東方自己中~転生者は変わり者~   作:ライダ

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主人公が死ににくいのは変身中のみです。


Level7

観察記録第一回

 

咲夜が拾ってきた自称転生者を雇うことになったらしい、怪我をしたらしく回復魔法を掛けるよう頼まれた。

 

遠見で経過観察をしていたら予想よりも早く目が覚めた。何か回復系の能力を持っているのだろうか。

 

ぶつくさ言った後部屋を出て扉の前で一夜を明かした。どうやら頭は悪いらしい。

 

咲夜に連れられ図書館までやってきた。情報を聞き今後の私の魔法の糧にしようと思う。ついでにレミィの要件も済まそうと思う。

 

期待していなかったがどうやら本当に転生者らしい。嬉しい誤算だったが魔法に関しての知識はなかった。

 

それでも外の世界の文化・歴史・娯楽などを知ることができた。魔法に流用できそうな知識もあり意外と役に立った。

 

他に未来に関しての情報を暫定的に知ることができた。過信のしすぎも禁物だが今後の方針の一つに役立つだろう。

 

能力について一通り考察してやると嬉しそうに礼を言ってきた。レミィに引きずられ中庭まで連れて行かれた。

 

初めて仮面ライダーとやらの戦闘を見た。元が最底辺の男をレミィと遊べるまで強化しているのは驚嘆に値する。

 

加減していたとはいえレミィのスペルを一方的に破り必殺技とやらを決めた。衝撃を殺した感を出しているけど後ろから見ると頭にたんこぶが見える。

 

レベル5とやらに変身したがすぐに暴走した。レミィにも忠告したはずだが予想外の一撃で頭に血が上ったらしい。

 

アドリブで回復と戦闘を繰り返している。どうやら完全に憂さ晴らしにシフトしたようだ。

 

「ねえパチュリー遊ぼうよー」

 

「ちょっと、フランいま大事なところだからあっち行ってなさい」

 

「ぶーぶー、いいよーだ美鈴に遊んでもらうもん!」

 

さて気を取り直して観察を続けようと思う。

 

レミィの八つ当たりも多少の効果はあったのか男の動きがよくなっていた。同じことを繰り返すことでイメージが固まったのだろう。

 

どうやら必殺技を撃てるくらいまではコントロールできるようになったらしい。ただし完全ではないらしく一瞬の拮抗もなくレミィのスペルに打ち破られた。

 

回復も切れたらしいし今回はこれで終わりだろう。

 

「お姉さまばかり遊んでいてずるいわ。私にも遊ばせて♪」

 

・・・・・・私のせいかしらこれ?

 

観察対象がいなくならないことを祈るばかりだ。

 

 

 

会えたことは嬉しいとても。夢で見たフランさんからは一緒に遊ぼうと言われたので問題などかけらもない。ただタイミングが最悪だっただけでフランドールお嬢様に何の非もない。そして俺の命も危ない。

 

「ちょ、ちょっと駄目よフラン!これは霊夢や魔理沙とは違うの、すぐ壊れちゃう人間だからやめなさい!!」

 

「えーだって何度も起き上がってたよ。これ投げればいいんでしょ、私でも出来るもん!」

 

レミリアお嬢様の制止も聞かずそこらのアイテムを脇に抱え、レーヴァテインを生み出し斬りかかってきた。それよりも今とったの混乱とか停止とかマイナスアイテムばかりじゃなかった?って言ってるそばから飛んできた!

 

【混乱!】

 

「うっああぁぁ」

 

ただでさえやばいのに混乱が加わりさらに危険度が上がる。当然攻撃など防げずまともにくらいライフゲージを半分奪われた。

 

「次はこれ!」

 

【停止】

 

加速する絶望。動きが完全に停止し受け身さえ取れず地面に叩きつけられクレーターができた。

 

「フラン!これ以上は本当に死ぬわ!」

 

レミリアさんが制止させるため横槍を入れたためなんとか止めはさされなかった。その隙になんとか抜け出し体制を整えられた。心なしかアーマー自体もぐったりしている気がする。

 

「アはは!二体一でもいいよ、私と遊ぼうよ!!」

 

「ああもう!あなたもシャキッとしなさい、本当に殺されるわよ!!」

 

「わ、分かりました」

 

何の因果かレミリアお嬢様と共闘でフランドールお嬢様と戦うことになった。基本的には援護で後方から銃撃して弾幕を迎撃したり、ブレードや咆哮で動きを止める役割を担当した。

 

「楽しいね!楽しいね!!」

 

「こ、のおぉ!」

 

レーヴァテインを受け止め回転し尻尾で吹き飛ばす。そのまま銃撃して攻撃するが逆に大質量の弾幕を生成され押しつぶされる形になる。

 

「ボケッとしてる場合じゃないわよ!」

 

「うわ!?」

 

