その運命を守り抜く   作:グラタンサイダー

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2、無知は罪なのかどうなのか

 俺が“吹き溜まり”と呼ばれる坑道を離れたのは、このゲーム世界にやってきて数ヶ月目の事だった。

 

 これまで自分にはロボットがなかったので、この世界に居るって事に少しだけ負い目? 引け目? とにかくそれっぽい劣等感というかそんなものを感じていた訳だが、このロボット、カヴを手に入れてからはそれらをすっかり抜け落ちたように忘れて、とにかく駆け回ってはしゃいでいた。

 

 いやホント、堪らないんだ。初めて自転車に乗れて行動範囲が広まったような、あの感覚が今も続いている。

 

 無意味に飛び跳ねて無意味にカヴの手で物を拾ってみたりして、ふとした誤動作で高速形態に変形したりした。変形と言っても膝が逆になった脚がたたまれただけなんだけど、そうするとコイツ、少し浮く。

 

 緑多めの虹色の光が輪になってカヴを浮かした時なんて、周りも気にせず素っ頓狂に叫んでいた気がする。誰もいなくて良かったよ。

 

 浮いている時、高速形態のカヴはメチャクチャ速い。なんで脚ついてんだお前ってくらい速い。あとヘルメットとシートベルトが欲しいくらい怖かった。いや慣れてないだけだったがな。

 

 ――そんなこんなでカヴに振り回されているような気がしなくもない俺だが、俺は今、

 

「オイいたか!?」

「いねえ! 名前分かるヤツは!?」

「名前なんて判んねえよ! 露天商とかタダの趣味(バカ)としか認識しねえだろ普通!」

「探せ! 絶対(ぜってえ)まだなんか持ってる筈だ!」

「フィールドに引きずり出してくびり殺してやらあ!!」

 

 

(ふっざけんなよ馬鹿共がぁ!!)

 

 

 街に入って一週間目の今日。俺は今、空のコンテナの影で俺を追う蛮族的口調の連中をやり過ごしていた。

 

 結論から言おう。金策に失敗した。やり過ぎてはいない。反応がやり過ぎなのは連中の方だ。

 

 ――少し説明させてくれ。

 

 

 

 

 

 

 俺は金欠に苦しんでいた。

 

 いや、あそこまで物価が高いとは思わなかった。カヴのスピードに任せて近くの街、俺がこの世界に来たスタート位置に戻ってきたのはいいものの、ジムの一機でも買えると思っていた俺が甘かったらしい。それだけ質素倹約してきた自負はあったんだ。ジムのパイロットに値段も聞いてたし。

 

 でもジム、売ってねぇでやんの。

 

 どうやらこの街はある程度ゲームの進んだプレイヤー向けのようで、知識ほぼゼロの俺でも聞いた事のある名前のロボットがチラホラと売っていたり歩いていたりする。どこもかしこもガンダムガンダム。どれだけいるんだオイ。図鑑がガンダムって単語をスクラッチしてるぞ。時折混じる他の単語がアクセントになって一曲出来上がってるぞ。

 

 あれだけのガンダムが全部改造品じゃない正規品とかマジか。多すぎてどれが一番強いのか判らん。

 

 いや、決まってないから皆色々なガンダムに乗ってるのか。みんな違って皆良いのか。俺がガンダムの事判ってないけど。とりあえず角付いてるヤツをそう呼んでるだけだけど。後で出すがその時に出会った親切な女キャラに聞いてみれば改造で中身も外見もまるで変わるみたいだし、もう何が何やら。ガンダムだけど基はガンダムじゃないですよ、って事もある訳か。すごいな。余計に自分のロボットが欲しくなった。カヴが気に入らない訳ではないけど。小さいからな、カヴは。あれらに比べると。

 

 とにかくこの町で生活は無理だ。物価が高すぎる。

 

