仮面ライダーエグゼイド レジェンダリー・エンディング   作:エクシ

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霧島によってついに始まったレジェンドライダークロニクル。ゲームエリアにいる人間がレジェンドライダーを模った戦士 レジェンドプレイヤーとなって戦い合うゲームだ。監察医の九条貴利矢は仮面ライダーレーザーとして仮面ライダーアギト、仮面ライダーファイズと戦いを繰り広げた。CRのメンバーたちは今日も日本各地でオペに当たる。


第6話「Immortalな欲望!」

海外出張はいつも欧米諸国が多いが、今回はアジアだ。近年のアジア諸国の医療技術の進歩は欧米に追随する形であるが目に留まるものがある。今回は俺の技術をアジアのドクターたちに見せるとともにアジア諸国の医療技術は今どの段階にあるのか確かめる重要な出張となる。

 

そんな中、研修医…いや小児科医からメールが入っていることを往路の飛行機の中で気が付いた。

 

 

「飛彩さんが行く国にまでレジェンドライダークロニクルのゲームエリアは広がっています。そちらでもレジェンドプレイヤーがいるかもしれません。対処をお願いします。」

 

 

随分と大雑把な。だが俺に斬れないものはない。全てのオペを完ぺきにこなして見せる。そう思い自分自身の両手を見る。機内で着陸準備に入るというアナウンスがかかった。両隣のみずきとさつきは「失礼します。」と一言告げて俺のシートベルトを締めた。

 

 

 

 

 

アジア某国のとある砂漠。どうやら飛行場から現地まではこの砂漠を車で走るつもりらしい。少々面倒だがこれもまたドクターの仕事…というわけだ。運転手は現地の者、助手席にはみずき、運転席の後ろに俺が乗りその隣にはさつきが乗った。

 

しばらく車を走らせても景色が変わることはない。砂漠だから当然か。しいて言えば何台かオオハクチョウのマークがついた車がたまに止まっているくらいだろうか。

 

 

「あれはなんだ?」

 

「あぁ、最近見ますよ。どっかの財団が調査しているとか何とかで。」

 

「財団…だと?」

 

 

財団と言われるとどうしても財団Xが頭に浮かんでしまう。そんな偶然はあるわけないか。だが妙な点がある。車はあってもそれに乗っていた人が見当たらないのだ。運転手もそれに気が付いたようで少し遠回りをしたいと言った。砂漠で不審なことがあれば助けてやるのがこのあたりでのしきたりのようだ。俺も急いでいるわけではないからそれを許可する。

 

またしばらく車を走らせると目の前に小さな工場のようなものが見えてきた。砂漠の中に突然あるのだから違和感がある。

 

 

「あれはなんだ?」

 

「あんなもの…あったかなぁ…。」

 

 

…耳を澄ますと銃撃音や斬撃音が聞こえるぞ。工場をよく目を凝らしてみると…何人もの仮面ライダー、いやレジェンドプレイヤーが戦闘を行っている。

 

 

「あそこに向かってくれ!すぐだ!」

 

 

 

 

 

オオハクチョウのマークがついた車が工場の近くにも止まっている。その隣に俺たちの車を止めて俺とみずき、さつきはすぐに飛び出した。2人はゲーマドライバーを俺に巻き、タドルクエストガシャットを差し出した。

 

 

-タドルクエスト!-

 

 

「術式レベル2。変身!」

 

 

-ガシャット!ガッチャーン!レベルアップ!タドルメグル!タドルメグル!タドルクエスト!-

 

 

ブレイブ クエストゲーマー レベル2に変身完了。

 

 

「これよりレジェンドプレイヤー切除手術を開始する。メス。」

 

 

-ガシャコンソード!-

 

 

ガシャコンソードを手にしレジェンドプレイヤーたちに次々と斬りかかる。お互いにライダーゲージを削り合っていたからか一筋の斬撃を食らわせるだけで強制的に変身が解除されていく。仮想ガシャットが排出された人間たちの服には車と同じオオハクチョウのマークがついている。どうやら彼らが先ほどから止まっていた車の持ち主のようだ。

 

そこへ黒に黄色の差し色が入ったバイクに乗った男が急に入ってきた。男の服装はエスニック系でレジェンドプレイヤーとなっていた他の人たちとは雰囲気が違う。バイクの後ろには長い枝が差さっておりその上には…パンツだと?

