泥の錬金術師   作:ゆまる

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狩猟

いつかどこかの、誰かの記憶。

 

「嘘だ」

 

「嘘ではない」

 

「嘘だ!!」

 

「本当だ。君たちの父は、中央にてイシュヴァール人のテロに巻き込まれ死亡した。残念だ」

 

「嘘つき!!お父さんは、すぐ帰ってくるって言ったもん!!」

 

「君たちは行く当てがないようなら軍が保護した後……」

 

「出てけ嘘つき!!どっか行けー!!」

 

「帰れー!!」

 

「……やれやれ、おい、行くぞ」

 

「はっ」

 

 

 

 

「お父さん、死んでなんかないよね?」

 

「……わかんない」

 

「お父さん、死んじゃったのかなぁ」

 

「……わかんない」

 

「……お父さん、生き返らないかなぁ」

 

「人体錬成は、ダメだからね。お父さんと、約束、したもん」

 

「……うん」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

この前東方司令部から中央勤務へと異動になったマスタング大佐。

今は、東部から一緒に連れてきた部下のうちの一人、ホークアイ中尉と街道を軽い雑談をしながら歩いている最中だ。

 

そこに突然マスタング大佐の後ろから仮面をつけた黒装束が声をかける。

 

「ロイ・マスタング大佐カ?」

 

「うぉう!?……そうだが、何かね?」

 

あまりの気配の無さに思わず飛び下がって手袋を取り出そうとしたマスタング大佐だったが、相手に敵意がなさそうなことを確認すると居住まいを正した。

 

「マーシュ・ドワームスからの伝言を持ってきタ」

 

「ほう、ドワームスが来ているのか?貴方がドワームスの遣いだと分かる何かを提示していただきたいが……」

 

「『一度合流したい。ロイが教官の妻に手を出してまだ射殺されていなかったら』だそうダ」

 

「良かろうドワームスの遣いだと認めよう、後でドワームスは焼く」

 

「教官の奥様にまで手を出してたんですか……?」

 

ホークアイ中尉がしらっとした目で一歩下がる。

 

「違う!いや、違わなくはないがそれは若かりし頃の過ちだ!と、とにかくこれに書かれた場所に来るようドワームスに伝えたまえ。仕事が終わればすぐに向かう」

 

マスタング大佐がメモに場所を書き込み、黒装束へと差し出す。

 

「了承しタ」

 

それを受け取った黒装束は、闇に溶けるように消える。

マスタング大佐はその後、ホークアイ中尉に薄っぺらな言い訳を延々とするのだった。

 

ーーー

 

「まったく、災難だなぁ……」

 

フーが持ち帰った、マスタング大佐のメモの場所に来たマーシュ達。

そこはどうやら古びたマンションのようだった。

誰かが住んでいるような形跡はない。

指定された部屋まで生き、ドアをガチャリと開けると部屋の中で誰かが包丁を研いでいた。

何かの頭蓋骨を被った、誰か。

ドクロ頭に鎧。手には大きな包丁。少なくともまともな人間でないことは確かだ。

 

「うぉ!?なんだお前!」

 

「なんだ?マスタングのお仲間か?」

 

思わず構えるマーシュだが、ドクロのほうは包丁をシャーシャーと研いだまま動かない。

 

「あ!」

 

「お、ファルマン……だっけ?」

 

奥から、痩せ身の男が顔を覗かせ、マーシュを見ると安心したように息を吐く。彼はヴァトー・ファルマン准尉。マスタング大佐の部下の一人だ。マーシュとは東方司令部で一度顔を合わせている。

 

「よかった、これでようやく解放される……。殺人鬼とずっと一緒にいて気が狂うかと思った……」

 

「つれねぇこと言うなよ兄ちゃん」

 

目から涙をちょちょ切れさせつつ、床に座り込むファルマン准尉に、その肩をバシバシと叩いているドクロ。

 

「……とりあえず、集合場所はここでいいらしいな」

 

 

 

 

「俺ぁバリー・ザ・チョッパー!この中央を恐怖のどん底に叩き落とした、最凶の殺人鬼といえばお前らもわかるだろ?げへへ」

 

「いや、知らん」

 

「「「知らなイ」」」

 

「……そうか」

 

意気揚々と名乗りを上げたバリーだったが、三人は外国人、マーシュは特に興味がなかったということで誰もその名を知らなかった。バリーがしゅんとして、包丁をまた研ぎ始める。

 

「んで、その殺人鬼さんがなんでロイの秘密基地にいるんだ?」

 

「おう、色々ワケがあるんだこれが!」

 

よくぞ聞いてくれましたとばかりに顔を上げ、また揚々と顛末を喋り出すバリー。

まとめると、こうだ。

 

