結城友奈は勇者である 〜勇者と武神の記録〜   作:スターダストライダー

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こうして『ゆゆゆ』を観てると、大人の醜さ、そして人類の黒い部分が垣間見えてきますよね……。

ある意味で教訓的なアニメだと思いますよ、この原作は。


29:世界を守る為の選択

その日の放課後、銀のプランに併せて、6人はイネスへ訪れていた。10月に差し掛かり、ハロウィンの事が話題に上がる事もあってか、イネスでは早くもハロウィンの準備が進められているようだ。それが証拠に、外周りを取り囲むように、カボチャのランタンが設置されており、ハロウィンムードを醸し出している。

 

「おぉ! カボチャだカボチャ〜! 外国のお祭りだよ〜!」

「園子ちゃん、例年に増してテンション高いですね」

「こうしてみると、我が国の懐の広さも、計り知れないわね」

 

ハロウィンという言葉自体認知していなかった須美は、しみじみとそう呟く。

 

「いろんなお祭りが楽しめるよね〜」

「んじゃあ早速、新商品あたりから片っ端に探ってみるか! みんな、この三ノ輪 銀様に続けぇ!」

「おぅ!」

「はいはい」

 

園子ほどではないにしろ、やたらテンションが高い銀に続く形で、一同はイネスに入っていった。

施設の中は、外と比べて大規模にハロウィンらしさを展開しており、晴人達も、どれを手に取ればいいか分からなくなるほど、品揃えが豊富だった。話し合いながら店を転々とし、バーティグッズを中心に物色していた。

 

「お、須美。これ被ってみろよ。似合うんじゃね?」

「えっ? ちょ、これって……」

「おぉ、似合ってるぞ須美!」

「そ、そう……」

「良いんじゃないのか」

「ですね」

「そうだわっしー! その帽子で鳩を出す芸を覚えたら良いと思うよ!」

「いやそれはシルクハッ……」

 

巧がツッコミ切る前に、園子が被っていたとんがりハットと園子の頭の間から、園子の精霊である鴉天狗が出現し、代わりに鴉天狗がハットを被る状態に。

 

「こ、こら〜。出てきちゃダメだよセバスチャン」

「せ、セバ……?」

「あれ? そいつってそんな外国人みたいな名前だっけ?」

「いや違うだろ」

「ふっふ〜ん。鴉セバスチャン天狗。ミドルネームつけてみたんだ〜」

 

そう言って指をパチンと鳴らすと、鴉天狗改めセバスチャンは頭の上から消えた。タイミングの良さから見ても、良好な関係は築けていそうだ。

 

「おぉ、今のマジックみたいだったぞ!」

「いや、今指摘する所そこか? っと」

 

不意に巧が肩に何かが乗っかった事に気付き、首だけを動かしてみると、右肩に金華猫がぶら下がっているのが確認できる。

 

「また勝手に……」

「へぇ、巧の精霊もよく出てきたりするのか?」

「まぁな。出会った当初から、こいつは人懐っこい」

「良いなぁ〜。あたしの精霊なんか、喋れるくせに同じ事ばっか繰り返してるんだぞ。出来ればまともな会話のキャッチボールしたいよ」

「皆さん、苦労されているようですね……」

 

昴が苦笑していると、再び鴉天狗が空中に姿を現した。今度はカボチャの置き物を被った状態で。

 

「わっ! もう〜、また勝手に出てきちゃった……」

「アハハ。色々と自由な精霊だな」

「神樹様が遣わした精霊……。この子達がねぇ……」

 

さすがの須美も、呆れ顔だ。

 

「きっと、見た目と違って、その力は真に恐ろしいんだよ〜!」

「あぁ、そうかもな! 大抵こういうのって見た目に騙されてるパターンが多いし。きっと高性能だぜ!」

「だと良いんだけど……」

「ま、こればっかりはその時が来てから試す他ない」

 

巧がそう結論付けたその時、偶然近くを通りかかった母子が、宙に浮かんでいる、置き物を被った鴉天狗の存在に気付き、指をさした。

 

「ママ! カボチャがお空飛んでるよ!」

「えっ? あらホント」

 

このままでは精霊の事が周りに知れ渡って、面倒な事になりかねない。そう思った須美が、咄嗟に両手をゆっくり回しながらこう答える。

 

「あ、アルファ波で浮かんでいます」

「アルファ波って……?」

「よく分からんが、これで誤魔化せるか不安しかない……」

 

昴と巧がそう呟いている間にも、子供の方は納得してくれたのか、目を輝かせている。

 

「おぉ、スッゲー!」

「わっしースゲ〜!」

「早く仕舞えよ⁉︎」

 

