戦車道にのめり込む母に付き合わされてるけど、もう私は限界かもしれない   作:瀬戸の住人

60 / 115

今回、“ニワトリさんチーム”メンバーの中の一人の“或る本性”が明らかになりますので、心して読んで頂ければと…あっ、でも此の話はコメディタッチで書かれていますので、念の為。
其れと、後書きでは之に関連して“一寸だけ真面目な話”をしておりますので、気になる方は御一読下さい。

其れでは、今回もかなり長い話になりますが、どうぞ。



第53話「皆にレクチャーします!!」

 

 

 

皆さん御久し振りです、原園 嵐です。

 

先日、戦車格納庫で西住先輩達に“戦車道を辞めようとした理由”を告白した後、“先輩達と一緒に戦車道を続けて『自分だけの戦車道』を見付けたい”との願いを西住先輩に聞き届けて貰い、随分気持ちが楽になりました。

 

御蔭で、毎晩見ていた()()を見る事は無くなりました。

 

只、先日西住先輩は母さん(明美)に、“私の告白”の事で何やら話をしたらしいのだけど…大丈夫かな?

 

先輩は私に「明美さんの事なら、心配しなくても良いよ」と言ってくれたけど、ウチの母さん(明美)は他人を言い(くる)めるのが上手いから、先輩も母の考えに染まって居なければ良いのだけど…心配だ(大汗)。

 

でも、やっぱり“ですます調”で話すのは苦手だな。

 

此処からは、何時もの調子で話すから、宜しくね。

 

 

 

 

 

 

さて、私達・大洗女子学園戦車道チームは全国大会の二回戦が近いので、毎日早朝と放課後に戦車道の特訓を続けている。

 

そして此の日も放課後の特訓が終わり、戦車格納庫に到着した私達“ニワトリさんチーム”も乗って来た戦車を降りると、後片付けを済ませてから解散しようとしていた。

 

 

 

「「御疲れ様でしたー!」」

 

 

 

皆で終礼をした後、私は良恵ちゃんに声を掛ける。

 

 

 

『良恵ちゃんも御疲れ様!』

 

 

 

「いえ、原園さんも御疲れ様です」

 

 

 

良恵ちゃんも疲れを見せずに挨拶すると、菫が彼女に声を掛ける。

 

 

 

「良恵ちゃん。今週は装填手の練習をして貰ったけど、如何だった?」

 

 

 

「良い汗を掻きました~♪」

 

 

 

菫の声掛けに、良恵ちゃんが笑顔で答えると舞からも一言。

 

 

 

「良恵ちゃん、“実家が農家だから力仕事は結構得意”って言ってたけど本当だね。此れなら大丈夫だよ!」

 

 

 

笑顔の舞から褒められた良恵ちゃんは、「でも野菜と砲弾では持った感じが違うから、もう少し慣れる迄頑張ります!」と私達に告げると、其れを聞いて居た瑞希も笑顔で一声掛ける。

 

 

 

「其の調子だよ、良恵!」

 

 

 

実は、全国大会二回戦を控えた特訓の中で私達“ニワトリさんチーム”は、メンバー中唯一“群馬みなかみタンカーズ”の出身者では無い“戦車道初心者”である長沢 良恵ちゃんの()()()()()()の為に“()()()()()()()()()()()()()()()”と考えて、先ずは装填手の練習を集中的にやって来たのだけど、如何やら効果が出て来た様だ。

 

“此の分だと、そろそろ砲手の練習を始めても良いかな?”と私が考えていた時、良恵ちゃんがこんな事を言い出した。

 

 

 

「そう言えば武部先輩、“戦車道を始めてから瘦せたよ~♪”って言ってたから、私も昨日体重を計ったら戦車道を始める前から3キロ程痩せたんですよ♪」

 

 

 

其れに私も反応して、『ああ、戦車って力仕事が多いから、みなかみタンカーズに入ったばかりの新入生も同じ事を言ってたなあ』と呟くと、瑞希が皮肉を一言。

 

 

 

「でも武部先輩、胸は痩せる処か()()()()()()()()気がするけれど?」

 

 

 

其の瞬間、“瑞希が自分の平たい()()()()に劣等感を感じている”事を知る菫と舞が青い顔で「「あっ……」」と口走ると、其の様子を見た良恵ちゃんも慌てて「えっと…御免なさい」と瑞希に向かって謝ったので、私も彼女に声を掛ける。

 

 

 

『“ののっち(瑞希)”…其れは()()()だから』

 

 

 

すると、気を取り直した瑞希が「いや、つい武部先輩が羨ましくて…と言うのは兎も角」と語った後、こんな事を話し始めた。

 

 

 

「嵐、冷泉先輩から“戦車道を始めてから低血圧が少しだけ改善された”って言われたんだって?」

 

 

 