 

 

「皆さん!やめて下さい!」

 

「おい、アンタは関係者か?ここは危険だ!逃げろ!」

 

「そういうわけにはいかないよ。皆俺の大切な仲間なんだ。」

 

 

男は3つのメダルが入るオーカテドラルを腰に装着。あれはこの前の戦いで小児科医が作った資料で見た。確かオーズドライバー…。ということはこの男が火野映司のようだ。

 

タカ、トラ、バッタの3枚のメダルをメダクリスタに装填し左下に傾ける。それをオースキャナーでスキャン!

 

 

「変身!」

 

 

-タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バ!-

 

 

やはり。映司は仮面ライダーオーズ タトバコンボに変身。メダジャリバーを手にレジェンドプレイヤーたちを斬っていく。その太刀筋は天才外科医である俺にも劣らない。

 

 

「君…永夢君の知り合いだよね?」

 

「あぁ。小児科医から聞いてはいたがここもレジェンドライダークロニクルのゲームエリアになっているようだな。」

 

「うん。鴻上ファウンデーションの調査隊の人たちまでこのゲームに参加させられちゃうなんて。」

 

 

鴻上ファウンデーション…どうやら財団Xとは違うようだな。

 

 

「とにかくまずはここを乗り切るぞ。」

 

「あぁ。そうだね!」

 

 

-ガッシューン!ガシャット!キメワザ!-

 

 

タドルクエストガシャットをガシャコンソードのガシャットスロットに装填。映司はメダジャリバーにセルメダルを3枚入れてオースキャナーでスキャンする。

 

 

-トリプル・スキャニングチャージ!-

 

-タドル クリティカル フィニッシュ!-

 

 

映司のオーズバッシュ、俺のタドルクリティカルフィニッシュが炸裂。多人数のレジェンドプレイヤーたちを一気に強制変身解除に追いやった。それにしても空間ごと切り裂く能力とは恐るべきはレジェンドライダーといったところか。

 

 

-ガッチョーン!ガッシューン!-

 

 

2人とも変身を解除し、倒れた患者たちを看るようみずきとさつきに伝えた。

 

 

「さっきはありがとう。えっと…」

 

「鏡飛彩だ。」

 

「飛彩くん、この工場は財団Xのものなんだ。この前の事件で使われた疑似コアメダルやゾディアーツスイッチを作っていたところ。」

 

 

まさか下の名前で呼ばれるとはな。普段は鏡先生と呼ばれている分、子ども扱いされているようでいい気分にはならない。だが映司の言っている内容にすぐ興味が移った。この前の事件とは最上魁星の一件のことだ。俺たちはネビュラバグスターと戦いっぱなしだったが、小児科医曰くバグスター以外の強敵も現れたらしくその戦闘力はなかなかのものだったらしい。

 

財団Xはレジェンドライダークロニクル以外にもそんなものを隠していたというのか。ドクターとして行うべきはレジェンドライダークロニクルの終息ではあるが財団Xの工場がこれだと言われてしまえば見過ごせないのが仮面ライダーというものだ。

 

 

「アンタはこの工場を破壊するためにここに来たのか?」

 

「…まぁ…そうかな。」

 

 

何か気になるな。口角の上がり方が不自然だったのを見過ごす俺ではない。だが相手に深く関わることはしないのが俺のポリシー。患者に限った話ではない。俺にも立ち入られなくないことはあるからな。

 

 