上に放り投げられ何とか弾幕を躱すことができた。下では弾幕同士が相殺しあう激しい弾幕が繰り広げられていた。

 

禁弾「スターボウブレイク」 紅符「スカーレットシュート」

 

降り注ぐ弾幕と狙い撃つ弾幕が真っ向からぶつかり合う。援護しようにも降り注ぐ弾幕の特性上こっちにも流れ弾が飛んできてそれの対処で手いっぱいだ。

なんとか弾幕を防いでると一匹の蝙蝠が飛んできてそこから声が聞こえた。

 

「今から私が隙を作るから必殺技で攻撃しなさい」

 

「ええ!?でもフランドール様に当てるなんて」

 

「あの程度で死ぬなんてありえないから安心なさい!この場で一番危ないのはあなたよ!!」

 

心配したはずが怒られた、レミリアお嬢様が言うならやるしかない。アイテムを回収しその時に備える。

 

【高速化!】【マッスル化!】

 

禁忌「レーヴァテイン」 神槍「スピア・ザ・グングニル」

 

剣と槍がぶつかり合い後ずさりしてしまいそうな衝撃が起こる。やがて拮抗状態が終わり二人が大きく弾かれ体制が崩れた。

 

「今よ!」

 

「なに?」

 

【ガシャット!】【キメワザ!】

 

【ドラゴナイト・クリティカルストライク!】

 

「たあぁぁぁ!!」

 

「きゃあ!?」

 

高速化の力で一気に近づきマッスル化の力で強化した筋力で回転しながらブレードで斬りつけ尻尾でフランドール様を吹き飛ばす。そのままの勢いで先ほどの瓦礫の山に突っ込み姿が見えなくなる。

 

「大丈夫ですよね」

 

「あれくらいじゃどうにもならないわ。良くて気を失っている程度よ」

 

必殺技を受けてそれくらいなんてフランドール様が凄いのか俺が弱いのかどっちなんだろ。どっちもなんだろうなぁ。

 

「きゅっとして・・・」

 

「「!!?」」

 

声と共に瓦礫の中から手が出ると心臓を鷲掴みにされたような悪寒が全身を走る。幸いなのはその脅威を向けられているのが俺だけだということだ。これがありとあらゆるものを破壊する程度の能力か。今からの回避は不可能、このままゲームオーバーは確実だ。できることは一つだけ【ガシャット!】

 

「フランやめな『ドカーン!』ック」

 

「グアァァァ!!」

 

体の中から爆発したような衝撃とともに巻き起こった爆炎が全身を襲う。当然ライフが残るわけなくゲージが消滅し全身から紫電が走る。

ここからが勝負だ

 

「もう!何であなたはすぐ壊しちゃうの!!せっかく面白そうなおもちゃだったのに」

 

「だってー・・・お姉さまだって何度も壊してたじゃない!」

 

「壊すにも手順てものがあるのよ!」

 

【デンジャラスゾンビ!】

 

「「?」」

 

バグヴァイザーに死のデータを取り込みゲームオーバーだけは防ぐことができた。その過程でガシャットもできたようだけど瀕死の重傷なことには変わりない。変身はとっくに強制解除され寒空の外に体が去られている。

 

「驚いた、まだ生きてたのね」

 

「でもグチャグチャだよ?大丈夫?」

 

「・・・・・・・・・・」

 

声が出ないどころか指一本も動かすことができない。いったい俺の体どんな状況なんだろう?グチャグチャって何が?どこが?ゲームオーバーになりかけて立ってられた社長マジ凄いわ。

 

「しゃべらないよお姉さま。死んじゃった?」

 

「死にかけね、パチェ―!見てるんでしょ、死ぬ前に回復よろしく」

 

「もう来てるわよ。まったく派手に遊んだものね」

 

回復魔法万能説か。やってきたパチュリー様が魔法を使っている姿を最後に俺は意識を失った。

 

 

 

 

明らかに死んだと思って死体回収にきたのだが生きているのは意外だった。

 

治療している最中に気を失った。あの傷で意識を保っていたことの方が驚きだけど。

 

意識を失うと手に持っていた白いガシャットも消滅した。やはり認識していない存在を保てないようだ。

 

助かった原因だと思うので研究してみたかったので残念だ。新しく呼び出したものでも同じ結果を得られるだろうか、要検証である。

 

流石に魔法での回復で治る次元を超えていたので応急措置を済ませた後、咲夜と美鈴に永遠亭までの搬送を頼んだ。

 

帰ってきた二人によると全治1週間らしい。研究が遅れるのも問題なので後日小悪魔にガシャットの回収を頼もうと思う。

 

一日観察して分かったことだが研究対象としては脆すぎる。今後の研究には回復手段の用意が必須である。

 

観察記録第一回 終




もし生身でフランちゃんの能力をくらうと主人公は即死します。

次回:永遠の屋敷
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