ターゲットの暗殺教室   作:クローバー

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将来

GAVE OVER

目の前の画面にその文字が写る。

「……」

「またステージ1で失敗かよ。羽川。」

「……うぅ。」

「機械が苦手ってゲームも苦手なんだね。」

「えっとこれで何回連続ステージ1で敗退してるんだ?」

「…5回です。」

「easyモードでこれって。」

俺はさすがに席を立つ。さすがに操作方法がわからないって言えずに俺は席を立つ。

今は旅館のゲームコーナーにいるのだがゲームをやってみたのはいいものの全くうまくいかない。

「パソコンのゲームはうまいのになんでだろうね?」

「……パソコンは使い慣れてるからだろうな。パソコンも何度か青い画面のエラーで何台潰したことだかわからないし。」

「じゃあ太鼓◯達人やってみたら?リズムゲームなら叩くだけだし。」

「いや。やめときます。これ以上やると…ちょっと凹むんで。」

これまで弾幕ゲームなど色々やってきたが下手すぎてほとんどお金の無駄だった。

てか矢田先輩俺が操作方法いないってわかっていたんなら教えてください

「でも神崎先輩は凄すぎると思うんですが。」

「おしとやかに微笑みながら手つきはプロだ!!」

「恥ずかしいななんだか。」

ちょっと照れながらも手つきはよくさっき俺がやられまくった弾幕ゲームを楽々クリアして行く。

「意外です。神崎さんがこんなにゲーム得意なんて。」

奥田先輩が声をかける。

「…黙ってたの。遊びができてもうちじゃあ白い目で見られるだけだし。でも周りの目を気にしすぎてたのかも。服も趣味も肩書きも逃げたり流されたりして身をつけてたから自信がなかった。」

するとこっちを見てくる

「でも、羽川くんに言われて気づいたの。大切なのは中身の自分が前を向いて頑張ることだって。だから羽川くんありがとう。」

頭を下げてくるけど

「別に礼を言われることじゃないですよ。結局受け取りようは神崎先輩次第ですし。」

「ううん。変われたのは君のおかげだと思うから。」

すると神崎先輩が顔を上げると

「ありがとう。羽川くん。」

「まぁ、どういたしまして。」

頰をかき少し横を向く。まぁ実際のところちょっと照れるな。

「……そういえば羽川くん。ずっと気になっていたんだけど神崎さんと何か近くない?」

「うん。攫われたあとずっとあんな感じなんだけど……」

「俺に聞くなよ。まぁ神崎先輩とは仲が良くなったのは確かだけどさ。」

「なにかあった?」

「まぁな。色々あったけど。」

本当に色々あった

でも少しだけ

「……なぁ。手繋いでいいか?」

「「えっ?」」

「なんか結局旅行はほとんど一緒にいなかったからちょっと寂しかったっていうか。」

少し恥ずかしいけどそれでも繋ぎたかった。すると二人は笑い片方の手を握ってくる。すると手の温もりが伝わってくる。

「……なんか三人で話すのも久しぶりだな。」

「うん。そうだね。」

「……もう一度来たいね修学旅行。」

「もうトラブルは勘弁だけどな。こんどは少しゆっくりしたい。」

「おじさんくさいよ。康太くん。」

「……でも三人でくるのもいいよね。」

「…まぁ、とりあえず俺の安全が確保できたらまたこようぜ。安全さえ確保できたらどこでも行けるしな。」

俺は笑う。いつかそのひがくればどこにでも行ける。

今はほとんど行けなくて苦労かけているが

「そういえば、こうちゃんはいつになったら名前で呼ぶの?」

「……あ〜そのことなんだけどさ 。正直今すぐ変えてもいいんだけど。」

「あっ?いいんだ?」

「ただ言い換えるタイミングがわからなくて。いつのまにか桃花もカエデも呼び方名前だったし。」

「「……」」

少し変えてみたら二人とも顔が真っ赤になる。

「本当に無言で照れるのやめて。こっちも恥ずかしい堪えてるんだから。」

「え、えっと。」

「こうちゃん本当にこれわざとじゃないんだよね?」

「何が?」

「……もういい。」

「ってか先輩つけないんだね。羽川?」

赤羽先輩がきいてたのか俺に話しかけてくる

「だってそっちの方が呼びやすいんですよ。正直あまり敬語とか使わないので。」

「じゃあ俺もカルマでいいよ。俺も康太って呼ぶし。堅苦しいから敬語もいいや」

「じゃあ、お言葉に甘えさせてもらいます。」

「僕も渚でいいよ。それに羽川くんだけいつも距離感あったし」

「じゃあ俺も杉野でいいよ。」

「そうしてくれると助かります。」

「そういや、今も感情とかは読んでたりするの?」

カルマが不意に聞いてくる。

「あ〜俺は調節してる。さすがに桃花やカエデの気持ち読み取ったらダメですしそれにこの能力使いすぎると気持ち悪くなるんだよ。他人の気持ちなんか知られたくない人は多いだろうし基本はあまり使わないかなぁ。」