もともと第五研究所の警備を担当していたバリーは、マーシュたちが第五研究所に忍び込んだ時、侵入者の排除のために研究所の周りに向かったらしい。だがいざ行ってみると誰もおらず、探すのも面倒だなとブラブラしていたら、突然に研究所が爆発。これ幸いと研究所から逃げ出したそうだ。しばらく身を潜めた後に、誰かの肉を切り刻もうかと夜の街に繰り出したところでホークアイ中尉に遭遇。アッサリと返り討ちにされ、その強さに惚れ込んだ。自分を捕らえたり処分しないこと、もう人を切らないことなどを条件にマスタング大佐の力になることを承諾したのだった。

 

「……ってなわけよぉ」

 

「あー、まぁ、とりあえず味方ってことはわかった。ところでもしかして、その中って空っぽか?」

 

好き好んで変な頭蓋骨と鎧を着ているという可能性もあるにはあったが、マーシュにはこの前友人になった兄弟を思い出して、訊いてみたのだ。

 

「おう、よくわかったなァ!その通り、俺様は今魂だけの存在よ!」

 

「何!どういうことダ?」

 

リンが反応し、身を乗り出す。

 

「囚人の魂を鎧に定着させたってとこだろ。多分、肉体から無理やり剥がしてな」

 

「あァ、あの痛みといったら、いっそ殺してくれって何度思ったか!」

 

「肉体がないということは、もしかして、不死なのカ……?」

 

「弱点がねぇわけじゃねぇ。が、飯もいらんし睡眠もいらんし痛みもねぇ。寿命も多分ねぇんじゃねぇか?」

 

リンが目を輝かせ、机をバンバンと叩く。フーとランファンも前のめりになっている。

 

「なんだそれハ、最高じゃないカ!おい、やり方を教えてくレ!」

 

「俺は知らねぇぞ。知ってる奴もこの前消えちまったよ」

 

「なっ……。ぐぅ、今まで通り賢者の石を探すカ……」

 

「や、多分やり方知ってる奴を知ってるぞ」

 

「本当カ!?」

 

「友達だ。旅をしてるから今の居場所はどこか知らんが、会えたら話を通してやるよ」

 

「ありがたイ、つくづく良い友人だナ、マーシュ!」

 

「まぁな。んじゃ俺はマルコーから貰った資料を読むから、ロイ来るまでしばらく休憩してていいぞ」

 

マーシュが資料を取り出し、ソファに寝そべった。

椅子はリンとバリーが座り、ソファはマーシュが占拠。

ファルマンは所在なさげに隅の方に座るのだった。

 

ーー

 

「やぁドワームス。ウェルとウェルダンどちらが好みかね?」

 

「ステーキならウェルのほうがいいなぁ。腹減ったし食料持ってきてくれよロイ」

 

夜になり、仕事を終わらせたであろうマスタング大佐がやってきた。手には発火布をつけ、指を擦り合わせているが、マーシュはどこ吹く風でソファに寝そべったままだ。

 

「どこまでも、人をおちょくりおって……ところで、三人ほど仲間が増えているようだが?」

 

「仲間……というよりは協力関係?賢者の石を狙ってるそうだ」

 

「シン国第12皇子、リン・ヤオ、ダ。マスタング大佐、話は聞いてル。一枚かませてほしイ」

 

「ふむ、シン国の皇子とコネが出来るのはこちらとしてもありがたい。もとより人手はいくらあっても足りないんだ、よろしく頼む」

 

マスタング大佐とリンが握手をかわし、

その後、ファルマンが買ってきた晩飯を食べながら、情報交換の時間に移るのだった。

 

ーー

 

「首尾は上々、か。だが、キンブリー、か……。まさか奴が人造人間側についているとはな」

 

「賢者の石も持ってる。少なくとも街ひとつ簡単に潰せる火力はあるぞ。というか実際潰しかけた」

 

「ロンデリーの街が半壊したというのは、奴のせいだったか……。向こうの戦力を考え直す必要があるな」

 

「そっちはどうだ?」

 

「信頼出来る人間には声を掛けた。皆快く承諾してくれたが、まだまだ国をひっくり返すには足りないな。ブリッグズの兵が全員加わってくれてようやく、だ」

 

「ま、バレてなきゃいいよ。ブリッグズにはもう一度行く必要があるな……」

 

今までの成果と敵方の能力、勢力。誰が協力してくれるか、してくれそうか。マーシュ達の会議は続く。そしてだいたいのことを報告し、推測も交わし終えた後。

マーシュが立ち上がった。

 

「よし、釣りでもするか」

 

ーーーーー

 

翌日。

軍の詰所へと向かおうとしていたマスタング大佐のもとにエドワードとアルフォンスがやってきた。その雰囲気は挨拶をしにきたような穏やかなものではなく、今にも大佐に殴りかかりそうな形相だ。

