馬鹿とテストとさいきょう   作:zeke

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馬鹿とテストとさいきょう

春のとある草原で彼は愛しき彼女に膝枕をして貰い寝そべっていた。

丁度良い気持ちの良い風が吹き付け昼寝には持って来いの環境。

彼は清みきった青空を見上げながら呟いた。

「僕は幸せに成って良いのかな?」

何処かさみしげな声。

そんな彼の頭を膝枕をしている彼女は撫でながら言う。

「良いのよ。あなたは十分優しい。彼もあなたを思い、あなたが幸せである事を望んだのだから」

「……僕は彼の命を踏み台にして生きている」

寂しげな声で彼は言い青空を見上げ続ける。

「それも彼が望んだ事。それにね吉井君。あなたが気にする事は無いわ」

頭を撫でる彼女の手が止まり彼女の表情は険しくどこか悲しそうに成った。

「優子?」

青空から愛しき彼女、木下優子の顔へと視線を移す吉井明久。

「………彼が死んだのは私の責任なのだから」

優子が言い終わると強風が吹き付け明久はあまりの風の強さに目を瞑った。

 

 

これは底無しの超お人好しの馬鹿 吉井明久とその彼女 木下優子。そして、二人の為に散って逝った一人の男が居た学園生活を描いた物語である。

注意:これはオリ主が儚い恋を抱きますが、結局その恋は叶いません。ギルティクラウンっぽいですがギルティクラウンよりかは浮かばれる……………筈です!!多分

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

お人好しの馬鹿ー吉井明久は高校一年生。文月学園という科学とオカルトから出来た召喚獣を使いテストの点数に応じて強くなると言う召喚システムを取り入れた進学校からの下校中近所の公園を通りかかると何処からか女の子の泣き声が聞こえてきた。辺りを見渡すと公園のベンチに座っているツインテールの小さな女の子が泣いており普通ならば無視をして通り過ぎれば良いのだろうがお人好しの馬鹿である彼にはそれが出来なかった。

明久はベンチに座り泣いているツインテールの小さな女の子に寄ると尋ねた。

「一体どうしたの?」

女の子は泣きながら顔を上げて明久を見る。

「ヒック、ヒック。お友達と喧嘩をしてしまったです」

泣きながら目を真赤にして話す女の子。

明久は喧嘩の原因を尋ねた

「喧嘩の原因は一体なんなの?」

「葉月がいけないんです。葉月が友達の物を欲しがるのがいけないんです」

そう言うと明久の目の前にいる女の子は再び泣き始めた。

「欲は誰しも持っているし友達を傷つけるのはいけない事だ。でもね、喧嘩をしたなら仲直りをすれば良い。まだやり直せるんだから。ほら、行こう。僕も一緒に謝ってあげるから」

明久はそう言って女の子に手を差し出す。

「本当ですか?」

泣いていた為目を真赤にさせた女の子が明久に尋ねる。

明久はコクリと頷くと

「ああ、本当だよ」

と言った。

女の子は公園のベンチから立ち上がると明久の手を取った。

明久はそういうと葉月の手を握った。その時に葉月の中にあった嫉妬が葉月の中から消えたが葉月はきずいていない。葉月の中にあった嫉妬が明久に流れて行ったのだが明久もまたきずいていない。明久の底なしの優しさによって闇が生まれることは明久はもちろんのことまだ誰も知らない。

☆                 ★                ☆

所変わって居酒屋

明久は

 

男1「おい何してくれてんだてめー。てめーのせいで酒がこぼれたじゃねえか!ああん」

 

男2「たかが酒が少量こぼれたくらいで怒るなど器も玉も小さき男だな」

 

男1「てめー表に出やがれ。ぶっ殺してやる」

 

男2「いいだろう。その喧嘩高くつくぞ!!」

 

マスター「やれやれ喧嘩ならよそでやってくれよまったく。といっても店の中じゃないだけありがたいのだが」

 

明久「マスターあの男1が頼んでいたのを2つくれないか?」

 

マスター「ガキはミルクでも飲んでろ」

 

明久「俺が飲むのではないから余計な心配するな。それともう一つジュースで作ってくれ」

 

マスター「わかったよ。男1が飲んでたやつを2つとジュースの酒もどき1つでいいんだな?」

 

明久「ああ。喧嘩を止めてくる」

 

マスター「やめとけ。怪我するぞ」

 

明久「怪我には慣れているから大丈夫だ。あと水をバケツ一杯頼む」

 

マスター「怪我になれるのはどうかと思うぞ。ほら頼まれていた水だ」

 

明久「ありがとうマスター。てめえらいい加減にしやがれや」

明久はそういうと男二人にバケツの水をぶっかけた。

 

男1.男2「…………何しやがるんだてめー」

 

明久「うっせえぞ。わざわざ居酒屋の前で喧嘩をしやがって。マスターと話していたのに全然聞こえねえじゃねえか。さっさと店の中に入りやがれ!」

 

男1男2(何言っているんだこのガキは?言動が矛盾していてわけがわからん)

 

明久「ほらとっとと入れやマスター待たせているんだ」

 

男1男2「おおう」

 

明久「マスター頼んでたもの出来てる?」

 

マスター「当たり前だ。このぐらいサッサとしないと商売あがったり下がったりだからな。こっちの二つがあいつ等のでこれがお前のだ」

 

明久「ありがとうマスター。ほら、お前等ぼさっと突っ立ってないでテーブルにつけ。こっちがお前等のだ」

 

男1男2「「ああ、ありがとう」」

 

明久「仲直りのしるしだ。一緒に飲むぞ」

 

男1「いやでもお前未成年だろ?」

 

明久「心配するな。これは、酒もどきだ中身はジュースだ」

 

男2「ちゃっかりしてるな」

 

明久「男1はもう少し大人になれや。男2は、一々挑発するないつか死ぬぞ」

 

男1「ガキに言われたんじゃ世話がねえな」

 

男2「ちげえねえや」

ハハハハハハハハハハハハハ居酒屋は、二人の男たちの笑い声で包まれていた

二人の男たちはもう怒ってはいなかった。それが酒によるものなのか明久の無意識のうちに闇を憤怒を取り込んでしまった為なのかは、わからない。しかし、ここでも少なからず明久は無意識のうちに闇を取り込んでいた。

 




感想書いてくれるとありがたいです。誤字脱字の指摘も受けています。
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