「…あー。でもいつになったら使うの?」

「基本は初めてあった人とか警戒するときか交渉で相手の裏を探るときですね。後烏間先生にもよく使います。あの人全く考えていることがわからないし。」

「……確かにな。」

「でもその能力使えばクラスメイトの好きな人とかわかるんじゃね?」

「あ〜たしかにわかりますが。多分使うとこがないんですよ。視線や休み時間に話しかけている回数をみたりすると自然に誰が好きだかわかります。」

「……まじで?」

「はい。とくに杉野と磯貝先輩、片岡先輩、岡野先輩あたりは分かりやすいですね。まぁカルマと渚、それに寺坂先輩以外は多分全員の好きな人言えますよ。」

「「「「えっ?」」」」

するとゲームをしていた女子までもが動きが止まる。

「まぁ所詮クラスの中の気になる人ていどですが。」

「……ねぇ羽川くん。」

「なんですか?神崎先輩。」

「それって私の好きな人も?」

「……俺神崎先輩に好きな人いるなんてしりませんよ。集計といっても修学旅行前ですし。」

「そ、そうなんだ。」

あれ?神崎先輩が顔真っ赤になってるんだけど

すると神崎先輩が走ってゲームコーナーから出ていく。

「……まさか羽川、お前」

「神崎さんまで落としたの?」

「……らしいです。」

すると全員が黙り込む。

「でも実際、羽川くんは成績よくて顔も良くて運動もできるからモテると思うんだけど。」

「渚くん。それフォローになってないよ。」

「……まためんどくさいことになりそうだなぁ。」

俺はため息をついた。

 

「はぁ〜どうすればいいんだよ。」

俺は風呂に浸かりながら考える。

一人風呂は至福の時だ。ひとりでじっくり考えられる唯一のところだったんだが

「悩み事ですか?羽川くん。」

「なんであんたまで入ってきてんだ死神。」

俺は泡が大量に広がっている。触手にそんな性能もあったな。

「ん、まぁな。俺は案外女たらしだったってことが分かっただけだ。」

「神崎さんのことですか?」

「まぁ、そんな感じ。」

俺はのんびりと風呂に入る。

泡邪魔だな

「なんか色々なモードがあるんだよ。自分の中だ。普段の時とて助ける時で全く別人みたいになるだろ?全部を覚えてるし多分モードにはいちゃうんだよ。なんか知らないうちに落としてるちゅうか恥ずかしい言葉言いまくってる。」

「……自分のやりたいこと見つけた時はいつだって俺が」

「殺すよ。」

「……すみませんでした。」

タコを威圧する。

「全く逃げる方が不利ってこと忘れるんじゃねーよ。あんたは油断しなければいつでも殺せるんだ。もしあいつらを危険に巻き込んだらいつでも殺すぞ。」

「……」

「なんだよ。」

「いや、案外大切にしてるんですね。」

「あのさ当たり前だろ。俺はあの親父に痛めつけてきたんだ。……あいつらにそんなことできるわけないし俺みたいに辛い目にあってほしくないんだよ。あいつらは確かに絶望はしている。でもなまだ小さいんだ。すぐにでもやりなおせるくらいの。対して俺の絶望はけっして小さくはない。大きすぎるんだ。相談はいくらでもできるし口ではどうにでもなる。でも起こったことはやり直せない。」

すると少し息を吐く

「これは俺の問題だ。頼ることもするし助けてもらうけど、その解決の中に俺がいないとダメだ。目を背けてもいけない。自分でやり遂げないといけないんだ。だって、自分の親父が一番に裏切ったなんて、自分の奥さんと娘を殺したなんて言えるはずないだろう。」

「……」

「……多分この教室にも現れる。いつになるかは知らないけど全員が幸せになる選択肢を探さないといけない。多分それが全員揃っての卒業なんだ。誰一人欠けてもダメだ。もちろん。生徒に殺された以外に死んでもダメだ。俺だってもう一人じゃないんだ。恋人だって友達だって俺を想ってくれている人だっている。だから俺はこのクラス全員が生き残る道を探す。」

俺は少し笑う

「あんたも俺もクラスメイトも全員が生き延び将来みんなで酒飲みあって中学時代のことを笑って過ごせるようなことにするために。だから俺はこのクラスに逃亡術を教えあんたを助ける方法を探す。それも必ず助かる方法をな。だからあんたも全部を守る。だめか死神。」

