悪食女と美食竜   作:あかいかあ

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一幕 第十話

陽気にトゲール君キバール君を振りながら歩くミツネの後ろを歩いています。

 

トゲール君キバール君って言うのは、ミツネが骨双剣に付けた名前。確かそんな名前の双剣あったよなぁ。

アイルー君メラルー君だっけ?

 

そういえば、アイルーやメラルーをまだ見ていないな。

一度見てみたい。

 

「おっ!これは龍殺しの実だ!」

 

「結構集まってきたな」

 

「うん!実験出来る分は集まったよ!」

 

「じゃあ狩りに行こう。」

 

「はーい!」

 

 

昼食は双剣を作りながら食べたから、夕食探し。

アプトノスがいればいいんだけど。今の宿敵だし。

 

 

~~~~~~~~

 

て事で、やってきました森丘1番。

 

アプトノスが二頭いる。

で、狩りに出る前にやらなきゃ事がある。すぐ近くにベースキャンプがあるから、一度見に行ってハンターが居ないか確認するのだ。

周りの安全が第一ですよ。えぇ。

 

ミツネを背に乗せて、ゆっくりと歩く。

俺は前を、ミツネは後ろを見る。

 

 

~~~~~~~~

 

特に何も無かった。

 

誰も居ないし、無人のベースキャンプがそこにあった。

ミツネはまた支給品ボックスを覗いている。

 

「アルー!こんなのあった!」

 

ミツネは、ピッケルを持っていた。しかし、ボロくて少々建付が悪い。すぐに壊れそうだ。

 

「見た目は100%ボロピッケルだな。」

 

「貰って帰ろう!」

 

「まじで?でも、必要になるよなぁ…」

 

「内緒だよ」

 

「おう」

 

告げ口をする相手もいないが、盗みは盗みだ。内緒にしなきゃ。しかし!バレなければよかろうなのだ!!

 

 

~~~~~~~~

 

 

アプトノス。

 

弱いけど、今の俺たちには強敵。

ランポスみたいに体が小さくないから、関節技で一撃必殺も出来ない。で、ミツネの実験をしてみようって事だ。

 

2頭いるけど、食べきれないので一頭集中で狩る。

 

まず、ミツネは毒テングダケを食べた。

そして、アプトノスの後方から切り込む。

 

ザンッッ!

 

おお!切れてる!ちょっとだけど浅い傷が出来てる!

で、紫色の靄も出てる。

そのまま続けて二撃目。

 

ザッッ!

 

おお、切れてるよ。ミツネさん。

そんで、紫の靄は出なかった。アプトノスもミツネを敵と認識したのか、威嚇をしている。

 

「次行くよ〜マヒダケ!」

と言うと、ミツネはマヒダケを一つ食べる。

そして、

 

ザンッッ!

 

黄色い雷の様なエフェクトが出た。結構派手だな。

一撃毎にアイテム使っるけど、今回は実験。

なんて思っていると、アプトノスがビクビクしながら立ち止まった。

 

嘘だろ、マヒダケドーピング一発で麻痺かよ!状態異常値が高いのか?にしたって早すぎる。確定蓄積?

いやいや、双剣で確定蓄積なんかしてみろ、ぶっ壊れもいいとこだ!

 

「アル!なんか麻痺った!」

 

「ミツネ!今のうちだ!頑張れ!」

 

「わかった!そいやーーーー!」

 

ズババババ!

 

鬼人乱舞していた。いや、鬼人化のやり方がわからないから出来ないんだけどさ。見よう見まねなのかな。でも、結構様になってる。

 

ここで、アプトノスの麻痺も解ける。

続けてアプトノスは倒れた。でも、まだ討伐出来ていない。

 

バタバタと暴れるアプトノスから、一度ミツネは離れた。

何やらごそごそとランポスカバンを漁っている。次は何を出すつもりだ?

 

「テレレテッテレ〜〜!

ニートーローダーケ〜〜〜〜!」

 

「ちょっ、まじで!?爆発するかもだぞ!?」

 

「大丈夫だよ、多分!」

パクッッ!

 

やっばいな、どうなるんだこれ?

思うのも束の間、容赦なくミツネはアプトノスへ切り掛かる。

 

バァンッッッッ!

 

爆発した。結構豪快に。

 

「うるさっ!」

ミツネは驚いて尻餅をついた。

 

「おいっ!怪我は無いか?大丈夫!?」

 

「うん!大丈夫!耳がキーンってするけど。」

 

「そうか…良かった…」

 

「あ…!アプトノス倒しちゃった!まだ試したい実があったのになぁ…」

 

ミツネさん…なんか戦闘狂じみてません?

「まぁ、次の狩りで使おうよ。すぐには腐らないだろうし。」

 

 

~~~~~~~~

 

とりあえずアプトノスがを捌く。

 

ミツネのトゲールキバールで皮を切り、そこをきっかけに肉と皮を別ける。力技だけど。

 

「そろそろちゃんとしたんナイフが欲しいねぇ。」

 

「そうだな、綺麗に捌けた試しがない。」

やはり、力技で捌くと皮が千切れてしまったり、肉が皮に残ってしまう。勿体無いし、命に申し訳ない。

 

「人がいる所に行くべきなのかな?」

 

そうなるよなぁ…俺らには鉄の加工は出来ないし…

「だよなぁ…」

 

~~~~~~~~

 

ひとまず、大きな肉が塊で一つ取れた。

今日の夕食で食べ切れそうも無いけど、とりあえず背負って持ち帰る。

 

 

ミツネは側に置いていたランポスカバンとボロピッケルを持ち、落ち着ける場所を探す。

 

 

「ねえ、アル。」

 

「ん?どうした?」

 

「こっちから行けば森丘の9番に行けそうじゃない?」

 

いつもならマップにない場所へ向かうのだが、ミツネがふと言い出した。

「あぁ、行けるだろうけどどうしてまたそんなことを?」

 

「メラルーがいるかも」

 

「なるほど。見てみようってか?」

 

「うん。モンハンの癒し要素だもん」

 

「オッケー!行ってみよう。」

 

ということで、一人と一頭は1番から森へ入って、9番を目指す。

 

 

~~~~~~~~

 

結構歩いた。

 

1番から8番までで結構距離があって、生い茂ってわかりづらい道を進まなければならない。森が少し開けると、中心に大岩のある空間へ出る。ここが8番。

 

そこから9番のあろう方向へ行き、とりあえず直進する。

生い茂ってはいるけど、何となく道っぽくなっていて、そこを道なりに進むだけ。

 

探索ではなるべく迷わない様に歩いていたが、ここまでわかれば8番へ戻る道もわかるし、迷子にはならないで済みそう。

 

「あっ、アル!多分ここ9番だよ!」

 

「やっと着いたのか?」

 

「多分そう!トンネルもあるし、あっちには池もある!」

 

そこは間違いなく、森丘9番だった。

そして、目線を下げると、彼らはいた。

 

 

「メラルーだぁ!」

 

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