東方自己中~転生者は変わり者~   作:ライダ

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主人公が名前を呼ばれないのは能力のせいです。


Level3

「森が騒がしいわね」

 

久しぶりに買い出しに出て見ればなんだか森が騒がしい。空を飛んでいるために私に害はないけど誰か戦っているのかしら?弾幕が主流のご時世地上戦は珍しいのだけど。

 

「霊夢か魔理沙あたりかと思ったけど違うみたいね。外来人かしら?」

 

戦っていたというよりは襲われていたみたいね。服装からして外来人みたいだけど腕を切られて木に叩きつけられてるしもうダメそうかしら。

 

「まあ助ける義理もないし」

 

傷物じゃなければ一考のよちはあったけど他人の食べ掛けをお嬢様に出すわけにはいかない。人里の外は弱肉強食、荷物もあるしわざわざ助ける義理もない。あと太っていて気持ち悪いし。そういえば太った人間なんてあまり見ないけど脂がのって美味しいのかしら?こんど聞いてみましょう。

 

「私が帰りだった運のなさを恨むことね」

 

まあ行きだったらそれはそれで備蓄の食糧いきだったかもしれないけど。

 

【ゲームクリア!】

 

少し進んだあとで爆音とともに聞きなれない言葉が聞こえた。さっきの人がいたあたりかしら?

さすがに気になったので私は現場に戻ってみることにした。

 

「・・・ずいぶん派手に暴れたのね」

 

現場に近づくとさっきの男が大の字で倒れていた。さっきの妖怪たちがいない所を見るとこの男がやったのかしら。見た目に反して実は強い?私が来たことに気付いた男は何も発せず意識を手放した。

 

「精根尽き果てたってところかしら。ますます強そうに見えないわ」

 

誰か別の人物が助けて去って行ったと考えた方がまだ正しそうね。でもそれだと置いていく必要はないしやっぱりこの男が何かした?でも体を調べても変わったものは持っていないし・・・考えてもわからないか。

 

「まあお嬢様の退屈しのぎくらいにはなるかしら」

 

今日は珍しく早く起きていらした。そんぶん何か退屈そうにしていらしたようにも見えたし、おもちゃの代わりくらいにはなるでしょう。食事ができるまでの退屈しのぎになるといいのだけど。

 

「・・・見た目通り重いわね」

 

飛んでいくと持ちにくいし、仕方ない歩いて帰りましょう。

やっぱり捨てていこうかしら。

 

 

引きずりながら帰ったため予定よりも遅れてしまった。門では美鈴が珍しく起きて番をしている。いつもこうならつまらないネズミも侵入しないのだけど

 

「咲夜さんお帰りなさい。歩いて帰って来るなんて珍しいですね」

 

「ただいま美鈴。ちょっと変な拾い物しちゃってね」

 

「へーってその人・・・」

 

私の引きずってきた人間をを見て思案顔する美鈴。妖怪の割には人付き合いがいい方だけど知り合いだったのかしら。

 

「なに?もしかして知り合いなの」

 

「いや知り合いと言えば知り合いなんですが」

 

「なによ詳しく話してみなさい」

 

私は出かけてる最中の顛末を聞かされた。まさかすでに紅魔館に来ていたなんて思ってもみなかったわ。

 

「うちで働きたいなんて命知らずなのかバカなのか」

 

「その二択なら間違いなく後者ですけど、ほんとにその人が妖怪を倒したんですか?お腹さすりながら泣きべそをかいて帰って行ってたのでとても信じられません」

 

それだけ聞くと虐められて泣かされた子供みたいね。お嬢様の見た目だとその姿が妙にしっくりくるのはなぜかしら。

 

「私だって半信半疑だけど、お嬢様に一度会ってるなら連れてきたのは間違いだったかしら・・・美鈴あなた食べる?」

 

「さすがに食べる気にはなりませんよ」

 

引きつった顔してるけどまあそうよね。一応お嬢様に忠誠を誓う気もあったみたいだし、もしかしたら自覚してないだけで何か能力を持っているかもしれない。

 

「念のためお嬢様に報告に行くわ。あなたはそれの介抱をお願い」

 

「わかりました」

 

 

 

 

「あ、起きましたか?」

 

目を覚ましたら眼前に天使がいた件。まったくもって意味不明である。

 

「ここが天国か」

 

「いや生きてますからね」

 

なんか顔を合わせるたびにあきれられている気がする。そういえば幻想郷って天国あるのかな?天界は別物だと思うし。

 

