戦車道にのめり込む母に付き合わされてるけど、もう私は限界かもしれない 作:瀬戸の住人
ガルパンとは関係無い話なので恐縮ですが……
先日、ある日本国召喚×艦これSSで“ゴルシ”って言葉が出て来たので「ん?アドミラル・ゴルシコフ…旧・ロシアの空母で現・インド海軍の空母ヴィクラマーディティヤ?其れ共ロシア海軍の最新鋭フリゲート艦?」と思っていたら、実はウマ娘のゴールドシップの事だったと言うオチ。
いやあ、ミリオタやっているとこんな事も有ります(爆笑)。
其れでは唐突ですが、どうぞ。
其の日の午前中、西住隊長は私や瑞希と共に“カバさんチーム”メンバーの歴女先輩達が共同生活をしているシェアハウスを訪れるとエルヴィン・カエサル両先輩の協力の下、戦車道全国高校生大会・第二回戦の相手であるアンツィオ高校の秘密兵器“P40重戦車”の情報を収集した後、午後から始まる“対アンツィオ高校戦前最後の練習”の為、“カバさんチーム”メンバーや私達と一緒に戦車格納庫へ行くと其々の車輛に乗り込んでから学園艦内の戦車道演習場へ向かった。
そして各チームの車輌が演習場に到着すると、西住隊長・
「で、
打ち合わせの席上、先ず角谷会長が対戦相手である“アンツィオ高校のP40重戦車の防御力”について隊長のみほに質問すると、彼女は冷静な声でこう答えた。
「P40の前面は、“
其れに対して装填手だが“カバさんチーム”リーダーを務めるカエサルが「心得た」とみほに告げると、角谷会長がみほに対してこんな事を言い出す。
「じゃあ、“
其れに対して、みほも「はい。“ニワトリさん”は他のチームよりもスキルが高い分、其の様な使い方が合っていると思います」と答えた処、“
「あの…“
すると“カメさんチーム”操縦手で、リーダーである角谷会長の代理として其の場に居た小山 柚子が「
すると、今日は“或る理由”から嵐の代わりに“ニワトリさんチーム”・リーダー兼車長を務める野々坂 瑞希がこう語る。
「まるで日露戦争の日本海海戦直前に、連合艦隊が鎮海湾で猛訓練した時みたいですね?」
すると“アヒルさんチーム”・リーダー兼車長の磯辺 典子が「何だ、其れ?」と尋ねて来た為、瑞希はこう答えた。
「連合艦隊の将兵は鎮海湾での訓練中、敵であるロシア・
其の話を聞いた典子が「へぇ~」と感心していると、会長が笑い乍ら「流石は瑞希ちゃん、座布団一枚♪」と言った後、“P40重戦車に
「実は、昨日『坂の上の雲』を読んでいて『其れならP40は“
其の告白に、鷹代が笑顔で「角谷さん、意外と歴史小説が好きなんだね」と語り掛けた処、会長は恥ずかし気な表情で「人前では読まないですけどね」と答えた為、其の場に居た全員が「「へぇ~」」と感心する中、会長は一呼吸入れてからみほに問い掛ける。
「じゃあ敵味方に分かれて練習してみよっか?“
其れに対してみほが「P40に比較的近いのは、Ⅳ号ですね」と答えると、会長は“練習の具体案”を提示した。
「じゃあ、“
其の案に対して、みほが「では、Ⅳ号と八九式を仮想敵として模擬戦をやってみましょう」と答え、各チームからの出席者全員が「「はい!」」と返事をした直後、出席者の一人である瑞希が手を挙げたので、みほが「はい、野々坂さん。何か有りますか?」と問い掛けた処、瑞希は出席者全員に向かってこう説明した。
「既に西住隊長と角谷会長、そして鷹代さんには話していますが、今日の“
此れに対して、みほが「そう言えば、昨日迄長沢さんは装填手の練習をしていたよね。大丈夫?」と瑞希に問い掛けると、彼女は頷いてからこう答える。
「問題無いです。実は“群馬みなかみタンカーズ”では“複数のポジションを経験しないとレギュラーに選ばれない”と言うルールが有り、私達も其のやり方で鍛えられて来ましたので、長沢さんも同じやり方で鍛える事にしています」
すると、説明を聞いていた桃が腕組みをし乍ら「成程、自分の担当以外のポジションも習得する必要が有るのか…厳しいな」と瑞希に語り掛けると、彼女はこう答えた。
「其れが“
