異世界人こと俺氏の憂鬱   作:魚乃眼

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第二十三話

 

 

 

 

 

 

 

 

合宿四日目の早朝。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二三時間の仮眠をとった俺はハルヒの部屋の前までやってきていた。

ドアを叩くと出てきたハルヒは寝巻きな上に髪もボサボサ。ロクに寝れてなさそうだった。

 

 

「あんた……こんな朝早くに何の用?」

 

「事件の真相がわかった」

 

俺はハルヒに昨日古泉にも聞かせた推理を言った。

 

 

「なんてこと……! それじゃ」

 

「待て。この話には続きがある」

 

それに昨日俺が気づいた要素を加えてやった。

 

 

「で、どうするんだ。名探偵さんよ」

 

「うふふふふ」

 

どう見ても起きてきた時にはダウナーなハルヒだったが、俺の話を聞き終わると気味の悪い笑みを浮かべだした。

そしてこちらを見て大声で。

 

 

「謎は全て解けたわ!」

 

そのくだりはもうとっくに終わった。

 

 

「今から一時間後、食堂にみんなを集めてちょうだい。そこで真相を明らかにするわ!」

 

普段なら俺も嫌々ハルヒの言う事を聞くが、海水浴といい、合宿は例外だ。

ハルヒはすぐに部屋に引っこんで身支度をすると言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから一時間近くが経過したので俺も食堂へ向かおうとしていたら、朝比奈さんがまるでナメクジが地を這うかの如き移動速度で進んでいるのを発見した。

 

 

「朝比奈さん」

 

「ひっ!」

 

俺が声をかけただけでこの反応である。相当まいってしまってるらしい。

 

 

「き、キョンくん……けーいちさんに続いて、ひっく。明智くんまで……」

 

「大丈夫です」

 

俺がそう言うと朝比奈さんはきょとんとした顔で。

 

 

「とにかく、この事件は解決します。とりあえずみんなもう待ってると思いますから、遅れないようにしましょう」

 

涙目のまま朝比奈さんは「ふぁい」と返事をしてくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食堂に俺と朝比奈さんが到着すると、やはり全員が既に着席していた。

いや、全員ではない。空席が三つほどある。

圭一氏と裕氏と、明智のだ。

俺と朝比奈さんが座ると、痺れを切らしたかのように新川さんが「コホン」と咳払いをして切り出した。

 

 

「それで。いったい何の用ですかな。申し訳ありませんが朝食の準備がまだ終わってないのです。手短に済ませていただきたいですな」

 

その台詞を聞いたハルヒは立ち上がり。腰に手を当ててこう宣言した。

 

 

「今回の"殺人事件"。いや、"事件"の犯人がわかったわ!」

 

その言葉を聞いた一同は一様の反応を示した。

古泉はにやけ顔でハルヒの発表をいかにも楽しみにしており、朝比奈さんは目と口を大きく開けて驚いている。

俺の妹は相変わらず理解できてないようで、新川さんは「なんと」と呟いた。

この場で反応しなかったのは、俺とハルヒを除けば宇宙人二人組と森さんの三人であった。

 

 

「今回の事件は強敵だったわ。なんせ、嵐の中起きた事件だもの。必然的に行動範囲が限られたわ」

 

いったい、いつこいつは事件と向き合うような人種になったんだろうな。

 

 

「そして犯人は――」

 

ハルヒが右手の人差し指を上に掲げ、犯人を指し示す。

 

 

「執事の新川さん!」

 

「む」

 

だがハルヒの指の動きはそこで終わりではなかった。

その指は新川さんを指し終わると、"二人目"の犯人の方へ向けられた。

 

 

「――と、家政婦の森さんよ!!」

 

「……」

 

森さんは無表情だった。

新川さんは不当な扱いを受けたと言わんばかりの態度で。

 

 

「僭越ながら、理由をお聞かせ願えますかな」

 

「いいわ。そもそもこの事件には犯人にとって計算外の出来事があったの」

 

そうだ。

 

 

「それは我がSOS団が誇る優秀な人材の一人。明智君よ」

 

そう言うとハルヒはお前も説明しろと言わんばかりにこちらを睨んだ。

いいが、丸投げはごめんだぞ。

俺も仕方なく立ち上がり、説明を開始することにした。

 

 

「犯人にとっては圭一さんの殺害と、裕さんの失踪で全て解決するはずだったんです」

 

「何をおっしゃりたいのですかな」

 

「圭一さんを"殺した"のは裕さん。ここまでは間違いありません。犯人が手にかけたのは正確には行方不明となった裕さんと明智の二人です」

 

ええい。注目されるのは苦手なんだ。

 

 

「この"事件"は『居直り強盗』のような事件なんです。圭一さんの殺害に便乗して発生したのが一連の事件です」

 

