結城友奈は勇者である 〜勇者と武神の記録〜 作:スターダストライダー
『キン肉マン』のアニメ、相当胸熱な展開続き(特に新旧キン肉マン声優の継承)で、これがまだ序の口だと思うと、ますます期待が高まりますね。約3ヶ月後に放送決定の第2クールが待ち遠しいです!
「うぅ、寒ぃ……!何でなんだよ⁉︎敵はやっつけたってのに、全然元に戻ってねぇぞ⁉︎」
紅希が体を震わせながら部室で叫ぶのも無理はない。
先日、神樹と造反神の衝突による余波で発生した大寒波は、敵を退けたにも関わらず、沈静化する様子もない。
「言われてみれば、雪も残ってるしな」
「でも、流石にタマは寒いのにはもう慣れてきたぞ」
「……」
そう、余裕そうに呟く球子の両手は、ガッチガチに防寒着を備えている調の服の中に収まっているのだが……。尤も本人は、球子といつも以上に密着できているからか、嫌な顔一つしていない。
「ところで、若葉もどうだ?」
「な、情けは無用だ。勇者たるもの……ガクガク……この程度の寒さ、自力で……」
「ガタガタ震えながら言っても、説得力皆無だぞ」
「……誠也さん。その余裕そうな発言は、背中にピッタリ張り付いている美羽さんを剥がしてから言ってもらいたい」
若葉がそう指摘するように、誠也の背中には幼馴染みがこれでもかと密着しており、本人達曰く、この時期にもなれば日頃からこの状態で過ごす事も珍しくない、との事。
「誠也の背中はあったかいよ〜。若葉ちゃんもおいで〜」
「だから情けは無用だと……!」
「寒さに震える若葉ちゃん、これは滅多に撮れない貴重な一枚ですね〜」
すかさずシャッターを切るひなた。体の芯まで冷えかかっている今の若葉に、ひなたに抵抗するだけの力は残っていない様子だ。
「くっ……!ひなた、お前まで、何故そんなに平気なんだ」
「ブルブル震える若葉ちゃんを見てたら、体温もテンションも急上昇してきました♪」
「だと思った」
「それで2つの肉まんもホカホカに!いいなぁひなた!タマにも一つわけ」
「さむさむ若葉ちゃんも可愛いんですけど、ここで一つ、悲しいお知らせが」
「……スルーかよ」
あっさりとスルーされた事にいじける球子はさておき、ひなたから告げられたのは、先日撃破したと思われたバーテックス陣営に、残党がいる、という内容だった。
「この寒さもそれが原因って事か」
「はい。まだ倒し切れていなかったみたいで……」
おまけに、次に敵が襲来するタイミングも未明との事で、早速全部員に伝達された訳だが、不満を垂らす者も少なからずいた。
「信じられない!こんな状態の中で戦わなきゃならないなんて……クシュン!」
「夏凜ちゃん大丈夫⁉︎」
「せっかくクリスマスの準備でも始めようと思ったのにねぇ」
その一方で、この少女のテンションは恒常であった。
「でも、お陰で雪がたくさん!今年は雪のあるクリスマスになりそうですね!」
「ホワイトクリスマスってか。そういえば、記憶を取り戻してからは初めて須美と過ごす事になりそうだな」
「えぇ。私も楽しみだわ♪」
友奈が言うように、この状態ならばクリスマスは銀世界の中で迎えそうだ。遊月と東郷が2人きりの時間をどう過ごそうか談義している中、照彦がある事に気づいた。
「意外だな。東郷はこういう洋風イベントとか嫌いそうな傾向にあると思ったが」
「嬉しそうな晴人君より優先するものなんかないわ♪」
「……こういう所があるから怖いんだよな」
「ま、浮かれるのもそこそこにして、先ずはバーテックスの残党を倒さなきゃ始まらない。一応敵が来るまでは時間もあるって話だから、その間にパーティーの準備を進めるぞ」