「なら俺も手伝わせてもらう。中にまだレジェンドライダークロニクルの仮想ガシャットを持った奴もいる可能性がある。財団Xの工場であるなら尚更だ。」

 

「ありがとう。助かるよ。」

 

 

 

 

 

中は最低限の照明で照らされている。映司の恐れずドンドン前へ進んでいくその心意義は尊敬するに値するな。

 

 

「…!機械音だ。」

 

 

小声で俺に伝えた。機械音があるということはその近くに人間がいる可能性が高い。とりあえずゲーマドライバーを装着しておいた。映司の腰にもすでにオーズドライバーが巻かれている。

 

そっと曲がり角から覗くとそこではオーメダルが次々とベルトコンベヤーに乗って生産されているのが見えた。白い作業服を着た男たちが1つ1つ確認してはそれを横にあるゴミ入れに捨てている。失敗作だらけなのだろう。

 

 

「最上のやつめ…。数少ない成功品をこうもあっさりと壊してくれやがって。」

 

 

奥の幹部格の白服を着た男はこの工場の責任者…といったところか?作業服の男たちは黙々と作業に取り掛かっているが、その男だけはのうのうと椅子に座っている。椅子の横に置いてある机の上には…設計図がある。オーメダルの設計図か?

 

 

「…あれだ…!」

 

「?」

 

「飛彩くん、1人で脱出は出来るよね?」

 

「…?あぁ。だが何をするつもりだ?」

 

 

俺の言葉に答える前に映司は曲がり角から飛び出る。何をするつもりだ!?

 

 

「なんだ!お前!」

 

「悪いけど俺の邪魔、しないでもらえるかな?そうすれば傷つけないからさ!」

 

「そういうわけにはいかないな!」

 

 

そういうと作業服の男たちはガイアメモリ、セルメダル、ゾディアーツスイッチ、ロックシードなどを使い怪人体になる。正面突破とは無謀な…!

 

 

-クワガタ!カマキリ!バッタ!ガ-タ・ガタガタ・キリ・バ・ガタキリバッ!-

 

 

今度はオーズ ガタキリバコンボに変身し、すぐに分身し各怪人たちとの戦闘を始める。カマキリアームによる斬撃で怪人たちは次々と敗れさっていく。前言撤回だ、無謀などではなく時間がかからない手段を選んだに過ぎなかったようだ。

 

 

「けっ、1人の侵入者程度に手こずるとは…。俺が一気に肩を付けてやる。」

 

 

そういい幹部格の男が取り出したのはキングオブポーカーブレイドガシャット。不死の生命体 アンデッドと戦った仮面ライダーブレイドのデータを収集して作られたガシャットだ。

 

 

「ゲームスタート…!」

 

 

-キング!キング!キング!キングオブポーカーブレイド!-

 

 

男の体は光のゲートを通過しブレイドプレイヤーへ変わった。しかしその姿は通常の姿ではなく金と紫紺で包まれたキングフォーム。ブレイドの最終フォームだ。

 

 

「フフフ…使い続けようやくこのフォームまでたどり着いた!オーズ、俺のキングフォームを見ろ!」

 

 

キングラウザーから放たれた飛ぶ斬撃はガタキリバコンボの分身をまとめて切り裂き1人に戻させる。

 

 

「く…なんだこの力…!」

 

「13体全てのアンデッドと融合したこの力…素晴らしい!素晴ら…グ…」

 

 

今度はどうしたというのだ。ブレイドプレイヤーは突然もがき苦しみ始めた。するとキングフォームとなっている体のレリーフ アンデッドクレストがそれぞれ緑色に光り始めた。腰のブレイバックルは破壊されその下からはジョーカーラウザーが顔をのぞかせる。

 

 

「グアアアア!!」

 

 

ブレイドプレイヤーの姿は黒と緑の怪人 ジョーカーアンデッドへと姿を変えた。キングフォームはどうやら常人には扱えない力らしい。

 