 とりあえず手持ちのアイテムで値がつきそうなものを売り払ってしまおうと考えた。ちょろまかした綺麗な鉱石なんかは高値がつくと期待したい。あと着替えもしたい。いつまでも作業服は嫌だ。最初の服もあるが、自分の中で何かが「ちょっと違う」と首を傾げていた。今も傾げているけど。

 

 問題は自分がこの世界では基礎知識のない素人で、お上りさんのような振る舞いをしてしまう事だ。それを避けて溶け込む為に情報も要る。

 

 前途は多難だが、少しでも行動しなければロボットは手に入らない。

 

 そう、すこしやり過ぎるとしても、俺には金が要るのだ。

 

 早速の金策に取りかかった俺だが、備え付けの店舗で売れたのは道すがらカヴで拾った廃材くらいのものだった。それはカヴの積載量限界までの、それこそ数があったのでちょっとした金額にはなったのだが、それはパーッと散財してしまった。頼みの綱だった鉱石は取り扱い不可だった。あの吹き溜まりでしか扱ってくれないのだろうか。

 

 新しく手に入れた資金の使い道としては当面の保存食、干し肉と、安めで頑丈そうな服、カーゴパンツにフライトジャケットと、残りの大半はカヴの改造だ。

 

 当面の俺の足となってくれるカヴだが、如何せんボロい。だからプレイヤーが個人で経営する改造屋なる所にメンテナンスを依頼した。

 

 一角を借りて水洗いをしてやると、カーキ色からライムグリーンに表面の色が変わった。大分汚れてた訳だな。それもそうだ、ロクに風呂も入らず炭鉱に潜りっぱなしの連中がこぞってベタベタと……いかん、もう一度洗いたくなってきた。

 

 そんないろんなヤツに跨がられてきたカヴだが、実際に動かせたのは俺だけな訳で。そういうのってなんか良いな、と思いながら洗ってやっていたら店主の女キャラが話しかけてきた。費用によっては手の入れ具合が変わるのだとか。柔軟な対応だなぁ。

 

 服と保存食代を抜いた後の資金を提示すると、メンテナンスだけでは釣り合わないと、要望に応じた改造、ちょっとしたプラスアルファも加えてくれる事になった。

 

 こちらの望む通りの改造と言っても、何をどうしたら良いのか判らない。とりあえずコイツにしばらく乗る事を伝えてお任せしたら、カヴの積載量と足回りの馬力を強化してくれた。ホントに見た目も変わるのな、足と後ろの荷台が少しガッチリとした見た目になった。

 

 それでも少し費用が余ると改造屋は言った。お釣りって概念がないのか、それとも商魂たくましいのか。どちらにせよここまで言ってくる彼女に、俺はお言葉に甘えて自分が初心者である事を伝え、心得的なものを教わった。

 

 

 まずロボットと呼ぶな機体と呼べ。ニワカか外国人と見くびられる。

 この街はガンダム、モビルスーツという種類の中でも高額なものがメインの街で、定住はまだお勧めできない。

 ここは惑星ガイア。一応は初心者向けの機体が多く出回る星だが、この町のようにガチ勢なる面々や初心者狩りの集まる街も存在する。

 機体の分布だが主なのは海を渡って南西にガンメン(但し殆どBオリジナルか敵の雑魚)、スーパー系のロボットなら陸路で北東。この町から出ている定期シャトルで他の地球にも行けるが、本来の地球(ノーヴル)は修羅と成金の国だからお勧め出来ない。

 今の俺へのお勧めはもう一つの地球(アナザー)に渡ってカヴの種類(カテゴリ)であるシルエットマシンがいるシベリアか、海を東に渡ってゾイドなる動物型機体がいるZi大陸。宇宙は絶対にダメ。

 カヴは当然戦闘用ではないので狩りは出来ない。俺が稼ぎたいならフィールドに出てスカベンジ作業に没頭するか、プレイヤー間での取引で利益を狙うしかない。

 

 

