橘ありすのそばに居たいだけ。   作:桃音@まゆすきp

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第1話

私はブスだ。髪はぼさぼさで頬はニキビまみれ。

声もそこまで良くない。歌は歌えない訳じゃないけど歌わない。スタイルも悪くて、目付きも悪い。

 

学校なんて行ってない。行ったところでいじめられるだけ。

 

アニメが好き。ゲームが好き。アイドルが好き。

それだけでなぜいじめられなきゃいけないの…?

 

いつか、アイドルになりたい。

憧れのあの子と歌ってみたい……。

 

そう思ったらダメなの?

 

私は家に引きこもり、ずっとゲームをしている。

 

『ひきにゃんさんはいつ寝てるんですか?』

『ひきにゃんさん、さすがにそろそろヤバくないですか?』

『ひきにゃんさんパーティ組んで討伐いきましょー』

『ひきにゃんさん最近おすすめアイドルは居ますか?』

 

かたかたとキーボードを叩く。

 

『寝なくても平気。ヤバくない。討伐おk。おすすめアイドル…?あんたはカワイイ幸子が好きそう。』

 

『寝ないとダメですよ!』

『飯くってるん?』

『死んじゃうヨー?』

 

チャットを見て笑う。

 

「早く死にたいんだから、それでいいよ。」

 

『わかったわかった、キャラクター宿屋に寝かせて食事させるわ』

『いやいや…』

『さすがひきにゃんさん』

『そこにしびれる憧れる』

 

 

でもさすがに4日不眠で絶食してたらキツい。

 

BGMとして音楽を掛けている。

一人暮らしだから誰にも邪魔されない。

 

今は咲いてジュエルを聞いている。

さっきはin fact。

その前はハイファイデイズ。

 

『ひきにゃん、静かになった?寝たかな?』

『いや、普通にキャラクター動いてるから起きてるだろ』

 

『おきてる。今、曲聴いてただけ。』

 

『ひきにゃんさんって音楽が好きなんだっけ。』

『シンデレラガールズが好きなんだよネー』

 

私はキーボードに指を叩きつけるように打ち込む。

 

『シンデレラガールズのありすが好きなんだよ』

 

『あ、ひきにゃんさんってロリコンだったか。』

『確か、ショタコンでもあるよな。』

『この前、もふもふえんの話してたしな。』

 

『ロリコンショタコンのドルオタでアニオタでゲーマーだけど何か問題ある?』

 

現実ならここで静まるけど、チャット上では会話は続く。

だって、私と似た人がたくさん居るから。

 

『ひきにゃんさんだけじゃないしwもっと凄い奴、転がってますよ。』

『ひきにゃんさんに文句など恐れ多い!』

『ひきにゃんと討伐行きたいー。』

『ちなみに俺氏は薫たんLOVE』

 

異様な眠気がくる。

リポDを飲んで、またチャットする。

絶飲は出来なかった。

 

私の周りにリポDが転がっている。

カフェインの摂り過ぎかもしれないけど、知った事か。

 

 

 

 

 

 

身体がフラフラする。

あ、これはヤバいやつなきがする。

ぐらりと倒れる。

キーボードとともに床の上にだいぶする。

 

やっとだ。

やっとわたしはこの世界とさよならできるんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

笑顔のまま、意識を放り投げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

___

 

 

靄がかかっている寒い場所に今、私は存在している。

天界とか信じてなかったけど、こういうのを天界っていうのかしら。

 

『あなたは何故、命を投げ出した…?』

 

どこかから声が聞こえる。

決まってんじゃん。

もう、疲れたんだよ。

誰にも助けてもらえない。

誰にも本当の自分をわかってもらえない。

誰にも私を愛してもらえない…。

 

 

そんな世界なんてもういやだよ。

 

『もしも生まれ変わるとしたら何がしたい。』

 

いや、話聞けよ。

 

『何がしたい。今すぐ答えないと蘇生させる。』

 

なんだよその脅し。

生まれ変わるのもごめんなのにさー。

 

『いや、ここで可愛くなってアイドルになりたい☆とか言ってくれないと話が始まらないんですけど。』

 

絶対言わないけど…

 

 

あ、ありすちゃんに会いたい。

ありすちゃん大好きなんだよね。

 

願わくば、ありすちゃんのそばに居て愛でたい。

 

『お、おぅ。やっと話が進んだな。

その願い、叶えよう。』

 

え、あ、嘘。

 

『天界に来るには若すぎるんだよ。

もっと人生を謳歌しなさい。そしたら、また会おう。』

 

 

 

"声"が私を突き飛ばす

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

体が小さい。

髪が長すぎる。

ツインテとか何年振りよ。

 

近くにあった鏡を見る。

 

 

「え…?」

 

そこには私好みなツインテのロリっ子がいた。

 

 

 

「うさぎー?どうしたの?」

 

え、待ってどういう事。

言葉が勝手に出る。

 

「なんでもなーいっ!

それより、あさごはんまだぁー?」

「もー!早く降りてきなさい!」

 

身体が勝手に動いてくれる。

 

いや、いやいやっ!待ってよ!?

 

(あんたは弥生うさぎ。あたしも弥生うさぎ。ここまで育てるの大変だったんだからね?

こうやって転生してきた人の身体を育てるのがあたしの仕事。あんたが慣れたらあたしはいなくなるから。まぁ、しばらくよろしく。

 

「いやいや、意味わかんない。」

 

なんだよ、その転生とかなんとか。

夢でも見てるわけ?

 

「うさぎー?」

 

夢なら。

 

 

アイドルにだってなれるかしら。

 

そしたら……どこか寂しそうな少女…橘ありすのそばに居られるのかな。

 

 

 

 

「ほら、遅刻するわよー?」

「はぁいっ!」

 

 

 

待て。私は何歳なんだ?

 

(今、10歳。小学生だよ。ほら、時間割りみて準備準備。

 

 

うわぁ。学校とか嫌だよ……。

 

 

 

そんな考えなんて、学校に着いたらすっぱりと消えた。

 

 

 

 

 

 

 

「え。ありすちゃんだ。」

 

テレビやパソコンの動画でしか見た事のない少女が私の目の前を歩いて、私の通う小学校に入っていったんだから。




さて、この物語は弥生うさぎと橘ありすの物語。
色々と設定無視する部分がありますが、そこも楽しんでいただけたら…と思います。
転生モノに多い俺tueeeeではありません。
ロリっ子がありすのそばにいる為に頑張るだけの物語です。
まぁ。ロリっ子小説が書きたくなったんだ。
ロリ最高。ロリこそジャスティス。

ドルオタでアニオタでゲーオタでロリコンでショタコンな元ひきこもり学生(高校生)な女の子

という設定詰め込みすぎなうさぎちゃんをよろしくお願いします!

注意:性格がかなり歪んでいます。
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