 

-タカ!クジャク!コンドル!タージャードルー!-

 

 

映司はタジャドルコンボにコンボチェンジ。タジャスピナーから放たれた炎弾はまっすぐジョーカーへ飛んでいくも手のデスサイズで弾かれる。逆にデスサイズから斬撃を飛ばされカウンター攻撃が放たれた。

 

 

「術式レベル50!変身!」

 

 

俺も思わず飛び出してしまった。走りながらガシャットギアデュアルβのタドルファンタジーにアクチュエーションダイヤルを回してそのままゲーマドライバーに装填。

 

 

-タドルファンタジー!デュアルガシャット!Let's going King of Fantasy!ガッチャーン!デュアルアップ!タドル メグル RPG!タドルファンタジー!-

 

 

ブレイブ ファンタジーゲーマー レベル50に変身し念動力を使って斬撃を弾こうとする。しかしその攻撃は止まることなく映司の方へ飛んでいった。まずい…!

 

もうすぐ映司の元へ到達するギリギリのところでどこか別の方から斬撃が飛んできて斬撃を消した。このレベル50の力でも弾けなかった攻撃を1発でかき消すとは何者だ?

 

飛んできた方向を見るとそこには何者かがいたような気配を感じるも視覚では捉えることが出来なかった。

 

 

「アンク…?」

 

「何をボサッとしている!やられるぞ!」

 

「あ…うん!まずは生き残ること、それが大事だよね。」

 

 

わかってるじゃないか。さすが俺より前から戦い続けているだけある。オーズはオーメダルネストから3枚の新たなコアメダルを取り出した。

 

 

-Time-

 

 

ジョーカーはスペードのカテゴリー10のカード タイムスカラベをジョーカーラウザーにスキャン。肉体がスカラベアンデッドへ変化した。

 

 

-スーパータカ!スーパートラ!スーパーバッタ!ス・ー・パー!タトバ!タ・ト・バ!スーパー!-

 

 

俺には何が起こったのかわからない。しかし後から知った情報によるとタイムスカラベには時間停止能力があるらしい。ジョーカー以外の時間は止められてしまう中、スーパータトバコンボには停止された時間の中を動くことが出来る能力があるため、ジョーカーを攻撃することが出来、再び時は動き出したのだ。

 

 

「グオオオオオ!!」

 

 

スカラベアンデッドから元の姿に戻ったジョーカーはもがき苦しむ。まだバグスターウイルスは培養されていくのだ。巨大化していくジョーカーの姿はやがて巨大邪神フォーティーン ジョーカーverとなる。バグスターユニオンや超ゲムデウスのような存在だ。

 

 

「ギャオオオオオ!!」

 

 

フォーティーンの登場によって工場は崩壊出来たが、砂漠の真ん中でこのような巨大な敵と戦うのは少々難易度の高いオペになりそうだ。さすがの映司も少したじろいでいる。

 

そこへブルーとシルバーのバイク ブルースペーダーが走ってきて俺たちの横に止まった。この男は…!

 

 

「バグスターウイルスっていうのはすごいな。ここまでジョーカーの力を再現できるなんて。檀黎斗の時も驚かされたが。」

 

「アンタは…剣崎一真…!」

 

 

この男…かつて檀黎斗が自らを蘇らせるために作ったゲームをプレイしていた小児科医を助けた剣崎 仮面ライダーブレイドだ。

 

 

「剣崎一真だな。なぜこんなところにいる?」

 

「最近このあたりで始以外のジョーカーの気配を確認できた。だからここに来たんだ。やはりまたバグスターウイルスで再現されたジョーカーだったか。人騒がせだな。」

 

「人騒がせって…。そんな落ち着いてる場合じゃありませんよ!」

 

「わかってる。変身…!」

 

 

-Turn Up-

 

 