此処で話を聞いていたみほが「了解です、野々坂さん。只、何時もと違うポジションなので、くれぐれも事故には気を付けて下さい」と指示すると、瑞希は一礼してからこう答えた。
「了解です。此の間の“嵐の熱中症”の事も有るので、特に注意します」
そしてみほは小さく頷くと鷹代に向かって「以上で打ち合わせを終えたいと思いますが、鷹代さんから何か有りませんか?」と問い掛けた処、彼女が「特に無いよ。皆、模擬戦とは言え、くれぐれも事故には注意しなさい」と指示をした後、皆が鷹代に向かって「「はい!」」と答えたタイミングで、みほは全員に対して号令を下した。
「では皆さん、此れから模擬戦を始めます!」
こうして“対アンツィオ高校戦に備えた模擬戦”が始まった。
「始まったわね…舞、前方各車の動きに注意しつつ、全速前進!」
「了解!」
模擬戦開始と共に、“
今、私達・大洗女子学園戦車道チームは“仮想・アンツィオ高校”役を演じる“
因みに、先頭を行く“
此れに対して、残る四チームは菱形隊形の先頭が“
『“
今日は装填手を担当する私・原園 嵐が瑞希に“今日の作戦”を質問すると、瑞希は何時もの澄ました表情でこう答える。
「本来なら“あんこう”と“アヒルさん”を追撃して撃破する…と行きたい処だけど、今日は“良恵のスキルアップ”がテーマだから、先ずは良恵が“砲手としての動作に慣れる”事を優先するわ」
「御免なさい。私の為に……」
瑞希の回答に、今日初めて砲手を担当する長沢 良恵ちゃんが“自分がチームの足手纏いになっている”と感じたのか済まなそうな声で謝るが、此れに対して副操縦手の菫が明るい声で励ます。
「心配しなくて良いよ。先ずは砲手のポジションに慣れるのが大事だからね」
其れに続いて、舞も元気な声で「うん!」と菫の声に同調する。
其処へ瑞希も「其の通りよ。良恵、今日は結果を気にせず、砲手の役割と射撃動作をキチンと体に叩き込む事に集中しなさい。チームの皆でサポートするから」と話し掛けると、良恵ちゃんも元気を取り戻したのか、明るい声で「はい、頑張ります!」と返答した処で、瑞希は皆に向かって新たな指示を出した。
「と言う訳で、今から皆の力を合わせて“あんこう”と“アヒルさん”をしっかり追うわよ。良恵は焦らず、相手を確実に照準出来る様に練習すれば良いからね」
其の指示に対して良恵ちゃんが元気良く「了解です!」と応答した直後、副操縦席で操縦手の舞をサポートしていた菫が車内無線で報告を送って来た。
「前方、“アヒルさん”が右から左へ蛇行…あっ、今機銃を撃って来た!」
突如、“
すると其の“妨害射撃”が“
『あっ…此れは多分、河嶋先輩が「小癪な、報復してやる!」とでも言って追跡を始めたのかな?』
と、“
『あ~あ、アッサリ挑発に乗っちゃって(苦笑)』
何時もの事だが、“砲手としての河嶋先輩の
そう思っていると“
其れを挑発に乗った“
“
多分、“カメさんチーム”メンバー全員には練習が終わったら“鷹代さんの説教”が待っているんだろうな。
一方、梓達“
だが此処で、周囲の様子を窺っていた瑞希が無線を通じて鋭い声で梓を叱咤する。
「梓、桂利奈がテンパってるから真っ直ぐ進まなくなっているわ。指示してあげて!」
「了解!」
瑞希の指示に梓が応答すると、瑞希は無線で更なるアドバイスを送る。
「其れと車長は危険が無い限り、常にキューポラから頭を出して外の様子を見て!キューポラの中に居るのとでは得られる情報量が全く違うから!」
「はい!」
瑞希のアドバイスに対して梓が応答した時、彼女の声に“
『其れともう一つ。車内の皆に“出来る範囲で桂利奈ちゃんをサポートしてあげる様に”指示してあげて。戦車は皆で気配りしないと
「嵐…有難う」
私からの“アドバイス”に、梓がホッとした声で応答したのを聞いた私が胸を撫で下ろした時、砲塔上部のキューポラから顔を出して指揮を執る瑞希が車内無線で私に“
「嵐~。そう言えば此の間、梓がアンタと“デートしたい”って言ってたわよ…受けちゃいなよ。
其の一言に、梓が無線越しに「えっ!?」と驚きの声を上げているのを聞いた私は、思わず絶叫する!