銀にそうツッコまれ、園子が言われた通りに鴉天狗を端末に戻し、その場をすぐに離れた事で、大きな騒ぎになる事はなかった。

その後も精霊が勝手に出てこないように細心の注意を払いながら店を周り、コスプレして須美が恥ずかしい思いをしたり、巧のグラサンに代わるハロウィン風の眼鏡を試着させたりと、心ゆくまで盛り上がり、一通り確認を終えた一同は、自然な流れでフードコートにたどり着き、例の如くジェラートを買って堪能する。

須美が銀に勧められて醬油味に挑戦するも、その表情は芳しくない。

 

「う〜ん……。醬油味はやっぱり私の中ではピンとこないわね」

「そういうの本人の前で言うなよ……。慣れれば最高に美味いんだぞ! 醬油味最高!」

 

銀が苦笑しつつも、須美と同じ味を噛み締めて、上機嫌になる。続けて晴人も口を開く。

 

「けど、銀のお陰でイネスの事も結構分かってきたから、色々な楽しみが増えたよな。ありがとな、銀」

「そうね……っと言っている隙に晴人君のバニラ味、頂戴!」

「んなっ⁉︎」

「あ、すばるん! 私もメロン味〜!」

「その小豆味頂いたぜ、巧!」

 

晴人だけでなく、不意を突かれた昴と巧が、食していたジェラートの一欠片を強奪され、口に含まれた。銀や園子ならまだしも、須美まで他人のジェラートに手を出す事に免疫が出来ているようだ。

 

「や、やられた……⁉︎ よりにもよって須美に……!」

「しかもまだ狙っている感じです……!」

「今ほど女が恐ろしいと思った事はない……」

『外道メ!』

 

3人だけでなく、外に出していた義輝も目がギラついている3人の少女に警戒心を抱いている。やがて、須美の口から笑い声が聞こえてきて、続いて銀や園子、そして晴人や昴、最後に巧の順で、笑い声が込み上げてきた。

そんな和やかな雰囲気を、義輝を初め、外に出ていた精霊達は不思議そうにジッと見つめていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻。

6人の勇者の家に、大赦が訪れていた。大事な話がある、との事だった。出来れば子供達の前で話すのは忍びないという事で、彼らがいないタイミングを見計らって訪れたようだ。

須美、園子、銀の家にやってきたのは、神聖な服に身を包んだ安芸。そして晴人、昴、巧の家に訪れたのは、同じ格好をした源道。

彼らの口から語られたのは、新システムの概要とその経緯、そして彼らの今後の処遇。

6人の家族達の反応は様々だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

例えば、乃木家。

 

「それもお役目の一環だというのなら、仕方ありません。乃木家に生まれた園子の使命です」

「あの子には、何の責任もないのに……。それにお友達まで……」

「園子の魂はずっと、神樹様と一緒にいられるんだ。もちろん、昴君や仲間達も……。とても光栄な事なんだよ」

「分かっているわ……! でも、変われるものなら、私が変わってあげたい……!」

 

変わってあげたい。園子の母の言葉に胸が締め付けられる安芸だったが、感情を押し殺して、事実だけを淡々と告げる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、三ノ輪家では……。

 

「銀は、私達三ノ輪家の誇りです。あんなにも優しい子が私達の間に生まれてきてくれたのは、きっと神樹様のお陰だと思っています。これは、そのお返しという事なのかもしれない」

「でも……! やっぱり納得はいかないわ……! どうして娘が、こんなにも辛い目に遭わなければならないの……! ただでさえ、巧君の身に起きた事で病んだばかりなのに、こんな仕打ちを……! 何とかならないんですか⁉︎」

「……今の私に出来るのは、あの子達を後押しするだけです。どうかご理解を」

 

安芸にそう告げられ、なす術もなく肩を落とす銀の母。それを慰めようとする銀の父。なお、鉄男の姿はない。幼稚園に預けたままだ。

不意に、母の腕に抱かれていた金太郎が目を覚まし、辺りを見渡すと、泣きそうな顔で腕を伸ばして何かを言おうとしている。童子にしか分からない、銀の身に降りかかろうとする何かを察知したのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に、安芸は鷲尾家に訪れた。

 

「その、新しいシステムの事は、あの子達に伝えたらダメなのですか⁉︎」

 

須美の母からの問いに、安芸は静かに首を縦に振る。須美の父も同意見なのか、苦々しくもこう呟く。

 

「こんな残酷な事、教えられるわけないだろ」

「……心中お察しします。どうか、くれぐれも取り乱す事がないように、お願いいたします。神樹様と共にある、彼女達の為にも」

 

