ポケモンって、クトゥルフ系に見えなくもない   作:ジャック・ザ・リッパー

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うむ!共感者が増えてくれて、余は嬉しい!

ポケモンの特性ってあったけど、初めて同じポケモンでも特性が違うことを知ったときに驚きを隠せなかった。

まさかヌオーに大爆発を無効にさせられるとは......。


間違えてこその人間である

私が襲われて二日後、彼はまだ目を覚まさない。倒れた瞬間の彼は、鼻血を吹き出し白目を剥いて体がピーンと延びた状態になっていた。

 

彼を家に連れて帰ると、彼の親に事情を聴かれた。私は、ありのままに全てを話した。正直な話、このバイトをやめさせられると思っていた。だが、

 

「息子に話を聞くまでは、貴女にはここに居てもらう。天才と言われるようなトレーナーだから息子を任せたのに、貴女にはガッカリだ。」

 

そう言われ、私は泣きそうになった。だが、

 

「しかし、貴女が息子の先生に成らなければ、息子は外にすら出なかっただろう。私達には出来なかったことだ。そこは感謝させてもらう。」

 

そう言われてからは、私はずっと彼から離れずに看病をした。栄養は栄養材でなんとかなったが、特に下の世話は大変だった。初めて見たのは教え子のモノでした。

 

こうして眠る教え子の顔をよく見ると、本当に年相応の子供に見える。私が襲われているときは、鬼気迫る表情で男の顔になっていたのに。

すると、彼の目がうっすらと開いた。彼が意識を取り戻したので、私は急いで彼の親に伝えに行こうとするが出来なかった。彼が、私の服を掴んでいたのだ。

 

「...先せ...大丈......夫...?」

 

意識を取り戻した彼がいの一番に発したのは、私を案じる言葉だった。私は泣きたくなった。守ると言った私が彼に守られ、心配をかけているという私の情けなさに。

 

「だ、大丈夫です。今、ご両親を呼んできますから、あなたは寝ていてください。」

 

私はそう言ったが、彼は離そうとしなかった。彼は無理矢理起き上がって、私に抱きついてきた。私は驚いて倒れそうになったが、彼の声が耳元で聞こえた。

 

「大丈夫、僕が先生を守るから。だから、悲しい顔をしないで。何時もみたいに、笑って先生。」

 

......私は呆気に取られた。彼が吃ることなく話したことに、彼の部屋にある鏡に写る自分の顔に。私の顔は酷いものだった、こんな自分の顔を見るのも初めてだった。一番辛い筈の教え子に、また助けられてしまった。そして、私は我慢できず泣いてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼が意識を取り戻し、彼の親と私は話し合っていた。

 

「君の話は、息子から聞かせてもらった。正直な話、私はあなたではない別の人に息子を任せたいと思っている。」

 

話し合いで先に言葉を発した彼の親は、そう言った。この意見は当然だ。子供を任せたのに、子供に守られる先生など情けないし頼り無い。

 

「だが、貴女には引き続き息子を頼もうと思う。」

 

「は?」

 

だが、この言葉は予想外だった。間抜けな声をあげてしまった。彼の両親は続けて言ってくる。

 

「息子が、旅に出るから先生と一緒に行きたい。だから、先生をやめさせないでと言ってきたんだ。ずっと外に出ることを怖がって引きこもっていた息子が、自分から外に出ると言ったんだ。この言葉が、息子にとってどれ程勇気を出して言っているのか長い間一緒に暮らしてきた私達には分かる。

......君の答えを聞きたい。」

 

私の答えは決まっている。

 

「是非やらせてください!今度こそ、私は彼を守ってみせます!」

 

「その言葉が、嘘でないことを願うよ。息子を、よろしくお願いします。」

 

彼の親は、頭を下げた。もう私は裏切らない、私を信じてくれたこの人達を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今からタマムシシティに行きましょう!」

 

私は焦っていた。結構な間、ジムリーダー達にロケット団に襲われたことを報告するのを。そして、ジムリーダー達との会談がタマムシシティで今日行われることを。

 

「うん、...先生が...そう言うなら......。」

 

今回は、彼も連れていく。彼の両親に彼を頼まれた事もあるが、都会を彼に見せてみたかったのだ。彼の反応が楽しみである。私はモンスターボールから、エアームドを出す。

 

「出てきて、エアちゃん!」

 

出てきたエアームドをみた彼が、ゲロを吐いた。忘れていた。彼はポケモンを見ると吐いてしまうのだ。目覚めてからニドラン♂を見ても平気だったので、すっかり油断していた。

 

「怖かったら、私に抱きついて目を瞑っていてください。直ぐに着きますから。」

 

そうは言ったものの、彼はエアームドに触れた途端にまたゲロを吐いた。エアームドが地味に落ち込んでいる。しかし、結構時間がない。彼が落ち着いてから、私達はエアームドに乗り空を飛んだ。

 

......。

 

「......あの、抱き付いて良いとは言ったんですけど、もう少し手を下の方に移動してもらえますか?というか、今何処に触ってるか分かりますか?」

 

「お腹じゃ...ないの...?」

 

解せぬ。




ペッタンペッタンツルペッタン!

主人公の名前とか、どうしよ?
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