東方自己中~転生者は変わり者~   作:ライダ

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現在主人公の紅魔館内の印象

レミリア→おもちゃ

咲夜→お嬢様のおもちゃ

美鈴→仕事仲間

パチュリー→研究対象

小悪魔→引きずられてた人



Level6

引きずられたまま中庭まで連れてこられた。まだ幻想郷にきて2日しかたってないのに生活濃すぎじゃないだろうか。

 

「さてレベル5くらいまでは頑張ってもらおうかしら」

 

「話聞いてたんですか」

 

「蝙蝠になれることは知ってるでしょ」

 

そういえば原作でも蝙蝠化してスペカを完全無効化していたような気がする。というか聞いていたんなら5は暴走の危険がある。作中でも暴走してたしイメージが重要っぽい能力とは相性最悪な気がする。

 

「あなたが暴走したくらいでどうにもならないわ。それとも私を倒してしまうイメージでもできてるのかしら」

 

そう言われると何も言い返せないが出来るだけ不確定要素は排除したいのだ。まあお嬢様がやると言った時点でなにを言っても無駄なんですけどね。

 

「さっさと変身しなさい、生身のあなたじゃ死ぬだけよ」

 

「わかりました」

 

【マイティアクションX!】

 

レベル1は省略して一気にレベル2にまで姿を変えた。能力を実感して変身してみると今までとは違う感覚がする。しっくりくるというか身の丈に合っているというか言葉にはしにくいが。

 

「まずは前哨戦といきましょうか」

 

館の中と同じく肉弾戦で戦い会う。今回は明らかに手を抜かれているので俺でも余裕を持って対処することができる。油断していると視覚からパンチがとんでくるが。

 

「次は武器を出しなさい」

 

「了解しました」

 

ガシャコンブレイカーを取り出しブレードモードで槍と切り結ぶ。余裕があるだけで戦いってこんなに楽になるのか。一旦強く武器を打ち付けあい距離をとる。

 

「この間も思ったのだけど、あなた剣を使ったことがあるの?」

 

「ありませんが、どこかおかしいですか」

 

「おかしいと言えばおかしいのだけど、素人の振り方じゃないのよね」

 

誰かの真似をして振ってるように感じるらしいのだが身に覚えはない。一応原作を参考にしているがそういうレベルではないらしい。お嬢様が言うには、もっと身近で観察していたレベルの動きらしい。

 

「ま、今回は関係ないからそれはいいわ。そろそろ次の段階よ」

 

「は、はい」

 

レベル3ならまだ何とかなると思う。問題は何を使うかだけど、イメージ重視なら最初のガシャットは原作通りの方が使える可能性は高いか。

 

【ゲキトツロボッツ!】

 

ゲームを起動すると赤いロボットが出現し周囲を飛び回る。そういえばベースにするガシャット以外は装備品みたいな扱いだけどこっちの意思で動かせるんだろうか。

 

「ちょっと!これ私を攻撃してくるのだけど!!」

 

「ああ!?すみません!!」

 

俺の意思を勝手にくみ取ったのかいつの間にかお嬢様をロボットが攻撃していた。原作では命令しないと何もしなかったのに、俺のイメージの塊らしいからそのあたりの設定は曖昧なのかもしれない。

 

「さっさと変身しなさい!」

 

「わかりました!」

 

【ガシャット!】【ガッチャーン!】

 

【レベルアップ!】【マイティマイティアクションX!!】

 

【アガッチャ!ぶっ飛ばせ、突撃!ゲ・キ・ト・ツ・パンチ!ゲ・キ・ト・ツ・ロボッツ!】

 

無事にレベルアップは成功したようで体にはロボットが装備品のように装着された。左手には新たにゲキトツスマッシャーが装着されたが特に重さを感じることは無い。もし原作で腕引きずってたら俺もそうなってたんだろうか。

 

「まったく世話をやかすわ。遊び話終わりだからね!」

 

そういうとお嬢様は明らかに速度を上げて攻撃してきた。咄嗟のことで左上でガードしたがレベルが上がったためか以前よりも感じる衝撃は少なかった。頭上に振り下ろされた槍を左手で防ぎ右手で攻撃し距離を空けた。

 

「なかなかやるじゃない。今度はそちらから来なさい」

 

「行かせてもらいます!」

 

走って距離を詰め左で攻撃するも槍でガードされたが、槍は衝撃に耐えられず壊れてしまった。これにはお嬢様も驚いたようで距離をとろうと後ろに下がる。その隙にキメワザホルダーにガシャットを装填する。

 

【ガシャット!】

 

【キメワザ!】

 

【ゲキトツ・クリティカルフィニッシュ!】

 

「そっちがその気なら!」

 

必殺「ハートブレイク」

 

こちらがゲキトツスマッシャーにエネルギーを溜めている隙にお嬢様がスペルを発動させ槍を構える。そのまま同時に技を発動させると飛び出したスマッシャーと槍がぶつかり合う。しかし一瞬の拮抗の末に槍は粉砕されスマッシャーがお嬢様に迫る。

 

「この、調子に乗るな!」

 

「おぉぉぉぉぉぉ!!」

 

「んな!?」

 

両手に槍を出現させスマッシャーの進行を止めていたお嬢様からは、一緒に迫っていた俺が見えていなかったのか表情が驚愕に染まる。そして槍と拮抗していたゲキトツスマッシャー目がけて拳を振りぬく。

 

「うらぁ!!」

 

「きゃあぁぁ!!?」

 

【パーフェクト!!】

 

必殺技が完成し衝撃が一気に発生し槍を砕きお嬢様が壁まで吹き飛ぶ・・・ってやりすぎだ!!

