プリズマ☆カズマ 雪下の誓い   作:こしあんA

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皆さんお久しぶりのこしあんです。今日で私はめでたくハーメルン一周年を迎えました。ドンドンパフパフ

しかし、久しぶりすぎて文章力が死んでるんですよね。
あと私美術っブに入りました。

あっ!今「どうせ下手なんだろ?」って鼻で笑ったやつちょっと出てこい。
今すぐ上達してエッロい絵描いてギャフンと言わせてやるからな!
覚えとけよ!

今、時雨ちゃんやゆんゆんを描いている。チハたんや零戦、スツーカも

因みに私は利き手の右手を骨折しましたけどね。

とりあえず皆様にまた見てもらえれば幸いです。


9話 魔王軍幹部、襲来⁉︎

あの城爆撃事件以降、めぐみんはただ平原で撃つだけでは最早欲望を満たす事は出来なくなっていた。

 

「『エクスプロージョン』!!!」

 

今日もまた轟々と爆音が響き渡る。

 

そう、爆裂魔法をあの廃城に撃ち込む事が、何もする事のない俺たちの日課となっていた。

俺は半強制的に。

 

俺はこの世界のチェスを無性にやりたかった。

俺の心はいつのまにかゲームの虜となっていた。俺は地球に居た時、ゲームなどした記憶が全く無い……それどころではなかったはずなのに。

 

これも英霊となった何処かの世界の俺の影響なのか。

これまでこの英霊について知った事はステータスが幸運以外あまりよろしく無い。

そして、認めたくは無いが、クラスはこの世界で最弱と呼ばれる『冒険者』。

無類のゲーム好き。

そこから導き出される答えは!

 

……ヒキニート、もしくはゲーマー。

最悪、その両方。

 

まあ、それは置いといて。

めぐみんは、

『なら、勝負をしましょう。チェスで私が勝ったら爆裂魔法の特訓に手伝って貰います。勝ったら、どうぞご勝手にチェスでもなんでもやってて下さい!』

 

俺に何ら得が無いのだが、俺の中で燃えたぎる何かの魂があった。

それは俺へと、『ひゃっはー! ゲームだ!』と叫んでくる。

俺はその勝負に乗ってしまった。

そして、負けたのだ。

 

だが、爆裂魔法を間近で見るのはかなり面白味があった。

 

あの高らかと鳴り響く爆音が、ズンッとこちらまで伝わってくる衝撃波が、あの肌を焦がすような熱風が俺を魅了する。

 

爆音は敵に絶望を与え、衝撃波はあたり一帯の硝子を破壊し、熱風は人々の皮膚をドロドロに溶かす。

そして本命の爆発はあたり一面を焼き野原にし、家屋一つ残らない。

俺の自爆スキル(爆裂魔法擬き)とは比べ物にならない。

 

……筈なのだが、かれこれ20回は爆撃しているのだが、あの廃城は最初に見た時と全く変わっていない気がするのだが……

 

 

 

 

 

「「ばっくれつ、ばっくれつ、ランランラン」」

 

いつのまにか爆裂魔法の特訓は爆裂散歩へと変わっていた。

そして、俺たちは鼻歌混じりにスキップであの廃城へと向かう。

 

それは早朝の散歩のついでに。

それは陽射しの差し込む昼下がりに。

それは満開の星空の下で。

 

昼夜を問わずめぐみんは毎日あの廃城に爆裂魔法を撃ち込み、めぐみんの傍で見続ける俺はその日の爆裂魔法の出来が多少は分かるようになっていた。

 

「『テレポート』」

 

そして爆裂魔法を放った直後モンスターが襲ってくる可能性が無いと言い切れない為、俺は毎日テレポートを使い、1日分の魔力どころか生命力すら持っていかれた。

 

そして家に着いた俺は脱力感に襲われ、死んだように眠りに就き三時間は起きない。

 

眼が覚めると俺は空腹感と焼き焦げたような喉の痛み襲われ、肉を貪り、水を腹に詰め込む。

 

こんなことを繰り返しているうちに死ぬのでは? とたまに考えてしまう。

 

その後はゆんゆん達とチェスを打つ。

最初は年季の違いに蹂躙された。だが、ルールが身についた今はかなり相手を追い詰めることは出来るようになった。

しかし、どこまで追い詰めようと駒の一つのアークウィザードの固有スキル『爆裂魔法』でなかった事にされる。

 

