鋼殻のレギオス 無限の可能性   作:鎌池

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 用事がいろいろあってなかなか書けなかった。
 強引に書き上げました。


戦乱

「ここはどこだ?」

 

 目が覚めるとここにいた。

 ベットで寝ていたのか。

 汚染獣を倒してからの記憶がない。

 どうやら病院のベットで寝ていたようだ。

 

「何がどうなっているのか思い出せねぇ」

 

 思い出せないのがすごく腹立たしい。

 あともうちょっとで思い出せそうな時・・・

 

『あっ・・・!起きてる』

 

 この声は聞いたことがある。

 レイフォンだ。

 片手に花を持っている。

 

『先輩起きたんですか』

 

「それぐらい見たら分かるだろ。それより、なぜ俺はここで寝ていた?」

 

 レイフォンはしょうがないなっていうような表情をしたがすぐに笑顔に戻った。

 

『先輩はツェルニに着いたとたんに倒れたんですよ。それで病院に運ばれたって言うわけです。剄の使い過ぎだから今日中は安静にしといた方がいいって言ってましたよ』

 

「そうゆう事か。剄だいぶ回復したからもう大丈夫だと思うが・・・」

 

『駄目ですよ。ちゃんと休憩を取ってください。無理するとまた倒れてしまいますよ』

 

「それぐらい分かってる」

 

 言葉でそういいながら本心ではいつ病院を抜け出すか機会を探る。

 レイフォンは用事があると言って帰っていった。

 

「よしっ!俺も抜け出しますか」

 

 窓を開けようとすると廊下から足音が聞こえてきた。

 慌ててベットに戻る。

 ベットが開く。

 入ってきたのは第18小隊のメンバーだ。

 

『よっケプリ』

 

『まったく無茶しやがって』

 

 久しぶりに小隊のメンバーとしゃべるような気がする。

 最近いろいろな事があったな。

 今までのことを思い出していると・・・

 唐突にエイルが声をかけてきた。

 

『そういやケプリ、また学園都市が近づいていること知っているか』

 

「いや知らない初耳だ」 

 

『今回の作戦を聞いている。1回しか言わないから聞き漏らすなよ。名前は学園都市マイアス。前回の対抗戦は4回して全勝だ。前回はケプリとレイフォンでどれだけいけるか試した。予想通りの活躍をしてくれた。だから武芸科長のヴァンゼ先輩は前回同様ケプリとレイフォンに正面から突入する。だけど今回違うところはお前らは旗を取らなくていい。思いっきり暴れてくれるだけでいい。それと召喚は脅しだけなら使ってもいいって言うことだ』

 

「暴れるだけって。いったい誰が旗を取るんだ」

 

『作戦では第17、18小隊になっている。始まりは明日の12時って言ってたよ』

 

 今回の作戦は本当だろうか。

 前回もこんな感じの作戦だったが嘘だった。

 でも毎回毎回疑ってたらきりが無いな。

 今は信じとこう。

 いつの間にか病室には誰もいなくなっている。

 

「さてやっと行ける」

 

 窓を開け外に飛び出し、隣の屋根に飛び移る。

 

「意外と抜け出すの簡単だね」

 

 ひとまずアパートで一休みするか。

 誰かに見つかるわけにはいかないし。

 

 

 

 再び深い眠りに落ちる。

 

 

 

 目が覚めたのは午前11時45分。

 

「やばい寝すぎた!」

 

 対抗試合が開始されるのが正午12時。

 それまでにいろいろすることがあったのにもうそんなに時間がない。

 

「あの用事だけは絶対にしないと!」

 

 外に出るともう一般生徒の非難は終わっていた。

 誰もいない。

 

「うわー。誰もいないって気持ち悪いな」

 

 いや違う!こんなこと言っている場合じゃない。

 遅れるわけにはいかない。

 一気に目的地まで走る。

 

「やっと着いた」

 

 目の前に立っているハーレイがダイトを3つ持っている。

 

『ケプリ待ってたよ。もう間に合わないかと思った』

 

『これダイト前回使っていたやつと同じだよ』

 

「ありがとう。ダイトがなかっても素手で戦ったらいいけど。それはさすがにしんどいしな」

 

『それより早く行かなくてもいいのか。あと5分で開始だよ』

 

「ヤバッ」

 

 学園都市マイアスの方向に全速力で走る。

 

『遅いですよ先輩。あと1分で開始します』

 

 4分もかかった。

 危なかった。休憩している暇がない。

 活剄を使って、筋力などを回復する。

 

「レイフォン、今回は前回と違う方法で行くぞ。初めに戦声ではなく直接行く。今回は混乱させるのが目的だから前回よりも派手にな。今回は突入次第別行動でいいな」

 

『はい、それでいきましょう。そっちの方がやりやすいと思います』

 

 作戦の確認が終わる。

 

《ヴーーヴーーヴーー》

 

 開始の合図が当たりに響きわる。

 

『行きますか』

 

「さあ、行くぞ!」

 

 ケプリの掛け声とともに一斉に動く。

 マイアスの生徒20人ぐらいが1層目。

 2層目には30人ぐらい。

 3層目40人ぐらいに分かれている。

 

 レイフォンとともに20人の中に突っ込む。

 レイフォンはダイトを復元していない。素手から衝剄を放っている。

 

「負けられないな!」

 

 アダマンダイトを剣帯から抜く。

 

「レストレーション」

 

 刀を復元。

 そして、立ち止まる。

 ここは敵の真ん中だ。360度に周りに敵がいる。

 敵はこちらの行動を見極めようとして同じく止まった。

 

「やあ、誰からやられに来る!」

 

 挑発すると1人がかかってくる。

 少年が持っているのは剣。剣を振り上げる。

 

「背後から襲い掛かるのはいいけど。まだあまいな~」

 

 振りげられた剣は肩に振り下ろされる。

 肩に当たった瞬間、剣ははじかれる。

 手から剣が離れる。

 

「あまいっていったろ」

 

 落下しようとしていた剣をつかみ、衝剄を放ち少年をはじき飛ばす。

 一瞬の出来事に周りの敵は一歩下がった。

 

「おい早くこいよ。こないならこっちから行くぞ!」

 

 さて、ここからが本番だ!