あまりにも機械的な口調に、須美の母は、我慢の限界がきたのか、前のめりになって口早に叫ぶ。

 

「そんな……! それじゃあまるであの子達は……!」

「お、おい」

「生贄じゃないですか!」

 

須美の母の怒声をその身に受けて、安芸も触発されたのか、一旦顔をうつむかせた後、顔を上げて、もの哀しげな表情を2人に見せた。

 

「勇者なんて、武神なんて、体良く取り繕っているけれど、それは、これからもずっと選ばれ、そして、失われていく生贄……」

「そこまで分かっていながら、どうしてあなた達は……!」

「私は……」

「……?」

「私に出来る事を、今でも詮索しております。源道先生とも話し合いました。今はこの方針を変えるつもりはありませんが、このまま黙って指を咥えているつもりはないとだけ、伝えておきます」

「……それは、大赦の意向かね? それとも」

「私自身の、個人的な意見になります」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鳴沢家でも、巧の両親の心情は複雑そのものだった。

 

「彼らを『死なせない』為の新システム。確かにこれならあの子達がこれ以上血を流す事はない。ましてや、これが神樹様のご意向なら、逆らう事は許されない。だが……」

「例えそうだとしても、心はどんどん傷ついていく……! そんなの、あの子達にとって生き地獄みたいなものよ……! あの子は、巧はもう、私達2人の、立派な息子よ……!」

「力及ばず、申し訳ありません。ですが……、これ以上彼らの負担を減らすには、もうこの方法しかないと、結論が出ています」

 

源道のその言葉に、巧の両親は返す言葉が思いつかない。同時に彼らの間で、自身の不甲斐なさを感じていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神奈月家でも、昴の兄であり、大赦の一員である織永を交えて、会合が行われた。

 

「つまり、大赦はその先も見据えて、このシステムを採用したという事なのですか」

「はい。その見解で、間違いないかと」

「神樹様をお守りする為、生贄はやむなし、か……」

 

昴の父が少し唸った後、決心したように口を開く。

 

「それが昴に与えられた使命だと言うのなら、我々に出来るのは、出来るだけ彼に悟られらぬように、支え続ける事なのかもしれない」

「父さん……!」

 

織永が思わず席を立ちあがるが、昴の父は眼力だけで彼を黙らせる。

 

「お前の言わんとしている事は分かる。だが、これまでのままでお役目に出ても、大怪我は避けられない。ただでさえ、本人の中で右腕を失ったショックは計り知れない。これは、昴やあの子達の為の措置なのだ。分かってやれ」

「……」

 

神奈月家の最高権限を持つ男に言われては、どうする事も叶わず、再び腰掛ける織永。そして、心の中で呟く。

肝心な時に何もしてやれない、不出来な兄を、どうか赦してくれ、と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に、源道は市川家を訪れ、彼の口から詳細などが語られた。

 

「そんな……。そんな残酷な事、晴人やあの子達に……」

「現状、それ以外に敵を迎え撃つ方法はない、との見解です」

「……今の市川家に、大赦に物申すだけの権限はない。俺達に出来るのは、見守ってやる事しか、ない。それしか、世界を守る方法はないんだ」

 

元々、地位の低かった市川家にはどうする事も出来ない。晴人の両親はそれを理解した上で、大赦の意向に付き従う他なかった。

 

「ふざけるんじゃ……ないわよ!」

 

ただ1人、彼女を除いては。

 

「やっぱり、初めからあたしの思った通りの連中だったよ、大赦ってのは! 世界を守る為だと大っぴらに言う割には、人に平気で嘘を吐いて、真実も何も知らせないまま、犠牲を前提に考えてる、低俗な連中じゃないか!」

「お、お婆ちゃん落ち着いて……!」

 

晴人の両親が慌てて祖母を引き止めようとするが、既に祖母は源道に詰め寄って唾を撒き散らしながら叫び続ける。

 

「あんたは……、いや大赦は、人間を『全体』でしか見ちゃいない! ただ、高みだけを考えて、『個』の事なんてこれっぽっちも気にかけちゃいない! 大勢の中の1人だったとしても、その1人の命を軽んじているのが、今の大赦なんだよ! 生きる為に戦ってるあの子達が生贄⁉︎ 冗談じゃない! 安易に誰かの命を犠牲にするやり方を、あたしは認めない! 今のあんたもだよ!」

 

そう言ってビシッと源道を指差す祖母。源道は何も答えない。晴人の両親がどうすれば良いのか分からずオドオドしている中、祖母は踵を返すように部屋を出ようとする。どこへ行くつもりなのか。晴人の母が慌てて尋ねる。

