結城友奈は勇者である 〜勇者と武神の記録〜 作:スターダストライダー
今日から始まった『仮面ライダーゼッツ』のアクションが凄かったですね。
さて、今回は、ゆゆゆいイベントでもかの有名なファッションショー回となっており、銀と球子だけでなく、あの2人にも魔の手(?)が……?
それは、冬の寒波がようやく終わりを告げ、少し暖かく感じ始めた頃。
「桜ももう直ぐ咲くかなぁ」
「確かに、色んな花が咲く季節になったよな」
「たくさん押し花が作れるから、春は大好き!あ、でも夏も秋も冬も好きだけど!」
とりわけ押し花作りが趣味の友奈にとって、春は特別なものだ。
「シロツメクサの花も、もう直ぐですよね?お花の冠とかも作りましょう」
「くぅ〜!相変わらず乙女っすね、樹さん」
「え、そ、そうかな……」
銀(小)に褒められ、照れる樹を見つめながら、姉がぼやく。
「もうそんな季節かぁ。そろそろ、衣替えしなくちゃねー」
「なんかお母さんっぽいんだよな、風は!」
「えっ⁉︎いや、衣替えはするでしょ⁉︎ね、するわよね?みんな!」
「何故そんなに必死になる?」
球子に指摘され、不意に狼狽する風を訝しむ藤四郎。
「べ、別に必死になんて……!でも、間違ってはないわよね、あたし?……するでしょ、衣替え?」
「まぁ、確かに衣替えもするけど……」
いち早くそう発言したのは、部員の中でとりわけファッションに精通している雪花だった。
「でしょ?でしょ?ほらほら〜、聞いてた、タマ!」
「聞いてるよ……」
面倒くさそうに軽くあしらおうとする球子。
「でも、どっちかといえば今年の春物新作買いに行こー!が、女子の嗜みじゃない?」
「うおぉスゲェ!モノホンの女子力だこれ!」
「おいおい。その発言だと、遠回しに風さんの女子力が本物じゃないって発言してるようなもんだぞ」
「女子力の何たるかを知らない小学生には、ちょいとレベルが高すぎたみたいね」
などと鼻を鳴らしていた時だった。
「お疲れ様……」
「ちょ、どないしたんやその声⁉︎」
「心配かけて済まない……。ちょっと、風邪気味で……」
どうやら季節の移り変わりによる寒暖差によって、喉を痛めてしまったらしく、部室に入ってきた棗の声色は、明らかに不調そのものだ。
それを見て、風がすかさずアドバイスをする。
「大丈夫?喉が痛むなら、大根の蜂蜜漬けが効くわよ。それと、咳が出るなら蓮根をおろしたやつもいいわね。作ってあげようか?」
「凄いですね、風先輩!」
「真琴もそう思うでしょ?アタシの女子力、ちょっとは見直したでしょ?」
「……へ?あ、いやその……。球子ちゃん、今のも女子力の賜物、なんでしょうか?」
「いやぁ、なんていうか……。風のは、女子は女子でも、オカン力に振ってるような……」
「いや、今のはどちらかと言うと、えぇっと……」
「お婆ちゃんの知恵袋ってやつか?
「そう、それ!」
「うぅ〜ん、結局の所、女子力って、一体何なのでしょうか?」
ますます頭を抱えて、どう発言すれば良いのか分からなくなる真琴に、あんまりな評価を告げる球子、銀(小)、巧(小)の発言が続き、いよいよ凹む風。
「にゃにおう!タマだって人のこと言えないんじゃないの?」
「確かに、女子力という点では……」
付き合いの長い杏がそう呟くように、球子自身も、自分が女子力とは程遠いライフスタイルを送っている事は自覚しており、具体的にどういうものなのかは、理解できていない。少なくとも、今後の自分に関わる事ではないはずだ。
だが、杏の次の一言で、一変して窮地に立たされる事に。
「タマっち先輩は、もっと可愛い格好すればいいのにって思うよ、私は」
「あんず、何で余計な事を……!」
「だって、見てみたいんだもん!
