2つの小説同時進行なんで不定期!
夢の中で女神のお告げを聞いた。
女神のお告げは勇者となるものが受けるらしい
その日から僕は……勇者となった……
「はぁ~嫌だなぁ~憂鬱だよぉ~」
少年は朝食のパンを口に含みながら大きくため息を吐いた
母はその姿を見ながらクスッっと笑うと息子の方をポンポンと叩くと口を開く
「お父さんもあなたくらいの歳には魔王討伐に向かったって言ってたわよ」
手に持ったフォークをクルクルと回すともう一度大きくため息を吐く
自分は何故勇者に選ばれてしまったのだろう……
父が勇者だから? それならだいぶ期待はずれだ。
確かに父は勇者だしとても強い。
2代目の魔王を倒したのは父でこの国では英雄だ。
だが自分はろくに剣を握ったこともなければ……魔法もからっきし……
「はぁ~静かに暮らしたかった……」
がっくりと肩を落とし少年は食べ終わった食器を下げる……
母がマントと剣をもって少年へと手渡す……
「王様に呼ばれてるんでしょ? いってらっしゃい勇者様」
勇者と呼ばれ嫌そうな表情を浮かべ少年は剣を腰へと据える。
家の扉へと手をかけ……外へと繰り出す……城へ向かう途中何度か家のほうを振り返る……
もうこの家に戻ってくることは出来ないのかもしれない……と……
大きく深呼吸すると勇者は城へ向かって歩き始める。
これから始まる大冒険へ向かって……
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~ アレス城 ~
門の前まで来ると兵士達が勇者に気付き敬礼する。
彼らが魔王討伐にいったほうがよいのではないかと言うほどに兵士たちは鍛えられていた。
この国は勇者の育った場所ということで強い兵士達が次の勇者は自分だと集まってくる。
歴史をたどっていくとこの国では何人もの勇者が選ばれそのほとんどが元王国兵士だという。 勇者の父も王国兵士だったのだがある時女神のお告げを聞き勇者となったらしい。
「僕は……戦闘なんかからっきしなのにな……」
大きくため息を吐き門をくぐる……
王の玉座へと続く階段を一歩また一歩と上っていく……
「よく来たな! 勇者ショウよ!」
屈強な体をした男が玉座に座っている
世界広しといえどもこれだけ筋骨隆々な王様はこの国だけだろう。
自分で魔王を討伐したほうがいいのではないだろうか……
「早速だがショウよ! 再びこの地に魔王が現れた! 討伐してくれるな?」
顔を勇者の間近へやり力強い瞳で見つめる……
単刀直入すぎる……というかなんというか……
こんなの……断れるわけがないだろ……
「あ、あ、はい」
おどおどと答える勇者になどかまいもせず、王は手を叩き喜ぶ。
「そうか! いってくれるか! では冒険者の酒場で仲間を探し魔王を討伐してくれ! 酒場には話をつけておいた! いつでも行きなさい!」
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仲間を見つけろと言われても……どんな仲間がいいんだろう……
とりあえず……僧侶は必要だよな……あと魔法使いと……あと……
「あっ! そうだ!」
勇者は何かを思い出したように城の門を駆け抜け……酒場へと向かった……