ちなみに諸注意ですが主人公の会話が「」。他の人は『』となっています。
十分に注意してくださいね~ウボァ。
災厄の出会いって知ってるか?例えば、愛しい彼氏が他の彼女と付き合っていた。とかな?まあ、俺にとっては修羅場って楽しいけどな。見てる側だったらな。そして今、その状態、すなわち「災厄」に出会っている。
ホルスターに収めてあった二つの「キャバルリー」を取り出し、両手を器用に使い、舞わす。
まるで、「リボルバーオ○ロット」みたいだが、断じて本人が出てくるわけがない。真似をしているだけだ。
そして、二つの「キャバルリー」を掴む。二丁拳銃の構えとなった俺は戦闘形態に入る。
「さあ、殺し合おうぜ!アリア!キンジ!だけど俺はめんどくさいから殺さねぇ!」
いつものように意味のない言葉を言いつつ、俺は二発をアリアに、もう二発を金次に放った。
『無駄よ!』
アリアは、二本の小太刀で切って俺に向かって走り、
『あぶねぇ!』
キンジは、柱に隠れて当たらず、
「チッ!」
舌打ちを放って、二つの「キャバルリー」を両方のホルスターに収め、俺はポケットから小型ナイフを出し、アリアに対抗すべくCQCの構えになる。それはまるでス○ークのような構えである。何故、そんなことを知っているかって?俺の脳内に聞け。
『その構え!?』
アリアは、急停止し、俺と10mの距離で止まる。
『CQCの構え…』
「おお、よく知ってるんじゃねぇか」
『それは、「火野ライカ」もやっていたもん…』
「そうか。(あー、あの一年生か。ファイルでCQCを行っているとは知っていたけど、本当だとはな)」
火野ライカ。東京武偵高校1年A組所属で専門科目は強襲科。身体能力、視力、聴力共に良いと書いてある。ファイルに。
『さあ、行くわよ!』
そう言って、彼女――アリアは、二本の小太刀――すなわち二刀流の状態で俺に向かって攻めていった。
「で…お前達の依頼の内容はなんだ?キンジ君」
俺は、アリアと闘っている最中にキンジに向かって言葉を吐く。
『なんで私には聞いてな――』「お前だと分かりにくいから」
『依頼の内容か?』
「そうだ。依頼の内容さ」
キンジは、ファイルを取り出し読みながら言葉に出した。
『依頼の内容は…【犯罪者を取り押さえろ】だ』
「何?」
『お前が受けた依頼の主は、犯罪者だったらしいな』
「…」
闘っている最中だったが、俺は何秒間か黙り込んだ後、アリアの攻撃を流れるように避け、一回バク転をし、ある能力を使いふわりと浮かび飛んでいくように二階に上がった。
『何処に行くのよ!?』
「……この依頼をやめる」
そう言って俺は、犯罪者の依頼をびりびりに破いた。
「…俺が…勘違いをしていたようだ…報酬はもらっとけよ。大事な報・酬だからな」
カッコイイ台詞を言って、俺はその場から立ち去った。彼女たちも少し戸惑っていたいたらしいが…まあ、いいだろう。
「帰ってゲームでもしよう」
そういって、二階から飛び出し壮大にガラスを割って飛び降りたのだ。
午後9:30。強襲科男子寮にて
ピンポ~ン。
「なんだぁ?こんな時間に」
オンラインのFPSゲームをやっていた俺は、最初はピンポンダッシュされたのかと思った。
ピンポ~ン、ピンポ~ン。
「…」
ピンポピンポピンポピンポ~ン。
「……」
ピンピンピンピンピンピンピンピンピンピン――
「ヽ(`⌒´♯)ノ」
苛立った俺は、ぶち壊しそうなやり方でドアを開ける。
「誰だよ!?こんなにピンポンピンポン鳴らしている奴!」
目の前には誰もいなかった。
『何処見てんのよ』
下に目を行くと、ピンク色のツインテールをした女の子――つまり、アリアが立っていた。
「なんでいるんだよ」
『用件は一つよ』
「…なるべく手短に話しな」
『私達の「チーム」に入りなさい』
「それだけか――えっ?」
俺は意味が分からず、首を傾げた。
『そのままの意味よ』
「許可もないのに、意味分からん」
『チーム・バスカービルに入れるのよ。光栄に思いなさい』
「光栄にも思わねぇな。というか、ヤダ」
『な、なんでよ!?実力Sランクの私が言ってるのよ!?』
「それでも、ヤダなの。めんどくしぇ」
『じゃあ、どうすれば入って――』「一対一で俺に勝ったらな」
『…本当?』
「本当だ。明日の自習の時に一対一の実戦練習がある。その時に闘おうじゃねぇか」
『…逃げないわよね?』
「逃げない。どうせ、お前なんかちょろいよ…本気を出したら」
『分かったわ。絶対よ…分かったわね!』
そう言って、彼女は帰っていった。
「(…チームは嫌いなのによ…まあ、本気を出すしかないか)」
俺はそう思い、自分の左手を見つめた。
闇とは何か。それをはっきり言える者は少人数だ。
チーム・バスカービルって、なんか…なんて言うんだろ?