だが、そんな苦悶の日々にとうとう終止符を打った。

 

「アーチャーのスキル 『狙撃』 を発動。射程距離が二倍になったアーチャーでアークウィザードを攻撃」

 

このチェスはその駒のクラスを象徴するスキルをゲーム中に1回のみ使用できる。

アーチャーなら攻撃マスを二倍に。

盗賊なら相手の武器を奪い無力化。

 

と様々だ。

 

そして、運命の時がやって来る。

 

緊張の一戦。

互いに思考し、盤面を凝視する。

その張り詰めた緊張感は観戦するものにも伝わるほどだった。

 

クソッ! どうすれば、どうすればこの状況で最善の手が打てるんだ!

 

その時、カズマに衝撃走る。

 

閃く!

今この状況を乗り越えられる最善の一手を!

 

「アークウィザードの『テレポート』を使用し、ソードマスターを転移。チェックだ。」

 

チェックはただ追い詰められただけで、決して負けが決まる訳ではない。

次の一手で逆転される事もある。

気を抜いてはいけない。

 

だが、逃げる!

ゆんゆんはただ逃げの一手を選ぶのみだった!

 

「はっはっはっ、引っかかったな大馬鹿者め! 騎兵で攻撃」

 

騎兵は将棋の桂馬とほぼ同じ。敵陣に侵入する事で、竜騎兵にジョブチェンジ出来る。

そして桂馬は飛車に進化する。

はっきり言ってめっちゃ強い。

 

そして騎兵が王将を討ち取ったのだった。

 

これで一勝、二十敗、五十引き分け。

 

このゲームはいかに敵の魔法使い職を倒すかに掛かっているのだ。

 

 

 

今日は珍しく爆裂散歩を後にしチェスを打っていた。

そしていつものようにめぐみんと爆裂散歩に行こうとしたその時。

 

『緊急! 緊急! 全冒険者の皆様は直ちに武装し、戦闘態勢で街の北の門に集まってください!』

 

キャベツの次はほうれん草でも飛んで来るのだろうか。

一応弓だけを担ぎ、皆で北の門へと向かった。

 

門に近づくと俺たちより先に来た冒険者たちが集まっていた。

 

俺は冒険者集団の隙間をすり抜け前へと抜け出た。

 

 

すると前方から全身の毛穴という毛穴が逆立つような殺気のこもった氷のように冷たい魔力に晒された。

まるで体が石化されたみたいに動けない。

 

周りにいる冒険者もそれに晒され、硬直しているようだった。

 

 

その魔力の持ち主は、デュラハン

それは人々に死の宣告を行い、人々を絶望の淵に陥れ、それを愉快愉快と血のような赤いワインを飲みながら楽しむ首なし騎士。

 

中世ではよくある不当な処刑により首を斬られ、怨念が残りアンデットと成り下がる。

元々騎士であったため高い剣術を保持し、生前の全盛期を遥かに凌駕する肉体と様々なアンデットの特殊スキルを手に入れた元人間。

 

そこらのアンデットのように無理矢理アンデットになった訳でなく、自ら望んでアンデットとなったためか、知性すら持つ。

 

彼の鎧は自分の怨念どころか他人の怨念すらも染み付いたように騎士の純白とは真逆の暗黒に染まっていた。

彼の歩いた地面に生い茂った草が枯れていた。

 

そしてデュラハンからの第一声が響いた。

 

「……俺は先日、この街近郊の城に引っ越して来た魔王軍幹部の者だが……」

 

あっさりと重大な事を言ったデュラハンの声はだんだん震え始めた。

 

「まままま、毎日、毎日、毎日、毎日っっ! おお、俺の城に毎日欠かさず爆裂魔法を撃ち込む大馬鹿者は、誰だぁぁぁあっっ!」

 

その親近感すら持てる怒りに俺を含め、硬直していた冒険者がハッとなった。

 

「爆裂魔法?」

「爆裂魔法って言ったら」

 

と皆の視線は冒険者集団の最後尾にいるめぐみんへと集められた。

 

めぐみんはその視線に耐えられなかったのかこちらへと顔を向け、それに釣られた冒険者達はこちらへと視線を向けられ、

 

「ほう……貴様か……」

 

俺が濡れ衣を着せられる形となった。

そして俺だけ、ピンポイントに殺意を向けられた。

怒気を孕んだ声に身を震えさせ一歩どころか何歩も後退りした自分が無性に情けない。

 