 ……とまあこのくらいのタメになる話、欲しい情報を全て彼女一人から手に入れられた。お礼に代金をすこし上乗せしたら、「何かあったらまたウチに来い」と言ってくれた。

 

 そして勧められるままに俺は行商のまねごとを始めた訳だ。まずはスカベンジ作業を始め、片っ端からインベントリの強化されたカヴに積み込んで、街の店屋ではなく個人に売る。街備え付けの店舗はNPCらしく売値が一定、言ってしまえば最低値だったわけだ。努力には見合わない。

 

 初めは「なんだコイツ」という対応だったが、スカベンジの結果が良いものだったのか、最初の塩対応は何処に、初めての商人プレイで店売りの倍以上の利益を叩きだした。仕入れに関しては流石にガチ勢と呼ばれる連中がたむろしてる事もあって、ゲームオーバーになった連中の放置された機体は多く、作業の結果は上々。それにしても幸運のパラメータ様々である。ドロップする部品は作業中は何が何やらよく判らなかったが結果としては全てがかなりの高値で売れた。幸運最大値(よんひゃく)すげぇ。

 

 

 

 ……で、だ。ここで調子に乗るのが俺、木ノ崎 当だったりする。

 

 三日目辺りの商談? そう言っていいのか本職の方に聞いてみたい所だが、とにかくこの辺りでちょっと効率化を考え出した。

 

 というのもデッドストック、俺の方のインベントリに入っている鉱物の事だ。これを処分出来れば仕入れの量が増えると考えたんだ。

 

 と言う訳で目の前の客に見せてみた。返答はこう。「石ころは要らない」……そりゃそうだ。

 

 それ以降数回のお客も同じ対応だったので、鉱石は品物を買ってくれたお客にプレゼントという事にした。言ってしまえば押し付けである。この頃は知人程度に何度か顔を出してくれるお客が出始めたので、御用聞きから露天商に形態を変え、細々としたものの隣に鉱物を積んでみた。

 

 すると売れた。売れに売れた。これは売れないだろうって思いながらもカヴに積んでいたロボット、もとい機体の何処の部位だか判らない部品も売れた。皆が必ず品物と一緒に鉱石を掴んで持って行く。

 

 訳が分からなかった。でもすぐに判った。

 

 だってもう石はないって言ったあの時、

 

 

「ジャパニウムもサクラダイトもねえとはどういう了見だコラア!!」

 

 

 ガラの悪いプレイヤーに掴みかかられるとかあり得ないだろ。

 

 ……あの鉱石、相当の値打ちモノだったんだ。

 

 

 

 

 

 

 そして至る現在。必死になってその場を逃げ出した俺は改造屋に駆け込んで逃げ道を教えて貰い、その日のうちにカヴで街を出た。

 

 行き先はとある港町。とにかく大陸を渡りさえすれば追手は少なくなるだろうとのアドバイスからだ。

 

 吹き溜まりを出た時もなかった追手がやってきたりした。どいつもこいつもデカい機体に乗りやがって羨ましい。だが馬鹿め。てめえらの入り込めない森の中でもカヴなら通れるんだよ。港町まで一直線で数日くらいとの事。徹夜でいけば連中の歩幅分は時間を稼げる筈だ。

 

 カヴの足ってこう言う為のものなんだな。光る輪っか、フォトンマットで浮けない時の陸路用な訳か。

 

 

 ――そしてたどり着いた港町。幸運にも早速船がある。それも二隻。不幸にも追手までこの町に来ている。ほぼ同時に到着したのかよ。最悪だ。

 

 どっちに乗るべきだろうか。出来るなら追手の少ない方が良い。

 

 ……となれば、と。俺はコンテナの影から通りに出た。

 

 

 

 ――通りを進む時、肝心なのはオドオドしない事だと今は思う。

 

 カヴに乗って通りを歩く。内心ではバレるなと願いながらも堂々と進む。

 

 あと必要なのは聞き耳だ。通りをわざと歩いているのは話のとっかかりを聞く為だ。

 

 人が集まりすぎる所で船の行き先は聞けない。追手の蛮族共が集まっている可能性があると考えたからだ。

 

 どうしてもこの往来で船の行き先を突き止めたい。

 

 

「今度の船、護衛がアッガイってマジか?」

(! 来た!)

