東方自己中~転生者は変わり者~   作:ライダ

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タグ増やしました。書いてある通り暫く表立ってはfateの出番はありません。

主人公は原作キャラには基本的に敬語です。


Level4

本日二度目の社長面接である。

 

「こちらでお嬢様はお待ちです」

 

「はい・・・失礼します」

 

最初に来た部屋とは違う場所に案内された。そこは以前よりも明らかに広くこれから何が起こるのかを明確に予想することができた。レミリアさんは椅子に座りつつこちらに視線を向けていた。

 

「まさか一日も経たずにに戻って来るとは思わなかったわ」

 

「すみません節操がなくて」

 

こちらもまさか半日もせず敷居を跨ぐことになるとは思っていなかった。それどころか二度と姿を見ることは無いと思っていたほどだ。

 

「あの、一つ尋ねたいことがあるのですが」

 

「何かしら」

 

「なんであんな醜態をさらした私ともう一度会ってくれたんですか?」

 

会ってくれたってことは俺の運命で何か面白い物でも見えたのだろうか。個人的にはその程度じゃ会ってくれないほどの醜態をさらしたと思っている。

 

「もしかして紅魔館に関わりあるような運命だったと『それはないわ』あ、はい。すみません調子に乗りました」

 

「まあ運命に関係がないと言えば嘘になるけどね。会おうと思ったのは咲夜の報告もあるけど、私自身で直接確かめた方がいいと思ったからよ。あの時は確かめる以前の問題だったしね」

 

お恥ずかしいかぎりだ。棒立ちの人間を吹き飛ばして終わりじゃ確かに何も分からないか。まああの時は躱せたとしても何もなかったわけですが。

 

「今回は少しは楽しませてくれるのでしょう。その手に持ってるもので」

 

「はい、少しは満足していただけると思います」

 

お嬢様の視線は手に持っているガシャットに集中している。これをただの玩具だと断じないだけで、レミリアさんの思慮深さが伺える。俺は感じられないが、何か強力な気でも発してるんだろうか。

 

「じゃあ行くわよ」

 

「はい」

 

【マイティアクションX!】

 

部屋全体にゲームフィールドが展開される。レミリアさんは多少驚いたようだが気にせずあの時と同じで光弾を放ってきた。前回の不意と違って今回はしっかりと認識している。後は入れるだけだ問題ない。

 

スカッ

 

「えぇ!?ぉげぇ!!」

 

ベルト忘れた!そんなことがありえていいのか、テレビでやったら失笑もんだぞおい。他人の力を過信するとダメになる典型的な例になってしまった。

 

「ゴホッ!ゴホッ!」

 

最初と同じくドアを突き破り廊下までぶっ飛ばされた。外では咲夜さんが控えていたらしく目を白くしている。紅魔館の人たちに醜態さらし過ぎじゃないかな俺。痛みと羞恥心で泣きそう。

 

「あなた私をおちょくりに来たのかしら?」

 

ああレミリアさんに額に青筋が見える。期待を真っ二つに叩き割ってしまったのだしかたない。リプレイ⇒再生にもほどがある。

 

「す、すみません。今回は頑張りますんで、べ ベルトさんお願いします」

 

懇願してると腰にベルトが巻かれる。どうやら明確に意識しないとベルトもガシャットも出現しないようだ。ベルトって最初から腰に巻いてるイメージだから完全に失念していた。

 

【ガシャット!】

 

【レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム!アイムアカメンライダー!!】

 

倒れ伏しながらもなんとかレベル1に変身することができた。痛みは消えないながらも立ち上がれる、さあ遺書と比べたらかなり進歩した方だろう。しかしいつになったらまともに立って変身できるんだろうか。

 

「かめんらいだー?よく分からないけど、こけおどしでないことを祈るわ」

 

そういうとレミリアさんは再び光弾を放ってきた。けど最初から見えてはいたんだ、変身して機動力が上がっている今なら躱せる。立ち上がる反動で飛び上がり光弾を躱しつつ部屋の中央に戻った。

 

「少しはやるようね。ならこれならどうかしら?」

 

弾幕とまではいかないが、今までとは比べ物にならない量の光弾がこちらに向けられる。けど速度は変わらないみたいだしこれなら躱せる。

ブロックを足場に部屋を機敏に動くことで発生した光弾は全て躱しきることができた。

 