 

「どういうことだ大佐!!なんでヒューズ中佐が家族ごと行方不明になってて、なんで()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!!」

 

「……私が何か知っているとでも?」

 

「知らねぇとは言わせねぇぞ!知らなきゃそんなに落ち着いてるはずがねぇ!!何が里帰りだ、バカにしやがって!!」

 

「ふむ、確かに知っている。マーシュ・ドワームスがヒューズとその家族を行方不明にした犯人だ」

 

「なっ……にを言ってやがる!!マーシュがンなことするわけねーだろォが!!」

 

「鋼の。君が奴の何を知っている?」

 

「何?」

 

「たかだか数日共に行動しただけで、何故奴がそんなことをしないと言える」

 

「っ……でも、マーシュは……!」

 

「いい機会だ、奴のことはさっぱり忘れろ。ヒューズはこちらが全力で捜索している。お前に出来ることは何もない」

 

「……テメェ、本気で言ってんのか!!」

 

「兄さん、ストップ!!」

 

エドワードが激昂し、アルフォンスの制止も聞かずマスタング大佐の胸ぐらを掴む。

が、マスタング大佐はそれを即殴り飛ばした。

 

「上官に手をあげるとは何事か。見逃してやるから今日は帰りたまえ」

 

「こん、の、クソ大佐ッ……!」

 

倒れたまま、エドワードは去っていくマスタング大佐を睨みつけるのだった。

 

 

 

 

「良かったんですか?」

 

隣に歩くホークアイ中尉がマスタング大佐に問いかける。

 

「鋼ののことかね?奴らはまだ子供だ。この件に関わらせるわけにはいかない」

 

「もっとムキになって無茶をしそうですが」

 

「その時はその時だ」

 

 

「あ!!」

 

「ん?」

 

帽子にサングラス、黒いコートに身を包んだマーシュに、ウィンリィが駆け寄ってきた。

 

「マーシュさん!どうしたんですか変な格好して」

 

「しーーーっ!今名前呼ばれるのはちょっとマズイ」

 

人差し指を立てながら、マーシュがキョロキョロと辺りを見渡す。

幸い誰も聞こえてはいないようだ。

 

「え、なんでですか?」

 

「もしかしてウィンリィ、中央に来たばっかか?」

 

中央の新聞には数日前から一面に大きく、ヒューズ中佐の行方不明の件が書かれ、指名手配のマーシュの名前と写真も載せられている。それを知らないということは、少なくとも何日も前に中央に来たわけではないということだろう。

 

「あ、よくわかりましたね!エド達と一緒にヒューズさんに会いにこようとしたんですけど、エド達が急にホテルから飛び出していっちゃって、今探してるんです」

 

「あー……。わかった、一緒に探そうか」

 

兄弟のだいたいの事情を察したマーシュだが、ウィンリィを放っておくのも少し憚られ、そう提案した。

 

「わ、ホントですか、ありがとうございます!」

 

 

 

 

「ほれ、お食べ」

 

「ありがとうございます」

 

小腹が減ったとマーシュがホットドッグを買い、ついでだからとウィンリィの分も買った。ウィンリィは悪いですと言って遠慮したが、マーシュがぐいぐいと押しつけてくるので仕方なく受け取ったところだ。ちなみにマーシュの手にはまだ5.6個のホットドッグが入った紙袋がある。

 

「ウィンリィは今まで何してたんだ?」

 

「ラッシュバレーで機械鎧の修行してました。機械鎧の聖地っていうだけあって、技術もすごいんです!」

 

「へぇ、じゃウィンリィの腕もどんどん上がってるわけだ」

 

「まだまだばっちゃんには勝てそうにないですけどね……」

 

「機械鎧技師の道のりは長く険しいってか?」

 

「そうなんです!でも頑張りますよ、私。最近じゃお客さんも増えてきたし、それに……や、なんでもないです!」

 

少し顔を赤くして顔を振るウィンリィ。それを見てマーシュは、ほほーぅと察する。

 

「それにエドにも良いの作ってやんなきゃな」

 

「え、なんで分かっ……ち、違います!エドのためとかじゃなくて……アイツが毎回ぶっ壊してくるから仕方なくもっと良いのを作る必要があって!」

 

「あー、分かってる分かってる」

 

「真面目に聞いてます!?」

 

必死に手を振って言い訳するウィンリィに目を向けず、ホットドッグを齧りながら返事をするマーシュ。

こんな談笑をしながらしばらく歩いていると、軍の詰所の周辺でマーシュが立ち止まり、指を差す。そこには項垂れ気味のエドワードと、心配そうにしているアルフォンス。

 

