結城友奈は勇者である 〜勇者と武神の記録〜 作:スターダストライダー
『キン肉マン 完璧超人始祖編』のクオリティの高さにびっくりしている作者であります。
今回は季節が真逆となる、冬のお話。
「12月と言えば〜?」
「メリークリスマース!」
「「ジングルベ〜ル、ジングルベ〜ル♪」」
「気が早すぎる」
つい先日まで枝に付いていた葉も抜け落ち、瀬戸内海から吹く横風に肌が撫でられる今日この頃。寮の大広間には、雪が降り始めた今朝から入居者だけでなく、友奈らが集って暖をとっていた。
「にしても、もう12月なのか。この世界に来て、結構経つんだなぁ」
「あっという間に冬ですからね」
「足元から冷気が……えっ⁉︎足元に何かが⁉︎」
不意に東郷が悲鳴をあげるのも無理はない。彼女が椅子に座ろうとした矢先、その椅子に潜り込むような形で、縮こまった何者かの影がうごめいているのだ。
「足元でブルブル震えながらうごめく物体……、もしや、海から迷い込んできたウミガメ〜?」
「困っている亀を海に帰してあげると、そのお礼にサンタクロースがプレゼントを〜!」
「何その無理やりが過ぎる設定⁉︎ってか棗!何でこんなとこで縮こまってんのよ?」
例の如く繰り広げられる園子ズの漫才を無視して、風がいつも以上に震えている棗を叩き起こす。叩き起こされた少女は、普段からは想像もつかないほどに体を震わせ、心なしか、顔色も優れていない。
「さ、寒い……、四国の冬とは、こんなにも厳しいものなのか……」
「えぇっ⁉︎こんなの冬じゃないよ!全然寒くないし!雪も積もってないし!」
そう言って異議を唱えたのは、北海道出身の雪花。常に低温の環境下に身を置いていた彼女からしてみれば、現状は全くと言って苦にはならない様子だ。そんな彼女に同調する者は他にも。
「確かに雪がないと、ちょっと物足りないわね。童山君から聞いてたけど、四国じゃあまり降らないんだったかしら」
「まぁ、年に1、2回といったところじゃな。じゃから諏訪で降り続いた時は驚いたわい」
「お城に雪が積もると、綺麗なんだよね!」
「と言っても、我々の時代と変わっていないのなら、歌野や雪花の故郷は比べものにならないだろうな」
「そんなに凄いのか?」
積雪の苦労を知らない藤四郎は、チュッパチャプス(柚子レモン味)を舐めながら、興味津々といった様子だ。
そんな中、ふと思い出したように、東郷が呟く。
「前に聞いた事があります。西暦の時代に起こった、雪中行軍の話」
「セッチュウコウグン?殺虫剤の新商品的な?」
「……絶対、違う」
「流石は東郷。よく知っている。極寒の雪山で起こった未曾有の遭難事件だ」
イマイチピンと来ていない皆の為に、若葉に代わって説明すると、正式名称は『八甲田雪中行軍遭難事件』。1902年(明治35年)1月に、日本陸軍第8師団の歩兵第5連隊が青森市街から八甲田山の田代新湯に向かう雪中行軍の途中で遭難した事件であり、訓練への参加者210名中、199名が死亡(内6名は救出後に死亡)するという、日本の冬季軍事訓練において最も多くの死傷者を出した事故であるとともに、近代の登山史における世界最大の山岳遭難事故として知られている。
「寒さは命に関わる、という事ですね」
「そうね。完成型勇者であっても、慣れない寒さには気を引き締めないと」
「それにしても凄いねアッキ〜。そんな中でよく生き延びたよねぇ〜」
「うむ!雪中行軍さえも乗り越えられなかった冬山を生き延びたのだからな!勇者の鑑である!」
「いや、私そういうんじゃないし……」
時系列的な意味でもズレている評価を受けて、反応に困る雪花であった。
「おっ!見てみるッスよ!外!」
「銀世界〜!ロマンチックだねぇ〜」
「えっ?あたしが世界一ロマンチック⁉︎そんな事生まれて初めて言われましたよ!」
「何をどう聞き間違えたらそうなる。窓の外の話だ」
返す刀でツッコむ巧(小)は、窓の外を指さす。冬弥の第一声で初めて気がついたが、朝から降り続いた雪は、いいあんばいに積もっており、四国では普段お目にかかれないぐらいの光景が広がっていた。
と、ここで風が提案を。
「せっかくだから、外に出て雪上訓練とかやってみる?」
「雪上訓練……というのは勿論、アレを作る訓練ですよね?」
「おぉ、東郷さんの目がギラついてる……!でも、アレって?」
「雪上訓練といえば、かの雪中行軍も避難に用いた、雪豪作りに決まっているわよね、雪花!」