「ち、違げぇますだよ。オラはただの冒険者でぇ、使おうものなら爆発四散してしまいあす。爆裂魔法が使えるとしたらぁ、そこに居る紅魔の魔法使いくらいですだよ」

 

恐怖のあまり、言葉遣いが変になってしまった。

だがこれで視線の対象はめぐみんへと再び移り変わった。

 

「ちょ、ちょっと! あなた私のパーティーメンバーじゃないですか! 貴方はパーティーメンバーを、年下のか弱い女の子を庇おうという気概はないのですか!?」

 

「うるせぇ! 俺だってあんな奴怖いんだよ! 」

 

「……お、お前が、お前が毎日、毎日俺の城にポンポンポンポン爆裂魔法を撃ち込んでくる大馬鹿ものか! 俺が魔王軍幹部と知っての狼藉かッ! なら、堂々と城に攻め入って来るがいい! その気がないなら街で震えてるが良い!」

 

ごめんなさい。

 

「……ねぇなんでそんないやがらせするの? 」

 

ごめんなさい。

 

「どうせ雑魚しか居ない街だと放置しておれば、調子に乗って撃ち込んでくるし、我慢の限界で殺しに出向いたらテレポートで逃げるし」

 

ごめんなさい。

 

「アッタマおかしいんじゃないのか貴様ァァッ!」

 

本当に申し訳ございません。

 

 

デュラハンが今まで溜めてきたストレスと同時に嫌な魔力がさらに一層放出された。

 

若干怯みながらも、めぐみんはマントを翻し、勇気を出して口を開く。

 

「我が名はめぐみん! アークウィザードにして爆裂魔法を操りし者!」

 

「……めぐみんってなんだ、バカにしてんのか!」

 

その勇気は不発に終わったようだ。

 

「ち、ちがわい! 我は紅魔族にしてこの街随一の魔法使い。我が爆裂魔法を放ち続けていたのは魔王軍幹部のあなたを誘き出すための作戦。こうしてまんまとこの街に一人で来たのが運の尽きです」

 

冒険者全員が「おおっ」と賞賛の声が上がるが、あれはけっして作戦などではなく口から出まかせだ。

しかもこの街随一の魔法使いとか言ってるし。

 

「ほう、紅魔の者か……なるほど、なるほど。どうやらそのイカれた名は別に俺をバカにしては訳ではなかったのだな」

 

一旦頭を馬の上に乗せ、腕を組み合点がいったという仕草をした。

 

「まあ良い。俺はお前ら雑魚などに用はない。ある調査のため、あの城に暫く滞在する。これからは爆裂魔法を撃つな。良いな⁉︎」

 

「無理です。紅魔族は日に一度爆裂魔法を撃たないと死んでしまいます」

 

「お、おい。そんなこと聞いたこともないぞ。デタラメなことを言うな!」

 

面白そうなので、めぐみんとあの元人間のやり取りを見守っていたいところだがこれ以上奴の逆鱗に触れると大変なことになると俺のセンサーが言っている。

 

 

デュラハンは大きくため息をつき何か諦めたような態度をし.

 

「……ならば仕方がない。ここはひとつ紅魔の娘に苦しんでもらおう」

 

下がりきった右手を上げ、めぐみんを指差す。

 

「汝に死の宣告を! 貴様は一週間後に死ぬであろう」

 

デュラハンの指先から、収縮されたドス黒い何かが放たれた。

 

マズイ

と思うが、恐怖で体が動かなかった。

最前列で奴の魔力を浴びすぎた。

俺の体は気づけば震えていた。

 

と、その時。美優がめぐみんを突き飛ばし、めぐみんの居た場所に立っていた。

 

呪いが最愛の妹へ降りかかろうとする最中、俺は未だに動かないでいた。

 

美優は逃げ切れないと悟り目を瞑った。

 

 

駄目だ美優。逃げろ

 

その考えがスイッチとなり以前の光景が浮かんだ。

 

逃げろと命令し、守れず、助け、今度こそ守ろうと決めた筈だった。

 

動けよ。

そう何度も体に命じても体は動かない。

 

しかし、美優に呪いが降り注ぐ事は無かった。

 

「なん……で?」

 

今度はゆんゆんが美優を突き飛ばし、それと同時にゆんゆんに呪いが降りかかった。

 