 

 

 早速釣れた。あとは話しかけるだけだ。

 

「すんません、ちょっといいですか?」カヴをしゃがませて俺は、二人のプレイヤーに話しかけた。

 

「あ? なんだコイツ」

「いきなりで申し訳ないです。船の護衛がアッガイって聞いて」

「ジオニストかよお前」

「ではないですけど」

 

 ジオニストって何だろう? とにかくその辺は無視だ。第一アッガイすらも判らん。そこも無視。

 

「乗るの止めようかなって、どうですかね?」と言ってみる。相手に話をさせる為だ。

 内心では(頼む、乗ってくれ)と祈っている。

 

「その方が良いんじゃね? 信用ならねえよ」

 

 内心の祈りが万歳三唱に変わった。チョロすぎて逆に不安になる。

 

「なんか最近多くないすか? アッガイ」と俺。勿論今迄穴の中にいた俺が知る訳がない。

「アレだよ、漫画の影響」

「博士とか2250マイルとかあったろ? 再版とかで熱籠もってんだよ」

「マジすか。個人的には好きだけど」話を合わせる。読んだ事はない。ごめんなさい。

「個人の趣味を公に持って来んなってハナシだよな」

 

 そう言って二人は笑った。これゲームだよな? 好きな機体選んじゃいけないの?

 

 というか俺、今、嫌な奴に成り下がってる。

 

「アッガイの護衛はどっちの船すか?」本題に入る。

「何、どっか行くの?」

「なんかレアな鉱石タダ同然で配ってる奴がいるって聞いて」()()()()()。「そいつを皆で追ってて」

「ああ噂の。道理でフツーの機体に乗ってない訳か」と、どこか納得された。

 

 望み通りの展開だが面白くない。カヴのどこが普通でないのか。

 

名前(ID)顔写真(スクショ)もないんじゃ無理だろ」

「ですよね」同意する。危ない。俺にとっては現実でも、他の連中にとってはゲームだった。そんな方法があったとは。

 

「アッガイはZi行の方だな、大きい方」

 

 言われてそっちを見る。Zi行か。ちょうど良いな。

 

「でもそいつだってZi行はやめてんじゃね? 徒党を組んで全員アッガイとかあり得ないだろ」

「地雷だ地雷」

「中身を改造してるとかじゃなくて?」改造屋の女キャラから仕入れたニワカ知識を披露する。

「アッガイ改造して外見変わらないとかどんだけ金かけてんだよ」

「マジでネメシス裏秘伝でも極めてんのかって話だよな」

 

 また二人が笑う。うぅむ、ツボが判らん。

 

 とにかく俺はあの船に乗らなきゃならんという事だ。

 

「あざっした。()()()()()()()()()()()()。あと()()()()()()()()()()()()()()()()()()?」

「そいつが噂の奴か。見てないな」

 

 

 ……重ねて礼を言って俺は船着き場に向かった。

 

 

 

 

 まさかゲームで実際に船に乗る体験をするとは思わなかった。フェリーのような見た目通りにカヴを駐機スペースに固定し辺りを見渡すと、終わったら早くどけと言わんばかりに整然と機体が積み込まれていく。積載量は相当あるようだった。足元はしっかりしている筈なのに、どこか芯が揺らされているような感覚、生前でも味わった事はない。

 

 Zi大陸へはゲーム内時間で一週間。それまでは平和だと船長のNPCは言っていた。

 

 NPCってすごい。プログラムだって判っててもその受け答えはほぼ人と変わらない滑らかさだ。さすがに話のレパートリーは一巡しちゃうが。

 

 ――甲板に出る。俺以外は部屋から出てこないのか、この視界を独り占めだった。

 

