戦車道にのめり込む母に付き合わされてるけど、もう私は限界かもしれない 作:瀬戸の住人
まず、報告です。
2017年12月04日に、UAが5000を突破しました。
ご覧になっている皆様、いつもありがとうございます。
あとガルパン最終章第1話、初日の午後に観ましたが、まさか一部まとめサイトで囁かされていた『桃ちゃん留年説』がネタにされていたとは…(爆笑)。
あと、色々な意味で仰天の内容でしたが、詳細はぜひ劇場で。
それと劇場パンフレットは、お勧めですよ!!
【報告】2018年6月2日に一部修正(段落と一部の文章の訂正)しました。
『ああ、痛っ…ごめんね、梓』
「ううん。それよりも嵐は大丈夫?」
『まあ、さすがに左膝を派手に打ったから、痛い事は痛い…』
「保健室まで、もうすぐだから頑張ってね」
『うん…』
何故、こうなったのか。
全ては、今日のお昼休み時間が終わる頃に突然、正体不明の片眼鏡の女と生徒会副会長の小山 柚子先輩を引き連れて普通Ⅰ科1年A組の教室へやって来た、角谷 杏生徒会長が私へ向けて放った一言から始まった。
「実は、必修選択科目なんだけどさぁ…戦車道取ってね。よろしく」
母から10年間に亘り強いられて来た戦車道が嫌で堪らなくなり、高校進学を機に戦車から逃げようと故郷の群馬県利根郡みなかみ町を飛び出して、茨城県大洗町にある戦車道の無い大洗女子学園を進学先に選んだ私にとっては、衝撃的な一言だった。
とっくの昔に廃止していたはずの戦車道を復活させると言う、生徒会長からの通告。
友達やクラスメートの目の前で暴かれた、私の戦車道の過去。
そして、私の過去に当惑する友達やクラスメート達。
全てが、私にとっては悪夢の様な事態だった……
経験者である私に対して、戦車道を履修する様に迫る生徒会との口論でムシャクシャしていた私は、午後の体育の授業で行われていた体力検定の50m走で、ストレスを解消しようと考えた。
だが、思いっきり走ろうとしてスタートした直後、私は一瞬脚がもつれてバランスを崩してしまい、友達の梓とあゆみ、あやが見ている前で派手に転倒してしまったのだ。
かくして、私は転倒した際に左膝を強めに打った事もあり、梓に左肩を抱えられながら保健室へ向かっていた……
すると、梓が私の左肩を支えながら心配そうに語りかける。
「ねえ、戦車道の事だけど、小学校の頃からやっていたの?」
一瞬、私は答えるべきか迷ったが、もう分かっている事だから言葉を選んで答える事にした。
『小学3年生…いや、実際は5歳から中学を卒業するまでの10年間、母の下で戦車道をやらされていたのは本当。特に5歳から小学3年生までの間は、母から直接指導を受けていたの。その後は、生徒会の片眼鏡の先輩が言った通りだよ…』
「片眼鏡の先輩…生徒会広報の河嶋 桃さんの事だね」
あのキツそうな正体不明の女、河嶋って名前だったのかと思っていると、梓が心配そうな表情のまま、更にこう尋ねて来た。
「それで…何故、戦車道を引退する事になったの? 何か嫌な事があったの…?」
ああ、やっぱりその話をするべき時が来たか…でも避ける訳にはいかないよね。
『本当は余り答えたくないけれど…でも、梓にはキチンと話して置きたい。ただ、今は保健室に行くのが先だよね?』
「うん、そうだった。じゃあ、後でちゃんと話を聞くね」
『ありがとう…』
ゴメン、梓…でも梓は優しいから、きっと私が戦車道を引退する原点になった事件を話したら、大きなショックを受けるに違いない。
保健室へ入ると、保健の先生がため息を付きながら治療を始めた。
「今日はね、何故か気分の悪い人が3人もベッドで休んでいるの…だから、あなたも静かに休んでいてね」
『あ、はい…』
先生からの話に、つい私も傷口を水道水で洗浄する事によって起きる痛みを忘れて、聞き入ってしまった。
既に3人も気分が悪くなった人がいるとは、今日は一体何があったのだろうか?