そう…私は、今朝の登校時に珍しく“武部先輩と一緒に、()()()()()()()()()()()()()()”から其の事を聞かされたのだ。

 

其処で私は、此の時に()()()()に語った話をする。

 

 

 

『うん。だから私、()()()()に“戦車乗りって勇猛果敢な分、血の気の多い人が集まっていると言われているから、血の気が多くなっただけ血行が良くなったんじゃないかな?”って言ったのだけど』

 

 

 

すると話を聞いて居た良恵ちゃんが「其れ、関係有るんですか?」と私に話し掛けて来た…実は、朝に武部先輩から“全く同じ事”を言われたんだよね。

 

其処で、私が良恵ちゃんに其の時の事を話そうとした時、生徒会の河嶋先輩と小山先輩が戦車格納庫へやって来ると、私達の隣に居た“あんこうチーム”の戦車長兼隊長・西住先輩へ呼び掛けた。

 

 

 

「西住、昨日の会議の続きをするぞ」

 

 

 

「其れと交換した方が良い部品のリストを作るの手伝って欲しいのだけど?」

 

 

 

両先輩からの呼び掛けに「あっ、はい」と答える西住先輩。

 

ところが此のタイミングで、“アヒルさんチーム”の砲手・佐々木 あけびさんと同チームの操縦手・河西 忍さんが、西住先輩に“自らの抱えている課題”についての相談を始めたのだ。

 

 

 

「先輩、照準をもっと速く合わせるには如何したら良いのですか?」

 

 

 

「如何しても上手くカーブが曲がれないんですけど?」

 

 

 

二人からの相談に対して、西住先輩が戸惑い乍らも「えっと、待ってね。順番に……」と答えようとするが、其処へ他のチームの人達も次々に西住先輩の所へやって来ると様々な頼み事を始めたのだ。

 

 

 

「隊長、躍進射撃の射撃時間短縮について!」

 

 

 

「ずっと乗ってると臀部が擦れて痛いんだが、如何すれば?」

 

 

 

“カバさんチーム”の車長兼通信手・エルヴィン先輩と操縦手のおりょう先輩が西住先輩を質問攻めにしていると、“ウサギさんチーム”のメンバー達迄やって来た。

 

 

 

「隊長、戦車の中にクーラーって付けられないんですか?」

 

 

 

“ウサギさんチーム”の車長・澤 梓が“戦車の中の暑さ対策”についての相談をすると、37㎜砲々手の大野 あやと通信手の宇津木 優季も相談事を持ち掛ける。

 

 

 

「先輩、戦車の話をすると男友達が引いちゃうんです!」

 

 

 

「私は彼氏に逃げられました!」

 

 

 

あやと優季からの相談事を聞かされた私は、其の内容に思わず頭を抱えてしまった…此の二人、若しかして西住先輩に恋愛相談をする心算なのか?

 

此の間、私が“あんこうチーム”の先輩方に『地元の中学校は男女共学だった』と話したら、西住先輩は「黒森峰は女子校だから男子が居なくて……」と言って私の事を羨ましがって居たのだけど?

 

しかし、仲間達から次々に頼み事を持ち込まれた西住先輩は困り顔で「え~と……」と考え込んでしまって居た。

 

そんな西住先輩の姿を見兼ねた私は、彼女に声を掛けようとしたが、其れより先に“あんこうチーム”装填手兼戦車マニアの秋山先輩が声を掛けて来た。

 

 

 

「あの、メカニカルな事でしたら私が多少分かりますので……」

 

 

 

続けて、何時の間にか秋山先輩の隣に居た瑞希が「後、私と嵐もメカと戦術関係ならアドバイス出来ますよ!」と皆へ声を掛けると、舞も元気の良い声で「私も戦車の話は得意だよ!」と皆へアピールする。

 

すると、今度は五十鈴先輩が落ち着いた声で「書類の整理位でしたら、私でも出来ると思うんですけど」と生徒会の小山先輩と河嶋先輩に向かって話し掛けると、良恵ちゃんも笑顔で「私も農業科の野菜直売所で経理を担当しているから、書類整理は得意ですよ!」と声を掛けたので、河嶋先輩が「よしっ、じゃあ後で生徒会長室へ来てくれ」と二人の申し出を了承した。

 

更に、麻子先輩も「操縦関係なら私が」と申し出ると、菫が「私も操縦を教えるのは得意ですから、何でも訊いて下さい!」と皆に告げたので、共に“天才操縦手”の二人が戦車の操縦教官役を買って出ると知った“アヒルさんチーム”のメンバーが元気良く「「宜しく御願いします!」」と返事をする中、麻子先輩の隣に居た武部先輩が手を挙げると……

 

 

 

「恋愛関係なら任せて!」

 

 

 