「ホントに大丈夫ですか、一応手当はしましたけど」

 

切られた腕を見ると包帯が巻かれており体が幾分か軽くなってるように感じた。それ以前に一日も立たずに紅魔館に出戻りとか・・・運命的と言えばそうだけど情けなくもある。何の成長もなしに戻ってもバッドエンド一直線のような気がする。

 

「なんか全身の痛みも抜けてるんですけど美鈴さんが気を使って直してくれたんですか」

 

「能力のことも知ってたんですね。確かに乱れていた気は整えましたけど」

 

そんなすぐ回復はしないはずと言う美鈴さんだけど、事実体は館を出たときくらいには回復している。もとの体力が少ないから回復量も多かったとかかな。

 

「それで咲夜さんが言うには森に倒れていたらしいですけど何があったんです?」

 

「簡単に説明すると妖怪に襲われて不思議パワーで変身して助かりました」

 

「ほんと簡単ですね。それじゃあやっぱり自分の力で妖怪を倒したてたんですね」

 

自分の力といっていいんだろうか。作った人は別人だし戦い方も別人、他人が借りたものをさらに借りパクした気分だ。なんで使えたかも理解できてないし。

 

「話を聞く限りだと極限状態で眠っていた能力が目覚めたのでしょうか?能力を持っていても知らないうちに天寿を全うする人もいるくらいですし」

 

「能力があるなんてあまり実感わかないですけど、あまり使いたくないですね」

 

腹の出た仮面ライダーとか見ていて不快なだけだろ。珍しいと言えば珍しいが。そういう意味じゃ珍しい物好きのレミリアさんの受けはいい?でも個人的にデブのライダーはちょっとないわー。

 

「姿を変える力なら体系も自由自在じゃないんですか?妖怪だと能力なしでも変化する人は多いですし」

 

確かにその可能性もあるけど変化っていうより纏ってるが正しいからな。でも能力で生み出してるってことは本物とは別物って考えた方がいいのか。

 

「まだどんな能力か詳しく分からないんですがどうやって調べるんですかね」

 

「みんな直観的にわかるみたいですけど。後から名前が変わってたりする人もいますし自分で考えて名前つけちゃえばいいんじゃないですかね」

 

確かに霊夢さんとか魔理沙さんは能力名称複数あった気がする。俺のを適当に決めるなら変身する程度の能力だけどなんかしっくりこない。

 

「まあよかったじゃないですか。もしかしたらこれでお嬢様に認めてもらえるかもしれないですよ」

 

「それはとてもとても嬉しいのですが」

 

そうなるとまた変身しないといけないわけで、雑魚妖怪ならともかくお嬢様に力の制御もできない状態で挑むとか自殺行為以前に不敬であるし。

 

「見せるだけとかじゃ無理ですよね」

 

「ですね」

 

というかあんな不様さらしてもう一回会ってもらえるかもわからないか。楽なルート進むと後半きつくなるって本当だったんだね。

 

「お話し中失礼します」

 

「うわ!?って咲夜さん!!?」

 

突然後ろから声かけられると驚くとかそんな次元じゃない、もはや女神光臨レベルの綺麗さだ。

 

「ありがたやありがたや」

 

「頭大丈夫?」

 

「どこかで見た光景です」

 

一日の内に生きてこんなに紅魔郷メンバーに会えるとか一生の運全て使い切ったかな。まあ一回死んだようなものだけど。

 

「とりあえず、お嬢様がもう一度だけ面会してくださるそうです館内までいらしてください」

 

「は、はい」

 

「頑張ってください。お嬢様退屈そうでしたし次は本当に死んじゃいますよ」

 

慈悲深いレミリアさんに感謝感激雨あられです。とりあえず考えるのは止めにしよう。レミリアさんは退屈してるみたいだし、自分の為じゃないならこの力も少しは使いこなせる気がする。せめて死んでも満足くらいはさせないと。

 

「まかせてください。例え死んでもレミリアさんだけは満足させて見せます」

 

「死んだら意味ないんじゃ」

 

顔を引きつらせながらも美鈴さんは手を振って送り出してくれた。身の丈に合わない能力だけど、この瞬間だけだろうと力を引き出してみせるんだ。

 

たのむぞマイティ

 

【マイティアクションX】

 

 

 





次回:レベルアップ!



前書きにはこれから主人公の状況や特徴を載せていこうと思います。
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