だが被害を被ったのは、球子だけではなかった。
「そー言う事なら、ミノさんもたっくんも、だよ〜?」
「えっ⁉︎いや、アタシはいいって、もう十分だ!」
「大体、何故俺にその話を振る」
「十分?」
「どういう事?」
雪花や美羽を含む何人かが首を傾げる中、当事者達は語り始める。
「前に休暇を使って、やった事があるんです。銀の着せ替えや、巧君の女装を」
「2人とも可愛かったよね〜」
「何よ!そんな楽しい事する時は、雪花さん呼びなさいよ!特に巧君の女装とか、美味しいシチュエーションなんだから!」
「いや、元の世界での話だから……。大体あの時は、須美も着せ替えさせられていたし、晴人と昴だって……」
「アワアワしてるリトルたっくんも可愛いね〜」
「心キュンキュンします〜」
「あの屈辱……!ここぞとばかりに揃いも揃って……」
「もう二度とあんな事しないからな!」
「えぇ〜。オシャレなミノさんとたっくん、みんなも見たいよね〜」
ダブル園子に板挟みにされて、一気に機嫌が悪くなる小学生の銀と巧。
「うんうん!男も女も、オシャレしてナンボだからね!」
「雪花さんはいつもオシャレですものね」
「まぁこれくらいは普通じゃない?ファッション関係の仕事に憧れた事もあったけどね」
「素敵な夢ですね!」
「だから、素材はいいくせに、オシャレに無頓着な子を見ると、色々やりたくなるんだよねぇ」
そう呟く雪花の不吉な笑みといったら……。何か嫌な予感を覚えつつ、皆がその視線を辿ると、その先にいたのは……。
「な、何でしょうか?背中にものすごく熱い視線が……」
「うん、よくわかんないけど、振り返っちゃダメなヤツだと思うぞ、多分……」
「ですね」
「えぇ、何すかそれ?怖いから一緒に見てみましょうよ!せーの!」
半ば強引に後ろを振り向く、真琴や球子、巧(小)、銀(小)。そんな4人を見つめる少女の目つきは、邪悪そのものとも言える。
「フフフフフフフ……」
「うわぁやっぱし⁉︎」
「北国の雪をも溶かす、アッキーの熱視線!」
「どうなるミノさん、たっくん、真琴先輩、アーンド球子先輩⁉︎」
「あんたら部外者だからって呑気そうで良いな」
冷ややかにそうツッコミを入れる巧(小)。
「私も、タマっち先輩のオシャレしてるとこ、見たいです!」
「……!……!」
自分の欲望を曝け出す杏に続いて、調も小さく飛び跳ねて、欲求を露わにしているのが見て取れる。
「くぉらぁお前達!裏切るのか⁉︎」
「待って⁉︎何で僕まで女装する流れになってるんですか⁉︎ねぇ風先輩⁉︎」
「だって面白そうじゃない。あたしは賛成よ」
「ピィ……!」
「決まりだね。4人合わせて……ってあれ?巧君は?」
「さっきまでそこにいなかったッスか?」
不意に巧(小)の姿が見えなくなり、皆が辺りをキョロキョロしていると、足音ひとつ立てずに、壁を背に、部室のドアに手をかけようとする彼の姿が、銀(小)の目に映った。
「あ、おい巧!何1人で逃げようとしてんだよ⁉︎」
「待てぇい!」
「な、バ……!大声出すな……!」
「タマだけなんてズルいだろ⁉︎」
「もうこりごりなんだよ……」
「1回やれば、2回目だって一緒だろ?減るもんじゃないし」
「いや、減ってるでしょ、主に個人の何かが……」
巧(小)の発言が聞こえたのか、当事者達は当時を振り返る。
「確かに、減るどころか、楽しい思い出いっぱい増えたもんね〜」
「可愛かったですよね、あの時の2人」
「そうだったわね」
「懐かしいな」
「なん、でしょう。楽しかったような、恥ずかしかったような……」
「思い出作りかぁ、楽しそう!せっちゃん!私も手伝うから、やってみよう!真琴君を可愛くしたら、夏凜ちゃん、きっと喜ぶよ!」
「ひえぇ⁉︎友奈ちゃん何で裏切るんですかぁ⁉︎」
若干涙目の真琴を他所に、話は早くも4人の服装へと移り変わる。
「どんな服が似合うかなぁ」
「いっその事、4人でファッションショーのような形式にしませんか?」
「お、良いね!」
「おもろそうやん!乗ったでその話!」