藤四郎の言う通り、樹海化警報が鳴るまで待ちぼうけする必要もない為、人員の多さを加味して、今のうちから作業を進めた方が良さそうだ。
「諏訪では物資が足りなくて、慎ましいクリスマスだったから、こっちでは盛大にやりたいわ」
「そうじゃな」
諏訪で戦ってきた勇者達がしみじみと呟くように、西暦時代は緊張感漂う情勢だった事もあって、ろくに楽しめる余裕もなかっただろう。せめてこの世界にいる間だけでも肩の力を抜いて、宴を楽しんでもらおうと意気込む神世紀の勇者達。
「じゃあ早速役割分担からしましょう。とりあえず必要なのはツリーとケーキでしょ。それから……」
「骨付き鳥だろ!」
自信満々にそう発言する司。しかし、すぐさま異議を唱える者が。
「えぇ?クリスマスっていったら、フライドチキンでしょ!」
「いやいや!俺の家じゃ毎年、アツアツの骨付き鳥を、弟達と腹いっぱい貪るのが定番だったぜ」
雪花と司の意見が対立する中、雪花の意見を後押しするかのように、机の下から体を覗かせる者が。
「うぅ、待て……。クリスマスは、フライドチキンに、決まってるだろ……」
「わっ!棗さん⁉︎」
「寒さで冬眠してたかと思ったら……!」
「うぅ、寒い……」
言うだけ言って、再び机の下に潜り込む棗。
「ってか何だったんだ、今の?」
「そういえば、聞いた事があります。フライドチキンの消費量が1番多いのは、沖縄県だと」
「そう……、誰が何と言おうと、クリスマスは、フライドチキン……!」
「また起きたのかよ⁉︎分かった!今年はフライドチキンでいこう!んで分かったから足を掴むな!」
「落ち武者みたいな迫力ね……。西園寺君、強引に押し切ったら呪い殺されるかもしれないわね」
「聖夜に起こる恨みの惨劇!つかっちゃん、大ピンチ〜!」
「……分かればそれで良い」
「また冬眠した⁉︎」
再び机の下に潜り込んだ棗を放っておいて、一同は準備にとりかかる。
料理に関してはダブル昴や風が中心となって取り掛かれば問題なさそうなので、その他数人を配属した後、次に取り掛かったのはクリスマスツリーの飾りつけ……となったのだが、ここで問題が発生。
「ツリーが見当たらない?」
「前まで使っていたやつが部室に置いてあったんだけど、いつの間にか消えてるしな……」
「誰かが使ってる、とか?」
「じゃあ、時間も限られてるし、その辺の山から切ってこうぜ!」
「それなら任せてもらおうか!伐採なら父上と一緒に経験済みだ!」
意気揚々と張り切る流星だが、園子(中)が首を傾げる。
「おっきいモミの木〜?そんなの、この辺に生えてたっけ〜?」
「この際大きければ何でも良いだろ?」
「1番大きいっていったら……、やっぱ神樹だよね!」
「えぇ⁉︎神樹様を伐採するのはさすがに罰当たりですよ⁉︎」
「良いじゃない。グッドアイデアよ雪花さん!せっかくなら、飾り付けは星屑でいっぱいにして……」
「それダメなやつ!1番ダメなやつ!この世界滅ぶって!」
呑気にバーテックスを飾り付けにしようとする歌野達を嗜める風。彼らはバーテックスを神樹に辿り着かせたら世界が滅ぶ、という根本を忘れてしまっているのだろうか。
「元々飾りつけなくても、神樹様は光るよね〜」
「本当だ〜。おっきくて1番目立つ木だね〜。何で今まで気づかなかったんだろ〜」
「ノンノン!クリスマスツリーはただ目立つだけじゃダメ!クリスマスツリーは、飾りつけをしてこそのツリーなのよ!」
「だね。全種類のバーテックス捕まえてきて、乗っけるくらいで丁度いいよ」
「……人類滅亡、一直線」
大真面目な論争を前に、いよいよ畏怖を覚える調。