『“
だが、瑞希は私の叫びも何処吹く風とばかりに、“もっとトンデモ無い事”を言い出した!
「其れに嵐。以前、梓の事をこう言ってたじゃん。『もしも私が男だったら、本気で彼女にしちゃいたい位に可愛いと思うけどな』って♪」
「ええっ!?」
『一寸“
瑞希からの“爆弾発言”に、梓が更なる驚きの声を上げたのを聞いた私は顔を真っ赤にして叫んだが、当の瑞希は平然とした声で「へえ~っ。否定はしないんだ?」と私にツッコんで来る。
『ぐっ…!』
瑞希からのツッコミに反論すら出来ない私は歯噛みをし、梓に至っては一言も喋らない(後に本人が語った処によると「チームの仲間達から冷やかされて恥ずかしさの余り何も言えなかった」との事)中、“
「おっと…今、“
「えっ?」
瑞希からの“予想”を聞いた梓は其の理由が分からず戸惑いの声を上げていたが…“
「ホントだ!」
瑞希の“予想”がズバリ的中した事に、梓が驚きの声を上げると“予想をした
「今見た通り、突撃砲は“背が低い”分周囲の見通しが普通の戦車よりも悪いから、坂や窪地等の稜線を登る時は前方が死角になり易いの」
「そうか。でも私達のM3リーは背が高いけど、坂を登る時に前方が見え難いのはそんなに変わらないから……」
「其の通りよ、梓。だから戦車で稜線を登る時は、登り切る手前で一旦停止後、前方を確認してから登り切るのが
瑞希の説明に、梓が「成程」と呟いて居るのを無線で聞いた私は、砲塔上部の装填手用ハッチを開けて顔を外へ出すと無線で梓に“追加のアドバイス”を送った。
『場合によっては、戦車を降りて前方を偵察する必要が有るのを覚えて置くと良いよ』
其の言葉に、瑞希が頷くと梓が笑顔で「二人共、有難う!」と答えた時、“あんこうチーム”の西住隊長から無線が入った。
「“あんこう”より“ニワトリさん”へ。其の様子だと“ウサギさん”へのアドバイスで手一杯みたいですが、大丈夫ですか?」
其れに対して、直ぐ様瑞希が応答する。
「あっ、済みません西住隊長。御察しの通り、今は模擬戦よりも良恵や“ウサギさん”のサポートで手一杯なので、模擬戦に集中するのは一寸無理そうです」
「じゃあ、今から“ニワトリさん”と“ウサギさん”は、“カバさん”と一緒に砲撃訓練をやりませんか?」
此の西住隊長からの提案に、瑞希と梓は「「はいっ、御願いします!」」と無線で答えた。
こうして、私達“
訓練は、先ず“カバさんチーム”が西住隊長の指導の下、Ⅲ号突撃砲で“あんこうチーム”のⅣ号戦車D型を目標に射程距離1500mと言う“戦車道初心者には高難度の砲撃訓練”を行っていたが、中々命中弾を出せず苦労していた。
此れに対して、“あんこうチーム”は西住先輩が“カバさんチーム”に具体的な指導をし乍ら砲手の五十鈴先輩が“カバさんチーム”に的確な命中弾を与えている。
「五十鈴先輩、凄い!あんなに遠い距離から一発で決めるなんて!」
其の様子を自分達“ニワトリさんチーム”の訓練の休憩時間を利用して
「何だか“カバさんチーム”が可哀想になって来た…“
其の問いに対して、瑞希も溜め息を吐きつつこう答える。
「私も驚いているわ…砲身長がたったの24口径しか無くて、撃つと弾道が山なりになり易いⅣ号D型の75㎜砲で1500mの距離から命中弾を出す五十鈴先輩はかなりの腕前よ」
そんな瑞希の様子を隣で見て居た私も『しかも五十鈴先輩は、“砲手を始めてから数カ月しか経っていない”もんね…私もビックリしてる』と呟くと、舞が嬉しそうな顔でこんな事を言い出した。
「五十鈴先輩、嵐ちゃんと同じ位“
『舞…其処で
「えへっ♪」
舞の“
「さて…無駄話は此の辺にして、私達も訓練に戻るよ」
と言った処で瑞希が話を切り上げると、私達“
