よっとんです。
色々忙しくて投稿が大幅に遅れてしまい申し訳ありません。
それでは、4話をお楽しみください
午前8:30
今日は寝落ちしてないので、いつも通り余裕をもって登校出来たので、教室でホームルームが始まるのを待っている。
そして、そろそろエンジン全開娘が来る時間だ…
「一ノ崎君、おはよう!」
「うーす」
ほら、来ちゃったよ…
たぶん次に言う言葉は「作曲してくれる気になった?」だろうな。
「昨日は本当にありがとう。志満ねぇもありがとうって言ってたよ」
「昨日も言ったけど、あれも配達のうちだから構わないから」
「それでもお礼を言いたかったの。ていうか目の下のクマすごいよ?」
「これは気にしないでくれ」
「どうせ夜更かししたんでしょ〜?授業中に寝ちゃダメだよ!」
「毎日、授業中に寝て先生に注意されてる人に言われたくないんだが」
「むー、またそうやって意地悪する!」
「ありのままのことを言っただけだよ。それよりも後5分でホームルーム始まるぞ」
「わ、ほんとだ!急がなきゃ!」
そして、高海は騒がしく教室を出て行った。
よし、これで後5分は静かに目を瞑っていられる。
そして俺は腕を枕にして顔を突っ伏した。
あれ、なんか普通に高海と話をして終わったけど、いつもみたいに作曲について頼んでこなかったな。
2年になってから毎朝の行事だったから、ないとなると案外寂しいもんだな。
って、俺は何変なことを思っているだ!
朝から無駄に元気に頼み込まれなくて逆に良いことじゃないか!
うん、絶対そうだ!
頭の中がぐちゃぐちゃになってるいると、ホームルームのチャイムが鳴った。
「さて、俺は寝るとしますか」
「皆さんおはようございます、朝のホームルームを始める前に転入生を紹介します」
お、まさかの展開だな。
少子化なんかの影響で生徒不足に陥っていた、この学校は2年前から共学化を始めたのもあって、男子生徒の数が圧倒的に少ない。
俺のクラスなんて自分を合わても男子は2人しかいない。
もし、転校生が男子だったら仲良くしたい所だな。
「それじゃ、入ってきていいですよ」
少しばかりの期待を持ちながら待っていると、ドアが開いた。
そして、入ってきた人はスカートを履いていた。
はぁ、女子かと残念に思ったんだが、その人に見覚えがあった。
見覚えがあるというより、昨日会ったばかりの人だった。
「それでは、自己紹介をお願いします」
「東京から引っ越して来ました、桜内梨子です。よろしくお願いします」
やっぱりそうだ。
昨日海に飛び込もうとしてた、桜内だ。
まさか、こっちに引っ越して来てたとは思ってなかった。
「奇跡だよ!」
前の席の高海がいきなり立ち上がり、大きな声でそう言った。
え、何が?と俺を含めた周りの人たちはそんな顔をしている。
「おい、高海。いきなりでかい声出すなよ。先生とかもびっくりしてるから」
「あ、そっか。ごめんなさい…」
高海はしゅんと小さくなって席に座った。
「桜内さんとお話をしたい人は休み時間や放課後にしましょうね。席は、窓側の男の子の横の席を使ってください」
「わかりました」
そして桜内はこちらに向かってくる。
まさかの、俺の隣の席とはこれもまた驚き。
転入生が来ても、俺の学校での過ごし方は変わらないんだけどね。
「あなたは昨日の…」
「どうも。昨日ぶりだな」
「これからよろしくね、えっと…」
「一ノ崎将太。一ノ崎でいいよ」
「わ、わかったわ。よろしくね、一ノ崎君」
「うん、よろしく」
桜内と軽い会話をして、お互い授業の準備に入った。
そして一時間目が始まる。
「一緒にスクールアイドルやりませんか‼︎」
相当な声の大きさが教室に響き渡った。
俺はその声にびっくりして起きた。
どうやら、寝てしまって休み時間になっていたらしい。
睡眠の邪魔をした犯人を探そうとしたら、横の席に困っている桜内と、笑顔の高海がいた。
高海は手にスクールアイドル募集のポスターを持っていたので、大体のことが察せた。
「ご、ごめんなさい!」
「えっ?」
予想外の答えだったのか、高海は笑顔で固まっていた。
そして数秒後
「な、なんで!」
「そういうの私に向いてないとゆうか…」
「そんなことない、梨子ちゃんかわいいし。じゃあ作曲は?」
「そ、それもごめんなさい!」
桜内は逃げるように教室を出て行った。
「言っちゃった…」
「そりゃ、いきなりあんな風に頼まれた誰だって逃げるだろ」
「そうかな?何がいけないんだろ」
そう言って高海は自分の席に戻っていった。
桜内にスクールアイドルに勧誘する時に一緒に頼んでた、作曲。
いつものように俺に作曲を頼んでこなかったのも合わさって、俺の中で1つの思いが出来た。
高海は俺の返事かないから、この人に作曲を頼んでも無駄だと思ったから、桜内に移ったんだ。
たぶん、こういうことだろう。
