真・恋姫†無双 転生伝   作:ノブやん

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四十話

河北四州と徐州を手に入れてから少したったが、日を追うごとに忙しくなった。そういう俺も昨日、徐州から帰ってきたばかりだったりする。将の皆は各地へ出ずっぱりだ。

 

如月「あ゛ー・・・・疲れた。まったく勘弁してほしいぜ。」

 

「お疲れ様です。如月さん。またすぐに出ていってしまわれるのですか?」

 

如月「いや。ちょっとここで休んでから、次は南だったかな。」

 

「なら、少しでも英気を養って、また頑張りなさい。」

 

如月「そうだな。詠の言う通りだ。休めるときに休んどかないとな。」

 

月と詠の二人と一緒に歩いていると

 

「美少女二人を侍らせて、良いご身分ね。如月。」

 

如月「うらやましいだろ?華琳。あと徐州の方は特に問題なかったよ。」

 

「そう。ならいいわ。」

 

如月「てかさ、これだけ将が一気にいなくなると、攻められたらヤバいよな。」

 

「ええ、そうね。」

 

如月「その顔じゃ、わざとか。」

 

「何のことかしら?」

 

如月「あれだろ?華琳を餌に諸侯を釣り上げるつもりだな。」

 

「華琳・・・・趣味悪すぎよ。」

 

「褒め言葉として受け取っておきましょう。詠。」

 

如月「ところで今、誰がここに残ってるの?」

 

「私とあなたと一刀と桂花と風と真桜の六人ね。」

 

如月「マジか。誰も攻めてこないことを祈ってるよ。」

 

そんな話をした数日後、国境から劉備が攻めてきたとの報告が入ってきた。

 

一刀「本営の設営、終わったぞ。」

 

如月「こっちも陣をいつでも展開出来るぞ。」

 

「ご苦労様。なら、すぐに陣を展開させましょう。向こうはすでにお待ちかねよ?」

 

一刀「・・・・大軍団だな。」

 

如月「・・・・そうだな。」

 

「そうかしら?」

 

平野に広がるのは、劉備達の大軍団。翻る旗は劉、関、張、趙、公。うへぇー、蜀の有名武将のうち四つがそろってるし公孫賛もいるのか面倒くせ。

 

一刀「けど、籠城じゃないのか?」

 

ここにいるのは俺達、将と兵だけ。住民がいない城のため一般人には影響はない。

 

「最初から守りに入るようでは、覇者の振る舞いとは言えないでしょう。そんな弱気な手を打っては、これから戦う敵全てに見くびられることになるわ。」

 

如月「覇王様は大変だ。」

 

「そうよ。この困難を乗り切るためには、一刀。あなたにもその命、かけてもらうことになるわ。」

 

一刀・如月「「・・・・」」

 

「どうしたの?二人して変な顔をして。」

 

一刀「いや。そうやって面と向かって頼むなんて言われたの、初めてだなーと思ってさ・・・・」

 

如月「そうそう。初めてだな。」

 

「そうだったかしら?」

 

「華琳様!出陣の準備、終わりました!いつでも城を出ての展開が可能です!」

 

「さすが桂花。すべきことが良く分かっているわね。」

 

「はっ。各所の指揮はどうなさいますか?」

 

「前曲は私自身が率いるわ。左右は桂花と風が分担なさい。一刀、如月、真桜は後曲で全体を見渡しておきなさい。戦場の全てを俯瞰し、何かあったらすぐに援護を回すこと。」

 

一刀・如月「「了解!」」

 

 

ただ今、両陣営の大将同士による舌戦の真っ最中。内容は全然聞こえないが、劉備が言い負かされているように見える。

あ、帰ってきた。嬉しそうな顔をしてるってことは、言い負かしたんだな。

 

「一刀!」

 

一刀「おう!」

 

「全軍を展開するわよ!弓兵を最前列に!相手の突撃を迎え撃ちなさい!」

 

一刀「了解!」

 

「その後、一刀は後曲に。第一射が終わったら、左右両翼は相手をかく乱しなさい!その混乱を突いて、本陣は敵陣を打ち崩すわよ!」

 

「御意!」

 

「聞け!勇敢なる我が将兵よ!この戦、我が曹魏の理想と誇りを賭した試練の戦となる!この壁を超えるためには、皆の命を預けてもらうことになるでしょう!私も皆と共に剣を振るおう!死力を尽くし、共に勝利を謳おうではないか!」

 

「敵陣、動き出しました!」

 

「これより修羅道に入る!全ての敵を打ち倒し、その血で勝利を祝いましょう!全軍前進!」

 

さて、生き残るために頑張りますかね。

 

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