「いや、だからそんなの作った事ないし。かまくらも作った事ないのに……」
「かまくら?それならタマも知ってるぞ!雪の中で餅やみかんを食べるんだよな!」
「何それ!めっちゃ楽しそう!」
「球子さんも晴人君もやる気満々だし、みんなでレッツゴーアウト!」
「……盛り上がってるとこ悪いけど、早くも遭難者が出てるわよ」
手元のゲームに一区切りついた千景が、周りの状況を確認する。その視線の先には……。
「……」
「な、棗さん、凍えて声も出ないみたいです」
「暖房、もっと強くなりませんか?」
「そりゃあさっきから全開でつけてるけど、ちっともあったまらねぇというか……」
司が顔を顰めるように、今朝から暖房を入れているにも関わらず、大広間には依然として寒気がなびいている。このままでは棗はもとより、他の皆の体調にも関わってくるかもしれない。
「あっ!いいこと思いついた!兎角、くっつこう!みんなも!」
「うぉ⁉︎急におしくらまんじゅうかよ⁉︎」
「友奈ちゃんと……くっつく⁉︎やりましょう!」
「おっ、面白そう!巧もほら!」
「……やっぱりこうなるか」
「あったかーい!」
「そうだ!おまんじゅうの具に、棗先輩、投入しちゃえー!」
園子(小)の提案により、棗も強制的に介入。呻き声と共に、友奈達と密着し、暖をとる。
「棗さん、ホッカホカに温めてあげるね!」
「ありがとう。あったかい……けど、息苦しい……」
筋力のついた中学生が密着する事で、逆に息苦しさを感じる棗。
と、その時だった。部長である風の端末から着信音が大広間に鳴り響き、出てみると、相手は顧問の源道。緊急招集、との事だった。
「よし、皆揃っているようだな」
「師匠、一体何が」
早速部室に集まった一同の疑問に答えたのは、険しい表情の顧問達の側にいた巫女達だった。
「少し前に神託が下った事で判明したのですが、現在この辺り一帯で発生している大雪は、どうやらバーテックスのせいらしいんです」
「バーテックスが雪を……?本当なのか?」
「バーテックスにそんな力があるなんて初耳だが……」
「あ、すみません。バーテックスが降らせてる、というのはちょっと省略し過ぎでした……」
「正しくは、神樹様の中の一柱である神様と造反神が激しく陣地の奪い合いをしているのが原因なのです。その余波が、溢れたエネルギーとなって、気象変動を起こしているそうで……」
「今の所、バーテックスが攻めてくる事はないみたいだけど、その間はずっとこんな天候になっちゃうみたいなの」
巫女達の説明を聞いて、ふむふむと納得する雪花。
「バーテックスの襲撃がなくて、雪が降り続く……。じゃあ、勇者も冬休みって事で良いんじゃない?」
「リアリー⁉︎じゃあ早速冬休みの予定を立てましょう!スキーにスケート、スノーボードも楽しいわね!」
「なぁなぁ雪花!スキーの後に食うラーメンは絶品だと聞いてるけど、あれ本当か?」
本当も本当!世界一美味しいよ!メガネ曇らせながらハフハフ頬張る醤油ラーメン……」
「それなら熱々のお蕎麦だって負けないわ!こんな寒い日はやっぱり鴨南蛮ね!」
「くぅぅぅ!両方とも美味しそう!よーし!みんな、先ずはスキー行こう!」
「「「「おぉー!」」」」
「……あなた達。どこまで本気にしてますか?」
頃合いと見た安芸が、威圧的なオーラを雪花達にぶつけて、一瞬で黙らせる。
「こんな天気続いたら凍え死ぬって」
「せやな。真っ先に棗はんが三途の川行き決定や」
「で、大丈夫なんスか?」
「いや、何故か少し楽になってきたから平気だ。先ほど結城達が押し合ってくれたからだろう。……でも、どうしてだろうか。急に強烈な眠気が」
「それ一番ヤバいやつだろ⁉︎」
「……あれ?お花畑の向こうに、死んだおじいが……」
「寝ちゃダメですよ⁉︎」
本格的に危険な域に達しようとしている棗をどうにかして抑える一同。
「美羽、何か打開策はあるのか?」
「神託では、神樹様が造反神を抑えている今のうちに、こっちからバーテックスに攻撃せよ、との事だけど」
「だったら話は早ぇ!出撃しようぜ!」
「そうね。勇者部、出動!」
「寒さは普段以上に判断力を鈍らせる。各自警戒を怠らないよう、いつも以上に互いに気を配りながら行動するように!危険だと思ったら、撤退も視野に入れる事を忘れるな!」
源道から細心の注意を受けながら、一同は武装を整えて、極寒の地へと赴く。