するとその言葉を待ってたかのように、樹海化警報が鳴り響いた。
「おっ、なんてタイムリーな!」
「バーテックス、捕獲開始!」
「本気で言ってるのか?」
……兎角もまた、内心震えが止まらなくなるのであった。
ともあれ、冒頭で球子が発言していたように、寒さにある程度慣れてきた事もあってか、先日と打って変わって敵を難なくいなす事に成功。
とりわけ、今回は雪花と歌野が異様に張り切って討伐していたのだが、その理由は勿論の事……。
「……はぁ。せっかくたくさんバーテックスを倒したのに」
「あいつら倒すと消えちゃうんだよね、そーいえば」
「あいつらまだ諦めてなかったのか……」
「流石に神樹様はダメでしょうに」
「まー、生のバーテックスを使うのは冗談として、……あ、消える前に剥製にするってのはどう?」
「その前に神樹様を使う事自体、問題なんだが……」
「でも確かに大きいツリーって、すっごいワクワクするかも!」
「友奈、勝手に話を変な方向に広げるな」
兎角が注意する一方、紅希がこんな疑問を抱く。
「や、そもそもよ。バーテックスの剥製って作れるのか、巧?」
「俺に聞かれても、な……」
「三ノ輪君、論点がズレてるわよ……」
「でも、ツリーがないクリスマスは、ちょっと物足りないよね」
そんな中、若葉が妙案(?)を口にする。
「うーむ。では、神樹への敬意を損なわぬよう、しめ縄や紙垂を盛大に飾ってみる、というのはどうだろうか?」
「しめ縄と紙垂で盛大にのぉ……。まるで御柱祭を思い出すわい」
「それって、前に歌野が話してた、大きな木に人が跨って、山を滑るお祭りってやつか?」
「お!面白そうやな!それならワイでも作れそうやし、それに1票!」
「御柱は最強のカーニバル!盛り上がる事間違い無しだわ!」
などと話がヒートアップする中、
「……クリスマス、どこ行った?」
「ボケてるのは血筋なのか……」
「ん〜?リトルたっくん、何か言った〜?」
まだ寒波に慣れていないのか、調と巧(小)のツッコミはやや遅れていた。
……話を元に戻すが、とりあえず雪花と歌野の案は多数派の意見により却下され、自然をやる気が失せていた。
「グッドアイデアだと思ったんだけどねー」
「まさか反対多数で否決されちゃうとは」
「本気で可決すると思ってたとしたら、もう可哀想に見えてきたぞ」
「でもまぁ、とにかくこいつらをさっさと倒して、クリスマスの準備しなきゃだね」
「意外だな。雪花さんって、もうちょいクールな感じがあったけど」
「んにゃ、私は楽しい事は好きだよ。そして面倒な事は嫌い」
「だな!さっさとバーテックス倒して、思いっきり準備したいし」
「戦うのは面倒だけどね」
「でも頑張るんだな」
「私は銀ちゃんみたいに夏休みの宿題を最後まで残したりしないタイプなのよ?」
「「な、何でそれを⁉︎」」
驚く2人を見てため息をつく者が2人いたのだが、誰がとは示すまでもないだろう。
「ま、戦闘は後回しってわけにはいかないからね!しゃー行きますか、お2人さん!」
「おっしゃあ!いっちょやるぞぉ!」
「良い返事。さっさと倒して、新たなツリー候補を探すわよ!」
「……また不吉な事思いつかなきゃ良いんだけど」
雪花の発言で再び不安視する銀(中)であった。
そうして残党を倒し終えた事で、神樹からの神託により、寒波は消滅。じきに元の暖かさを取り戻すであろう、との事。
そうと決まれば、後は準備に取り掛かるのみ。一同は役割を分担して作業に励んだ。
「そうそう、クリスマスといえば、讃州中学勇者部には重要なお役目があるのよね」