ヒートアップする話し合いに、4人はもうその場に居座れる余裕はなかった。
「ほ、本格的にマズい事に……!」
「こうなったら、強行突破だぁ!」
幸い4人とも、運動神経は良い方だった為、友奈達に掴まれる前に、扉を開けて廊下に出る事には成功する。
……したのは良いのだが、数秒後には。
「タマちゃん連れてきたよー!」
「うぅ、離せ、友奈!」
「三ノ輪さんも連れてきたわ」
「な、なんでぇ……」
「やけに慌ててる巧捕まえたけど、なんかあったのか?」
「くっ……!何でこういう時に限って、晴人も昴も外に出払っているんだ……!」
「一応ひっとらえたが、真琴がここまで嫌がるなんて、お前ら何しようとしてたんだ?」
「た、助けてくださぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!」
偶然部室に向かっていた高嶋、千景、紅希、照彦にあっさりと捕まってしまう。部室に連れ戻され、真琴が悲痛な叫びを挙げたその時、全員の端末から、樹海化警報が鳴り響いたではないか。
「ば、バーテックスが空気読んだ⁉︎」
「「「「何ですとぉ⁉︎」」」」
「こら銀!違うでしょ!」
ともあれ敵が襲来したのであれば、出向かないわけにはいかない。一旦会議を中断して、戦闘モードに。
「もー、バーテックスは空気読まないにゃあ」
「いや、今回ばかりはこれ以上にない位読んでた気がするが……」
「?どうしたんだ巧?なんかやけに元気ないっていうか、疲れてるみたいだぞ?」
「……お前らのせいだろうが」
「?な、何でそんなに睨んでるんですか?」
戦闘もひと段落し、不満を垂らす雪花。
小学生武神のやり取りが気になりつつ、それを聞いていた、事情を知らないメンバーの1人である若葉が首を傾げる。
「ん?空気?何のことだ?」
「実はさっき部室で……」
杏が代表して、事の次第を説明する。
「なるほど、ファッションショーねぇ」
「面白そう!」
などと賛同の意が集まる中、彼女はというと……。
「な、なばばばばばばばばば……!ま、真琴が女装って、そりゃチンチクリンだから多少着飾っても似合うかもだけどスカートとかヒラヒラとか想像できないしっていうか何でそんな事に巻き込まれてるのっていうかちょっと見てみたい気がしなくもないかもってバカ!こ、こういうのって止めといた方が良いのかなぁ、でも真琴の新しい一面とか見られたらそれはそれで」
「取り敢えず落ち着け、完成型勇者」
「安心なさい。私がやるからには、大変身させちゃうから、楽しみにしててね、夏凜」
「べ、別に楽しみなんか……!」
妙に慌てふためく夏凜を他所に、球子は同胞に懇願する。
「若葉、何とか言ってやってくれよ」
「その位付き合ったらどうだ?」
だが予想に反して、若葉の回答はあっさりとしたものだった。
「う、裏切るのか⁉︎いつもひなたに着せ替えされてそうな若葉なら、味方になってくれると思ったのに!」
「確かに、着せ替えに付き合わされる事は間々あるが、別に嫌だとは思っていないぞ。よほど奇抜な格好をさせられるのでなければ、私も断りはしない。ひなたも喜ぶから、その位は構わない」
「マジか……」
若葉の貫禄ぶりに、関心する一同。だがそれが、余計にファッションショー主催者の野心をくすぐる事に。
「わーご先祖様、さすがのイケメン〜」
「ついでにノギーにもファッションショーさせたら、ひなたが喜びそうだね」
「若葉ちゃんのファッションショー、私も見たーい!」
「私も見たいです!」
「なっ……⁉︎」
「……やったな」
「やってしまったわね」
「油断してると巻き込み事故に遭うからな、うちのメンバーは……」
改めて発言の慎重性を理解する藤四郎。
その後は偵察していた昴(中)からの連絡で、再び戦闘は再開する事となり、一同は警戒態勢へ。そんな中でも、雪花と杏はギリギリまで4人に着てもらう衣装について談義していた。
「タマっち先輩って、実は髪の毛おろすと、すっごく女の子っぽくて可愛いんですよね」