(……なんでくだらない嘘ついてんだ、俺)

 

 唐突な自己嫌悪に陥った。何故おれはあの二人にあんな嘘をついただけでこんなに凹んでるんだ。

 

 馬鹿だ。所詮はゲームだろう。ログアウト出来ないってだけで必死すぎだ。というより弱すぎだろうよ俺。今時嘘つかない人間が何処に居るっていうんだ。

 

「……死にたくないのか、やっぱり」

 

 嘘の理由を考え、手すりに身を預けボーッと海を眺める。ゲームとは言え、俺にとっては現実だと言う事なのだろうか。

 

 それともあんな目にあったからか。それこそ馬鹿だ。既に一度死んでるだろうが。

 

 というか何で俺をあんなに血眼で追ってんだ、あの連中は。そんなにレア物が欲しいのか。初心者だとバレていたならそれも判るが、あそこまで初心者狩りに精を出す意味が、

 

「意味が判らん……!」

 

 頭を振って切り替えるよう努めた。完全に逃げ切れた自負はある。

 

 とにかく今はZi大陸に行くんだ――と、その時だった。

 

「?」何かが迫って来ている。「!?」

 

 海の中を白い線が走ったかと思えば爆発。大きな水柱を立てた。

 

「何だ!?」

『警報! 警報! 海賊襲来! 海賊襲来!

 ログイン中の皆様は至急、各自の機体に搭乗し、係員の指示に従って待機して下さい!』

「海賊だぁ!?」

 

 だから護衛が必要なのかと納得し、再度の水柱が上がる。

 

 その水柱にどら焼きを頭にしたような機体がかち上げられていた。

 

「アッガイーー!」

 

 あれがアッガイかと頭ではなく心で理解した。アッガイが水柱にかち上げられて、また水面に向かって落ちていく。

 

「頑張れ! 頑張れアッガイ!」

 

 初めて見たアッガイを何故か応援していた。頑張れアッガイ。お前が負けたら誰がこの船を守るんだ。俺が死んだら誰が漫画を買うんだ。

 

 船が揺れた。魚雷が船の近くで爆発する。

 

「うっわ俺の方が危ねえ!?」

 

 アッガイの応援なんてしてる暇は無かった。急ぎアナウンスの通り通路を行く。

 

 船の通路は思っていたより狭かった。しかし俺が誰かとぶつかるという事は一度もなく。

 

「ひょっとしてみんなログアウトしてんのか!?」

 

 ずるい。俺だってログアウトしたい。出来ないからこうも必死なんだが。

 

 駐機スペースにいた俺のカヴをみると、NPCだろう船員キャラが俺のカヴにオレンジ色で俵型のフロートを取り付けていた。

 

「オイ! アンタ何やってんだ!」

「お客様の機体ですね!? この船が沈む前に発進して下さい!」

「沈むの!?」

「他のお客様はまだいらしてませんが貴方だけでも送り出して見せますよ!!」

「ログアウトしすぎだろぉ!?」

 

 大丈夫だろうか。全員が機体に乗ったままログアウトしてんだろうか。

 

 だが今は他人よりも自分の心配だった。俺がカヴに乗り込むと船員NPCがワイヤーの固定を外していく。

 

「真ん中のカタパルトに乗って下さい! 撃ち出されたら直ぐにここから離れて!」

「アンタは!」

「私は大丈夫です!」

 

 船員NPCは敬礼した。

 

「私は船ですから」

「船員ーーー!」

 

 そのまま俺とカヴはまだ開ききっていない扉からカタパルトで射出され、フォトンマットでその場を逃げ出した。

 

 後で聞いた話だが、今回の海賊襲撃はイベントではなく人為的なものだったそうだ。被害総額は現実世界換算で数百万円。沈静化した今現在も海中のサルベージ作業は続き、現実に訴訟にまで発展しているという噂も。

 

 ゲームってヤバい。改めてそう思った。

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