「凄いじゃない最初とは比べ物にならないわね。じゃあこういうのはどうするの」

 

「ああーどうしましょうか」

 

部屋全体を埋め尽くすほどの大型弾が生成され全方向に射出された。空を飛べば躱す隙もあるのだろうが今は飛ぶことができない。ならやることは一つだ。

 

【鋼鉄化!】

 

大型弾に破壊されたブロックからでたアイテムを取り全身を硬化状態にして腕を組み防ぎきる。

目論見道理に硬化状態も突破されることは無く攻撃を防ぎきることができた。

 

「ふーんそんなことも出来るのね。私も使えるかしら」

 

「たぶん無理かと」

 

近くに転がっていた混乱のエナジーアイテムに触れているが一向に効果が発揮されることは無い。というかあれ投げられたらやばいな。

 

「ま、それはいいわ」

 

それだけ言うとアイテムを放り出しとうとう椅子から立ち上がった。ここからが本番のようだ。

 

「弾幕は張れないみたいだから接近戦で相手してあげるわ」

 

「お願いします」

 

攻撃を受けるだけで終わってほしがったが現実はそんなに甘くなかったか。当たるかどうかは別として、レミリアさん達にを攻撃するとか出来れば遠慮したい。

 

「言っておくけど遠慮は無用よ。どうにも貴方からは戦意ってものが感じられないのよね」

 

「そんなことは・・・」

 

あるんだけど、やっぱり強者にはわかっちゃうのかな?

 

「いくわよ!」

 

「クッ!」

 

突っ込んできたレミリアさんを受け止めたが衝撃を殺しきれず後退してしまった。その状態のまま頭めがけて振り下ろされた踵落としを腕を頭上でクロスして何とか防ぐ。防御性能の高いレベル1でこの衝撃だ、生身だったら一たまりもないだろう。

 

「まだまだ!」

 

「うおぉぉ!」

 

着地した体制から胴めがけて放たれたパンチをこちらもパンチで迎撃する。なんとか相殺することができたが二回、三回と続けるうちに対処できなくなり、胴体に打ち込まれ火花と共に軽く弾き飛ばされた。

 

「その程度じゃないでしょ!さっきの動きを見せて見なさい!」

 

「言われずとも!」

 

距離を詰め蹴りを放ってきたレミリアさんの攻撃をジャンプで回避しそのまま二段ジャンプの要領でキックを叩き込む。防がれるものの反動で再び空中に戻り同じ要領で攻撃を加えていく。

 

「動きはトリッキーだけどそれだけね、速さが足りないわ!」

 

「うそ!?  ぶえぇ!!」

 

見切られてしまったのか足をつかまれ地面に叩きつけられた。急いで起き上がろうとするも、脳天を蹴り飛ばされ仰向けに倒れた挙句に馬乗りされてしまった。

 

「・・・あなたまだ手加減してるわね」

 

「そんなことないです。今出せる力は全て出しているつもりですが」

 

「なら出し方が足りないわね。そのお腹の、まだ何か秘密があるんじゃないかしら」

 

そういいながらゲーマドライバーに手を伸ばすレミリアさん・・・ってそれは不味い!!

 

「?開くわねこれ」

 

「ちょっとま・・・!!」

 

【ガッチャーン!】

 

【レベルアップ!】

 

【マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクションX!!】

 

強制的にレベル2に変身するはめになるとは思っていなかった。レミリアさんは装甲が弾けた影響で少し後方へ移動していた。

 

「驚いたわ、まさかそんな隠し玉があったなんてね」

 

「ううぅ・・・え?」

 

また大の字状態で変身したことはともかくお腹の状態が物凄く気になる。恐る恐る触れてみるが、そこには何時もの柔らかい感触はなくすらっとした平坦な状態になっていた。

 

「まじか、これが世界の修正力というやつか」

 

デブのヒーローはやはり許されないのだろうか。是非もないね!