「確かにそうかも!となると、キラッキラに女の子らしいのも良いかもね」
「そういうタマっち先輩、見てみたいです!」
「フワフワのブラウスとか、ワンピースなんかも似合うかも!イメージ膨らむわ〜」
「早くバーテックスを倒して、準備したいですね!」
「んだね。じゃあ今日は私らもちょいと気合い入れて、チャチャっとやっつけちゃおう!」
「はい!」
などと会話が弾む姿を見ている、基よりほっそりとしている球子の全身がさらに縮こまったように見受けられる。
「うぅ……。こんなに終わってほしくない戦闘は初めてだぁ……」
「何じゃ?球子のやつ、随分げっそりしておるが」
「いや、何でもない……。できる限り頑張るよ、うん」
「落ち込む事はないだろう!杏が所望しているのだから、それに応えてあげるのが礼儀というものだ!」
「そういう問題じゃないだろぉ……」
流星の後押しで更に項垂れる中、他の3人はというと……。
「ミノさんとたっくんは、もうイヤイヤ言わなくなったね〜」
「さっき、ひなたさんが喜ぶなら良いって言った若葉さんが、超かっこよかったから!」
「単純な理由だなぁ……。んで、巧は?」
「……銀がここまで覚悟決めてるのに、俺が引き下がると、居心地悪いからな。それにみんながそれで満足するなら、もう腹を括るしかない」
「わー!カッコいい〜!」
「大人になったわね、2人とも」
「……で、真琴はどうなんだ?」
「そ、そうですね……。ま、まぁ雪花さんならそこまでおかしな格好はチョイスしないと思いますし、ここは彼女のコーディネートにお任せしようかなと……。それに、夏凜ちゃんが楽しみにしてくれてるなら、僕もこれ位は我慢しないと……」
「だ、だから楽しみにしてなんて……!」
といった具合に、ある程度の覚悟は決めたようだ。それを見て益々息苦しくなる球子を見つつ、千景が更に焚き付ける。
「小学生でさえあぁなのに……。どうするつもりかしら?」
「けどよぉ……」
それでも本人のプライドが僅かに勝るのか、中々首を縦に振らない。
そんな彼女を見て可哀想に思えたのか、それまで事の成り行きを見守っていた彼が、唐突に球子の裾を握って、決意のこもった眼差しを向ける。
「……やる」
「へっ?」
「タマだけ恥ずかしいの、分かる。だから、僕も、頑張る。タマと一緒に、綺麗になる」
「し、調……!」
自ら進んで女装しようと言うのか。オシャレを拒む少女を説得する為に。
低身長かつ根暗な彼が、自分なりに奮闘しようとする姿勢を見て、遂に彼女の心も折れた。
「……わ、分かった!やればいいんだろやれば!その代わり、調に最高の思い出を作ってもらえる格好を考えるんだぞ、雪花!」
「合点承知!タマちゃんもやる気になったし、さっさと片付けちゃいましょう!」
「さーて、お楽しみのファッションショーの時間だよん!」
有言実行とはこの事で、宣言通りバーテックスの残党を早急に対処した後、雪花を主軸に杏のサポートも入り、早速新たに調も加わった5人に似合う、華やかな衣装が選ばれた。
別室で着替えた後、部室に戻ってきた5人の姿を見て、感嘆の声が上がったのは言うまでもなく。
球子はヘアゴムを取って髪を下ろした事により、フリフリの長袖とスカートを相まって、可憐さが際立つ結果に。その隣に立つ調は、普段は留めていない長髪をツインテール風にして、顔にファンデーションを施すまでの徹底ぶりで、球子と同様に黒タイツを身につけて、モコモコしたゴスロリ風の黒いドレスに慣れないのか、少し動きづらそうだ。
銀は、髪型はそのままに、春先のお出かけに似合いそうな淡い色に包まれており、ヒラヒラのスカートを履いて恥ずかしげに歩いてくる。その隣にいる巧は、以前はロングスカートのメイド服に包まれていた姿が印象的だったが、今回は紅色の、ガラス細工が散りばめられた、キラキラしたドレスに身を包んでの登場となり、羞恥と後悔の念が渦巻いているようにも見受けられる。
