力の前じゃ君達は無力なのがまだ分からないのかい?なら、罰を与えないとね」

 

ヴァレックと呼ばれた男性がレミリアさんとフランちゃんに近付く。

私はいてもたってもいられず扉を開け放ち、ヴァレックの前に立つ。

 

「誰だい?君は。僕の邪魔をしないでくれるかな?」

 

あ、ムカついた。

私は松葉杖を投げ捨て、拳に能力を弾くように設定し、ヴァレックの頬を殴る。

 

「いきなり殴りかかって来るとはね……。だが無意ミギィ…。何だと!?」

 

「私は、とりあえず貴方にムカつきました。なので貴方をボコボコにさせていただきます」




「今回は新しく出てきたヒトの名前とかだけ出して終わります」


ヴァレック・スカーレット
性格:外道。目的の為なら手段を選ばない
顔:凛々しい
年齢:685歳
髪の色:主に銀。金が所々混じってる

「能力はネタバレになるので予想してみて下さい。ひんとは創造、破壊と、くれば?………ではでは、感想、批評、質問、誤字報告待ってます。次回もよろしくお願いします」
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