 剣帯からアダマンダイトを取り出す。

 

「レストレーション」

 

 2本目の刀を復元。

 両手に刀を1本ずつ握る。

 あれで驚かそうかな。

 

「こい、エクスカリバー」

 

 左手に持っていた刀が鞘に納められた一本の剣に変化する。

 周りを囲んでいた敵は一歩後ろに下がった。

 剣を鞘から抜く。

 左手に握っているエクスカリバーを真上に振るう。光の一閃が一瞬にしてエアフィルターを超えて見えなくなった。

 

「よしっ・・・!これで準備は整った」

 

 これで俺の実力が分かっただろ。戦って本気を出せずに終わったら面白くないからな。

 

「意識がある間に俺の力を見せてやるよ!」

 

 黄金に光り輝くエクスカリバーとダイトを構える。

 敵は一斉に動き出した。全方位360度から隙間無く敵が迫る。衝剄を放つ者もいれば直接技を放つ者までいる。

 だがケプリは避けることもせず、すべて弾く。

 飛んでくる衝剄はダイトで同じく衝剄を放ち相殺させる。

 さらに放たれた技はエクスカリバーですべて切り捨てた。

 

『・・・』

 

『ありえない・・・」

 

『技を使わずにすべて防ぐとは』

 

 敵は口々に何かを言っている。

 

「お前らの実力はこんなもんか?それじゃあ次はこっちからいくぞ!」

 

 右手に構えていたダイトを基礎状態に戻し剣帯に差し込み、エクスカリバーを右に持ちかえる。

 今までも黄金に輝いていたエクスカリバーだが今まで以上に惹かれ輝いた。

 いきなりのことで敵は視力が回復するのに2、3秒はかかる。

 だがそれだけでここにいるやつらは十分だ。

 エクスカリバーを鞘に戻し、光のごとく敵の中を突き進む。

 鞘で正確に腹に一撃をみまわす。周りを囲んでいる20人程度は1秒もかからなかった。

 周りで見ている人がいれば全員が勝手に倒れたと思ったはずだ。 

 

「さて次はどこに敵がいるのかな」

 

 周りを見回す。

 

「おっ!」

 

 レイフォンだ。それだけは普通だ。

 だが今レイフォンが派手に100メートル先で戦っているやつに興味ができた。

 レイフォンと互角とはなかなかのつわものだ。

 この都市にもいたんだな。俺を楽しませてくれるやつが。

 

「おい、レイフォン。手出してもいいよな」

 

 レイフォンは1度距離をとった。

 

『はい、むしろ変わってほしいです』

 

「そうか、ここは俺に任せてほかに行け!」

 

『はい』

 

 レイフォンは疲れた様子だった。だいぶ長い間打ち合っていたんだろ。

 相手は疲れも見せていない。

 

「俺の名前はケプリ・スカラベ。お前の名前を教えろ」

 

『名前はシロネン・アヌビス。私は手加減ができるほど器用ではない』

 

 肩まで伸びている黒い髪を揺らしながら答えた。

 圧倒的な圧力は女性ということを感じさせないほどだ。

 

「いいですね。俺も手加減はあまり好きではないんですよ」

 

 エクスカリバーを構える。

 それにあわせシロネンも持ってる剣を構えた。

 

「いくよ!!」

 

 言い終わる前にシロネンが地面を蹴る。

 30メートル離れていた距離が一瞬にして詰められた。

 とっさにエクスカリバーで剣を受け止める。

 

「予想外だな。こんなに実力があるとは思わなかった」

 

『見た目だけでは決めてもらいたくは無い!』

 

『外力系衝剄、咆剄殺』

 

「何!」

 

 シロネンのわき腹に向けて蹴りを放つ。シロネンは技を中断、避けることを優先するために一旦距離をとった。

 

「君は何者だ」

 

 今の技はグレンダンに数多くある武芸の部門の一つのルッケンスの秘奥。

 そんな技を使えるのは・・・

 

「まさか!」

 

『そう、私はシロネン・ノイエラン・アヌビス。グレンダンの天剣授受者よ』

 

「なぜ天剣がこんなところにいる」

 

『ちょっと女王にね。ケプリ、お前をつれて来いって言われた。手段は任せるって言ってた。もちろん素直に来てくれるなら戦わなくてもいい』

 

「嫌だと言ったら?」

 

『もちろん力でねじ伏せてやる。ちなみに今のケプリは私に勝つことはできない。私は天剣を持っている。それに・・・』

 

 シロネンの右に影が現れる。

 

『天剣2人を相手して勝てると思ってんのか!!!』

 

「サヴァリスさん!」

 

『やあ、久しぶりじゃないか。ケプリ』

 

『それじゃ。さっさと終わらせましょうサヴァリス』

 

『行きますね。ケプリ』

 

 






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