そんな事を考えていると、傷口は手早く洗浄されて、治療もすぐ終わってしまった。
「じゃあ、こっちのベッドで休んでいて良いから、放課後のチャイムが鳴っても左膝の痛みが続く様なら教えてね。家に連絡するから」
『はい、ありがとうございます』
と、私は保健の先生に礼をしてから梓にこう伝えた。
『じゃあ、梓は教室へ帰って良いよ。私は放課後までここで休んで様子を見るから、担任の先生にもそう伝えてね』
「うん…無理しないでね」
『分かっているよ。痛みが無ければ帰りに教室へ戻って来るから、その時に会おうね』
こうして梓を教室へ帰した私は、保健室のベッドがある場所へ入る。
すると、左側に並んでいる3つのベッド全てで人が寝ているのに気付いた。
あれが、保健の先生が言っていた「気分の悪い人達」なのかと思いつつ、私はその反対側にあるベッドへ入って寝る事にした。
すると、左側にある3つのベッドから話し声が聞こえて来る。
「みほ…」
「大丈夫ですか?」
「あ…」
「いいよ寝てれば」
「早退されるんでしたら鞄持って参ります」
「ありがとう」
「一体、生徒会長に何言われたのよ?」
「良かったら話して下さい」
ベッドに入った直後の私だったが、失礼かも知れないと思いながらも耳を澄ませて3人の会話を聞く事にした。
もしかしたら、私と同じ様に角谷生徒会長から戦車道の履修を迫られている人がいるのだろうかと、思い当たったからだ。
すると、案の定……
「今年度から戦車道が復活するって…」
「戦車道とは…乙女が嗜む伝統的な武芸の?」
ああ、やっぱり。
生徒会から戦車道の履修を迫られている人が、ここにもいたのかと思った次の瞬間、私は思いもよらぬ人の名前を聞く事になった。
「それとみほに何の関係があんの?」
あれっ…戦車道…みほ?
そう言えば、さっきも同じ名前で呼んでいたよね?
まさかとは思うけれど、その名前は私が以前から知っている『あの人』と同じなのかな?
それに今「みほ」って言われた人、今朝出会った栗毛で転校生の先輩と声が一緒じゃないかしら…ちょっと待って!!
あの転校生の先輩、どこかで見覚えがある顔だと思っていたけれど…まさか!?
次の瞬間、もう忘れようと思っていた戦車道に関する記憶を一気に呼び覚ました私は、こんな事が有り得るのかと、信じられない思いを抱きながらも更に聞き耳を立てる。
そして……
「私に戦車道を選択するようにって…」
と語る「みほ」と言う人の声を聞いた次の瞬間。
ある確信を抱いた私は、思わずベッドから体を起こして、彼女達へ話し掛けていた。
『あの…突然ですが、今のお話、本当でしょうか?』
「「「えっ…」」」
その瞬間、ベッドの中で話していた3人の生徒が驚いた表情で私を見ていた。
慌てて、私も元々小さめだった声を更に小さくして、説明する。
『あっ…ごめんなさい。実は、私もお昼休みの時間に自分の教室で、全く同じ事を生徒会長から言われたものですから、つい皆さんのお話を聞いてしまっていたのです』
そう応えた次の瞬間、3人の生徒は更に驚いた表情で、私に向かって話し掛けて来た。
「えっ、それってマジなの?」
最初に話し掛けて来たのは、私から見て左側のベッドにいる、ゆるくウェーブした淡い栗毛で少し長めのセミロングの髪形をした人(何だか、小山先輩並みにグラマーな体型だなぁ…羨ましいよ)。
「本当ですか?」
次に話し掛けて来た人は、右側のベッドにいる、ストレートの黒髪ロングヘアーがきれいな人(この人もスタイルが良さそう…いいなぁ)。
そして、私の正面にあるベッドにいる人は…まさしく今朝の登校中、交差点角のコンビニ前で出会った、あの先輩だった。