今、私達は“
「ああっ、又外した……」
そんな“
私達が居る射撃場では、1000m先の地点に在る土堤に設置した標的目掛けて“ニワトリさん”・“ウサギさん”両チームが戦車砲で砲撃を続けており、“ニワトリさん”の“シャーマン・
特に良恵ちゃんは、初弾から10発連続で標的を外し、今だ命中弾を出せていなかった為にかなり焦って居たけれど、其処へ瑞希が励ましの声を掛ける。
「大丈夫よ、良恵。左右の誤差は最初より小さくなっているから、後は76㎜砲の
そして、私も『次は、さっきより少しだけ左寄りに照準すると、多分当たるよ!』と具体的なアドバイスをし、其れに良恵ちゃんも「了解!」と応答して11発目の76.2㎜砲弾を発射した処……
「当たりました、やったぁ!」
遂に“初めての命中弾”を出した良恵ちゃんが歓喜の声を上げたのを聞いた私と瑞希・菫・舞が揃って「「『おめでとう!』」」と祝福する。
そして良恵ちゃんが「此の調子で“イージーエイト”の戦車砲の癖を摑んでみます!」と応答した頃、砲塔上部のキューポラから訓練の様子を見ていた瑞希が独り言を呟いていた。
「さて、“ウサギさん”は…未だ未だか」
瑞希が呟いた通り…“
そんな時“
「“
「何、言ってみ?」
「こっちには折角二つ砲が有るんだから、“37㎜砲で誤差を調整してから75㎜砲を撃てば良いんじゃ無いか?”って思ったんだけど」
「おおっ、其れって“スポッティング・ライフル”じゃん。梓も考えたわね」
此の時、梓の提案した“アイデア”を聞いた瑞希の返答に、梓が驚きの声で「えっ?同じ事を考えた人が居たの?」と訊き返した処、瑞希は明るい声で「うん♪」と返した後、“スポッティング・ライフル”について説明した。
“スポッティング・ライフル”とは、「火砲の照準器の代わり」として対象となる火砲の傍に取り付けた機関銃や専用の小口径銃の事だ。
使い方は、対象となる火砲を撃つ前に“スポッティング・ライフル”から対象となる火砲に
元々は、1950~70年代に掛けて対戦車用無反動砲で広く用いられた方法だが、実は少数ながら戦車や対戦車車輛でも使われており、英国のセンチュリオン Mk.5/2戦車やチーフテン戦車の他、米国のM50オントス自走無反動砲や日本の陸上自衛隊が運用していた60式106㎜自走無反動砲にも搭載されていた。
其の後、“スポッティング・ライフル”は小型のレーザー式距離計に取って代わられたが、現在でも米海兵隊が歩兵用の携行火器として使っている“SMAW ロケットランチャー”に取り付けられており、此方は射撃訓練でも活用されている。
「へえ……」
其の説明を聞いた梓が感心する中、瑞希は彼女に“或るノウハウ”を授けた。
「只…M3リーの37㎜と75㎜の弾道は同じとは限らないから、一度、両方の砲で同じ場所を同じ距離から狙って撃って、其々の砲の弾着を調べて記録した後、其処で出た誤差を元に照準を修正する必要が有ると思うけど、やってみる?」
すると梓は「了解、やってみる!」と返信後、チームの仲間達と一緒に砲撃の準備に入った。
其れから暫くの間、“
「さて、私達も訓練に戻りますか」
“
「あっ、砲撃中止!」
「あれは!?」
突然、良恵ちゃんが大声で皆に“砲撃中止”を命じると、砲塔上から顔を出して前方の様子を見ていた瑞希も緊迫した声で叫んだ直後、再び良恵ちゃんが叫び声を上げた。
「標的の前を“アヒルさん”と“カメさん”が横切るから、撃てません!撃ったら何方かに当たります!」
何と射撃場内に、模擬戦を続けていた“
更に、梓が無線で「これじゃあ、私達も撃てないよ!」と悲鳴を上げたのを砲塔後部に在る無線機で聞いた私は、思わず怒りの声を上げた。
『全く!