「お、今年もあるみたいだな」
そんな中、世間一般で言うクリスマスに差し掛かったこの日。風が何やら含みを入れた発言をする。兎角らの反応を見るに、元祖勇者部の面々はこれから起こるであろうイベントを周知しているようだ。(ただし遊月、夏凜、真琴は2年生の春からの編入なので、事の次第を知らないようだが)
「何するんだ?」
「分からないけれど、重要な役割って言葉には何だか心惹かれるわ」
「去年使った道具一式は揃っているか?」
「問題ないです。サイズも新調しましたし、今回は人数も増えた関係で、前もって追加分を用意してたので」
「流石、対応が早いな、巧」
「後は誰にお願いするか、だな」
話の内容からして、どうやら『去年使った道具』というのは、衣服の類であるのは間違いなさそうだ。すかさず園子(小)が挙手をする。
「はいは〜い!それなら今年は、私が着たいで〜す」
「待てまて!とんでもないコスプレされたら大変な事になるかもしれないぞ?」
「そうね。……そもそも、そのっちは何をするか知ってるのかしら?」
「ん〜、何だろうね〜?」
「やっぱりとは思ってたけど、知らないでノッてたわけ⁉︎」
「私の末裔は自由だなぁ……」
お前が言うな、というツッコミが何人かの心の中で呟かれた訳だが、ともあれ先ずは人員の選抜から。大所帯という事もあって、ジャンケンでは時間がかかるだろうとの事で、くじ引きで6人が選ばれたのだが、その6人というのが……。
「それじゃあ今年は、兎角、遊月、誠也、友奈、東郷、雪花の6人だな。経験者は兎角と友奈、東郷の3人だから、先導とかもよろしく頼むぞ」
「了解しました」
「……で、結局何を決めたんだ?」
「今のは、みんなの中で1番たくさんプレゼントをもらえる人を決めるくじ引きだよ」
「えぇ⁉︎そういうのは先に言ってくれよ〜……」
くじ引きの意味を知って、不満を垂らす者達が続出するが、今更やり直しが効くはずもなく。
「はいはい、文句はその位にして、6人は早速準備に取り掛かってちょうだい」
「?準備?」
「何でプレゼントをもらうのに準備がいるの?」
疑問符を浮かべる誠也と雪花。ともあれ隣の教室に多量のプレゼントが用意されている、との事だったので、一同は早速移動を開始する。
犬吠埼姉妹の案内で訪れた教室には、確かに大小様々な包み箱が用意されており、6人分に配当しても一人当たりの分量がやや多そうに見受けられるが……。
「こんなにたくさんのプレゼント、本当に私らでもらっていいの?」
「は?何言ってんだ。これ全部、街の人達へのプレゼントだぞ?」
「街の……?」
「今から6人には、讃州中学勇者部恒例の、クリスマスプレゼント配りに行ってもらうのよ!」
「去年より件数も増えたので、大変かと思いますが、頑張ってくださいね」
「「「はーい!」」」
「ちょ、ちょい待ち!話違くない?くじで選ばれた人が1番プレゼントを貰えるって……」
「まぁそう言わずに。ほら行こうぜ!」
「(ホントにノリだけで生きてるんだな、300年後の勇者は)」
やれやれとは思いつつも、雪花同様、面倒事は早めに片付けたい主義の誠也は、サンタコスに着替えて、袋に詰めたプレゼントを持って、街を徘徊する事に。
幼稚園を初め、老人ホームや商店街を巡り、次々とプレゼントを渡して皆からお礼を言われながらも、ようやく袋の中が空になったと気づいたのは、夕日が沈みきった頃だった。
「マズいな……。もうこんな時間か」
とりわけ誠也が疲れを見せる事なく、空を見上げて寧ろ焦っているように見受けられるのだが、それには元いた世界での習慣が関係している。
