真・恋姫†無双 転生伝   作:ノブやん

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七十二話

軍議後に一日休養日を取った後烏林から江夏へ船で行き、江夏からは途中途中で物資を補給しつつ陸路で建業を目指した。

 

如月「先行してる春蘭からこの先の芜湖(ぶこ)って所で一旦停止してるって。」

 

「そう、なら私達もそこで合流しましょう。」

 

如月「りょうかい~。」

 

で春蘭たちと合流後、

 

「よくもまあ、こんな所にいて無事だったわね。」

 

「孫策も最後の決戦を挑む気でしょうから、先遣部隊を全力で叩き潰すようなマネはしないかと。」

 

「逆になりふりかまわず……という考えもあるわよ。」

 

「お……?」

 

「はぁ……考えてなかったのね。」

 

額に手を当ててタメ息を吐く華琳。

確かに目と鼻の先に呉軍がいるんだから攻められることも考えとけっていうのは基本だよなぁ。

 

如月「ま、無事だったから良かったんじゃないの?んじゃ、俺は右翼に戻るわ。」

 

「ええ、そうね。前向きに考えましょう。それじゃあ、そっちはまかせたわよ。」

 

如月「了解!」

 

配置先の右翼へ戻る途中、

 

如月「一刀と霞の姿が見えなかったけど、どこに行ったんだ?……っと独り言を言っていたら姿を見せたな。おーい!一刀!」

 

一刀「おっ、如月か。どうしたんだ?」

 

如月「それはこっちのセリフだ。もしかして、霞を伏兵として忍ばせてたのか?」

 

一刀「その通り。まぁ、一応な。」

 

如月「その一応のおかげで春蘭と季衣が危険な目に遭わなかったからいいじゃね?」

 

一刀「そうか?なら良かったよ。」

 

如月「んじゃ、俺は右翼に戻るから中央はまかせた。」

 

一刀「おう!またあとでな。」

 

一刀と軽く話した後、一刀と別れ右翼へと戻った。

 

如月「ただいま~。」

 

「おかえりなさい。如月さん。すでに準備は整っています。」

 

如月「ありがとう、凪。さて、そろそろだと思うが……始まったみたいだな。」

 

中央の方で華琳と孫策の舌戦が始まった。

 

如月「さて、敵左翼は誰かな?」

 

「孫権と甘寧です。」

 

如月「あれま、その二人か。俺に当ててきたって感じかな?っと、舌戦が終わったみたいだな。」

 

気がつけば舌戦が終わり、両者とも陣に戻っている所だった。

 

如月「さて、俺ら右翼は敵左翼を崩した後、敵本陣を叩きに行く部隊と建業を目指す部隊とに分かれる。だがまずは目の前の敵を倒すことだけを考えろ!」

 

スピオキルトを唱えた後、本陣の華琳から突撃命令が出た。

 

如月「さて……みんな行くぞ!」

 

『おおー!!』

 

 

 

 

 

こうして始まった呉との決戦。

始まって数刻たったが中央、左翼ともに動きなし。まあ、押しているようだが。

で、俺の左翼はと言うと、

 

「甘寧隊、第一陣を突破して第二陣まで来ました!」

 

如月「スゲー突破力。これが国の存亡をかけた者の力か……。凪をここへ呼べ。俺の代わりに指揮させる。」

 

「はっ!」

 

伝令が凪の元へ走って行ったのを見て、

 

如月「ちょっとばかり舐めてたな。反省反省。」

 

「如月さん。」

 

如月「来たか。凪、少しばかり指揮を頼む。ちょっと甘寧を止めてくる。」

 

「了解です。ご武運を。」

 

 

 

「皆の者!侵略者相手に手加減なんぞするな!地獄へ送ってやれ!」

 

「はっ!……うぎゃー!」

 

「がはっ!」

 

如月「その辺にしといてもらおうか、甘寧。」

 

「貴様は龍谷如月。こんな所まで来るとはな。」

 

如月「正直、君達を甘く見ていた。兵達の武力、組織力はこちらが上だったからな。指揮するだけだと思っていた。」

 

「ふん。我ら孫呉を舐めるなよ?」

 

如月「ああ、今まで舐めていたことは謝ろう。だが……」

 

腰に差している鞘から剣を抜き構える。

 

如月「ここで君を止めよう。ここから先へは行かせん。」

 

「甘寧様……」

 

「お前たちは周りの敵を。」

 

「はっ!」

 

兵達に指示を出した甘寧も剣を構え、

 

「では、貴様の首をいただこう。」

 

如月「やれるもんならやってみなっ!」

 

二連撃を放つが二つとも受け流され、

 

「はぁぁぁぁっ!」

 

逆に三連続で斬り付けてきた。

受け流されて崩れていた体勢を素早く立て直し、受け止めて鍔迫り合いの形になった瞬間にバックステップで距離をとる甘寧。

 

如月「さすが甘寧。素早いな。」

 

「そっちも私の攻撃を簡単に受け止めておいてよく言う。」

 

ついていけないほどではないが、今まで戦ってきた武将がパワータイプばかりでスピードタイプはほぼ初めてなのでちょっと慣れるまで苦戦しそうだ。

 

「はぁぁぁぁっ!」

 

と考えていたらあっちから仕掛けてきた。

 

如月「っと。危ねえ……なっ!」

 

と、こちらも反撃を開始。

そして数十合打ち合ったところで、

 

「はぁ……はぁ……はぁ……」

 

如月「どうした?疲れてきたのか?こっちはまだまだいけるぞ?」

 

なんて言ってるが打ち合ってる最中に隙を見てはベホマを唱えて体力を回復していただけだ。

 

「バカなことをぬかすなっ!まだまだいけるぞっ!」

 

と、俺に殺気をぶつけてきた所で、

 

ジャーン! ジャーン! ジャーン!

 

「撤退の鐘だと!?」

 

驚いている甘寧に

 

「思春殿。」

 

「明命?」

 

小柄でロングの黒髪で忍者みたいな恰好をした女の子が現れた。この子が周泰か。

 

「はい、思春殿。本陣、右翼とも破られ、残るはこの左翼のみとなってしまいました。」

 

「なに!?雪蓮様たちは無事なのか!?」

 

「はい、ご無事です。雪蓮様たちは蜀へと逃れられましたので、各自、蜀へ向かえとのことです。」

 

「くっ……分かった退こう……」

 

如月「目の前にいるのにそう簡単に逃がすと思うか?」

 

「逃げさせてもらいます!てい!」

 

そう言った周泰は懐から取り出した玉を地面へ投げつけた。

すると辺り一面が煙に覆われた。

 

如月「煙玉かよ!クソ!……逃がしたか……」

 

煙が晴れた後にはもう二人の姿はそこにはなかった。

 

「副長!ご無事でしたか……」

 

如月「ああ。いらん心配をかけた。」

 

「いえ。それよりも追撃はどうしましょう?」

 

如月「いや、追わなくてもいい。この辺は沼地が多いから、今から追いかけても捕まえられないだろう。本陣と合流して建業を落とすぞ!」

 

「はっ!」

 

 

その後、本陣と合流したあと建業へ向かった。

建業に着いた我々を待っていたのは建業の無血開城だった。

 

 




書きたい話があるんですが、拠点フェーズなのであと2、3話あとになるかも。

早く書きたいのですがショボくなるのも嫌なので一話一話ちゃんと書いていって、なるべく早く書きたいですね。
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