「……羽川くん。変わりましたね。」

驚いたように死神はいうけど

「変わってねぇよ。戻っただけだ。あの頃にな。」

発明で、科学で人を救い俺が守りたい人を守る。そんなふうにな。

「……本当に君がこの教室に呼んで良かったです。」

「俺も担任があんたで良かったと思うぜ。殺せんせー。」

本当に人の縁っておかしいもんだ。

1ヶ月でこんなに変われるなんて思ってもいなかった。

人は変わり続ける。

そんな世の中だ

「まぁ、この一年で色々しないといけないし身の潔白も世間に証明しないといけない。」

「ちょっと待ってください。それって結構厳しい。いや多分無理じゃ。」

「いいか。死神無理って言葉はないんだよ。それにこの教室も全部使わせてもらう。」

俺は笑い

「卑怯汚いは敗者のたわ言。完全勝利してやる。このために地道に作戦を練って今まで我慢してきたんだ。殺さずに、世間を味方につける方法を。まぁ最後は変更するけど作戦に支障はでないだろ。体育だって次のステップに入っていいだろ。受け身を一ヶ月なんて本当にクソだったからな。」

「羽川くん?本当に変わりすぎですよ。」

「だから死神違うって戻ったんだよ。昔の俺に。だからもう何も怯えないようにするために。我儘でも全部を叶えようと努力してきたあの時に。」

100億なんていらない。たとえ貧乏だって巧く生きれば幸せになれるのだから。

「だから全員が幸せになる授業を俺はこの教室でしていくさ。誰も傷つかないようにしていく。それがおれの回答だ。」

「満点です。羽川くん。」

死神は顔に花丸を書いた顔をしてくる。相変わらずここまでそれを扱えるとは思わなかったぞ。

「なら、せっかくだし少し飲まね?オレンジジュースで悪いけど。」

「いいですねぇ。」

俺はコップの中にジュースを入れる。オレンジ色の液体がそそぐと俺の方にも入れる。

「近況のこととか色々話そうぜせっかく二人になったし、ぜっかくだし昔の俺らについてお互いにあまり知らないだろ。子供の時の話とか。」

「はい。でも私たちってあまり先生と生徒じゃなくないですか?」

「まぁ親友ってとこじゃね?俺はあった頃からそう思ってたけど。」

「…そうかもしれませんね。。」

笑いながら昔のことを話しあう。それは渚たちが来るまでずっと続いていた。

 

「いや〜話した、話した。」

「ほんと殺せんせーと仲いいよね。康太。」

「まぁ、昔から付き合い長いしな。」

俺は笑う。するとカルマはちょっと驚いていた。

「そういや、殺せんせーとどこで知り合ったの?」

「えっと確か、FBIの本部かな?あのタコを変装して近づいてきたからな。」

「うわっすぐバレそう。ってかなんで康太FBIにいるんだよ。」

「だって俺インターポールの一員だし、上からの命令で見にいけっていわれてもおかしくはないだろ?」

「……は?」

「……ん?インターポールってこっちじゃちがうっけ?」

「ちょっと待った。そこじゃない。インターポールってICPO?って国際刑事警察機構だよな?」

「あぁ。あれ?言ってなかったか?……ってあぁ烏間先生いるからいってなかったな。悪いこれ内緒な。」

「……お前本当におかしいわ。」

「大丈夫。みんな思ってると思う。まぁ今は監視役みたいでICPOの上数人しかしらないから国のトップもアメリカとか主要数ヶ国しかしらないんだけどな。」

「それ俺に話していいのかよ。」

「別に今回は休暇もらってここにきてるし。まぁ日本政府には内緒にしてもらってるし。これでも結構実践はあるんだぜ。まぁ内緒にしとけって言われてるけどカルマなら大丈夫だろ。言ったらどうなるかはしらないけど」

「お前性格悪いな」

「今更かよ。どうせ来年の三月には公開されると思うし」

俺は苦笑する。

「そういや康太?お前このクラスであのタコ殺せそうな人数ってどれ位だと思う?」

するとカルマは聞いてくる。

「……それは単独ですか?」

「……単独でも可能性がある人いるの?」

「……一応一人。いやがんばればもう一人います。」

それが俺が出した結論だった。このクラスにはそれほどの人がいる。

「そっか。」

「……」

多分カルマは気づいてるな。最初にいった人物は。

おの後は無言で廊下を歩き続ける。そして大部屋を開けると

全員が輪になって集まっていた。

「何してるんですか?」

「あ〜羽川は体験ないから知らないと思うけどみんなで恋話しているんだよ。」

「恋話?」

「好きな女の子のことについて話すんだよ。」

あーなんか嫌な予感するなぁ

「お〜カルマ、羽川良いとこ来た」

「おまえらクラスで気になる娘いる?」

「羽川はあの二人以外な。」

逃げ場も塞がれたか

「うーん。奥田さんかな」

お〜両想いだ。と心の中で思う。恋愛ごとには手出しするのはやめておいたほうがいいだろう。ってことはこの中だったら3組かな?