仲間を助けようと体がやっと動き出したのはゆんゆんが呪いを受けてからであった。

 

その瞬間。

はっきりと見えているはずの視界が全て灰色に見えた。

頭は何故かクリーンになっている。

それと同時に怒りと自分の不甲斐なさが湧いてくる。

 

無意識的に足に魔力を集め、強化した足で地面を蹴り、デュラハンへと向かう。

 

「『ライト・オブ・セイバー』」

 

美優からの魔力を頼りに詠唱を無視した雷が掌に宿り刃渡り15センチの刃が完成した。

 

屈強な熟練の重戦士が両手で扱う大剣を片手で易々と構える。

 

次の瞬間、雷と鋼鉄の刃の間で火花が咲いては散る。

 

爆裂魔法を除く俺のスキルの中で最高火力のそれを片手で扱った大剣でいとも容易く受け止めた。

 

刹那の時間も経たずに形状を維持できなくなったライト・オブ・セイバーは無に散り、その後すぐさま海老のように後ろへと退避した。

 

今ので痛いほど痛感する。

俺は明らかに鈍った。

まるで日に日に劣化していく生鮮食品のようだ。

 

あの時の死闘を思い出せ。

俺はどうやって勝てた?

 

精神が研ぎ澄まされていた。必死だった。思考し、可能性を探った。

敵の懐に忍び込みゼロ距離で最高火力を撃ち込んだ。

そうでなくては倒せない。

 

「魔法で白兵戦を挑み、一瞬とはいえ俺とヤイバを交え互角とは、いやはや恐れ入ったよ」

 

奴はまだ馬に悠々と佇んでいる。

 

背中に背負った弓を構えて腕を強化させ、弦を引き絞る。

 

「『狙撃』ッッ!!」

 

ビュンっと空気を裂き、前へと突き進む。

 

矢は鎧へと命中した後に跳弾し明後日の方向へと飛んでいった。

鎧は僅かに凹みが出来ていた。

 

「……貴様、もしや冒険者か?」

 

「『クリエイトウォーター』、『フリーズ』」

俺は奴への返答には答えず、馬の足元に張った水を凍らせ、移動を封じた。

 

奴に向かって猪突猛進に駆け出し、地面を蹴って飛び、膝蹴りの構えをする。

 

そして、

 

「『テレポート』」

 

デュラハンの裏へと回りこんだ。

 

「『ライト・オブ・セイバー』ッッ!」

 

雷の剣を突き出す。

が、

 

 

「あ……がっ、」

 

剣を手離し、俺の腕を掴んでいた。

腕を持ち上げられ、おれは吊るされる形となった。

 

「返答はそれか? フハハ、アッハハ。 気に入った。気に入ったぞ。最弱の冒険者風情がここまでやるとはな。まあ俺もここには忠告しに来ただけだ。貴様の気概に免じ、今は見逃してやろう。」

 

デュラハンの握る力がさらに増していく。

 

「ガアアアア……ウッ、アアアッ」

 

叫ばないと痛みで気が狂いそうだ。

耳に何かを詰められたように聞こえなくなり、自分が呼吸を出来ているのかも分からない。

目の前のデュラハンすら遠くにいるように見えてきた。

 

気が遠くなるとはこの事なのだろう。

 

俺はいつのまにか投げ捨てられ、デュラハンに指を差されていた。

 

 

「呪いを解いて欲しくば我が城に来るがいい。だが数多の罠と我が精鋭部隊のアンデットナイトどもが巡回しているがな」

 

そう言い残し、俺に背を向けた。

もっとも、俺は全く聞こえなかった。

 

「……『ライト……ニン、グ』」

 

最後の抵抗にと放った一撃も虚しく、黒い靄がデュラハンを包み込み、姿を消した。

 




私は苦悶している。
はたしてこの高校でよかったのだろうか?
近いからという理由であんな学校を選んでよかったのだろうか?
近いからとFラン学校に来てしまった。
工業系を選んだらちょっとやばそうな人が居た。
もちろん真面目な人や普通な人もいる。だが、やばそうな人達がほとんどリーダー格になってしまった。
一部授業中で騒ぎ散らし、妨害し、赤点を取れば先生が難しいのを作ったのが悪いと勉強すらせず喚き散らかす。

俺に未来はあるのか?
ちょっとこのまま終わるのは嫌だから大学行きたい。



私の苦悶は未だ続く。
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