真・恋姫†無双 転生伝   作:ノブやん

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六十五話

「何と!それは本当か!?」

 

如月「うん本当だよ。まぁ、皖城にいた時に孫尚香たちの襲撃の援軍に関羽が来たからねぇ。もしかしてと思ってたけど、蜀と同盟を組んだみたいだね。」

 

「はぁ……結局、蜀に借りを作ったか……あのバカ者め。」

 

「現状、予測されてた呉の水軍に、蜀の水軍が加わったことで総兵力は、我々とほぼ同数となってますね。」

 

「ふむ……こちらの調練の現状は?」

 

如月「うーん……最低限はってところかなぁ……」

 

「練度に関しては我々も把握済みですから、こちらの指揮で調整します。」

 

「ふふっ。面白くなってきたわね。」

 

「面白がってもおられんだろう。蜀は兵力は少ないものの、優秀な将が多いと聞く。」

 

関羽に張飛を始め、益州を取ったってことは、魏延や厳顔もいるはずだしな

 

「水軍の教練くらいなら、儂がつけてやっても構わんが?」

 

「……そうね。どうする、一刀?」

 

一刀「如月じゃなくて俺?」

 

「その如月たちを束ねているはあなたでしょう?」

 

一刀「うーん……なら……やめとくよ。」

 

「なんじゃ?敵の知恵は借りたくないか?」

 

一刀「いや、そうじゃなくて。ようやく慣れてきたところで、急に孫呉式の訓練に切り替えたら混乱しちゃうからさ。」

 

「ふむ、一理あるな。」

 

一刀「できれば黄蓋さんは……軍師のみんなに協力して、向こうの戦術研究を手伝ってほしいな。」

 

「よかろう。心得た。」

 

こうして軍議は解散となった

 

 

 

如月「あーあ、やっと終わったわー。晩飯何作ろう。」

 

「おい、如月。失礼するぞい。」

 

「失礼します……」

 

俺の部屋にやってきたのは黄蓋さんと鳳統ちゃんだった

 

如月「ん?黄蓋さんに鳳統ちゃん。どうしたの?」

 

「ん?これじゃこれ。」

 

そういう黄蓋さんの手には甕が握られていた

 

如月「ふーん……で、鳳統ちゃんは?」

 

「あわわ、祭様に付き合えと言われまして……」

 

如月「ご……ご愁傷様……」

 

「それはどういう意味じゃまったく……最初は北郷を誘ったんじゃが、断られてしまってのお。代わりにと言うことで如月がいい酒を持ってると言っておってのお……」

 

如月「(一刀のヤロー!俺に押し付けやがったな!)まぁ、今からちょうど飯を作る所だったんで、俺の手作りでよければ。」

 

「おう、それでよい!」

 

如月「了解っす。鳳統ちゃんも食べていきなよ。」

 

「あわわ、いいんですか!?」

 

如月「ああ、食べてけ食べてけ。」

 

「よ、よろしく……お願いします。」

 

如月「何か食べたいものってありますか?」

 

「酒のつまみ。」

 

如月「はいはい。鳳統ちゃんは?」

 

「あ、あの……たくさんは食べれないので……」

 

如月「ふむ……じゃあ、好きな量を取れるものにしよっか。」

 

うーん、何作ろう……ベーコンがあったから、これ使ってつまみと炒飯とスープと干物があったなあと、デザートにパンケーキでも作るか

 

如月「はい、おまちどうさま。」

 

「ほぅ……うまそうじゃな。」

 

「はぁ~すごいです……」

 

如月「それじゃ……」

 

『いただきます。』

 

「ほぅ……この肉ウマイな。酒とよく合う。」

 

如月「ベーコンっていってね、塩を塗り込んだ肉を燻したものなんだ。」

 

「あわわ……すごい高価です。」

 

如月「別にそこまで高くないよ。塩は海水をくみ上げて作ってるからね。ほら黄蓋さん。この干物も食べてみてよ。」

 

「ほぅ、これもウマイのお。それにこの酒もウマイ!陳留で買ったものよりウマくなっておるか?」

 

如月「あの時からはおいしくなってるよ。あ、鳳統ちゃんも飲んでみる?」

 

「い、いえ……少し苦手なので……」

 

如月「じゃあ、こっちを飲んでみてよ。」

 

「あわ、良い香りです。」

 

如月「梅と蜜柑を一緒につけてみたんだ。甘くて飲みやすいと思うよ?」

 

「じゃあ一口……お、おいしいです!」

 

如月「なら良かった。」

 

食事が終わりかけてきたので

 

如月「はいこれ。食後のおやつだよ。」

 

どら焼きの皮くらいの大きさのパンケーキ二枚にアイスと梅ジャムをのせたものを黄蓋さんと鳳統ちゃんに出す

 

「あの……これは?」

 

如月「これはパンケーキって言って、小麦粉に卵と牛の乳とハチミツを混ぜ合わせた生地を焼いたもので、こっちはジャムって言って、切った果物を砂糖で煮詰めたものでちょっとの間だけ保存できるようにしたものなんだ。こっちの白いものはアイスっていって、これも牛の乳から作ったものなんだ。冷たくて甘いから食べてみなよ。」

 

「はい……いただきます。」

 

「では、いただこう。」

 

そういって食べ始める二人

 

「!!冷たくて、甘くて、おいしいです!」

 

「これは!こんなもの食べたことがないのぉ……」

 

本当ならこの時代は、砂糖やハチミツなんかは高価で庶民なんかは食べられないものだと思うのだが、ここでは桃まん、まんじゅう等の甘味が普通に売られてるんだよなぁ。まあ、さすがにアイスなんて冷たいものは無理なんだけどね。

そんなことを考えていたら

 

「あの……如月さん……」

 

如月「どうしたの?鳳統ちゃん?」

 

「このじゃむとあいすの作り方を……あわっ!」

 

如月「うおっ!?どうしたの?本当に?」

 

「えっと……あの……如月って名は私たちの真名にあたるんですよね?」

 

如月「うーん……そういう事になるのかな?そこまで神聖なものでもないんだけどね。」

 

「でも!それでも!あの……失礼にあたるので、私のことは雛里と呼んでください!」

 

如月「え、ちょっとまって!」

 

「ふむ、そうじゃな。雛里の言う通りじゃな。」

 

如月「黄蓋さんまで……」

 

「まあまあ、難しいことを考えるな如月。雛里と儂はお主のことを気に入ったからこそ、真名を預けようと思ったんじゃよ。遠慮せずに受け取れ。」

 

如月「えっと……鳳統ちゃんもいいの?」

 

「はい!」

 

如月「分かった。なら、俺から名のろう。性は龍谷、名は如月。俺の国では真名の風習が無かったので性でも名でも好きな方を呼んでくれ。」

 

「性は公、名は蓋、字は公覆、真名は祭という。儂の真名、お主に預けようぞ。」

 

「性は鳳、名は統、字は士元、真名は雛里といいましゅ!あう……かんじゃった……」

 

如月「……ねぇ祭さん。」

 

「なんじゃ?」

 

如月「なに?この可愛い生き物は?」

 

「そうじゃな……我々の心を癒してくれるものじゃろ?」

 

如月「たしかに……」

 

「あわわ……」

 

そんなこんなで、祭さんと雛里の真名を預かることになった

 

 

 

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