しかし一同は、冬の厳しさをすぐさま痛感する事となる。
「な、何で樹海化してるのに寒いんだよ⁉︎こんな事今までなかったぞ⁉︎」
「これじゃあ戦場に着く前に全滅しちゃうわよ!」
「棗も蹲ってないで、行くわよ!」
とりわけ寒さに慣れていない棗は、早くもレッドゾーンに差し掛かっている。
「すまない……、今日ばかりは戦いに出ても足手まといになりそうだ。私はここで……」
「アカーン!死亡フラグ立てんなや!」
「ほら、おんぶしてあげるから、体力温存しといてちょうだい」
「……あぁ。おんぶなんて今まで経験がなかったが……。風の背中、温かいな」
風に助けられ、ホッとした様子の棗の後方で、樹もうんうんと頷く。両親を亡くして、姉と2人で暮らすようになってから、その事を誰よりも分かっているのは他ならない、妹なのだ。足を挫いて自力で歩けない時は文句の一つも垂れずに背負ってくれたり、目の前に困難が立ち塞がったら、真っ先に前に出て鼓舞してくれたり……。その背中の大きさを、温かさをよく知り、そんな彼女に憧れているのだ。
「確かに沖縄出身の棗さんに、この寒さは酷よね」
「ま、今日くらいは寒いとこ出身の私達が頑張りますかにゃ?」
「あら、私はオールウェイズ全力よ!でも今日はみんなの分まで頑張っちゃうわ!」
そんな中でも平然なのは、やはりこの2人だった。童山も、経験値こそ少ないが、力士並みの体格が幸いしてか、どうにか2人の背中を追いかける分の余裕はありそうだ。
が、極度の寒さに耐性がない殆どの者達は、早くも根を上げ始める。
「すまない、タマもなんだかこう、上手く体が動かないんだ……」
「……」
「調君大丈夫⁉︎普段以上に喋らなくなってる⁉︎無理しないで、私はまだ平気だから」
「他に体がキツい人はいるか?」
「す、すみません、僕も、厳しく……」
「わ、私も……」
「みんな、だらしがないぞ。気合いがあればこれしきの寒さなど……クシュン!」
「そ、そうよ。日頃から鍛錬していれれれればばばばば」
「夏凜ちゃん⁉︎無理しないで⁉︎」
「遊月君、無理は禁物よ。手を繋ぎましょう」
「あ、あぁ。助かるぜ」
「……ううむ。日々鍛錬を積んでいる者達ではなく、杏や東郷のあの元気ぶり。何故なんだ?」
道中で、段々と疲弊し始めて後退する若葉が、先を歩く杏や東郷の背中を見つめながら、疑問を口にする。
「確かに何で……あ、そっか!寒いのが平気な勇者と苦手な勇者の違い。それは……、平気な勇者はみんな、立派なマウンテン持ち!」
「そ、そうか!確かにホカホカでぽよんぽよんの立派なマウンテンが2つもあれば……ん?けどおかしいぞ?だとしたら、雪花と歌野は何で……?」
「た、確かに2人のマウンテンは、今日の天気のように寒いしぃ⁉︎」
不意に銀(中)が悲鳴をあげたのは、目と鼻の先を棒のようなものが掠めたからだ。恐るおそる飛んで行った先を見ると、槍が雪溜まりに突き刺さっているのが見える。その槍は念力のようなもので引き抜かれると、速やかに持ち主の手に握られた。
「アッハッハ。ごめんねー。この寒さで握力なくなって、飛ばされちゃったみたいー。3人とも当たらなくて良かったね」
「肥料にならなくて良かったわね」
「「「ヒィ……!」」」
わざとだ。絶対にわざとだ。
これ以上刺激すれば、今度こそ肥料にされる。普段の雪花の精度をよく知る3人は、口を閉ざした。
「雪がいっぱいあるのは楽しいけど、寒いのは困る〜」
「そう、だな。生きて帰ってこれたら、絶対あったかいもの食うぞー」
「帰ったら今日は牡丹餅じゃなくて、お汁粉にしましょうか?」
「そりゃあ良い」
「な、何でそんなに元気なんだ、東郷さんもみんなも」
そう呟く小学生武神のリーダーは、ここまで続いていた痩せ我慢が災いして、目が虚ろになりかけている。これを見た遊月と東郷が、少しペースを落として晴人と肩を並べると、唐突にその小柄な身体を挟み込む形で密着させる。
「わっ⁉︎いきなり何だ⁉︎」
「遠慮しないで、温めてあげるから」
「我慢は体に毒だぞ」
「い、いや大丈夫だから!ってか何で俺が真ん中⁉︎」
「いーなー!私もはーいろ!」
「友奈さんまで⁉︎」
「イッチーうれしそ〜!」
「にゃにおう⁉︎」
「顔が真っ赤っか〜!」
揶揄う園子ズに反応して、体が火照り始める晴人。そんな彼らの後方では、須美がタイミングを伺っているのか、うずうずしている光景が。