えーと、()()()()()にどんな関係が有るのかは知らないけれど、あやと優季が聞きたがっていた事でもあるし、此処は武部先輩に任せましょうか…と思っていると、仲間達からの申し出を聞いて居た西住先輩が「あっ!」と声を掛け乍ら嬉しそうな表情を見せて居る。

 

すると、五十鈴先輩が「皆で分担してやりましょう」と西住先輩へ声を掛け、瑞希も「後輩だからって遠慮しなくて良いですよ!」と“後輩だが戦車道経験者である”事をアピールしつつ西住先輩をサポートする決意を述べる。

 

そして、武部先輩も「“みぽりん”、一人で頑張らなくても良いんだからね♪」と笑顔で西住先輩を励ますと、私も秋山先輩に向かって目配せをしてから西住先輩に向かってこう告げたのだった。

 

 

 

『先輩、私達に頼っても良いんですよ』

 

 

 

其の時の西住先輩からの「皆…有難う!」の一言と共に、私達に向けた笑顔は今でも忘れられない。

 

 

 

 

 

 

こうして、秋山先輩達“あんこうチーム”と私達“ニワトリさんチーム”のメンバーは西住先輩の負担を軽減する為に、仲間達からの頼み事や戦車道の練習等についてアドバイスをする事になったのだが、此の時私は秋山先輩と一緒に“カバさんチーム”のメンバーから出される“戦車に関する様々な質問”に答えていた。

 

そんな中、“カバさんチーム”砲手・左衛門佐先輩がこんな事を尋ねて来た。

 

 

 

「そう言えば、Ⅲ号()()()と言うのは“()()”なのか?」

 

 

 

此れに対して秋山先輩が「いいえ、『砲兵科扱いの歩兵直協車輌』ですから“支援車輌”ですよ」と答えると、“カバさんチーム”リーダー兼装填手・カエサル先輩が“古代ローマ史好き”らしく「軽装歩兵の様だな?」と秋山先輩へ話し掛けるが、先輩はキョトンとした表情で“戦車好き”らしい返事をした。

 

 

 

「単純に“()()()”じゃないですか?」

 

 

 

其の時、“カバさんチーム”メンバー全員が秋山先輩を指差して「「其れだ!」」と叫んだので驚いた彼女は「えっ!?」と声を上げた儘棒立ちになってしまったが、私はふと“()()()”を思い出すと、秋山先輩と“カバさんチーム”の先輩方へ向かって語り始める。

 

 

 

『でも、第二次大戦中のドイツ軍には“()()()”と全く同じ形をした“()()()()”と言う戦闘車輛が有るんですよね』

 

 

 

其れに対して、秋山先輩が「そう言えば、原園殿の言う通りですね」と納得した表情で答えると、カエサル先輩が困り顔で「何だって…其れは又ややこしいな」と話し掛けて来た。

 

更に、左衛門佐先輩とおりょう先輩が興味深そうな表情で私達の会話を聞いて居る中、エルヴィン先輩が頷き乍らこんな事を尋ねて来た。

 

 

 

「秋山さんに原園。実は私も色々と調べて見たのだが、如何しても“()()()”と“()()()()”の区別が付かないんだ…当時のドイツ軍は如何やって此の二つの戦闘車輌を区別していたのか分かるか?」

 

 

 

すると、秋山先輩は「えーと、搭載している火砲の照準器が“突撃砲では砲兵用”、“駆逐戦車では戦車用”の物だって位しか違いは無いんですが……」と、歯切れの悪い表情で答えたので、私は“此の問題に関する説明”を始める事にした。

 

 

 

『実は、砲兵が管轄するのが“()()()”なのに対して、当時のドイツ陸軍で“戦車兵”を意味する兵科である“装甲兵”が管轄するのが“()()()()”であって、両車の形に本質的な違いは無いんです』

 

 

 

すると、左衛門佐先輩が驚いた表情を浮かべ乍ら「えっ?じゃあ形に違いは無いのに、何故呼び分ける事になったんだ?」と私に尋ねて来たので、私は()()を元にこう答えた。

 

 

 

『第二次大戦中の1943年2月、ドイツ陸軍の装甲兵総監に就任したハインツ・グデーリアン将軍が“()()()()()()()を使っている突撃砲の生産ラインを使って戦車の増産態勢を強化したい”と言う理由から“突撃砲の管轄を砲兵から装甲兵に変更しよう”と画策したのですが、突撃砲を奪われる事を恐れた砲兵と突撃砲に信頼を寄せる歩兵の側からの反対に遭って頓挫したんです*1

 

 

 

すると、エルヴィン先輩が遣るせ無い表情で「成程…要は、軍内部の縄張り争いか」と語ったので、私は小さく頷き乍ら『はい』と答えると()()()()()()()()()()を皆に説明した。

 

 

 

『ところが此の結果に憤懣遣る方無いグデーリアン将軍は、当時“()()()()”の名称で開発が進んでいた“エレファント”・“ヤークトパンター”・“ヤークトティーガー”や後に開発された()()()()()()を装甲兵管轄の“()()()()”と呼ぶ様に、軍の規則を変えちゃったんです*2*3

