袁紹を撃破し、冀州、幽州、青洲、并州の四州に加え徐州まで新たに手に入れた我らが覇王、華琳様。
やったぜ!海沿いの国が手に入った。
如月「というわけで、この計画書を見て欲しいんだが。」
「何がというわけでなのよ。たいした計画書じゃなかったら、覚悟しておきなさいよ。」
「まぁまぁ、桂花。・・・・ふむ、風はどう思いますか?」
「ふむ・・・・いいんじゃないでしょうか。如月さん、形になりそうですか?」
如月「そのための実験って意味合いが強いな。うまくいけば沿岸部の村々が潤うからな。で、みんなの意見は?」
「私はいいと思いますよ。」
「風もそう思うのですよ。」
「私も特に問題ないわ。じゃあ、華琳様に渡しておいてちょうだい。」
如月「了解。」
軍師三人からOKをもらい、華琳の所へ向かう。
如月「華琳。ちょっと見てもらいたいものがあるんだが。」
「あら、何かしら。」
如月「この計画書なんだが。」
「ふーん、揚浜式塩田ねぇ・・・・確かにこれで塩の供給が大幅に改善されるわね。」
如月「まぁな。岩塩掘るより簡単だからな。」
「ふむ、ならばこの計画、必ず成功させなさい。いいわね。」
如月「了解!」
華琳から了解を得て、すぐに準備を開始。半月後、全ての準備が完了し、青洲の北海のある漁村へ向かった。
如月「はぁ、ようやく着いたな。よし、村長さんに会いに行こう。とりあえず、話は通してあるんだよな?」
「はい。村長の家はあちらです。」
如月「んじゃ、村長さんに会いに行きますか。みんなはここで待機ね。村民を怖がらせるんじゃないぞ。」
「そんなことしませんよー、副長。」
「俺達を何だと思ってるんですかー。」
如月「性欲に飢えた獣。」
『それはテメーだろ!!種馬弟!!』
兵のみんなからの怒号がすごい。
如月「弟じゃねーよ!はぁ、とりあえず行ってくるわ。」
兵達とアホなやり取りをした後、村長宅へ
如月「村長さん、初めまして。龍谷如月です。」
「おお、これはこれは如月様。ようこそいらっしゃいました。このような何もない漁村に何の用ですかな?」
如月「はい。この村でちょっとした実験を行いたくて、その許可をいただきに来ました。」
「はぁ、実験ですか。」
俺は村長に塩田の説明をし、村民にも手伝ってもらえるようにお願い。村長と村民のみんなからもOKが出たため、浜野一角を借り、兵達と一緒に塩田の整備、使う道具、釜屋の組み立て、釜屋内部の釜や胴桶等の作業効率のいい配置決め、薪の切り出し等で三週間ほどかけて準備し、本日からようやく実験開始となった。
作業工程は準備している時に、空いた時間を使い、兵と村民のみんなにレクチャーしているため問題ない。
実験開始から一週間。ようやく第一号となる塩が出来た。
如月「初めてにしては上出来だな。村長、もうあと、四か月ほどここでやらせてもらえないだろうか?」
「全然かまいませぬ。塩が出来るなんて半信半疑でしたが、これを見せられては何も言えません。むしろ、このやり方が完成すれば村は潤いましょう。」
如月「そのための実験だからね。あと、村長。もう二つやりたいことがあるんだけど・・・・」
「もう二つですか?如月殿の頼みですからな。何でも言って下され。」
如月「そお?それじゃあ・・・・」
釜屋とは別の小屋とある道具と干場と呼ばれる小石と砂利を敷き詰めた場所も作ってもらうことにした。
三週間後、小屋と道具と干場が完成し、ある魚と海藻をゲットし、あるものを作り始めた。
三か月後、塩田も軌道に乗ったため、陳留に戻ることになった。
「如月殿、ありがとうございました。これで村も潤いましょう。」
如月「こっちもありがとう。協力してくれたおかげで、他の所でもうまく出来そうだよ。」
「いえいえ、お礼など、こちらがすることです。もう二つ、この村の特産品が出来ましたので。」
如月「ああ、この鰹節と乾燥昆布ね。これも協力してくれてありがとう。」
あるものとは、鰹節と乾燥昆布でした。これで出汁が出来る!
如月「今度、ウチの文官が来て、交渉に入れると思うから。よろしくね。」
「はい。何から何までありがとうございました。如月殿。」
陳留に到着後すぐに華琳と軍師達に報告。ついでに鰹節と昆布でとった出汁を華琳と流流に試飲してもらった所、鰹節と乾燥昆布の生産と取り扱いが正式に決まった。
後日、村へ交渉へ行った文官からの報告だとどちらもwinwinの交渉となったらしい。