「(毎年この日は、美羽とご飯を食べてからプレゼント交換する手筈になってたのに、今年は妙な依頼に選ばれたせいで、ご飯はともかく、プレゼントは部屋に置いてきちまったし、そんな時間は作れそうにないな……。……仕方ない。今年は運が悪かったと思って、プレゼント交換はまた日を改めて)」
「誠也、お疲れ様」
「じゃあ最後に、パーティーの準備をしている勇者部のみんなにも配ってこよー!」
「相変わらず元気だにゃー。クリスマスって自分が楽しむもんじゃないの?」
「楽しいよ!プレゼント貰った人がみんな嬉しそうにしてくれるもん!」
友奈のポジティブな思考に羨ましさを覚えつつ、誠也達は一同が控えている、寮の大広間に足を踏み入れる。
「「「「「「メリークリスマス!」」」」」」
ともあれ最後の任務を遂行するべく、6人は大広間にいる面々に向かって声を張る。対する勇者部の面々も、豪勢な飾りつけが施された部屋の中で、色とりどりの料理が並ぶテーブルを囲みながら、6人の到着を労うように、クラッカーを鳴らし出す。
「メリークリスマス!誠也、お疲れ様!」
「街でのプレゼント配り、完了しました!」
「うむ!皆ご苦労だった!これにて今年度の任務は完遂したわけだ!後は思いっきりパーティーを楽しむと良い!」
部員のみならず、顧問である源道や安芸も参加しており、賑やかな宴が始まろうとしていた。
「おっと師匠。まだ任務は完了してませんよ?ここにいるみんなにもプレゼントを配ってからでないと」
そう言って勇者部にプレゼントを渡していく一同。球子や銀のように我先にとプレゼントを受け取ろうとする者もいる中、プレゼントを貰う事自体初めてという者もいるらしく、反応は様々だ。
そんなこんなで呑み食いが始まると、愛知県出身の2人が人目につかない窓際に立って、肩を密着させていた。
「美羽、メリークリスマス」
「うん、誠也。今日はいっぱい頑張ったね。後で肩を揉んであげるね」
「そこまで大それた事はしてないって。それと、悪かったな。プレゼント、お前に渡す分は後で用意してあるから」
「大丈夫だよ。今回は予定が重なっちゃったもんね。それに、今年もちゃんと用意してくれてる事が毎年凄く嬉しいの。誠也、お役目で大変なのに、私の事も気にかけてくれるでしょ?そんな姿を見てると、あぁ、誠也はやっぱり私のお日様なんだな、って」
満面の微笑みを浮かべる美羽を見て、ハッとなる誠也。脳裏によぎるのは、帰り道で友奈が呟いていた事。
「(貰った人の喜ぶ笑顔が、何よりのプレゼント、か。何となく、分かる気がするな)」
「誠也?どうかした?あ、プレゼントの事だったら心配しないで。私も自分達の部屋で渡そうと思ってたから、楽しみにしててね!」
「あ、いや……。美羽は、温かいな」
「!えへへ……」
頬を赤く染める美羽は、気分を良くしたのか、身体を左隣に預ける。互いの肌の温度が混じり合う中、窓の外には地面に向かって降り注ぐ、白くて小さい玉が無数に広がっている。
今年のプレゼントは、いつもより多く貰っている気がして、何となく得した気分を味わう誠也であった。
私事ですが、間も無く公演される舞台版『結城友奈は勇者である』のチケット抽選も当たり、その日が待ち遠しいです!最終公演(10月14日、午後の部)にて友人と観に行く事になっているので、参加される皆さん、共に盛り上がっていきましょう!
〜次回予告〜
「どうしたらいいんだろう……」
「……辛そう」
「入った」
「実験台にされたのか⁉︎」
「まさかの精神論……」
「切り札を使うしかないわね」
〜寒い日に激辛料理は悪手〜