 

「見た目も見違えたわね。面白くなりそうだわ」

 

「うお!?」

 

俺が立ち上がったのを確認するとレミリアさんは手に赤い槍のような塊を出現させた。そして槍を突き立てながら俺めがけて突進してきた。かろうじて躱せたけど当たったらお陀仏だった気がする。

 

「ほらほら!本気を出さないと死ぬわよ!!」

 

「くぅ・・・そぉ!!」

 

まるで剣のようにあらゆる方向から振るわれる槍。レベルが上がり敏捷も上昇したためなんとか躱せているがこのままではいずれ捕まる!

 

「そこ!」

 

「グワッ! ツツ・・・うあぁ!!」

 

【ガシャコンブレイカー!】 【ジャ・キーン!】

 

線から点の動きに対処できずに胸を軽く突かれた。それだけでゲージを思った以上に削られたが距離ができたためウエポンを呼び出す隙ができた。

すぐさまブレードモードに切り替え、接近していたレミリアさんと切り結ぶ。

 

「いいわね、予想以上に面白いわよあなた!!」

 

「それは光栄 です!」

 

刺突で繰り出された槍を、ブレードで力の限り横なぎで振るい手から弾き飛ばした。そのまま遠心力をりようし回転蹴りの要領で蹴りを当て弾き飛ばした。

 

「ッッ!なかなかやるわね」

 

そういうとレミリアさんはカードを一枚取り出した。距離が空いて見えずらいが赤い槍のようなマークが見える。というか冷静に分析してる場合じゃない。すでに準備は完了しているようだ!

 

「スペルカード、知ってるわよね」

 

「もちろんです!」

 

【ガシャット!キメワザ!マイティ・クリティカルフィニッシュ!】

 

ブレードモードのウエポンにガシャットをいれ準備する。宣言が完了してからではとても間に合わない。グングニルではないだろうけどそれども発生が早かったはずだ。先に必殺技を待機して待ち受けるしかない。

 

必殺「ハートブレイク」

 

「い・・・け!!」

 

「ぐぅぅぅ、らぁあ!!」

 

辛うじて視認できるスピードで飛来する槍。とてもじゃないがタイミングを合わせて打ち払えるとは思えないので、視線から狙いを予測しブレードを正面に構え切っ先どうしで打ち合った。

何とか打ち合うことに成功し、多少背後に押されたが槍そのものは両断することができた。本物じゃなく妖力で編んだものが幸いしたみたいだ。

 

「これも防ぐのね。ほんと見違えたわ、連れてきた咲夜には後でご褒美を上げないと」

 

「こっちはほんと、ギリッギリでしたけどね」

 

「まあそろそろ潮時かしらね。次で最後よ、全力で着なさい」

 

夜符「バッドレディスクランブル」

 

スペルが宣言されるとレミリアさんが壁めがけて飛びあがった。俺も覚悟を決めるしかない。

 

「ここまで来たからには全力です!」

 

【ガシャット!キメワザ!マイティ・クリティカルストライク!】

 

ガシャットをキメワザスロットホルダーに入れ必殺技を待機状態にする。

 

「「いくわよ(ます)!!」」

 

レミリアさんは壁を蹴り全身から妖力をほとばしらせながら錐揉み回転し突撃してくる。こちらはエネルギーを足にためジャンプし飛び蹴りを繰り出す。

 

空中で技が衝突しあい一時的に拮抗状態に陥る。

 

「はあぁぁぁぁぁ!!」

 

「ぐぬぅぅぅぅぅ!!」

 

しかし拮抗状態はすぐ終わり辺りは余剰エネルギーの衝撃により破壊される。一瞬レミリアの回転が強まり決着がついた。

 

ドゴォォン!!

 

爆発とともに両者がはじけ飛ぶ。レミリアは空中で体制を整え地上に着地する。対するもう一方は吹き飛ばされた体制のまま地面に衝突しそのまま転がる。

 

【ガシューン】

 

弾き飛ばされ地面を転がってる途中で音声と共に変身が解除される。かろうじて意識は残ったが指一本動かすことができない。立場が逆じゃなくて嬉しいけど複雑な気分だ。

仰向けに倒れているとレミリアさんが近寄ってくる。

 

「なかなか楽しめたわ。まだまだ楽しめそうだし雇ってあげる、ありがたく思いなさい」

 

「ありがたき 幸せ です」

 

幸福の絶頂のためか痛みのせいか何とか言葉をひねり出した後、気を失ってしまった。

起きたら全部夢だったとかありませんように。




次回:夢の成就
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