「ええ。動機はズバリ"金"よ」

 

俺たちには価値なぞ一切わからないが、そういった高級品は別荘であるこの館にも色々あるはずだ。

それにポケットマネーとは言え圭一氏は大富豪だ。俺たち学生がアルバイトするよりはよっぽど割に合う金が手に入るだろうさ。

何より新川さんと森さんの料金待遇は良くなかったらしい。不満を持ってもおかしくはない。

 

 

「主人の部屋は密室でしたが、あれも裕氏が行ったと言うのですかな?」

 

「いいえ。あれは工作です。犯人にとっては誰もが入れる状況よりは密室の方が都合がよかったんです」

 

「そう。部屋の鍵は主人である圭一さんしか予備を含めて持っていないもの」

 

「ではどうやって」

 

新川さんからは焦りの表情が感ぜられない。

そして森さんは未だに自分が共犯扱いされている理由がわからないといった表情だ。

 

 

「第一の事件についてはこうです。裕さんは圭一さんを何らかの方法で殺害します。恐らくもみ合いになったことによる脳挫傷でしょうか。慌てて裕さんは現場を後にしました」

 

「部屋には当然、予備を含めた鍵が二つも残されていることになるわ」

 

「その様子を見た犯人、新川さんは工作を開始します。ナタで圭一さんの頭を切断。鍵を一つ確保。頭部を処分した後に部屋の鍵をかけます」

 

「窓には鍵がかかっていたけど、閉めれば済むことよ。廊下に血の跡がなかったから、多分頭は外へ落とされたのよ」

 

「後は俺たちがドアをぶち開けてくれればいい。短時間で鍵を二つも確認なんかできなかったし、俺たちが消えてから鍵は元の場所に戻せます」

 

「なるほど。筋は通ってますな。しかし殺害方法をわざわざ誤認させる必要がどこにあると言うのです」

 

「これは推測でしかありませんが、あのナタからは裕さんの指紋しか検出されないはずです。執事の新川さんなら手袋ぐらい用意がありますよね?」

 

「いかにも……。しかし、主人を殺した犯人を裕氏に誤認させるのはいいとしても、肝心の裕氏に対してはどう動くのですかな。私が工作をしていては、とてもじゃありませんが裕氏は逃げてしまいますぞ」

 

「そこでもう一人の犯人、森さんが活躍するの」

 

ハルヒに名前を呼ばれた森さんは一瞬顔色が変わった。

 

 

「現場から逃げて外へ出た裕さんは驚いたと思います。何せ、自分が使おうと思っていた"クルーザーが既に無かった"」

 

「茫然自失の中、隙だらけの裕さんの命を奪うのは女性でも出来る事よ。背後から、ナイフでグサり、って」

 

何より裕氏の姿を確認したと森さん本人が言っていたからな。

 

 

「犯人の計画は計算されていたものなんです。この嵐があったからこそ、この事件は成立します」

 

「警察が来ない以上、時間はたっぷりあるわ。天気予報さえ知ってれば、あらかじめクルーザーを隠すことだってできるのよ」

 

「部屋から落とした圭一さんの頭部を確保する時間も、一晩とかからずに出来たはずです。その処理を含めて」

 

「だから私たちに夜中、自由に動き回らないよう森さんはワインを奨めたのよ」

 

朝比奈さんは恐ろしいといった顔色で、新川さんと森さんを見つめていた。

そして、次は明智の事件だ。

 

 

「明智がこそこそ動いていることは森さんが確認しています。その時に何点か質問があったはずです。そしてその一つに、きっとこういった質問がありました」

 

「『新川さん、あるいは森さんの部屋を見せてくれませんか』って」

 

「犯人は既に金目のものは確保しているはずです。おそらく自分の部屋に」

 

「そして嵐が去ったと同時に、隠していたクルーザーで一目散に逃げるのよ」

 

「俺たちは警察がくるまでどうすることもできませんし、万が一にクルーザーが見つかっても俺たちは操縦できません」

 

まあ、長門や朝倉なら出来そうなんだけどな。

 

 

「きっと明智は新川さんが犯人の一人だという事には気付いていたはずなんです。ですが、共犯者についてはつかめなかった。死体が見つからない以上は生きている裕さんの可能性もあるので」

 

「じゃないと犯人の森さんの前で『自分は事件について嗅ぎまわっています、しかも一人で』としか思えない行動はとれないもの」

 

「明智の部屋に入る、あるいは擬似密室を作り上げるにはスペアキーがあれば充分です」

 

「だけど新川さんが相手なら明智君も逃げたり抵抗したりする警戒ができたはずよ」

 