「あ、いたぞ」

「え?あ、ホントだ!ありがとうございますマーシュさん!」

 

「いやいや、そんじゃ俺はここで」

 

「え、エドと会わないんですか?」

 

「多分少し面倒なことになりそうでな……。よろしく言っといてくれ」

 

そう言い残しマーシュは路地裏へと去っていった。

 

「……?どうしたんだろう。おーい、エドー!」

 

「ウィンリィ……。わざわざ追っかけてきたのか」

 

「よくこの場所がわかったね」

 

「マーシュさんが連れてきてくれたの」

 

ウィンリィの言葉を聞いた瞬間、エドワードが顔をバッと上げる。

 

「は!?マーシュが!?ウィンリィ!!どこだマーシュは!!」

 

「わ、何いきなり!会うと少し面倒そう、って言ってどっか行っちゃったわよ」

 

「んなっ……!あンの野郎〜……!!探すぞアル!取っ捕まえて話を聞くんだ!」

 

「わかった!」

 

「……もう、なんなのよー!!」

 

ーー

 

「しっかし、エド達もいるのかー。どうすっかな」

 

「……奴らは仲間ではないのカ?」

 

いつの間にかマーシュの近くに現れたランファンが尋ねる。

 

「友達だ。あまり巻き込みたくはないんだよなぁ」

 

ポリポリと頭をかくマーシュ。仕方ない、と言いながら路地裏の奥へと進む。ランファンをつれてしばらく歩き、手持ちのホットドッグもなくなった頃。

 

「さて。おいでなさったか」

 

ランファンがバッと上を向き、クナイを構える。

マーシュも上を向くと、そこにはグラトニーと、いつぞやの少年。

 

「見つけた、エンヴィー。泥の錬金術師の、におい」

 

「よくやった!おい泥の!ようやくぶっ殺せるなぁ!」

 

あの少年が、エンヴィー。ヒューズの妻に変身して、ヒューズを撃ち殺そうとした者。加えて、おそらく人造人間。

 

そして、二人とは別に、路地裏の奥から、現れた者。軍服に身を包み、何本も剣を携えて、眼帯をつけた男。見紛うはずもない。

 

キング・ブラッドレイだ。

 

「やぁ、マーシュ・ドワームス君。こんな所で会うとは奇遇だな」

 

「……大総統っていう職業、もしかして暇なのか?」

 

内心マーシュは悪態をつく。これでブラッドレイは敵で確定だ。それは予想通り。だが、こんな街中で襲ってくることは予想外だった。グラトニーと合わせて、変身能力の人造人間、そしてキング・ブラッドレイ。マーシュでも三人を相手にするのは流石に無謀だ。

 

「今日はオフでね。趣味の()()でもしようかと思ってな」

 

「オフなら家族サービスしてやんな。よっぽど有意義だぞ」

 

冷や汗を流しながらマーシュが少しずつ後ろに下がる。

下手に錬金術を使おうものなら、その瞬間に首と胴が離れる未来しか見えない。

 

「何、すぐに終わらせて家に帰るとも」

 

「おいラース!泥の錬金術師は寄越せ!このエンヴィー様をバカにしたことを詫びるまで、腹の中ぐっちゃぐちゃに掻き混ぜてやるんだ。謝ってもやめないけどさぁ!」

 

「遊んでいる暇はない。この男は、少しでも油断すれば何をするかわからんぞ。グラトニー、お前はわかっているんだろう?」

 

「……もう、あたま、いたいのやだ」

 

グラトニーが頭を抱えて、うつむく。生きたまま頭を溶かされる経験はさすがの人造人間もなかったようで、その痛みはまだ慣れていないようだ。

 

「さぁ始めようか、ドワームス君。私の家族との時間のためにも、逃げないでいてくれると助かる」

 

チャキリと剣を鳴らすブラッドレイに、マーシュは指を銃の形にして向ける。

 

「……逃げねぇよ。俺は、俺たちは今日ここでお前らを」

 

スンと鼻を鳴らしたグラトニーが振り返る。が、もう遅い。

 

「仕留めるつもりだ」

 

 

 

マーシュの発砲の仕草と「パン!」という声と同時に、リンとフーが後ろからグラトニーとエンヴィーの頭を叩っ斬った。

 

 

 

「さぁ始めようか、ブラッドレイ君。罠にかかった獲物は、お前らのほうだ」

 









うろたえるな!思考を止めるな!書くことを諦めるな!


モチベ高めだったので思ったより早い続きですイェイ。
でも次話は全く書かれてないし構想もされてないのできっと遅いです。俺は嘘をつかないのを信条にしてる。

この前気づいて、非ログインでも感想を書ける設定にしました。
ギブミー感想。モチベが上がります。

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