剣崎のブレイバックルから光のゲートが現れ、それを通ると仮面ライダーブレイドへと変身を遂げた。そしてラウズアブゾーバーにスペードのカテゴリー(クイーン) アブゾーブカプリコーンを挿入する。

 

 

-Absorb Queen-

 

 

そしてスペードのカテゴリー(キング) エボリューションコーカサスをスライド。

 

 

-Evolution King-

 

 

剣崎の持つ全てのラウズカードが剣崎の体と融合しキングフォームへ姿を変える。ブレイドプレイヤーのような暴走は起こさない。

 

 

「あの力を暴走もせず…すごい…!」

 

「行こう。フォーティーンを倒すんだ。」

 

「俺に斬れないものはない!」

 

 

-ガッチョーン!キメワザ!-

 

-Spade Ten Jack Queen King Ace-

 

-スキャニングチャージ!-

 

-ガッチャーン!タドル クリティカル スラッシュ!-

 

-Royal Straight Flush!-

 

 

3人の足にエネルギーが溜まりフォーティーンに向けてキックを叩き込む。とつてもない衝撃波がフォーティーンだけでなく俺たちにまで伝わってくる。だがそれにめげる俺たちではない。より強く足に力を込めフォーティーンの装甲を破壊していく。鎧の中には財団Xの男が気絶しているのが見える。

 

 

「術式レベル100!」

 

 

-ガッシューン!タドルレガシー!ガシャット!ガッチャーン!レベルアップ!辿る歴史!目覚める騎士!タドルレガシー!-

 

 

タドルクリティカルスラッシュを中断してレガシーゲーマー レベル100にレベルアップ。レガシーゲーマーにはプレイヤーの回復能力が備わっている。ブレイド キングフォームとオーズ スーパータトバコンボ、それに俺のタドルクリティカルスラッシュを喰らえばフォーティーンとはいえただでは済まないだろう。だからこそ俺の力で回復させる。俺は敵を倒すために攻撃しているわけではない、コイツを助けるために戦うのだから。

 

 

--ゲームクリア--

 

 

 

 

 

この工場で生産されたアイテムを使って怪人になった者たちはその代償か、命を落としてしまった者もいた。全てを助けられなかったことを悔いないことはない。だがその悔いを次の患者のために活かすことこそ俺たちに必要なことだと思う。

 

そんなことを考えていると剣崎はブルースペーダーに跨りどこかへ去ろうとしていた。

 

 

「もう行くのか?」

 

「あぁ。ジョーカーの正体はアイツだった。少し前から出ていて気になっていたからこの地に留まっていたんだ。」

 

「少し前から…か。でもおかしいですね。奴がジョーカーになったのは先ほどでしたよ。」

 

「…それは本当か?」

 

「あぁ、俺もこの目で見た。奴がジョーカーへと変化したのは医学的見地からも先ほどだ。」

 

 

それを聞いた剣崎は少し悩んでいる。当然だ、それはつまり奴の他にもジョーカーの力を持つ者がこの地にいたという意味なのだから。結局剣崎はこの近くにしばらく留まることとなった。レジェンドプレイヤーが出現したら彼らのオペも請け負うとのことだから俺はこの地を離れることが出来る。医者ではないものにオペを預けるのはいささか不安が残るが…。

 

 

「俺は目的のものが手に入ったから別の場所へ行ってレジェンドプレイヤーたちの治療に力を貸すよ。」

 

「目的のもの?」

 

「うん、これ。」

 

 

出したのは幹部格の男の元に置いてあったオーメダルの設計図だ。

 

 

「この前の戦いで財団Xがオーメダルを作る研究が随分と進んでいることを知ったからね。コアメダルを復元するための情報になり得るならってここに来たんだ。」

 

「そうか。俺には関係のない話だ。」

 

 

そう、俺には関係のないこと。相手には深く関わらないことだ。そう思いながらも俺はこの強い2人に見えないように笑みを浮かべるのだった。


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