「家政婦の森さんならば、明智の部屋に入るような理由がいくらでも作れます。『ベッドメークをするために各部屋を回ってる』とか、理由があればなんでもいい」

 

「裕さん同様、警戒してない相手からの不意打ちを受けた明智君は何とか逃れようとしたわ」

 

「そこで、窓から転落してしまった。これが事件のシナリオです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

推理が一段落すると、食堂は静寂に包まれた。

いくら事件についてわかったところで、失われた命が戻ってくるわけではない。

しかし、それを打ち破ったのは他でもない犯人の一人、新川さんであった。

 

 

「お見事な推理ですな。しかし、腑に落ちない点がございます。何故凶器が処分されなかったのでしょうか。ナタはさておき、ナイフは処分する必要があったはずです」

 

それを聞いたハルヒは「ぷっ。……あははははは!!」と高笑いを始めた。

何も笑う必要はないのだが、ここからが重要なのだ。

 

 

「当り前よ。犯人は凶器を処分する"必要がなかった"。つまり、"犯行に用いられてなんかいなかった"んだから」

 

そう。

 

 

「この事件には真犯人が居るわ。そしてその"真犯人"は――」

 

ハルヒが次に指を指したのは、余裕そうな表情で椅子に座る優男。

 

 

「古泉君、あなたがこの事件を"でっちあげた"。つまり、"誰も殺されてなんかいなかった"のよ!!」

 

「おや」

 

いかにも驚いた、といったオーバーリアクションをする古泉。

いいさ。人を馬鹿にしたお前の態度を、文字通り打ち砕いてやるよ。

 

 

「では、その理由の方をお願いします」

 

「簡単だ。この事件を調べていくうちに、矛盾点がいくつか見つかったからな」

 

「そもそもあたしたちは事件に対して何もしていない。ただ、現場を見せられただけよ。クルーザーがなかったのだってそう」

 

「圭一さんの"死体"に触れたのは新川さんだけだ。俺たちはじっくり観察できるような時間も、余裕もなかった。そしてその時以降部屋には立ち入りができなくなる」

 

「ミスディレクションよ。血まみれの現場や、凶器のナタ。そして奇怪な文字で演出することで死体から目を遠ざけたの」

 

その言葉の意味は俺は知らないがこれは後から聞いた話になる。

ミスディレクションとは誤った判断をさせる技術らしい。

俺たちは現場のインパクトに目を奪われ、その本質を見失っていた。

即ち、圭一氏の着用していた衣服をまとう物体が"本物の死体かどうか"という事実を。

血なんかそれこそいくらでも誤魔化せる。

こんな別荘を用意する金があればいくらでも偽装工作が出来るって訳だ。

 

 

「あれが精巧な"つくりもの"でもなかなか気づかないという事だ。死体は動かないし、触ろうとしても現場保持で許されない」

 

「確かに……。ですがそれは言いがかりではありませんか。明智さんだって身体を隠せばいいだけです」

 

「そうだ、本来なら明智の分も死体を用意するのが妥当なんだろうさ。だから最初に言ったろ? 『計算外の出来事』があったと」

 

「要するに明智君が一番最初に気づいたのよ、この"作られた事件"をね。明智君はあなたたちに説得されて協力することにしたのよ」

 

古泉は下を向いて頷いている。

しかし、まだ納得できないと言った様子で。

 

 

「では、何をもってこの事件を"つくりもの"と称すのでしょうか。犯人の新川さんと森さんはさておき、僕は無関係のはずですよ。この島に来たのも初めてですし、合宿について打ち合わせもしていませんでした」

 

その瞳にはまだ余裕が感じられる。

真犯人の古泉と共犯である新川さんと森さんも、「名探偵」の推理を期待している。

ハルヒは俺にここの説明を丸投げするらしい。

まあいいさ、俺が明智から教えてもらったことだからな。

 

 

「確たる証拠はないが、強いて言えば"出会い"だ」

 

「出会い……?」

 

古泉は意味がわからないらしい、そりゃそうだろうな。

おおかた「ドッキリ大成功」とか言いながら最後の最後でネタばらしする予定だったんだろう

犯人たちは証拠を残しているつもりがないからな。

 

 

「新川さん、圭一さんの所に務め始めたのは"つい一週間前"で、しかも"この夏限り"の契約とのことでしたね?」

 

「左様です」

 

「古泉。俺たちが新川さんと森さんと出会った時、お前は『お久しぶりです』と言った。"以前から顔見知りのよう"に」

 

これこそが違和感の正体。

一週間前に仕え始めた新川さんたちが、多丸兄弟について詳しく知らないのは納得だ。

 

 