 

「お嬢様大丈夫ですか!!」

 

「ちょっと驚いただけよ、あれくらいどうということは無いわ」

 

瓦礫を押しのけ無傷のお嬢様が出てくる。どうやら吹き飛んだというよりは自分で飛んで衝撃を逃がしたみたいだ。ただ思ったいたよりも衝撃が強く壁に激突してしまったらしい。

 

「それじゃあそろそろ次の段階ね。レベル5とやらになりなさい」

 

「どうしてもですか」

 

「どうしてもよ」

 

うう、暴走すると分かって変身するのはつらいものがある。でも言われた通りにする以外の選択肢は俺にはない。レベル5のガシャットを取り出し起動した。

 

【ドラゴナイトハンター Z!】

 

起動すると小型のドラゴンが飛び出し俺の周りを浮遊する。心なしかすでに暴走している気がするのだが。

 

「早くしなさい!」

 

「はい!」

 

【ガシャット!】 【ガッチャーン!】 

 

【レベルアップ!】 【マイティマイティアクションX!!】

 

【アガッチャ!ド・ド・ドラゴ・ナーナナナーイト!ドラ・ドラ・ドラゴナイトハンター! Z!!】

 

ドラゴンが四つの武装に分かれ全身に装着される。最後に頭部が一回吠えると変身が完了した。

 

「それがレベル5ね、なかなか強そうじゃない」

 

「ど、どこまで抑えられるかわからないですけど」

 

今の段階で既にやばい。今まで感じたことのないような力があふれ出し気を抜くとそのまま暴発してしまいそうになる。

 

「抑えてちゃだめよ、むしろ一回暴走させなさい。それで感覚をつかむのよ」

 

そういいつつお嬢様は辺りに散らばっているエナジーアイテムを一か所に集めいていた。一体何をしているのだろうか。

 

「さあ準備完了よ。いくわ!」

 

集めたアイテムを小脇に抱え今までよりも極太の槍を携え襲いかかってくる。ブレード部分で受け止めたがそれでも衝撃は受け止めきれず後退してしてしまう。片腕なのに今まで使っていた槍の比じゃない!!

 

「そらそらその程度じゃないでしょ!」

 

「グッウゥゥゥ」

 

攻撃は受け止めてるけどそれだけだ。暴走しないよう踏ん張るのがせいぜいでまったく攻勢に転じられない。そして悪いタイミングで体に負荷がかかりまともに槍の一撃を受けてしまった。

 

「ウッうぁぁぁぁぁ!!」

 

意識がそがれたせいでコントロールを失いとうとう完全な暴走状態になってしまった。だが自分の意思で体を動かせない反面動きの無駄が減り戦い自体は拮抗した。けどこのままだと負荷で変身が強制解除してしまう。

 

「動きが悪くなってきたわね」

 

紅符「不夜城レッド」

 

スペルを使っているのが分かっているのに接近することをやめられない。ブレードを振り下ろすも突如発生した真紅の十字型の光に飲み込まれた。

 

「アァァァァ!!【回復!】え?」

 

とてつもない衝撃で吹き飛ばされ変身解除すると思ったがいきなり痛みが引いた。起き上がってみるとお嬢様の持っていたアイテムが一枚減っている。もしかしてあれ全部回復のアイテムなのか?

 

「これで続けられるわね。安心して暴走しなさい、何度でも回復してあげるわ」

 

それは延々とこの地獄が続く死刑宣告なのではないだろうか。

 

「ちょ、ちょっとま・・・ウオォォ!!」

 

いかん、気を抜いてしまっていたためまたすぐ暴走しだした。頼むから止まってくれー!!

 

「少しは制御してみなさいよ。まあ積極的に攻めてくる分楽しいからいいけど」

 

再び始まる攻防。こちらが斬りかかれば槍で打ち払われ、銃撃すれば軌道を読まれ躱され、咆哮の衝撃波を放てば威圧を力強く解き放ち相殺してくる。その点こちらは槍で突かれ、弾幕を叩き込まれ、時にはスペルで変身解除寸前まで追い込まれる。しかしその度回復で強制的に起こされる。

 

「少しは制御できはじめたかしら」

 

「グ、ググググ!」

 

確かに今だ暴走するものの自分の意思で攻撃できる時間は増えてきた。それこそキメワザを使うくらいには。

 

【ガシャット!】

 

【キメワザ!】

 

【ドラゴナイト・クリティカルストライク!】

 

「そっちがその気なら」

 

神槍「スピア・ザ・グングニル」

 

俺が全身にエネルギーを溜める間にお嬢様の手に今まで見たこともないような大きさの槍が生成される。

そして両者の攻撃が解き放たれる。

 

「ウオォォォォォ!!」

 

「ハア!!!」

 

全武装のエネルギーを対象に向かって解き放つ遠距離攻撃と凄まじい速度で投擲された神槍がぶつかり合う。しかし拮抗が起きることもなく神槍がエネルギーの波を突き進み対象者を吹きとばした。

 

「ウワアアァァァァ!!」 【回復!】

 

派手に吹き飛ばされ転がっている最中にまたもや回復が飛んでくる。けどこれで回復は全て使い切ったはず。しかし目の前にはさらなる絶望が広がっていた。

 

「お姉さまばかり遊んでいてずるいわ。私にも遊ばせて♪」

 

そこには会いたかった少女が獰猛な笑みを浮かべながら飛翔していた。

 

 




次回:最初の死
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