 

 

 

すると、私の話を聞き終わった秋山先輩と“カバさんチーム”一同は一斉に「「な…何だってー!?」」と叫んだのだった。

 

 

 

 

 

 

一方、戦車格納庫の片隅では冷泉 麻子と萩原 菫の操縦手コンビが“アヒルさんチーム”に戦車の操縦講習を行っていた。

 

先ず麻子が、“アヒルさんチーム”の八九式中戦車甲型に乗り込むと、嵐の大叔母で現在は大洗女子学園戦車道チームの“非常勤講師”を務めている原園 鷹代が戦車道連盟関係者からの伝手で入手してくれた操縦マニュアルを一読しただけで八九式を動かす。

 

すると彼女の乗る八九式は、まるで長年乗り慣れているかの様な動きで“車庫入れ”の動作を一発で決めて見せた。

 

其の様子を見ていた“アヒルさんチーム”メンバーともう一人の講師役である菫が麻子の乗る八九式の前に駆け寄ると、“アヒルさんチーム”通信手・近藤 妙子が「凄いです!」と感嘆する。

 

更に、チームリーダー兼車長・磯辺 典子が「如何やったら、そんなに上手く操縦出来るんですか!?」と問い掛けて来た。

 

其れに対して、車体前方左側にあるハッチから顔を出した麻子の答えは……

 

 

 

「マニュアル通りに()()()()遣れば出来る」

 

 

 

何とも()()()()とした回答に、“アヒルさんチーム”砲手・佐々木 あけびが思わず「普通は出来ません!」と抗議した為、言われた麻子は「えっ?」と呟き乍ら戸惑うしか無かった…如何やら、麻子は操縦が得意だが其の技術を他人に教えるのは苦手な様だ

 

其の事に気付いた“ニワトリさんチーム”の天才ドライバー・萩岡 菫が、直ぐ様“アヒルさんチーム”メンバーに向かって説明を始める。

 

 

 

「あ~麻子先輩、此処は私が解説しますね。戦車の操縦はレバー操作が主体だから、操縦の仕方は自動車と言うよりもブルドーザーやコンバインの方が近くて……」

 

 

 

戦車のみならずレーシングカートや自動車の運転も得意な菫の解説に、“アヒルさんチーム”メンバー全員が「「あっ、そうなんだ」」と納得し乍ら聞いて居ると、其の様子を眺めて居た麻子も一言。

 

 

 

「私も勉強になるな」

 

 

 

其の言葉に、菫は思わず呆れた表情を浮かべると「冷泉先輩…もう一寸分かり易く説明してあげて下さい」と愚痴を零すのだった。

 

 

 

 

 

 

そして戦車格納庫内の駐車エリアでは、“ウサギさんチーム”のM3リー中戦車の前方部に腰掛けた武部 沙織が“ウサギさんチーム”メンバーと“ニワトリさんチーム”装填手・二階堂 舞を前に、戦車道ならぬ“恋愛講義”を行っていた。

 

 

 

「恋愛も戦車と一緒だと思うんだ。前進あるのみって感じかな?」

 

 

 

沙織からの“アドバイス”に、“ウサギさんチーム”75㎜砲々手・山郷 あゆみが「凄い、恋愛の達人!」と褒め称えると、同じチームの通信手・宇津木 優季が独特の口調で「先輩、今迄何人位付き合ったんですか?」と尋ねて来たのだが……

 

 

 

「えっ!?」

 

 

 

実は“恋愛の()には詳しくても恋愛経験は一切無い”沙織は、思わず絶句した後、“ウサギさんチーム”メンバーや舞に背を向けて落ち込んでしまった。

 

 

 

「武部先輩、実は()()()()()()()だったんだ……」

 

 

 

落ち込む沙織の様子を見た舞が思わずこう口走ると、隣に居た“ウサギさんチーム”リーダー兼車長・澤 梓が「こら舞ちゃん、武部先輩がもっと落ち込んじゃうよ?」と注意する。

 

すると舞が沙織に向かって「御免なさい」と謝り、“ウサギさんチーム”メンバー達も次々と沙織を慰める。

 

 

 

「武部先輩、大丈夫ですよ!」

 

 

 

「戦車が恋人で良いじゃないですか~♪」

 

 

 

「そうです、元気出して下さい!」

 

 

 

チームの37㎜砲々手・大野 あやが声を掛けると、優季が少々ピントがズレているものの励ましの言葉を送り、そしてチームの操縦手・阪口 桂利奈も沙織を励ましていたのだが…ところが此処で、舞が()()()()を言ったのだ。

 

 

 

「でも、恋愛なら“ののっち(瑞希)”の方が経験豊富だよ?」

 

 

 

「「はい~!?」」

 

