日出ずる処のアオリスト(^Д^)プギャー   作:蕎麦饂飩

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とにかく多方面に喧嘩を売る様な聖徳○子がサーヴァントにっ!!


その男、アオリストに付き

「ちぃーっす、俺、厩戸(うーま)っす。

一応次男だけど、親父は用明(よ-めー)だからちょーっ偉いんで、それなりの態度で宜しくー」

 

――これが、私達が出会ったイロモノサーヴァントの中でも、極めつけに鬱陶しい彼との出会いだった。

 

うーま? UMAじゃなくて?

…ゆとりにゆとった彼と最初に出会った時、私達は彼がサーヴァントである事と、見た目からアジア系である事は解った。

でも、正直こんな英霊に見当は付かなかった。

ただ、凄くウザい奴だという事は直ぐに誰もが理解できた。

だが――――――この時点では、まだ誰も彼のポテンシャルの高さを想像もしていなかった。

 

 

彼に面識があるものを探すために、最初に中国系のサーヴァントを引き合わせて見た。

先ずは荊軻からだった。

 

「私は荊軻。始皇帝の暗殺に――――――――」

 

「あー知ってるー、暗殺に大失敗(・・・)しちゃって死んじゃった人だねー。マジウケるー(笑)

まあ俺的には全然暗殺成功してて良かったんだけどね。だって所詮日が沈む国の天子だしー。ぷぎゃー。」

 

まて、日本人的に何処か聞きなれた言葉が出てきた。

そして凄く嫌な予感がする。

 

「マスター。何だかこの男から皇帝オーラが出ているとかどうこう抜きに殺したい。

いや、寧ろ殺させてくれっ!!」

 

荊軻落ち着いて。そりゃあ、気持ちもわからなくも無いというか、寧ろ凄く解かるけど。

取り敢えず落ち着こう。どうどう。

 

「っていうか、日が沈む国の分際で、日が昇るちょーかっけー国に下に付けとかマジ頭使えっていうか、

まあ実際、向こうの国は太陽(天子)沈みまくって、うちの国は万世一系とか、マジサンライズ。

リスペクトしてくれていいよ。聖徳太子様マジスゲーって。具体的には三跪九叩頭の礼で」

 

…本当に聖徳太子だったのか。

僅かな希望が今、砕け散った。

 

このはっちゃけ聖徳太子に、

全中国系サーヴァントが殺気立ってる。

こうなったら、公平なルーラーのサーヴァントに取り成して貰おう。

うん、そうしよう。

 

 

「私はキリスト教の聖女マルタで――――――」

 

「えっ? 丸太? もしかして昔太っててそんな名前付けられたの? マジかわいそーうひゃはやひゃ。

っていうか、俺の出自景教の教祖に似てるって言われてるけど、

その理屈だとマリアとかも結局さ、北欧か印度の神仙宿っての処女受胎のパクリだからさ、

要するに、キリストもパクリキャラな訳よ、知ってたー?

まーうちの国は仏教と神道がメインだから、景教とか勘違いオサレしかやんないけどねー」

 

 

あっ、

 

「神よ、その御名を汚す悪逆の徒に裁きを与えたまえ、っていうか、私が裁く。裁くのは私のタラスクだーっ!!」

「我が国の恥をお許しください…アーメン」

「あのピンク髪以上に在り得ない存在がいるなんて…」

 

全ルーラーブチ切れ。

なんかもう仕方ない。

 

 

 

「ちょっと、一度に喋ると聞き取るの面倒なんだよねー。

まあ、俺は10人や30人くらいなら同時に話すことできるけど、なんか、めんどいじゃん?

っていうか、誰かが喋っている時はまず待ちましょうって、お母さんに習わなかった?

あっ、それとも孤児とかだったり? だったらごめんねー。

俺、高貴な血筋過ぎて庶民の事まじわかんないっつーか、見たいな?」

 

 

 

 

出生が不確かなサーヴァント達もアップを始めた。

 

 

「屑だな」

 

思わず口に出してしまったエミヤオルタ。

その気持ちは凄く解かる。

 

「うわー、黒い奴だ。見た事ないけどきっと日本から遠く離れた国の人だね。

日出国で太陽バンバン浴びてもそうはならないって」

 

だから、生まれとか国とか宗教とか肌の色とか、そう言う事で差別するのは一番してはいけない事だから。

どっかの極左学生集団が誰でも人類はお酒を飲めば仲良くなれるとか言ってたのはお花畑だろうけど、それ以上にゆとってるわー。

 

 

彼は、恐らく日本でも昭和33年から昭和59年までは、給料日には一番尊敬される偉人だったけど、

これは福沢諭吉に代わっても当然だ。

 

 

「えっ、っていうか、皆何でそんな怖い顔して武器を構えてんの?

戦争反対ラブアンドピースだよ。ほら、憲法にもあんじゃん。

9条だっけ? 和を以て貴しとなすってさ。9条改憲はんたーい」

 

……あー、もう擁護の仕様が無い。

っていうか、する気が欠片も起きない…。

 

もうさ、皆――――――

「やっちゃえ」

 

「うそうそうそ、マジで切れすぎ。

未来視したら俺悲惨な感じになってんじゃん。

まあ、謝るからさ。許せよ、な?

この日出処の天子が、謝ってやるんだからさ。ね?

―――――――――――――――ごめーんね(笑)」

 

 

――――――――――――この後彼がどうなったかは問うまでも無い。




っていうか、先ず聖徳太子に作者がごめんなさいしないといけないのは間違いありません。
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