真・恋姫†無双 転生伝   作:ノブやん

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五十五話

一刀「秋蘭!流流!良かった……無事だったんだな。」

 

「兄様!はい。兄様ときー兄様のおかげで助かりました。」

 

「北郷。今回は本当に助かった。そうだ二人でお礼をしたいんだが何が良い?断るのはなしだぞ。」

 

一刀「そんなの別にいいのに。でも、断るなっていわれるとそうだな……二人が作った焼売が食べたいな。それで。」

 

「ああ、分かった。」

 

「はいはい。それくらいにして頂戴。で、桂花。私の留守中に何か異変は?」

 

「劉備達が南蛮を平定したそうです。」

 

一刀「結局、南蛮王とかいうのを七回逃がして八回目に従わせたそうだ。無理矢理屈服はさせなかったんだって。」

 

如月「七縦七擒……か」

 

「武力以外の力で従わせる……か。なかなか味な真似をする娘ね…」

 

「それより流流!無事に帰ってきたんだから、ちゃんと約束守ってよね!」

 

「約束?ああ……あれかぁ……でもあれ、まだダメだから。」

 

「えーーーーっ!何で!遠征から帰ってきたら、食べごろって言ってたじゃん!」

 

「それは予定通りに進めばの話だろう。色々あったが予定の半分ほどの期間で済んでしまったからな。」

 

「じゃあ、まだ待つの?」

 

「そうだよ……ちゃんと料理長に預けてあるんだよね?」

 

「…………え?」

 

「えって……まさか!」

 

「ボクの部屋に置きっぱなし……」

 

一刀「ちょっ!それ、腐ってないか!?」

 

如月「あーあ…」

 

「きー兄ちゃんが悪いんだからね!流流と秋蘭様が危ないとか言うから、預ける暇なんかあるわけないだろー!」

 

如月「悪かった、悪かったって……とりあえず、部屋に見に行こうか。」

 

「そうですね。何かあるようなら、早めに手を打たないと…」

 

俺と流流と季衣は季衣の部屋へ移動し

 

如月「よし……開けるぞ?」

 

「うん……」

 

「はい。」

 

扉を開けると肉が腐った臭いが部屋中に充満していた

 

「うぅ……やっぱり……」

 

「とりあえず窓を開けて換気しなくちゃ。」

 

やはり肉は腐っていて、流流が臭いを逃がすために窓を開けていた

 

如月「さすがにこれは食べられないな。もったいないけど捨ててしまおう。季衣。肉屋さんに肉を注文しに行くぞ。」

 

「…うん。」

 

「あっ、私も行きます。」

 

如月「ん。それじゃ二人とも行くか。」

 

その後、お肉屋さんでお肉を注文。量が量だけに日にちが掛かるとのことでどのくらい掛かりそうか聞くと二週間後には準備出来るらしいのでそれで注文。昼飯を三人で食べた後、華琳に報告。二週間後に慰労会をすることになった。

お金?全部俺が出したよ。肉代だけだけど。

 

二週間後、肉が城に届いたため厨房へ

 

如月「自分で頼んどいてなんだけど…スゲー量だなぁ…」

 

一刀「どんだけ買ったんだよ…」

 

「きー兄様。早く下ごしらえしちゃいましょうよ。」

 

如月「そうだな。一刀の方も準備頼むな。」

 

一刀「おう!まかせとけ!」

 

一刀は会場の準備へ行き、俺らは厨房のみんなと一緒に牛、豚、鶏、野菜を切っていく。ご飯もたくさん用意した。

 

「きー兄様。これで全部ですか?」

 

如月「そうだな…よし!んじゃみんな、運ぶぞ!」

 

『おー!』

 

食材を手分けして会場へ運ぶ。ちなみに会場はいつもの広間だ。

 

如月「ふぅ…ようやく運び終えたか。」

 

「副長!」

 

如月「ん?どったの?」

 

「街の酒屋さんからお酒が届いてますがどこへ運べば…」

 

如月「あ、ごめん。ここに運んでくれると助かる。」

 

「ここですね。分かりました。」

 

あれも届いたか。あれのお披露目会にもいいな。

酒瓶も広間に届き、開始時間が近づいてくるとみんなが集まってきた。いつも給仕をしている月と詠もこの日ばかりはお休みにしてある。

 

「さて、みんなそろったようね。今回の宴は無礼講よ。たくさん食べて、飲み明かすといいわ。今回は天の国の料理で焼肉とすき焼きというものらしいわ。如月、説明を。」

 

如月「はいよ。焼肉は熱した網や鉄板で肉や野菜を焼いて、タレにつけて食べる料理な。すき焼きは食材を浅い鉄鍋で焼いたり煮たりして調理する料理で溶いた卵につけて食べるんだ。あ、生卵がダメな奴は無理してつけなくてもいいから。焼肉は立食になっちゃうけど、その方が自由に動き回れるからな。あと、先日完成したお酒が届いたからそれのお披露目会にもなるんで。そのお酒で乾杯しよっか。」

 

みんなの杯に注いでいく

 

「では、みんな。乾杯!」

 

『乾杯!』

 

「この酒、メッチャウマイやん!」

 

「へぇ…」

 

「なかなか…」

 

一刀「へぇ、結構飲みやすいな。」

 

如月「だろ?これ作るのに結構かかったんだぜ。あと酒の銘は“月詠”だ。」

 

一刀「いい銘だな。」

 

如月「ありがと。頑張って考えたかいがあったぜ。ちょっと、あっちの方も見てくるわ。」

 

一刀「いってらー。」

 

 

 

「おう!如月!見回りか?」

 

「きー兄ちゃん!これ、おいしいね!」

 

「モグモグ」

 

如月「おいしいだろ?どんどん食え!」

 

「うん!」

 

「……(コクッ)」

 

うん、二人とも良い食いっぷりだ

 

如月「俺も食っていくか。タンにハツにハラミにミノ♪」

 

いやーうまいね♪塩ダレも上手に出来て良かったな

 

しばらく焼肉コーナーで食べていたが

 

如月「あっちも食べたいからあっちに戻るわ。」

 

「じゃーねー♪」

 

 

 

一刀「き……如月……この肉……食っていいのか?」

 

如月「おう。まぁ量は少ないからたくさんは無いが食べてくれ。」

 

一刀「まさか、こんないい肉がこっちで食えるとは…」

 

一刀が感動で震えている理由は

 

如月「ああ。この肉を作るのは苦労したよ。いい霜降りだろ?」

 

一刀「ああ!」

 

そう。A5ランクの霜降り肉とまではいかなかったが、いいサシの入った肉が出来たので出したのだ。さすがに量は少ないが…

 

「このお肉……こんなに脂だらけなのにおいしいのね。」

 

「ほわー、初めて食べました…」

 

「溶けてなくなるようだな。」

 

華琳、秋蘭、流流にも好評のようだ。育てたかいがあるぜ。

 

その後も宴は続き、深夜になるころには自分の部屋に戻る者、酔いつぶれてその場で眠っている者と様々だった。

 

 

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