「二人は、お前の親戚である多丸圭一氏にずっと仕えてたわけじゃない。仮にお前がどこかでこの二人と知り合っていたとしても、つい一週間前に圭一さんに仕え始めた二人を見て、最初に出る言葉が『お久しぶり』か? 『どうしてここに』とか、驚く方が先なんじゃないか」

 

「おや」

 

「お前は二人がここに来ることを"知っていた"。まるで"打ち合わせ"でもしていたみたいだな?」

 

「これは失態でした」

 

「そして裕さんと出会ったとき、彼はロープでクルーザーを波止場に留めていた。だがそれはハーバーにある柱に巻き付けた程度で、ロープもたいした太さじゃなかった。嵐を前にしては迂闊としか思えない。金持ちの唯一の移動手段なんだぜ、せめてワイヤーでしっかり固定するべきだ」

 

「なるほど」

 

「おそらくそのロープを使えば、明智を部屋から誰にも見られずに外へ出す事が可能だ。何もぴったり地面に届かせる必要はないんだからな。ロープの回収、血のりによる偽装、スペアキーによる施錠は全て誰か一人でもできる」

 

ハルヒ、後は「名探偵」のお前に任せた。

俺はもう座る。

 

 

「そして、あたしたちはこの館を隅々から調べたわけじゃない。三人を隠すのにうってつけな場所があるわ。誰か一人でもそこの近くに居ればいいんだから。そこは――」

 

ああ、圭一氏が俺たちと出会った時にしてくれた、館の部屋の説明。

兄弟が寝泊まりする三階の客間と、俺たちに割り当てられた二階の部屋、そして。

 

 

「使用人が使っている、一階の小部屋よ! そこに三人は居るわ!!」

 

いやはや、灯台下暗しとはまさにこのことだ。

何てったって圭一氏の首なし事件以降、古泉と新川さんと森さんの三人が揃った姿を見た時がなかったんだからな。

それはつまり、三人の内誰かが常に他の人が近づかないように見回っていたという事だ。

俺とハルヒが外へ出ようとした時も、森さんは一階に居たからな。

 

 

 

 

再び暫くの静寂が訪れた後に、古泉がこう言った。

 

 

「もう結構です。お三方、出てきて構いませんよ」

 

すると食堂の扉が開かれ、死んだはずの圭一氏、行方不明のはずの裕氏と明智の野郎が全員笑顔で出てきた。

圭一氏は大きな拍手で。

 

 

「すばらしい! 見事な推理だったよ、名探偵さん」

 

と述べた。

そして明智の脇には圭一氏をモデルとした首なし人形が抱えられていた。

 

 

「いや。わざわざ持ってきてあれだけど、これ意外と重いんだよ」

 

知るか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つまり、事件は全部古泉によってでっちあげられたものだったのだ。

親戚の多丸兄弟はもちろん、新川さんも森さんもグルってわけだ。

 

放置されていた凶器も、奇怪な"SCREAM"の文字も、全部わざと残された、俺たちへのヒントに過ぎなかった。

これが合理的な判断のみに基づいて演習された事件だったならば、俺たちは今頃も苦しんでいただろうさ。

久しぶりに落ち着いて食事が出来ただけでも嬉しいがな。

 

 

 

壮大な"演出"を仕掛けられたにも関わらずハルヒは終始ご機嫌だった。

「名探偵」として活躍できたからだろうかね。推理したは殆ど俺なんだがな。

あれがシャレで済んでくれればそれで充分だろ、あと一日あったらどうなってたかわからないが。

古泉を含めた親戚の一同は頭を下げたが、それを見たハルヒは遠慮していた。

まあ、ハルヒもきっと心のどこかでこの事件の異常性を感知できていたのかもしれない。

 

 

 

朝比奈さんはショッキングな思いをしたにも関わらず、何とか元気を取り戻せた。

多丸兄弟と明智が戻ってきた時は思わず泣いてしまっていたが。

 

 

 

真犯人こと古泉は帰りのフェリーでの飲食代を全部負担させられていた。

そしてハルヒには「次も期待してるわよ。今度は雪の降る山荘なんだから」とかこっちが不安になるような台詞をかけられていた。

ハードルは高そうである。

 

 

 

宇宙人二人組は真相がわかっていたのだろう、その辺りを問いただすと朝倉は。

 

 

「あら? 私は嘘はついてないわよ。聞かれなかったもの。それに『見たまんま』ってのも本当よ、あれが有機生命体にはとても見えなかったもの」

 

「……」

 

無言の長門も同様らしい。

悔しいがこいつらは事実しか言ってなかったのだ。

やれやれ、オオカミ少年の話が情けなく思えてくるよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、帰りのフェリーのデッキ。

俺は、風を浴びて外を眺める"そいつ"の所へ行く。

 

 

 

 

 

「――やあ、名探偵の助手君」

 

 

 

 


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