 

 

舞の()()()()を聞いた沙織と“ウサギさんチーム”メンバー全員が驚愕の叫びを発する中、何時の間にか舞の隣に来ていた“ののっち”こと野々坂 瑞希が真面目な顔でこう言ったのである。

 

 

 

「如何にも。不肖・野々坂 瑞希、小・中学生時代に合計五人の男子と付き合った事が有ります!」

 

 

 

突然現れた瑞希の“告白”を聞いて、一気に「「おおっ!」」と盛り上がる沙織と“ウサギさんチーム”メンバー達。

 

其れに対して、瑞希は沙織達を前にこう述べたのである。

 

 

 

「そんな私の経験から言わせると…此の世の中で“男”程()()()()()()()は居ない!」

 

 

 

此の一言に、沙織と“ウサギさんチーム”メンバー達が「「ええっ!」」と驚くのを余所に、瑞希は其の“理由”を説明する。

 

 

 

「先ず、“自己中で相手の気持ちを考えようとしない”。次に“こっちから自分の気持ちを伝えても答えない”。そして挙句の果てに“直ぐ浮気をする”!」

 

 

 

瑞希による()()()()()()()()()()()()()を聞かされた沙織と“ウサギさんチーム”メンバー達は「「成程……」」と思い乍ら頷く中、当の瑞希は更なる自論を展開する。

 

 

 

「こんな奴らに振り回される位なら、戦車砲でブッ飛ばした方がマシ!断言するけど、“今”彼氏が居なくても大丈夫!本当に好きな男なら“向こうから()()()やって来る”から!」

 

 

 

「「おおっ!」」

 

 

 

瑞希による“恋愛に関する持論”を聞かされた沙織と“ウサギさんチーム”の面々は、其の迫力に圧倒されつつも彼女の意見に同調した。

 

すると突然、瑞希が宇津木 優季の前迄やって来ると、“下手な男よりもカッコイイ声”で囁き掛ける。

 

 

 

「と言う訳で…話は変わるけれど、優季。貴女戦車道を始めたら彼氏に逃げられたんだって?」

 

 

 

「…うん」

 

 

 

瑞希からの囁きに、優季が小声で答えると瑞希は彼女を励ます様に、こう話し掛けた。

 

 

 

「大丈夫、そんな奴は大した事無いから忘れちゃえ!」

 

 

 

だが、優季は少し悲し気な声で「うん…でも、未だ忘れられないんだ」と、瑞希に向かって呟く。

 

すると、彼女はあっけらかんとした声で一言。

 

 

 

「ああ、やっぱり寂しい?」

 

 

 

其の言葉に、優季が沈んだ声で「うん」と答えると、瑞希は明るい声で……

 

 

 

「よしっ、じゃあ…優季、今から()()()()()()()()?」

 

 

 

「「えっ!?」」

 

 

 

「瑞希ちゃん!?」

 

 

 

瑞希による“まさかのプロポーズ”に、舞と優季を除く全員が驚愕の叫び声を上げ、“プロポーズ”を受けた優季が驚き乍らも縋る様な表情で瑞希を見詰めていた、其の時だった。

 

 

 

『一寸待て、“ののっち(瑞希)”!』

 

 

 

瑞希と沙織達の会話を聞き付けた原園 嵐が、瑞希の前にやって来たかと思うと“()()()()()()”で、彼女に向かって吠えていた。

 

 

 

 

 

 

此の時、私は秋山先輩と一緒に“カバさんチーム”の先輩方から出されていた“戦車に関する様々な質問”に対する回答が一段落付いていたのだが、丁度其のタイミングで瑞希が武部先輩や舞に“ウサギさんチーム”の皆と一緒に会話をしているのを聞いて居たのだ。

 

其の中で…有ろう事か瑞希が()()の優季を()()()している”姿を見た瞬間、私は彼女の居る場所へ駆け寄ってから大声で怒鳴ったのだが……

 

 

 

「ああ嵐、悪いけど今取り込み中で……」

 

 

 

瑞希は悪びれない表情で私の怒鳴り声を遣り過ごそうとした為、腹を立てた私はこう叫んだ。

 

 

 

『取り込み中じゃない!と言うか“ののっち(瑞希)”、()()()()()()()()()()

 

 

 

だが瑞希は、平然と一言。

 

 

 

「何言ってんの嵐。()()()()()でしょ?」

 

 

 

アンタ(瑞希)の言う()()()()()()()()()とは違う!』

 

 

 

瑞希の言葉に私が言い返していると、隣で私達の口論を聞いて居る梓が舞に向かって問い掛けていた。

 

 

 

「ねえ、舞ちゃん…嵐と“ののっち(瑞希)”、何で言い争っているの?」

 

 

 