そして真琴は、スラっとした体型を活かしてか、半袖に薄手のローブを羽織り、下半身はスリットの入ったスカートを履いており、動きやすさを重視しているのか、他の面々よりは足取りは軽く、それとは裏腹に恥ずかしげな表情が見事に可憐さを際立たせている。
「雪花さんが本気を出せば……ん?どうしたの杏?」
「うぅ……!タマっち先輩が……!調ちゃんもタマっち先輩も可愛すぎて……うぅ……!」
「な、泣く事ないだろ⁉︎」
夢一つ叶った、と言わんばかりに感涙しながらスマホのシャッターを切り続ける杏を見て、球子は引き気味だ。
そして感涙しているのは、彼女だけにあらず。
「うぅ……、銀ちゃん、巧君、抱きしめてもいいかしら……!」
「ずるーい!ミノさん、たっくん、私も〜!」
「ちょ、お前らまで……!そんな事言ったら、あたしだって!」
「うわっ、ちょっ……!」
「く、苦しい……」
「ん〜、いい光景だねぇ。張り切った甲斐があったってもんだ!でしょ、夏凜」
「な、何で私に振るのよ!」
「真琴君、可愛いねぇ!」
「は、恥ずかしいです……!で、でも夏凜ちゃんが嬉しそうなら、悪くはないかな、と思ってる自分もいまして……」
「べ、別にそんな事思ってないし!ま、まぁ似合ってるっちゃあ似合ってると思うわよ、うん」
「とか言いながら、懐からこっそりカメラレンズを覗かせてこれでもかとシャッターを押そうとしてるの、気づかないと思ったか?」
「な、ち、違……⁉︎」
などと和気藹々とした雰囲気の中、やや離れた位置で見守っていた若葉が一言。
「しかし、球子は髪の毛を下ろすと、本物の女の子みたいだなぁ」
「うぉい!タマは本物の女の子だ!」
「ほんとだ!タマちゃんの女装、すっごくよく似合ってるよ!」
「おいおい。女装ってのはこの場合、調の方を指す言葉だろ?」
「そっか、ごめんごめん!」
「言いたい放題だな……」
「タマ、堪えて」
西暦組は西暦組で感想を述べ合う中、一通り写真を撮り終えたひなたが一言。
「あぁ、若葉ちゃんにもファッションショーしてもらいたかったですねぇ」
「じゃあ今からでもやってみる?」
「な、何を今更……」
「何照れてるんだよー。さっき樹海で言ってただろ!ひなたが喜ぶなら、嫌じゃないって」
ここぞとばかりに反撃する球子。
「えぇ!若葉ちゃんがそんな事を⁉︎」
「そ、それは話の流れで……!」
「本当、カッコよかったんですよ若葉さん。そのおかげで、銀ちゃんも今回の件に賛同してくれましたし」
「……嗚呼。今日ほど、自分が勇者でない事を悔やんだ日はありません」
「いや、それはアレだ。まぁ、その……」
「もしかして、日頃から樹海ではそんな会話が……」
「そ、そんなわけないだろ!つ、常に戦闘の事をだ、第一に……!」
「ふふふ。若葉ちゃんのその態度で、真実がしっかり伝わりましたよ!」
「だ、だからそんな事は……」
そんなやりとりを見て、子孫が笑みを浮かべながら呟く。
「ご先祖様ってば、可愛い〜!本人を前にすると照れちゃうんだぁ」
「そ、園子ぉ⁉︎」
遂には、ファッションショーが一変して、先祖が子孫を追いかけまわす光景にシフトしたのを見て、やっぱり不用意な発言は禁物だ、とチュッパチャプス(さくらんぼ味)を舐めながら、改めて認識する藤四郎であった。
『女装』といえば、少し前の『プリンセッションオーケストラ』にて、敵役のバンドスナッチ4人が女装し、しかも主役のみなも達が一切出ない回があった事が印象的でしたね。まさか彼らのボスである『赤の女王』のCVが、某防人だった時は、ガチで衝撃を受けました……。
後、『魔法少女育成計画restart』も本格的に始動となり、私が投稿した『龍騎×まほいく』の後書きでも公言した通り、新たな作品を投稿する予定なので、それに向けてまたおさらいしていきたいなと思っております。
〜次回予告〜
「大事な人って?」
「ナンバーワンだよ〜!」
「確実に面倒な事になるわ……」
「我々が、力にならせていただこう〜!」
「盛り上がってきたねぇ」
〜女子でイケメンほど、羨ましいジャンルはない〜