「あれ…もしかしてあなた、今朝登校する時に会った1年生の…原園 嵐さん?」
『あっ、はい。今朝は最初先輩だと知らなかったとは言え、大変失礼な事を言ってしまって、申し訳ありませんでした』
「ああ、そう言えば私、あなたから『友達…いないのですか?』って、心配されちゃったんだっけ」
「みほ…それ、中々失礼な事だと思うよ?」
「でも沙織さん、私も原園さんと別れる時に自己紹介をするのを忘れていたから、お互い様だよ。原園さん、こちらこそあの時はごめんなさい」
『いえ、とんでもありません…じゃあ、ここで改めて自己紹介から始めても良いですか?』
と言う訳で、私達は互いに自己紹介をする事になった。
まず、私から。
『私は原園 嵐。故郷は群馬県利根郡みなかみ町の山奥で、この春から大洗に出て来たばかりの15歳、クラスは普通Ⅰ科1年A組です。よろしくお願いします』
続いて、私から見て左側のベッドにいる、少し長めのセミロングの髪形をした人から順に、3人の自己紹介が始まった。
「私は、武部 沙織。大洗町の出身で16歳、クラスは普通Ⅰ科2年A組だよ。よろしくね」
次に、右側のベッドにいる、ストレートの黒髪ロングヘアーがきれいな人。
「私は、五十鈴 華と申します。出身は水戸で沙織さんとは同い年で同じクラスです。よろしくお願いしますね」
そして…私の正面にあるベッドにいる、今朝登校中に出会った人が……
「私は…西住 みほ。出身は熊本で…年齢とクラスは沙織さんや華さんと同じなんだけど、2人とは今日始めて知り合って、友達になったんだ。原園さんも入れたら、これで3人目だね」
『そうですね…』
と、西住 みほ先輩は、少しはにかみながら話してくれたので、私も微笑んだ。
…そして、私は西住先輩が何者なのか、完全に思い出していた。
日本戦車道の名門、そして最大級の流派で、九州は熊本県熊本市にその本拠を持つ西住流。
その現師範で、近く次期家元を襲名するとも噂される、西住 しほの次女。
また、熊本県にある高校戦車道の強豪校・黒森峰女学園戦車道チームの現隊長で、戦車道の国際強化選手としてメディアにも登場する事から一般にもよく知られている、西住 まほの妹でもあり、昨年度の黒森峰女学園戦車道チームでは、高校1年生ながら副隊長の重責を担い、隊長である姉を支えていた少女。
それが、西住 みほ先輩だ。
私にとって、西住先輩は…去年の第62回戦車道全国高校生大会決勝戦を現地で観戦した時、これまで見て来た戦車道をやっている数多くの先輩達の中でただ1人「この人となら、一緒に戦車道を極めてみたい…来年は黒森峰に入って、あの人をこの大会で優勝させてあげたい」と、心の底から憧れた先輩である。
それと同時に、私が戦車道から引退する決断をした、直接のきっかけを作った人でもあるのだ……
それぞれの自己紹介が終わると、五十鈴先輩と武部先輩は、私と西住先輩を交互に見ながら話し掛けて来た。
「この学校に戦車道をされていた方が、みほさんの他にもいたのですね…」
「でも、みほだけでなく、原園さんまで戦車道にって、何で?」
だが、続けて武部先輩が妙な質問をして来た。
「これって、何かの嫌がらせかな? あ、分かった。生徒会の誰かと三角…いや四角関係?恋愛のもつれ?」
「違っ…」
武部先輩は何故か、恋愛方面へ話を捻じ曲げようとして、西住先輩を困らせているので、私はすかさずツッこんだ。
『あの…失礼ですが、武部先輩。私達はここに来たばかりで彼氏を作る暇なんてありません。あと、ここは女子校ですし』
すると、今度は五十鈴先輩が話し掛けてくる。