すると、舞が私に向かって「嵐ちゃん、梓ちゃんが不思議がっているよ?」と問い掛けて来たので、私は“しまった、皆にちゃんと説明せずに怒鳴っちゃった”と反省すると、其の場に居る武部先輩と梓達“ウサギさんチーム”の皆に向かって説明を始めた。

 

 

 

『ああ、そうだった…皆、怒鳴って御免。其れと、今から私が話す事を良く聞いて』

 

 

 

其処で私は一呼吸置くと、私を見詰めて居る武部先輩と“ウサギさんチーム”の皆に向かってこう述べた。

 

 

 

『実を言うとね、瑞希は…“()()()()()()()”なの』

 

 

 

「「はあ?」」

 

 

 

私の説明の内容に戸惑っている武部先輩と“ウサギさんチーム”の様子を見た私は、更に詳しい説明を始めた。

 

 

 

“バイセクシャル”とは、“両性愛者”の事!つまり()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()の事よ!』

 

 

 

だが、其の説明を聞いた瑞希がすかさず反論する。

 

 

 

「一寸嵐!偏見に満ちた事を言わないでよ!?私はね、“()()()()()()()()()()()()”と言う考えの持ち主なの!」

 

 

 

『其れを世間では“バイセクシャル”と言うんでしょ!?』

 

 

 

瑞希の“自論”に対して私が言い返すと、彼女は真顔で反論を続けた。

 

 

 

「嵐、中学校でも先生から習ったじゃない?“バイセクシャル”“LGBT”*4の一種で()()なのだから其れを理由に差別しちゃいけない”って」

 

 

 

流石に、人権問題を楯に反論して来る瑞希の主張は、武部先輩や“ウサギさんチーム”の皆も共感したらしく、武部先輩は「言われてみれば……」と呟き乍ら考え込んでいるし、梓や紗季と並ぶ私の親友・山郷 あゆみに至っては「嵐、一寸落ち着いた方が良いよ?」と話し掛けて来る。

 

其処で、私も一旦頭を冷やしてから『瑞希が言った事は、私も覚えているけど……』と答えた後、議論の切り口を変える事にした。

 

 

 

『じゃあ訊こうか?アンタ(瑞希)、小・中学生時代に何人の()()と付き合った?』

 

 

 

「五人」

 

 

 

『じゃあ、同じ頃に付き合った()()の数は?』

 

 

 

「…十五人位かな?」

 

 

 

『嘘を吐け!軽く()()()()()()()()わよ!?』

 

 

 

其の瞬間、武部先輩と“ウサギさんチーム”の皆が「「ええっ!?」」と、驚愕の叫び声を上げた。

 

但し、当の瑞希は「そうだっけ?」と惚けていたが、すかさず私は彼女に向かってこう叫んだ。

 

 

 

『惚けるな!?其れも付き合い出してから二、三週間で相手の娘を振って次の娘に乗り換えていたじゃない!? 其れで皆がアンタに付けた渾名が「みなかみのオスカー・フォン・ロイエンタール」!』

 

 

 

「因みに、()()()()()()()()()()()だよ♪」

 

 

 

舞…私が()()()()()をしている時に、()()()()を言うんじゃない。

 

と、私が心の中で呟き乍ら“余計な事”を言った舞を睨んだ時、再び瑞希が冷静な声で答える。

 

 

 

「よく憶えているわね?」

 

 

 

『当たり前よ!中三の時、アンタが振った娘が泣き乍ら教室に殴り込んで来た時、其の娘を止めたのは此の私なんだからね!?』

 

 

 

だが、私が“中学生時代の瑞希が起こした有名な事件”を持ち出した時、瑞希が思わぬ“事実”を突き付けたのだ。

 

 

 

「で、其の後傷心の()()とデートしたのは嵐、アンタだったよね?」

 

 

 

『えっ!?』

 

 

 

瑞希からの“指摘”に私が動揺する中、武部先輩と“ウサギさんチーム”の仲間達は、私に向かって一斉に「「何ですと!?」」とツッコんで来る。

 

一方、瑞希は冷静な表情を崩さない儘「私が知らないとでも思っているの?」と、余裕の一言。

 

其れに対して追及される側に立たされた私は、しどろもどろになり乍らこう答えるのが精一杯だった。

 

 

 

『え~と、確かに相手の娘が“瑞希ちゃんの事を忘れたい”と言って…()()()()デートしたけど』

 

 

 

其の答えを聞いた瑞希は微笑み乍ら「ふふ…嵐は私が“()()()”だと印象付けたいんだろうけど、実は私よりも嵐の方が女子に()()()()だったからねと、余裕の“ツッコミ”を加えると、舞が追い討ちを掛ける様にこんな事を言い出す。

 

 

 

「うん。みなかみタンカーズ時代の嵐ちゃんには、“ファンクラブ”も有ったしね!」

 

 

 

『“ののっち(瑞希)”も舞も止めてよ、私は百合の趣味無いんだから!?』

 

