巻き込まれた少年は烏になった   作:桜エビ

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ハーメルンの機能を使いこなそうと努力中の桜エビです。
多機能フォームすごい。


MT・AC混成部隊撃破。

彼の元にいた者たちは、成し遂げた。

課された試練を超え、地上へ踏み出した。

その時になって、私は弟を見殺しにしたことに気付く。

使命のため、なんて綺麗事は言わない。

随分悩んだが、彼の死を背負って行こうと決意した。

 

私が失敗してから今日という日まで、私は皆と混じっていられる方法を模索した。

そうして生まれたのが、高性能アンドロイド義体。

私と接続できて、なおかつ人間のように動かせる、私のもう一つの体。

この姿の時の名前を決めなきゃ。

じゃあ..........。

 

セレ・クロワール、これにしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おとといのシャルさんの試合を思い出していた。

とても遠かった。

結果はオーエンさんの勝利。

といっても、残りAPは800くらいだったようだ。

二人の戦いはとても白熱していた

距離を取ろうと後退するローレンス。それに食らいつくサルタクロス。

側面に取り付いて離さない軽量二脚にショットガンを向けようと激しい機動をする中量二脚。

ホログラムディスプレイで見ることができた、楽しみをかみしめるオーエンさんと興奮に震えるシャルさん。

あまりにも違いすぎた。住んでる世界が違う。

今は、あれを理想として自分ができることをやるべきだ。

そう思って端末を見ると、依頼が来ていた。

見出しは『国連軍MT・ノーマル混成部隊撃破』だった。

ついに戦争の一端を担うことになる。

レイヴンは本来、自分の意志で依頼を受け、戦う。

それによって、レイヴンは自らの所属を示す。

だが俺は基本企業の依頼しか受けられない。

周りからは企業派として見られる。

正直俺はこの際どっちでもいいから早く終わらないかとすら思っている。

でも、そんなこと言っていられない。

まずはコレをクリアすることをまず考える。

依頼ファイルを開いた。

 

 

 

『作戦を説明する。依頼主はGA、対象はアメリカ、ニュー・メキシコ郊外を進行予定のBFF社製ノーマル・MT部隊だ』

『先日、国連軍がこのルートを取り、5日後アリゾナに向けて侵攻することを掴んだ。』

『なんで国連がACやMTを持ってるか?あっち側につく企業だっているからさ。うちのお偉いさんの子会社もいくつかはあっち側さ。』

『これを君達に襲撃してもらう。手段は問わない。』

『だが、こんな早すぎる情報だ、ダミーもありうる。万が一を考えといた方が良い。』

『こっちから僚機を一人つけさせてもらう。もう一機つけるかはお前さんの判断次第だ。』

『こんなところか。まあ、悪い話ではないと思うぜ。返事を待ってる。』

 

これ一つだ。

少々怪しいが、受けるしかない。

さて僚機は、レイヴンネームはラビエス・モンテ、ACはエイブラムスか。戦車みたいな名前してる。

説明文はええっと......あった。

 

【古参ランカー。かつて重量二脚の使い手として名をはせ、門前と呼ばれるランク30まで上り詰めたが、ある日突然タンク型に乗り換えそのランクを60位まで落としている。周囲は重量二脚に戻すように勧めるが、全く聞き入れない。しかしその火力と精度に衰えはなく。正面に立ったが最後、跡型もなく吹き飛ばされる。】

 

か。

もう一機は任意で選べるのか。

 

地形は.......。

ルート66沿いの荒野か。

.....ボックスキャニオン?

よさそうな地形だな。

なら...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ミッション開始』

 

 

『カルロス・ハリソン、スタンバイOK。』

『ラビエス・モンテ、準備できたぞ』

 

新規に雇ったのはカルロス・ハリソン、ACはドラグノフ。

相手は道路を南西に向かって進んでいた。

MT運搬車はACに取り囲まれ護衛されている。

やがて部隊は谷に差し掛かった。道路のあるところだけが橋のように盛り上がっている。

 

『ECMだと?総員警戒。』

 

部隊が停止する。

するとMT運搬車がいきなり爆発した。

 

『なんだ!何があった!』

『北西より砲撃!』

『スナイパーか!』

『BFF社製ノーマルの部隊なんだぞ。』

 

「ファーストフェイズクリア」

 

ACドラグノフはスナイプを得意とした軽量二脚だ。

 

『セカンドフェイズ。ラビエス、お願い。』

『任せろ。』

 

エイブラムスが両手に持つグレネードライフルを乱射。

部隊に大量の榴弾が襲いかかる。

 

『退け!一時退却だ。』

 

たまらず敵部隊は来た道を引き返そうと旋回する。

が、そこに俺が立ちふさがる。

ECMを起動したのも俺だ。

ここは起伏が多い。

だからステルスと偽装マントでやり過ごし、敵の後ろをとった。

パージするまで機体が重かったが。

足を止めたECMはロケットで敵の足元に打ち込んだものだ。

二人はレーダー距離外からの狙撃と物陰からの蹂躙。

ハイエンドノーマルはいなかったからレーダー距離で勝てた。

騙されたらどうしようかとひやひやしたが何とか成功し、後は包囲殲滅だった。

 

 

カルロス・ハリソンが来た時にはもう終わっていた。

ミッション完了なので合流する。

 

『仕事早いね。ま、狙撃が役に立ったみたいでよかった。』

『想像の何倍も簡単だった。出る幕はなかったか。』

「二人ともありがとうございました。それじゃあ......」

 

その時だった。

俺の後ろの道路が爆ぜた。

 

『東に敵勢力を確認。武装列車です。』

 

嘘だろ。こうなるのかよ。

グレネードキャノンの弾丸の雨が降ってくる。

 

「皆さんどうします。」

『ミッション終わったし....』

『俺は弾がないのでな.....。』

 

同じ意見らしい。

 

「逃げますよ!!」

『『了解』』

 

なお、依頼主からも戦わなくていいとのこと。

3人そろって猛スピードで領域を離脱した。

ラビエスさんは俺達以上に必死だった。

聞いた話によると、後日別のレイヴンが撃破したそうな。




最後の武装列車は倒すと追加報酬になりますが、主人公たちは諦めました。やっぱり、今までの執筆速度がおかしかったんだ。(遠い目
レイヴンのラビエス・モンテはriefretさんからアイデアをもらいました。
ありがとうございます。
今後も活動報告の方で募集しておりますのでよろしくお願いします。
なお、今回は実在の場所であるボックスキャニオンを参考にしました。
アメリカ、ニューメキシコ州にあります。googleマップを参考にしました。
作者は外国にすら行ったことありません。
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