「ぜひ戦車道を選択するよう請われるなんて、もしかして…みほさんと原園さん、数々の歴戦を潜り抜けてきた戦の達人なんでしょうか?」
『まあ…私達もある意味では、戦の達人かも知れないですね』
「タイマン張ったり、暴走したり、カツアゲしたり」
「でもなくて…」
『いえ五十鈴先輩、それは違います。私達、戦車の暴走族とかレディースをやっていた訳じゃないですから』
五十鈴先輩の発言に西住先輩も当惑していたので、思わずツッこむ私だが…この場合、武部先輩と違って五十鈴先輩の発言の恐ろしい所は、これが単なる「天然な発言」とは言い切れない部分があるからだ。
何故なら「戦車を用いてタイマンや暴走行為等を行うレディースや暴走族」はこの世に実在しており、近年では結構な社会問題になっていると新聞やTV、ネットニュース等で連日報じられているのだけれど……
五十鈴先輩って本当の所は聡明な人なのか、ただの天然な人なのか、一体どちらなのだろうか?
そんな事を考えていると、武部先輩が更に西住先輩へ尋ねて来た。
「んじゃ何?」
「えっと…」
西住先輩は、武部先輩へどう答えて良いのか、困ってしまっている。
そこで私は、西住先輩へ助け船を出した。
『あの…どうやら西住先輩は言いにくい事情がありそうなので、まず私の方から話しましょうか?』
「あっ…」
西住先輩は、少し不安そうな表情になったので、私は先輩を安心させる為に優しい口調でこう話した。
『多分…ですが、察する限りでは私も西住先輩と同じ理由でここへ来たと思いますから…』
「うん…じゃあ聞かせて」
西住先輩は少し安堵した表情になり、俯き加減だった顔を上げると、私の提案に同意してくれた。
そこで、私は自分が戦車道から逃げ出した理由を話した。
『私の母は、群馬の実家で車両整備工場の社長をしているのですが、実はただの整備工場じゃないのです』
私の第一声を聞いた西住先輩達は、意外そうな表情をしながら話を聞いている。
特に、武部先輩は怪訝そうな顔をして、こう聞いて来た。
「ただの整備工場じゃないって、一体どう言う所なの?」
そこで私は、母がやっている事業の詳細を説明する。
『母の工場は、普通の自動車やトラック・バスから農業機械の整備もやるのですが、本業は戦車の整備なのです。戦車道で使う戦車の整備や修理・レストアが主な仕事ですが、他にも戦車用部品の製造販売から戦車の買取り・販売、レンタル・リース事業とかその他諸々。戦車に関わる事なら手広くやっています。だから工場は結構大きくて、更に一般人向けの戦車道ショップまで経営しているのです』
「と言う事は、原園さんのお母様はやり手の実業家なのですね?」
「えっ…じゃあ、原園さんって実は結構なお嬢様?」
ここまでの話を聞いていた五十鈴先輩と武部先輩が、驚いた表情で口々に呟いた。
西住先輩も、驚いた表情で私を見つめている。
そこで、私は話を本題へと進める。
『確かに世間から見れば、私の家って五十鈴先輩や武部先輩の言う通りかな…で、実を言うと、母は以前から戦車道にのめり込んでいて、故郷の町に戦車道のユースクラブチームを町の人達と一緒に作ってしまった位なのです。だから私も5歳の時から、母によって無理やり戦車道をやらされ続けて来たのですが…本当は嫌で堪らなかったのです。だから高校進学を機に戦車から逃げ出して、群馬の山奥からこの大洗へ来たのです』
すると、私の話を聞き終わった西住先輩は目を丸くしながら、こう呟いた。
「えっ…それって、私と殆ど一緒だ」
私は、それはそうだろうなと思った…先輩と似た境遇の後輩が目の前にいるのだから。