 

 

二人の()()からの“ツッコミ”に、情け無い悲鳴を上げる私。

 

其の直後、今度は瑞希が優季と向き合うと、再び“下手な男よりもカッコイイ声”でこう囁く。

 

 

 

「其れより優季、私のプロポーズを受ける?」

 

 

 

其の声を聞いた優季は、次の瞬間泣きそうな顔で……

 

 

 

「“ののっち(瑞希)”~!」

 

 

 

と叫んだ後、瑞希に抱き着いていた。

 

 

 

「わ~い、()()()()誕生だぁ!」

 

 

 

舞が笑顔で誕生したばかりの“同性カップル”を祝福する中、自分の親友である優季が“女好き”で有名な瑞希の()()に掛かるのを阻止出来なかった上に、自分の()()()迄バラされた私は、思い切り頭を抱える事になった。

 

 

 

『ああ…此処(大洗)でも瑞希の毒牙に掛かった娘が。しかも私の親友が……』

 

 

 

私が頭をクラクラさせ乍ら呟いている隣では、何を思ったのか武部先輩と“ウサギさんチーム”の仲間達が瑞希と優季に向かって神妙な顔で拍手を送っていたが…其の中で()()()()()()()()()()()()のが妙に記憶に残っていた。

 

 

 

「嵐、ホントにモテるんだ…()()()()()()()()()()()()?」

 

 

 

梓…私、“百合の趣味”は無いから誤解しないで、御願いだから!

 

 

 

 

 

 

斯くして、「野々坂 瑞希による宇津木 優季へのプロポーズ」により、瑞希の親友でもある“ニワトリさんチーム”リーダー・原園 嵐が頭を抱えていた頃。

 

生徒会長室に生徒会副会長の小山 柚子が入ると、目の前の机で書類を作成していた“あんこうチーム”の砲手・五十鈴 華が問い掛けて来た。

 

 

 

「グリースは、一ダースで良いですか?」

 

 

 

華は柚子からの依頼で“交換が必要な部品や補充が必要な消耗品の発注リスト”を作成していた為、柚子は「はい」と答えると、華は小さく頷いてから再び彼女へ問い掛ける。

 

 

 

「名取さんと長沢さんは何方へ?」

 

 

 

華は、柚子が会長室を出る時に一緒に居た“カメさんチーム”装填手兼副会長補佐官(戦車道担当)・名取 佐智子と彼女の従姉で“ニワトリさんチーム”の副操縦手・長沢 良恵の“農業科一年生コンビ”の姿が無い事が気になっていたのだ。

 

此の内、佐智子は“柚子の補佐役兼戦車道のマネージャー”と言う仕事が有る為、最近では生徒会役員トリオ(杏&柚子&桃)と共に生徒会室で執務をする事が多いのだが、今日は学園の戦車道チーム隊長・西住 みほの負担を軽減する為、華や従姉の良恵と共に戦車道関連の書類仕事を手伝っていたのだった。

 

其処で柚子は、「二人共“戦車道関係の古い資料を整理する”と言って、資料保管庫に行ってる」と答えた処、華も「私も御手伝いします」と申し出た。

 

其れを聞いた柚子が「本当!?二人共喜ぶと思うよ♪」と笑顔で答えると、彼女は椅子に座っている華の前の机に置かれた一輪挿しの花瓶に活けた“一輪の花”に気付いて、嬉しそうな声で華へ話し掛ける。

 

 

 

「やっぱり、御花が有ると良いね♪私も華道やって見たいな」

 

 

 

すると、華も笑顔で「小山先輩、御花の名前付いてますものね。確か、()()()……」と答えた処、“華に名前を間違えて覚えられている”事に気付いた柚子が「ああ、私は()()」と訂正してから()()()()()()()()()()()に向かって呼び掛けた。

 

 

 

()()()()はねえ…()()()()~!」

 

 

 

其の瞬間、“()()()()”こと河嶋 桃が大声で「呼ぶな!」と叫んだ…実は彼女、“()()()()”と呼ばれるのを嫌うのだが、柚子は一向に改めようとしないのである。

 

そんな二人の遣り取りに、今日は生徒会長の角谷 杏や桃と一緒に“新しい戦車を如何やって入手するべきか”について打ち合わせを行っていた学園の戦車道チーム隊長・西住 みほが「えっ?」と驚きの声を上げた時だった。

 

 

 

「「失礼します」」

 

 

 

丁度其処へ、佐智子と良恵が書類を抱えて生徒会長室へやって来た。

 

 

 

すると執務机に備え付けの大きな椅子に、左足を御行儀悪く掛け乍ら座っていた角谷会長が干し芋を食べつつ、「ああ、名取ちゃんに長沢ちゃん。如何だった?」と二人に呼び掛けた処、佐智子が真剣な声で報告を始めた。

 

 

 

「今、資料保管庫に残っていた戦車道関係の資料を全部持って来たのですが、実は其の資料を整理する為に内容を調べた処、“他にも戦車が有った形跡”が残って居たんです」

 

 

 

続いて良恵も、“資料の分析で得られた情報”について報告する。

 

 

 

「書類の記述が“曖昧な表現”だったので調べるのに苦労したんですが…良く読んで見ると、如何やら此の学園艦内に今だ複数の戦車が残されている可能性が有る事が分かったんです!