「寒いのは辛いけど、雪のおかげでみんなの結束が固まってきましたね」
「よし!調、タマ達もあっタマるぞ!」
「……!」
待ってました、とばかりに球子にすがる調。司や杏もそれに続き、固まって暖をとる事に。
「あの、良かったら千景さんも一緒にどうですか?」
「い、いいわよ、別に私、は……、平気、だから……」
「震えてんじゃねぇか!ほら千景!俺に掴まれ!ぶっちゃけ俺も限界だ!」
「し、仕方ないわね。三ノ輪君がそう言うなら……」
と、満更でもなさそうな表情で紅希にくっつく千景。
「照くん!私も寒くなってきちゃった!一緒に、ぎゅーっ!」
「!おま、そんなにくっつかなくても……」
「タマ達も!お、ほんとだな!照彦、見かけによらずあったかいな!」
「何だよ見かけによらずって」
そんなこんなで全員が固まって暖をとりつつ、向かってくる少数の敵を排除しながら奥へと進んでいくが、そんな彼らにも限界が迫ってきていた。
「お、おーい歌野、雪花、童山!ちょっと待ってくれ!もう少しペースを落としてくれ!」
「!なんと!いつの間に……!」
「ううむ……」
3人が振り返ってみると、若葉や夏凜だけでなく、友奈達も当初とは明らかに調子が落ちているのが分かる。慣れない環境に、体がついていけてない様子だ。現状無事についていけてるのが、3人や杏、流星、そして……。
「生きては帰れぬ白い地獄……。食べ物は凍らぬように肌に抱け!手袋は2枚……」
「東郷!しっかりしろ!俺も一緒だ!」
明らかに別世界を散歩中の東郷と、それを支える遊月が、どうにかして前に進んでいる。
流石にどこかで休息を取った方が良いかもしれない。雪花達も足を止めて休める場所を確保する事に。
「まぁ、樹海化のおかげで雪をかき分けながら戦わなくても良くなるのは利点よね」
「足元が雪でも、勇者になっていればノープロブレムだからね」
「雪の中を⁉︎そんな時でも戦ってたんですよね」
「バーテックスは雨の日も雪の日も、遠慮なんてしてくれないからね」
「それは大変ですね。私は精霊を降ろして、自分で雪を起こす事はありましたけど、お2人は全く平気みたいで羨ましいです。本当に寒い所で育ったんですね」
「私の故郷も雪はたくさん積もるけど、でも、雪花さんの故郷には敵わないでしょうね」
「?」
「雪花さんの故郷は、凍ったバナナで釘が打てるくらい寒いって聞いたけど」
「!なんと……!」
初耳だった流星は興味津々だ。
「いや、流石にそれはやった事ないけど……。でも、露天風呂に変質者が出た時、濡れたタオルを振り回して瞬時に凍らせて、武器にする事があるのはホントだから」
「「えぇ⁉︎」」
「タオルをブンブン振り回してるうちに、カチカチに凍って、即席剣の出来上がり」
「アンビリーバボー……」
「そんな所で暮らしておったんか……」
想像以上の極寒における体験談を聞いて、改めてその中を生き抜いている雪花の凄さを思い知る一同であった。
その後は僅かな残党を討った後、敵影が見えないのをいい事に、部室へと引き返した一同。
「……にしても、何でこんなに寒いんだよ⁉︎暖房壊れてんじゃねぇのか⁉︎」
「そ、そんなはずないわよ!ねぇひなた、どうなってんの?」
「造反神側からの影響はすぐに消えるんですが……」
「だったら何で……」
「今回は神樹様側の力の影響があったので、それが残っているみたいで……」
「つまりは、敵を留める為に神樹様が雪を降らせてたって事か?」
「でもまぁ、効果はあったんじゃない?雪も止んでるし、気温も少し上がってるし」
そう呟く雪花の目線の先……窓の外に広がる、雪が積もった校庭で、先ほどからかった園子(小)に反撃とばかりに雪玉を投げる晴人の姿が。
「近頃の小学生の体力は底無しだな」
同じく雪合戦に巻き込まれたであろう須美ら4人も参戦し、年相応にはしゃぐ様子を、彼らとそれほど歳も離れていない照彦が、熱いお茶とみたらし団子を片手に、しみじみとした様子でぼやいていた。
水で濡らしたタオルを振り回すと武器になるって話はマジみたいですね。確か、金田一少年の事件簿でも、短編集で凶器に使われていた話(殺人未遂だったはず)があったはずなので。
〜次回予告〜
「かまくら作ろうぜ!」
「早く助けないと……!」
「テンション高っ⁉︎」
「魅惑の響きね」
「歌野先輩、事件です〜!」
「私に任せて!」
〜この世界は、簡単そうに見えて実は難しいものに満ち溢れている〜