「羽川は?」

「えーっと。」

少し考える一番に思いつくのは神崎さんだがそれ以外はあまりつかない

「……あまり思いつかないですが唯一思いうかぶのは神崎先輩くらいですね。」

「……また羽川ハーレムに一人追加されるのか?」

「マジでシャレにならない冗談はやめてください。ってか羽川ハーレムってなんですか?」

「……実際そうなんじゃない?」

「……だよな。」

と俺が前を見ると

「……でもこの話先生のいる前でやってよかったんですか?」

「えっ」

俺が指さすとその話をメモってる死神がいた。そして逃げる。

すると男子全員が死神を追いかけていった。

ってかメモ見ると桃花、あかりも上位にいるんだな。そして神崎先輩トップだし

あれ?これ俺結構ヤバくね?

倉橋先輩は烏間先生のことが好きだし

「……すげぇなこの教室。」

改めて思うしかも3人は嘘ついてるし

すると一人ぼっちになったので俺は仕方なく廊下に出る。就寝時間ではないけどまだ眠くないし少し誰かと話したかった。

俺は教員室に行こうと考えたが烏間先生に叱られる可能性がある。

外に出ようか。

そう考えた。俺は一階に降りようと歩くと

「羽川くん。」

すると神崎先輩に話しかけられる。

「はい?」

「えっと、ちょっといいかな?」

「別にいいですけど?」

「羽川くんは私のことどう思ってるのか聞いていいかな?」

「……はい?」

「あの攫われた時に大切な人は守る。だからまずは私を守ってくれるって言ってたから。」

そんなこと言ってたか?

おれは少し思いだしてみる。

 

間違えてもいい。失敗しても何度でも立ち直れます。俺も一度大切なものを失いました。家族も財産も、大切な人を失いました。

でももう同じことは繰り返さない。今度は絶対に全部守ってみせる。一度間違えたならまた同じ失敗を繰り返さなければいいんです。

……だからまずは神崎先輩を守ります。嫌な思いはさせません。だから少し待ってて下さい。すぐに終わります

 

あ、これ俺が神崎先輩を大切な人だと言っているように聞こえるな

「……すみません。多分俺のせいですね。大切な人は神崎先輩もクラスの一員として大切な人っていうことです。」

「……そうなんだ。」

「……」

「……」

互いに黙り込んでしまう。

気まずい。

「……でも、羽川くん。私は羽川くんのことが好きだよ。」

そんな中でも神崎さんはちょっと悲しそうにしていた。

俺は考える。俺はこの人をどうしたいのかを。

神崎先輩は嫌いじゃない。どちらかというと好きなタイプだ。

でも桃花ともあかりがいる。

「それって告白ですよね。」

「うん。私も羽川くんの恋人にしてほしいの。」

私もか

もう本当にクズみたいなことになってるな。

自分でもそう思うから余計に辛い。

どうしよう。嫌いじゃないし多分二人がいなかったら承諾してるんだろう

……でもここは

「……正直なところ、二人がいなかったら了承してたと思います。でも俺は二人のことが神崎先輩以上にすきなんで、神崎先輩の告白は」

「こうちゃん。」

するとあかりが叩いてくる。

「なんだよ。ってか聞いてたのかよ」

「うん。でもこうちゃん私たちは別に構わないんだけど。」

「……は?」

あかりの回答に困ってしまう。

「だって今更でしょ。康太くんが最低なのは。」

桃花も聞いてたらしくため息をついてくる。

「でもちゃんと私たちのこと考えてくれていたし、それに康太くんが何をしたのか神崎さんに聞いたの。」

「……マジで?」

「うん。どうせ無意識にいったんでしょ。本当にこうちゃんは気をつけた方がいいよ。」

「……はい。」

はぁ。もういいやどうせ何言ってもこいつらの意見は変わらないしどうせ言い返される。

俺ほんといつからこんなにこの二人に弱くなったんだろう。

「神崎先輩。」

「う、うん。」

少し神崎先輩も引いてるし

「正直彼女二人いますし正直そんなクズですけど。そんな俺でよければ、お願いします。」

「はい。お願いします。」

これでまた彼女が3人になったのか。

「……どこまで堕ちるんだろう。」

「あの、迷惑じゃなかった?」

「いや、普通に嬉しいですし好きだからいいんですけど。優柔不断な俺が本当に嫌になってくるんです。」

正直最低すぎる。

本当この後どうなるんだろうな俺は。

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