<国会へ行ってから、十五分経過>
炎司は通路を全力で走っていた。
(オヤジ……!待ってて……!)
炎司はドアを開けた。ドアの向こうには、オヤジがいた。そこには、國﨑敏正もいた。大道寺の胸には、國﨑の腕が刺さっていた。
「オヤジぃ!」
「遅かったじゃないか、焔ぁ?貴様のせいで政宗はこんな大傷をおってしまったぞ?」
「オヤジから離れろ!」
炎司は、國﨑を殴ろうと飛びかかった。しかし、炎司は殴られていた。
(速ぇ……!こいつ、速すぎる……!)
「君は遅いな!」
「え、えん……じ……!」
「オヤジぃ!」
「お、お前じゃ…、こい、つは……、さ、ば、け……ない」
「そんな関係ねぇ!俺はオヤジを助ける!」
炎司は構えた。それから、たった三十秒で千発以上もの攻撃を受けた炎司は、立つのもままならない状態だった。しかし、彼が溜めた攻撃は以前の入江戦の約三十倍にも及ぶ威力だった。
「“
この攻撃に当たり外れ一面が煙りに覆われた。いけた。そう思っていた。しかし、國﨑は立っていた。
「まさかここまでの威力とは……!面白いな!」
(しぶといな……)
すると、國﨑は何かを思い出したのか、炎司に向かって
「そうだ!君に言いたいことがある!お前の家族についての事だ!」
「お前の家族についてだ!」
炎司は動きが止まった。
家族?何だそれ。俺にそんなものいんのか…?
「お前の本当の名前は
「……は?」
あまりに突然に言われたので、反応に遅れてしまった。俺と夢が家族?
「と言っても、お前の父親は、もうこの世にいないがな」
「……さっきから何を言ってるんだ?」
突然過ぎるこの発言に混乱が止まらなかった。
「一から説明してやるよ」
「やめてくれぇ!」
大道寺が残りの命を使い削るように言った。
「これ以上は、この子に必要の無い過去だ!」
「だが、知る権利はある……!」
國﨑は一拍おいてから、話し始めた。
「教えてやるよ。お前の全部をな!」
今から、約十八年前。ある一人の男の子が生まれた。その名は、
その男の名は、ヘラクレスの一員、