1週間も頼んでいるに、無理とばかり答えられたら誰でも諦めるよな。
俺は昨日こともあって作曲を手伝おうと思ったけど、自分でも納得いった曲を作れてないのに、中途半端な曲を人に歌ってもらうのは嫌だったからちょうどよかったかもしれないな。
そう思うと少し気が楽になった。
だけど、同時に今まで感じたことのない気持ちが出て来たけど、俺は気にしないことにした。
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それから数日後
桜内が転入して来てから、高海は懲りずに休み時間や放課後になると絶対にスクールアイドルに勧誘している。
俺の時もそうだったが、高海はよく懲りないな。
そんな俺はあれから作曲を頼まれていない。
そして、今も教室で絶賛勧誘中である。
「ほんと、あいつも懲りないよな…」
「けど、千歌ちゃんはそれくらいやりたいんだと思うよ」
俺の独り言を聞いていたのか、斜め前の席の女子が話しかけてきた。
彼女の名前は渡辺曜。
高海と小さい頃からの幼馴染らしく、俺が高海と関係が気づいて行くうちに自然と知り合いになったクラスメイトだ。
俺の勝手な印象だけど、高海とは違った元気な子で、クラスメイトはボーイッシュなんて言うけど、俺はそんなことは思わない。
高海が暴走しかけた時に止めに入ったりとブレーキ的役目をしている。
普段の2人を見ていると本当に仲がいいなと思う。
「やりたいのは別に構わないが、なんで桜内なんだ?」
「前に千歌ちゃん言ってたんだ。梨子ちゃんじゃないとダメな気がするんだって」
「直感的なやつか?」
「そうみたい。でも梨子ちゃんが参加してもちゃんとした部を作るには後2人足りないんだよね…」
確か、この学校の校則で、部活を設立する場合、部員が5人必要って書いてあったな。
渡辺が言ったように桜内が参加しても後2人必要。
しかも生徒会長はあの黒澤先輩だからなぁ…
厳しいかもな。
てか、高海以外にスクールアイドルやりたい人って…
「もしかして、渡辺もスクールアイドルやるのか?」
「そうだよ!」
「確か渡辺って、水泳部に入部してたよな?」
「うん、だから掛け持ちってことになっちゃうね」
「それって結構大変じゃない?」
「大変だけど、それ以上に千歌ちゃんの助けになりたいんだ」
うぉぉ、何だこの人は!
友達のためなら自分は頑張れるって、聖人かよ…
「そういえば、一ノ崎君は返事決まった?」
「返事って、なんのことだ?」
「作曲について」
「それについては、高海は俺より桜内の方がいいと思ったらしいから、俺は気にしないことにしたか」
「どういうこと?」
「俺が作曲を頼まれても無理と言い続けたから、高海も諦めて俺に頼むのをやめて桜内に頼んでると考えたんだ」
「それは違うよ」
渡辺はさっきより真剣な表情になっていた。
「一ノ崎君、ちょっと前に千歌ちゃんに作曲はもう少し考えさせて欲しいって言ったんだよね?」
「あぁ、言った」
「だから千歌ちゃんは、考えるのに時間が必要なら答えが出るまで邪魔にならないように頼まないようにする。って言ってたの」
「それ本当か?」
「本当だよ。そんなことで嘘ついても一ノ崎君のためにならないし」
そんなことを高海が言ってたなんて知らなかった。
俺が言った言葉を高海はちゃんと考えてくれてたんだ。
けど、俺は勝手に諦めたなんて考えて、自分から行動せずに落ち込んでいた。
そうだ、俺はあの時高海に行ったじゃないか。
もう少し考えさせて欲しいって。
あれから俺はやっぱりダメだと思って前と変わらずいた。
けど、今は俺の言葉を信じて待っていてくれている人がいる。
だったら、怖がらずに前に出るしかない。
きっと、俺が納得した曲を作らないのは、ずっと今の自分には無理だと思い込んでいたからだ。
自分を変えられるのは自分だけだ。
「なぁ、渡辺。高海にあと少しだけ待ってくれ伝えて欲しい」
俺は机に掛けてあった鞄を持つ
「わかった。って、どこに行くの?」
「帰る、ちょっと急用が出来た!」
そして、走って教室を出て行く。
「えぇ!まだ午後の授業残ってるよー!」
だが、その声は一ノ崎将太には届かなかった
改めまして、こんにちわ。
学校の行事なんかで忙しすぎて書く時間なく、投稿が遅れました。
本当にごめんなさい!
こういうった、作品を書きてる人間はどんなことがあっても、楽しみにしている人を裏切らないように、ちゃんと投稿しないといけないと、感想をもらえるようになってから、痛感しました。
次からはなるべく3日に1話のペースで登校していきたいと思っております。
そして、ここに来て主人公の心境が大きく変わって来ましたね。
これからどうなって行くのか、作者自身を楽しみにしてます。
次回も是非ご覧ください。
それではさようなら!