『西住先輩…これで少しは話しやすくなったでしょうか?』
「うん、ありがとう…私はね、家が代々戦車乗りの家系で…でも余り良い思い出が無くて…私も、原園さんみたいに戦車を避けてこの学校へ来た訳で…」
実を言うと私は、西住先輩の事はもっと詳しく知っているが、敢えて口を出さずに西住先輩の話を聞いていた。
そうすると、話を聞いていた五十鈴先輩と武部先輩がこう言ってくれた。
「そうだったんですか」
「そっかあ…じゃあ2人共無理にやらなくていいじゃん。第一、今時戦車道なんてさ、女子高生がやる事じゃないよー」
『その通りだと思います、武部先輩。私は小学校に入る前の年から戦車道をやっていたから分かりますけれど、確かに女の子がやる武道じゃないですね』
「生徒会にお断りになるなら、私達も付き添いますから」
『ありがとうございます、五十鈴先輩、武部先輩』
これで、武部先輩と五十鈴先輩は、西住先輩や私の思いを理解してくれているのが分かったので、私も西住先輩を励ます様に、こう声を掛けた。
『私も生徒会からの誘いは断るつもりなので、西住先輩も困った事があれば相談して下さい。実は、ちょっとした策があるんです』
「あ…ありがとう」
西住先輩が少し微笑んで応えてくれた次の瞬間、午後の授業の終了を告げるチャイムが鳴った。
「授業終わってしまいました。せっかく寛いでいましたのに…」
「後はホームルームだけだね」
『では、私も自分の教室に帰りますね…』
五十鈴先輩と武部先輩が過ぎた時間を名残惜しむ中、私はケガをした左膝に痛みが残っていないのを確かめてから、梓達が待っている普通Ⅰ科1年A組の教室へ帰ろうとした、その時だった。
突然、天井に取り付けられているスピーカーから校内放送が始まった。
「ん…何?」
西住先輩が不安そうな声を挙げた時、私はすぐさまこう呟いた。
『来ましたね…生徒会の連中』
「えっ?」
「原園さん、何で、生徒会からだって分かるの?」
『放送を聞けば分かると思いますよ、恐らくね…』
私は、疑問を口にした五十鈴先輩と武部先輩に向けて不敵な表情を浮かべつつ、保健室のスピーカーを見つめていた…ふん、あの狸の生徒会長がお昼休みに教室で「詳しい事は今日の放課後に…」って言っていた言葉の意味は、これか。
そう考えているとスピーカーから、河嶋とか言う生徒会広報の声で、放送が始まった。
「全校生徒に告ぐ。体育館に集合せよ。体育館に集合せよ」
西住先輩達が不思議そうな表情を浮かべて私を見詰めている中、私自身は生徒会に対する闘志を燃やしつつ、小声で先輩達に語りかけた。
『来ましたね…恐らくですが、これから体育館で必修選択科目のオリエンテーションをやると思いますよ。でも実際は、戦車道だけのオリエンテーションでしょうけれども…これ位で負けるもんですか』
(第3話/終)
ここまで読んで下さり、ありがとうございます。
第3話をお送りしました。
50m走で転倒、ケガをして保健室へ行った嵐ちゃんを待っていたのは、朝出会ったのに名前を聞けなかった先輩とその友達…そうです、西住殿達でした(笑)。
そして先輩達に自己紹介をして、自らが戦車から逃げ出した理由を話した嵐ちゃんですが…実は、戦車から逃げ出した直接の理由はまだ語られていません。
これに関しては、後々彼女の口から語られる事になりますので、注目して下さい。
と言う訳で、2017年の投稿は今回で最後。
次回、第4話は、2018年元旦に投稿の予定です。
果たして、嵐ちゃんは生徒会の仕組んだオリエンテーションを見て何を思うのか?
お楽しみに。
そして皆様、メリー・クリスマスイブ!!