真・恋姫†無双 転生伝   作:ノブやん

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三十話

ある日の昼下がり、今俺は、二階建ての建物の二階にある部屋にいる。一階は丼専門店をやっていて俺が出資をした店だ。

まず、この店を出そうと思った理由は丼物を手軽に食べたかったからだ。この世界には丼物のメニューが無かったため、手軽に食べることが出来るように自分で店を造ってしまえと思ったのだ。

しかし、警備隊の副長である俺は、日ごろの警邏や書類作業、兵の訓練などで多忙を極めているため、えっ?仕事じゃなくて女の子とイチャついてるだけじゃねーかって?そういうのはちゃんと非番の日にやってるんですよ。嘘じゃねーよ!信じてください・・・・とまあ脱線してしまったが、こういう理由で店を開くことが出来なかったのだ。

だが、領土拡大や街の発展で人口が増えたことで流れの料理人も増えた。そこで季衣と顔見知りで料理の腕もたしかな人材を紹介してもらった。こういうものをやりたいと実際に食べてもらった所、自分にやらせてください!と逆にお願いされてしまったので任せることになった。

横領とかがあるんじゃないかって?それはない。なぜそう言い切れるかというと、まず、俺が街の警邏隊の副長であることと詠に売り上げ等の経理をやってもらっているからだ。これじゃあさすがに、横領とか出来ないわな。

話がそれたが、俺が店の二階にいる理由は

 

如月「まず、忙しい中自分の呼びかけに集まってくれてありがとうございます。」

 

「いいって、副長さん」

 

「副長さんの頼みなら、出来る限りは聞くぜ!」

 

「で、何で俺達“肉屋”の連中を集めたんだ?」

 

如月「はい。実は俺の国の料理を売ってもらいたくて、集まってもらいました。」

 

「てことは、天の国の料理かい?」

 

如月「ええ、そうです。まずはこれとこれとこれを食べてみてください。」

 

みんなの前に出したのは、コロッケ、ミンチカツ、からあげの三つだ。

 

「おお!こりゃウマい!」

 

中々好評のようだ。

 

如月「こっちが、作り方が書いてあるものです。みなさん、見てもらっていいですか?」

 

「どれどれ・・・・ふむ、材料はこんだけか。簡単だな。」

 

如月「まぁ、それは一般的な作り方なんで、自分たちで工夫してもらっても大丈夫ですよ。」

 

「でも、いいのかい。こんな美味しいものの作り方を広めちゃっても。」

 

如月「いや、ただ単に俺が食べたいだけなんで。まぁ、街のみんなは安くておいしいものが食べられて、店の人たちは儲ける。ほら、みんな幸せ。」

 

「まぁ、確かにそうだなぁ。」

 

如月「あ、でも油を使うんで、城にこの登録書を出してくださいね。」

 

登録書をみなさんに渡す。

 

如月「じゃあ、宜しくお願いしますね。」

 

こうして、街中に新しくコロッケとメンチカツとからあげが広まった。

 

 

ところかわって、ある果樹園にあるものを持ってきた。

 

如月「こんちわーっす。」

 

「おやおや、これは副長さん。」

 

如月「おやっさん。急で悪いんだけど、これ、果樹園に置かせてもらっていいかな?」

 

「なんですかい?これは?」

 

如月「蜂の巣箱なんだ。これでハチミツが採れる予定なんだ。」

 

そう、持ってきたのは養蜂箱だ。真桜をはじめ、工兵達に百個ほど作ってもらったのだ。

 

「へぇ、こんなんでハチミツが採れるんですかい?」

 

如月「うん。まぁ、ちょっと実験も兼ねてるんだけどね。」

 

「わかりやした。副長の頼みなら断れません。どうぞ、置いて行ってくだせぇ。」

 

如月「うん、ありがとう。うまくいけばハチ達が勝手に受粉してくれるから、実のなりが良くなるかもよ。」

 

「そいつはいいですね。」

 

と養蜂箱を置かせてもらえることになった。ちょくちょく様子を見に来なきゃ。

 

 

また別の日、今度は牧場にやってきた。

 

如月「こんちはー。おじさん達元気?」

 

「おお、副長さんいらっしゃい。」

 

如月「最近、乳搾りの方はどお?」

 

「そだねー、屈んでやってるから腰が痛くやっちゃってねー。」

 

如月「そうなんだー。ちょっと試してみたいことがあるんだけどいい?結構ラクになると思うよ。」

 

「それじゃあ、やってもらおうかねー」

 

牧場の搾乳場に行き、目線が牛の乳房くらいまで地面を低くする。

 

如月「で、これを作ってもらったんだけど試してみるわ。あ、アケビちゃーんこっち来てー。」

 

とアケビちゃん(メス、三歳)を呼ぶと

 

「モゥー♡」とこっちに来てくれた

 

如月「アケビちゃん、ちょっとこれを試させてねー。」

 

と声をかけ、搾乳機を乳房に取り付けて動かしてみると、乳を搾ることが出来た。

 

「へぇ、すごい絡繰だねえ。」

 

如月「うん。上手くいったみたいだね。アケビちゃんありがとね。」

 

とアケビちゃんにお礼を言うと、「別に気にしないで」とでも言っているようにモゥーと鳴く

 

如月「これさえあれば、作業効率がよくなるから使ってみてよ。あとで、改善点も教えてくれると助かるな。あ、使った後はちゃんと消毒しておいてね。これ、消毒のやり方。」

 

と消毒のやり方を書いた竹簡を渡す。

 

「副長さん、ありがとね。」

 

「これでラクになるわ。」

 

また近い内に様子を見に来なきゃね。

 

 

 

 

 

 

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