警察本部 零課   作:もののあはれ

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一章
一 全ての始まり


 桜が華麗に咲いている頃、憾咲夢(うらさきゆめ)は、とある学校に向かっていた。夢はは、“ある任務”のために学校へ向かっていた。

 今の日本は、P3による超人化現象にあった。このP3のおかげで日本は飛躍的な成長を遂げた。しかし実権には多くの犠牲が生まれた。その失敗作達は人に害を加えるということで、殺処分された。

 しかし未だに殺されず闇に生きていることがここ最近わかった。そこで現総理大臣 國崎敏正(くにさきとしまさ)は、成功作を使い、日本に潜んでいる失敗作を探すという最重要任務を任されたのだ。

 夢は、東京にある私立高校へ向かった。ここ東京には失敗作の他にも、違う噂が流れていた。

 それは、謎の組織「徒陰(とかげ)」である。ここ最近で、仮面を被った未成年と思われる者がに失敗作を次々と誘拐される事件が発生している。国としては失敗作が消えて良いのだが、国はその徒陰という名の集団を指名手配。今でも追っているが尻尾が掴めない。

 

 そこで結成されたのは、 警察本部 零課だった。零課は厳正な審査を通過した完璧に近い人たちで結成された特殊部隊だ。IQ平均三百以上、数々の体力測定測定不能、特殊任務までこなす超エリートだ。

 夢は特にIQ千を優に超していた。武道は主に、柔道、剣道、キックボクシングの三種を完璧にマスターしたいた。夢はこの力で総理の力になると決めていた。夢は必ず徒陰を捕まえられると思った。

 夢は校舎内へ向かった。まず校長室に向かい校長先生に挨拶をした後に、担任の元に促された。担任の先生はとてもがたいの良い先生だった。どうせ、P3のお陰だろうと、心の中で思っていた。

 夢は先生と共に教室に入った。教室の中では夢のことで持ちきりだった。夢を見てコソコソ話をしている。先生が一通り説明をしてくれたので夢はよろしくお願いします、と頭を下げるだけで充分だった。先生は、

 「とりあえずあっちの、神木君の隣に座って」

 夢は先生に一瞥して、その神木という人の隣の席に座った。隣の神木は、赤い髪に、赤い瞳と、周りとは違うオーラを醸し出していた。

 「俺は、神木炎司(かみきえんじ)だ。よろしく」

 炎司は無愛想に答え、勉強をしていた。炎司はクラスの中で一切私に興味の無い分類の人だった。

 (私、可愛いと思うんだけどな……)

 それから炎司は、夢を一切見ず授業を受けていた。ここまで興味が無いと夢もさすがに気になってしまった。そこで夢は、

 「私に興味ないの?」

 と聞いてみた。すると炎司は、

 「……興味無い」

 と言い、ノートに目を戻した。夢は行き場の無い気持ちに襲われたが、こっちにも興味が無かったので気にしなかった。

 それから、授業の休み時間にある一人の男子に話し掛けられた。その男子とは、このクラスの学級委員の 狐火火叢(くらまほむら)だった。

 「憾咲さんを歓迎という形で皆でカラオケに行こうと思うのだが、どうかな?」

 私は面倒と思ったが、そっちの方が色々メリットがあったので私はその提案にのった。

 放課後、約束したとおり皆でカラオケに行った。クラスの(ほとん)どがカラオケに来ていて、思った以上に盛り上がれそうだった。炎司はカラオケには来ていなかった。カラオケ中も狐火の配慮で充分に楽しむことができた。

 私は狐火が徒陰の一人、狐のお面の(ほむら)だと推測した。狐火はとてもがたいが良い。そのことについて聞いてみたら、趣味でトレーニングをしているそうだった。

 どことなく怪しい。これは、狐火に集中を向け調査した方が良さそうだと思った。このままいけば、早期逮捕が望める。私は欲望に浸っていた。

 

 パトカーのサイレンと共に犬が吠えている。どっかで事件があったのだろう。

 とあるビルの屋上で、二つの影があった。

 「あの女どう思う?」

 (とび)のお面をつけた男が狐のお面をつけた男、焔に話し掛けている。

 「さあな」

 焔はビルの下を歩く夢を見ながら、鳶のお面の男と共に夜の街へと消えていった。

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