「イギリス最高!!」
「うるっさい!近所迷惑でしょうが!!!!」
大声を出した制服姿の少女に同じく制服姿の、隣に居た友人らしき少女が頭をパシッ、と叩く。
「いったぁ~!何すんのちーちゃん!!」
叩かれた頭をさすりながら叩いた張本人、
「
「イギリス最高なのは本当なんだから良いじゃん。それに、周り田んぼだし。ホント、田舎だよねぇ~・・・」
二人はしゃべりながら歩くのを再開する。二人が歩いているのは田んぼと田んぼの間にある道路。セミの鳴き声が沢山聞こえている。
「・・・まあね。最近はここを都市化しようみたいな動きも出てきて、前よりは便利になったと思うけど。」
「だよね~。本屋とかも増えてきて、本が買いやすくなったし!アニメ専門店も建ってくれればいいのに・・・」
「流石にそれは欲張りすぎ。」
「あははっ!ま、便利になっただけ良いよね!」
「うん。っていうか凪。そろそろ4時だから家に帰らないと不味いんじゃない?」
針が3時40分をさしている時計を凪紗に見せる。
「あ、そうだね。お母さん今日居ないからお父さんの分の料理も作らないといけないし。」
「凪は大変だねぇ~。」
「千帆もでしょ?」
凪紗が歩くのを止めて千帆に言った。
「・・・そうかもね~。」
千帆も歩くのを止めて答えた。
「じゃ、帰ろっか!」
笑顔で凪紗が言う。
「うん。」
千帆は少し考えているような表情をしてからから笑いながら歩き始めた。
凪紗は千帆の背中を見ながら、考える。
(千帆・・・やっぱりまだ乗り越えられてないんだね。表面上は戻った・・・だけ良いって思った方がいいのかな。
あの”
「凪~?」
(あれはあたしのせいでもある。あたしは千帆から逃げちゃいけない・・・)
「今行く~!」
凪紗は走って千帆の元に向かう。
(何が起こっても、あたしは絶対ちーちゃんの傍に居る。同じ過ちを二度と繰り返さないために。)
「ちーちゃん。」
「ん?なに?」
「大好き!!」
凪紗が千帆に笑顔で言った。
「あたしも、凪が大好きだよ。」
千帆も笑顔でそう言った。
☆~~~~~~~~~~~~~~~☆
真っ白い部屋、真っ白い家具。
どこまでも真っ白な空間に、一人の男が白いテーブルの上においた
水晶を眺めていた。
『この二人なら、ーーーーを助けられる・・・・』
水晶に映っていたのは、千帆と凪紗だった。
男は水晶を手に取り、呪文のような言葉を口にした。
数分後、
真っ白い部屋から、男が消えた。
「千帆」といったり「ちーちゃん」といったり、「凪紗」といったり「凪」といったり。統一しろって感じですよね。
一応わざとなのでその辺ご理解願います。