警察本部 零課   作:もののあはれ

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六十六 風間雄太VSゼウス

 「貴様如き人間に、我が殺されるとも?」

 「お前がやっていることは、おかしいんだよ」

 そう言って風間は、二つの剣を持った。

 「それは、“最上業”の真刀 夜桜に、妖刀 ティーチだな。銃刀法違反により厳重に処罰する」

 「こういうときだけロボットみたくなりやがって!」

 風間は、ティーチを天にかざした。天は暗くなり、黒いモヤモヤが風間に降り注ぐ。

 「行くぞ、ゼウス!」

 風間は、ゼウスを二つの剣で押し斬った。ゼウスは、近くにあったビルに派手に吹っ飛ぶ。ゼウスは、すぐにビルから出てくると、ゼウスは右手を空に上げた。すると、ゼウスの周りに雷雲が発生し、雷がゼウスの右手に当たった。

 『BT-00、外部からの大量の電気を確認。形態変化(フォルムチェンジ)し速やかに電圧を制御せよ』

 ゼウスの体内から聞こえたアナウンスが終わると、ゼウスは、背中から黒いボディが現れた。風間は、そんなことを気にせずゼウスに襲い掛かる。しかし、風間はゼウスの発する電磁波で吹っ飛ばされてしまう。

 やがて、ゼウスの全身は黒いボディに黄色いラインが入ったロボットに変わってしまった。周りでは、電気が放電されているのがわかった。

 「直ちに排除する」

 そう言ったと思ったら、風間は吹っ飛んだ。風間は、一瞬何が起きたか分からなかった。感じるのは、腹に感じる強い痛みと、体が痺れているということだった。

 (まさか、あいつが殴ったのか?)

 それからというもの、風間は、ゼウスに攻撃するもゼウスが速すぎて、攻撃が当たらない。

 (なんだこいつ、あの姿になってから、強さが桁違いだ……)

 「貯蓄された電力の約40%放出します」

 ゼウスがそう言うと、ゼウスの胸が開き、中から大砲が出てきた。

 「“電気砲”」

 ゼウスの胸から、とてつもない威力の電気が放出された。

 「風間流奥義、台風千火(たいふうせんか)!」

 風間が出した火柱はやがて台風のように大きくなり、電気を受け止める。がしかし、電気の威力が強すぎて、風間に直撃してしまった。風間が持っていた夜桜が手から落ち、地上に落ちていってしまった。風間は、すかさずティーチを右手に持ち替えた。しかし、その間にゼウスは、風間の懐に入り、手を風間の体に触れた。

 (ヤバい!)

 風間がティーチを振りかざしたところだった。

 「ジ・エンド」

 その瞬間、風間が眩い光と音が、遙か彼方に響いた。あまりの衝撃に、周辺のビルの窓ガラスが割れた。風間は、口から血と煙を吐き出し、ティーチと共に地面に落ちていった。

 「風間さぁぁぁん!!!」

 ヘリで見ていた炎司が叫び、思わず外に出ようとしていたのを、海人が止めてヘリは、ゼウスから離れていった。それと同時にゼウスは、遙か彼方へ去って行った。

 その数分後、風間が死んでいたことが炎司に伝わった。

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