 

「今後、大赦とは一切縁を切らせてもらうのさ! その為にも、先ずはあの子達に、会いに行かなきゃならないんだよ! ……晴人、待ってておくれよ!」

 

そう言って祖母は、どこにそんな力があるのか分からないほどに素早い動作で、靴を履いて外に出た。本気で晴人達を探しに出かけたのだろう。晴人の両親や源道が止める暇も無かった。

やがて我に返り、祖母の後を追いかけようとする両親。その後ろ姿を、そして祖母が走り去っていったと思われる方角に目を向けながら、源道は拳を握りしめる。

祖母に言われた事に返事を返すように、彼は呟く。

 

「俺達は、どこまで、無力なんだ……!」

 

秋の風が、肉体的にも精神的にも屈強なはずの男を、嘲笑うかのように撫でた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

各々の家庭でそのような論議が行われている事もつゆ知らず、6人の勇者、武神はイネスを後にしていた。

 

「お父様もお母様も、学校の友達も、みんな応援してくれている。お役目がある私達は、幸せね」

「そうだな! 俺がこの街に来れたのも、お役目があったからだしな」

「俺がみんなと親しくなれたのも、お役目あっての事だ。そう考えると、選ばれた事も、悪い気はしない」

「だね〜。それに、横断幕貰っちゃったもんね〜」

 

ちなみに、クラスメイトが作成した横断幕は、現在は晴人の背負うランドセルの中に収められており、そのまま自室に飾るそうだ。

 

「また今度、家に行って写真撮らせてくれよ! 思い出にしたいんだ」

「僕からもお願いします」

「おうよ!」

 

6人による会話は弾んでいた。ここまで、様々な困難に当たっても、一緒に乗り越えてきた仲間。個々だけの力では成し得なかった事も、6人がいたから、ここまでやってこれた。

 

「きっと、これからも同じだよな」

 

誰ともなしに、晴人はそう呟く。6人の間を、爽やかな海風が吹いている。

そしてその風は、不意に雰囲気を変えた。

 

「「!」」

 

いち早く察した晴人と須美が振り返る。園子達も遅れて異変に気付く。

 

「遂に、来たか……!」

「分かるようになっちゃったね〜」

「これも経験値というやつですね」

「いよいよってやつだな」

 

皆が口々にそう呟く中、須美は以前、妙なイメージ映像が流れ込んで来たことを思い返す。

 

「(今度のは、きっと大変な戦いになる。神樹様も、それを伝えようと

していた)」

 

すると、6人の端末から聞き慣れないアラーム音が鳴り響き、手に取ってみる。画面には『樹海化警報』という文字が映し出されている。と同時に、いつものように周りの時が止まる。

 

「これも新機能の1つか」

「事前に敵の襲来を予測するシステムか。でも勘で分かっちまった俺達にはあんまし関係ないかもな」

「それな。けどまぁ、今回ばかりはバーテックスも空気読んでくれたみたいだな。お陰で今日一日満喫できたし!」

 

銀は新システムを使って戦う事が待ち遠しいのか、ランドセルを下ろして軽い準備運動を始める。

 

「銀、みんなも、気を引き締めて」

「分かってるって。もうこないだみたいのにはならないから」

「集中だね〜!」

「分かっているなら大丈夫か。あまり無理はするなよ」

「みんなで、頑張りましょう!」

 

そして、黄昏の空が例の如く、神樹が作り出す結界『樹海』へと移り変わっていく。6人に恐怖心は微塵もない。隣に、心強い仲間がいる事を、知っているから。

 

「やろうぜ、みんな!」

「えぇ、必ず一緒に帰ろう!」

 

晴人と須美の号令に、他の4人が頷き、同時にカラフルな世界に、その身を置く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

攻め入るのは、人類の『天』敵、バーテックス。

守り通すのは、『土』着の神に選ばれた、勇者3名と武神3名、計6名。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神世紀298年、秋。

 

後に語り継がれる事となる、『瀬戸大橋跡地の合戦』が、始まる。

 

 

 

 

 

 




お判りの通り、いよいよ最終決戦です。

これまで以上に激しい戦いが待ち受けておりますが、果たして、勇者達の未来は……。



〜次回予告〜


「満開!」

「こいつはいけるな!」

「これが、私達の新しい力……!」

「何だ、あれは……⁉︎」

「こんな戦い方でいいの⁉︎」

「イネスで祝勝会だ!」

「私、分かっ、ちゃった、か、も……」

「先に行って、待っててくれよ」


〜瀬戸大橋跡地の合戦〜

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