<国会へ行ってから、十分経過>
【神木炎司&猿飛戯介&雷電弁慶サイド】
国会に入ってから、十分経過した四時十分。太陽の光が当たりきらず、冷えた地面と裏腹に国会では熱い戦いが繰り広げられていた。力の差は政府側が少し優勢。
「やっぱり……、強ぇな……!」
戯介は息切れしながら、言った。
「そうだ、相手はヘラクレス二人に國﨑の懐刀のキングカズヤだぞ……?」
「そうだな……、僕が回復をしながら、心田って奴をやる」
「随分余裕だな」
一哉は笑いながら言った。
「弱い奴ほどよく吠えるってやつだね、操太朗」
入江は心田に話し掛けたが、心田は頷くだけだった。
「そろそろ終わらせよーぜ」
その発言と共に、相手は一斉に飛び出した。
その瞬間に相手の目の前に動物の化身が現れた。
「お前は何匹動物を殺した……?」
「やっぱり、“麒麟”はやっかいだ!殴っても切っても、意味がねぇ!心田!頼む!」
心田は頷き、自身の頭に手をあてた。すると、動物の化身は消えた。
「あいつもやっかいだな、僕が心田って奴を引き受ける……!」
「俺は、キングカズヤをやる!肉弾戦なら、俺の方が良いだろ?」
「任せる…!」
一人一人が戦うなか、炎司は入江と闘っていた。
「久しぶりだね」
「……どけ。俺は、オヤジを助けに行く」
「私もね、できれば敏正を助けたいんだよね……」
「俺の能力上、反撃炎は何回でも打てる。勝ちは目に見えてるはずだろ……?」
すると、入江は不気味に笑った。
「まさか君はあの時の能力が全部だって思ってないよね……?」
入江は、空中に浮き出した。そして、入江の腕は歪な形になっていく。
「“
入江は、構えた。そして、笑った。
「“刻止め”……!」
その瞬間、世界が止まった。…はずだった。
(な……!何故動ける!?)
炎司は首を鳴らしていた。
「僕たちは、幻獣だ。幻だ。幻は“刻”を刻まない」
「じゃあ、最初は!?何故攻撃を受けた!?」
「まぁ、分析って感じかな」
入江は、下を向いた。と同時に、刻が進み始めた。入江は、肩は上下に動いていた。
「……ふはは……!やはり君達、面白いよ!しかし潰した方が良いな!」
「断念だが、お前を倒すのは、俺じゃない」
炎司は、右方向に指を指した。そこには、鏡があった。次の瞬間、鏡から、十のツルが伸びてきた。そのツルは、棘を持ち、相手に伸びていった。横田や入江はかわしたが、心田は捕まってしまった。
(誰だ……!?放せ……!)
心田は念じたが、ツルは緩まなかった。
「お前の能力には弱点があるんだよな。それは、頭にかぶり物があると、洗脳ができないってな!」
鏡から出てきたのは、包帯をぐるぐる巻きにされた草木茂だった。
「遅くなっちまったな!待たせた!」
「やっぱり、ここにくるか」
「おう!どうして倒したい奴がいるからな!」
「それがお前の判断か……。気に入った!後は任せる!よろしくな、茂」
「おうよ!」
「ザコが一人増えたからって調子に乗るなよ……?」
炎司は、ドアの向こうへ行った。
「無視かぁぁぁ!!!」
殴ろうとした入江を、逆に炎司は軽く殴った。入江は物凄い勢いで吹っ飛んだ。
「幸運を祈る!“
戯介や弁慶、茂たちは炎に包まれた。戯介や弁慶、茂はどんどん回復していく。
(温かい……!)
「ありがとう!炎司!」
炎司は走って行った。