「やっぱり強ぇや、茂は……」
「何か言ったか?」
「こっちもすぐに終わらせてやるよ」
そう言って炎司は全身に炎を纏った。
「俺のクラッシャーで何分持つかな?」
炎司と桐山哲太は真っ正面から殴り合った。炎司の炎はどんどん散って消えていく。
「ほれほれどうした!お前はそんなもんか!?」
「加勢する!」
桐山剣を倒した草木は加勢しようとした。
「俺に構うな!」
すかさず炎司は止めた。
「俺より戯介の援護を頼む!」
「でも……」
「俺がこんな奴に負けるようなタマじゃねぇよ」
「死ぬなよ」
草木は電波塔へ急いだ。
「それがお前の最後の言葉だ!」
桐山哲太のクラッシャーはどんどんと威力を増し、更にダイヤモンドで炎司の体は擦り傷が増えてく。しかし、炎司はすぐさま傷を癒やしていく。
「お前、回復もできるのか。まさか攻撃と回復を同時に行うとは……!」
「そろそろ、ケリをつけるか」
炎司は桐山哲太に微笑みかけた。
「その意見に賛成だ」
炎司たちは一歩ずつ後ずさり再び構え直した。
「見せてやるよ。私の限界を!」
すると、桐山哲太は全身をダイヤモンドに変えた。今までとはまるで違う。見た目は変わらずともすぐに分かった。
「“
「この硬度はあらゆる攻撃を防ぐことができる。この意味分かるよな?」
「“
すると桐山哲太はシャドーボクシングを始め瞬く間に拳の周りが気が纏っていた。奴はこの一撃に全てを懸けるつもりのようだ。
「“
炎司は炎に包まれ瞬く間に巨大な火柱になった。やがて炎が弱まると、そこには尾が九尾ある三メートル程の狐になっていた。
「何だこの大きさは…」
炎司は口を大きく開いた。口の中にできた炎の玉はどんどん大きくなった。そして炎司は炎を放った。その炎は眩い光を放ち、地面を焦がしながら物凄い勢いを持ち、桐山哲太に当たった。
「
桐山哲太は丸焦げになりながらも、意識は保っていた。
「安心しろ、こけ落としだ。死にはしない」
桐山哲太は口から煙を出しながら
「お前、誰かに言われたことはないか?その甘さはやがて、自分の周りの人を傷つけてしまうってな……!」
桐山哲太は薄ら笑いを浮かべていた。
炎司は桐山哲太の顔を思いっきり蹴った。
「だから、その分俺は強くなければいけないんだよ……」
炎司は電波塔へと歩き始めた。
<~桐山兄弟の戦闘の二分後~>
「そこをどいて貰っても…?」
「それはできない相談だね」
そこには、壁が歪な形をした部屋があった。
桐山哲太能力“クラッシャー”,“ダイヤモンド”
・クラッシャー…拳に力を込めることで、何でも破壊することが出来る。鉄や骨など。
・ダイヤモンド…自身をダイヤモンドにすることが出来る。