すると瑞希を含めた“
そして、私達は何時ものポジションに戻ると“アヒルさん”・“カメさん”両チームの模擬戦を止める為、直ちに発進した。
其の頃、今だ模擬戦真っ只中の“アヒルさん”・“カメさん”両チームは、他のチームが砲撃訓練をしていた射撃場のど真ん中を横切ると、其の隣に在る演習場エリア内で急旋回し乍ら
「ウオォォォー!」
“
此れに対して、左へ急旋回中の車内では操縦手の河西 忍が「はいっ!」と必死の声で応答するが、此処で砲手の佐々木 あけびが悲鳴を上げた。
「此の速度では狙えません!!」
其の声を聞いた典子があけびに向かって「少しだけ頭使って、後は根性……」と叫びかけた時、以前嵐から教わった“戦車長の心得”を思い出す。
『戦車は、皆で気配りしないと直ぐ動かなくなるから、“根性”
其の言葉を思い出した典子は「そうだった!」と思い直すと、直ぐ様指示の内容を変えた。
「皆、次の旋回で一寸だけ大回りするから、佐々木は其のタイミングで一発、根性で撃て!」
「「はいっ!」」
最後は“根性”で締め括るのが、バレー部出身のメンバーで構成された“アヒルさんチーム”らしい処だが、嵐からの“アドバイス”を元に出した典子の指示は効果的だった。
何故なら、一瞬だけ大回りをした八九式の動きに“
直撃こそしなかったものの、其の光景を見れば“アヒルさんチーム”の練度が予想以上に高まっているのは明らかだった。
実際、“
「会長も少しは手伝って下さい!」
しかし当の会長は相変わらずの調子で「今度ねー♪」と返事をするだけだったが…其処へ装填手の佐智子が「
「先輩!そろそろ模擬戦は止めて下さい!」
「砲撃訓練の邪魔になるから、嵐が怒っていますよ!」
其れと同時に“アヒルさん”・“カメさん”両チームが模擬戦を行っている渦中に“
ところが“アヒルさん”・“カメさん”両チームは梓とあやからの忠告が聞こえないのか、今度は演習場内に停車した“
特に、必死に逃げ回る“
「止めたければ力尽くで止めれば良いじゃないですかー、何ちゃって♪」
後輩からの“
「何やってんですか、先輩!?早く止めないと、嵐が来ますよ!」
更に、あゆみのチームメイトで通信手の宇津木 優季が「バターに成っちゃいますよ?」と“
『“
「えっ!?」
無線機から大きな怒鳴り声が響き、其れを聞いた典子が驚くと其の“声”を上げた相手…“
『
一年生乍ら、嵐の“真剣な怒鳴り声”に気圧された典子が呆然としていると、梓も「嵐の言う通りです。凄く危なかったんですよ!?」と
其の声を聞いた典子は、
「チャンス!」
此処で
あろう事か“
「「ああっ!?」」
桃の“
何と…桃が発砲した38(t)軽戦車B/C型の37㎜砲弾は狙った筈の“
「えっ…ひぇぇ!?」
自分がやらかした“
『河嶋先輩…聖グロとの練習試合での“
其れに対して桃は、嵐とは対照的に真っ青な顔で「あっ…原園、誤解だ!?」と必死になって弁明したが…彼女が乗る38(t)軽戦車B/C型の車内では、“カメさんチーム”の仲間全員が「「二度も撃っといて、
『問答無用!今から地の果て迄追い詰めて、
次の瞬間、“
「あっ…此れは“
其れに対して桃は震え声で「ヒィ…に、逃げろ!」と仲間達に指示すると“
「何て事したのよ、桃ちゃんの馬鹿ァ!」
「もう…河嶋先輩の“
操縦手の柚子と装填手の佐智子が、又しても“トンデモ無い事”を仕出かした桃に向かって罵声を浴びせるのだった……
こうして、“
(第58話、終わり)
此処迄読んで下さり、有難う御座います。
第58話をお送りしました。
早速ですが、今回はアンツィオ戦直前練習の場面を膨らませてみましたが、瑞希があろう事か嵐と梓目掛けて“百合の花の種”をバラ撒く事案が発生(笑)。
果たして嵐と梓は瑞希の陰謀に抗えるのか?(勿論無理w)
そして桃ちゃん…又しても嵐ちゃん相手にやらかす(ゲス顔)。
と言うか、砲手としては超絶ノーコンな桃ちゃんが何故、嵐ちゃん相手だと命中弾を得られるのでしょうか…作者の私にとっても謎です(遠い目)。
そして、次回はアンツィオ戦前最後のエピソードになります。
桃ちゃん相手に大立ち回りをやっちゃった嵐ちゃん達に、角谷会長が?
其れでは、次回をお楽しみに。