 

 

 

「本当か!?」

 

 

 

二人の報告を聞いた桃が驚きの声を上げると、佐智子が頷き乍ら“資料を調査した結論”を述べる。

 

 

 

「断定は出来ませんが、書類の記述内容から判断するに“約二十年前に我が校の戦車道が廃止されて以降も処分されない儘行方不明”と記載されている戦車が複数有るので、()()()()()()()()!」

 

 

 

すると、話を聞いて居た角谷会長が小さく頷いてから“決断”した。

 

 

 

「じゃあ、明日は皆でもう一度学園艦内を捜索するかぁ」

 

 

 

其の瞬間、生徒会の小山副会長と河嶋広報、そしてみほの三人が揃って「「はいっ!」」と答える。

 

其の姿を見た佐智子は、此処で角谷会長に向かって進言する。

 

 

 

「会長、其れでは明日に備えて捜索すべきエリアをリストアップしたいと思います。前回の捜索では探さなかった場所を中心に捜索エリアを絞り込みたいと考えますが、如何でしょうか?」

 

 

 

其の時、角谷会長が桃へ目配せをすると、彼女は一度頷いてから生徒会長室に居る皆へ向かってこう指示した。

 

 

 

「良いぞ名取。今直ぐ“捜索エリアの候補リスト”を作ってくれ。其れと此処に居る会長以外の全員も名取の仕事を手伝ってくれ!」

 

 

 

こうして、生徒会長室は俄かに慌しくなった。

 

 

 

(第53話、終わり)

 

 

*1
此の台詞については、「歴史群像」(学研プラス/刊)2018年8月号掲載・古峰 文三「ドイツ陸軍装備変遷史」の記述内容を参照している。

*2
嘘の様だが本当の話である。実際、駆逐戦車として知られる“エレファント”・“ヤークトパンター”・“ヤークトティーガー”は開発当初、“重突撃砲”と呼ばれていた。更に“ヘッツァー”軽駆逐戦車も開発当初は“軽突撃砲”と呼ばれていたが、要は“装甲兵の管轄に変更する為”に名称を変えたのである。

*3
尚、第二次大戦後半のドイツ軍では、戦車不足から戦車部隊に戦車の代わりとして突撃砲や駆逐戦車を配備する事は日常的に行われていた。又、武装SSでは陸軍と異なり突撃砲の管轄は砲兵では無く装甲兵が担当していた。其の為、武装SSの戦車エースとして知られるミヒャエル・ヴィットマンも、独ソ戦初期にはⅢ号突撃砲・短砲身型の車長として従軍している。

*4
性的少数者の中でもレズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーを指す言葉。近年世界的な人権問題としてクローズアップされており、彼等の社会的地位の向上が急務となっている。




此処迄読んで下さり、有難う御座います。
第53話をお送りしました。

今回、遂に“本性”が明らかになったのは“ニワトリさんチーム”の天才砲手で、嵐の親友兼ライバルでもある野々坂 瑞希。
実は彼女、“バイセクシャル”…男性も女性も共に恋愛対象として見る事が出来る人だったのです。
何故、こう言う設定にしたのかと言いますと、真面目な話、セクシャルマイノリティ(性的少数者・LGBTsとも表記される)の課題が日本は勿論の事、世界的にも重要な『人権問題』になっている事を踏まえて“内容的にはどうあれ、此の様なキャラクターを書く必要が有る”と考えた為です。
尤も、結果的に上手く書けてはいませんが“世の中には、こう言う人も居るけれど、差別する事無く接して欲しい”と言う事を頭の片隅にでも置いて頂ければ幸いです。

因みに…現実の話ですが近年の調査によるとLGBTsの中でも代表的な性的少数者であるLGBT(ゲイ・レズビアン・バイセクシャル・トランスセクシャル)だけでも、全人口の5~8%は居るのだとか。
日本の人口比で換算すると、ざっと600万~960万人も居ると言う事になります。
今、日本ではLGBTsだけで無く様々な障がいや特性を持っている人を差別・排除する傾向が世界の中でも根強いのですが、今、少子高齢化で日本が立ち行かなくなりつつある時に未だそんな事をしていると、近い将来日本の社会や経済が回らなくなるのは必至でしょうね。

以上、一寸だけ真面目な話をさせて頂きました。
其れでは、次回をお楽しみに…果たして、二度目の戦車捜索の結果は?

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。