テンプレな転生〜観測者の旅〜   作:龍賀

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はい。速いか遅いかよく分からないタイミングで投稿!

次もこれくらいで投稿できれば嬉しいなって。
ではどうぞ!


第1話 冒険の最初は大抵情報収集

 

神にハイパーボリアを撃つ決意をした訳だが。

 

そんな事より現状だよなぁ。

一応住居は用意されているはずだ。

前回までの世界でもそうだったはずだし。

 

 

『住居の場所を受信してますのですぐに向かえますがどうしますか?』

 

「そうだな。この世界がどういう世界か分からないから少し探索してから行くか?」

 

 

情報は武器だからな。

それがなくちゃ恐ろしくて行動しにくいわ。

 

 

『では図書館に向かいましょう。この世界の情報を集めるなら端末以外であればそこがいいと思います』

 

「ならナビゲート頼む。あぁ~念話でな」

 

 

じゃないと俺が電波受信してる変人扱いだ。

特に現状子供なんだからな。

……子供?

 

 

「おいクロス」

 

『なんでしょうか』

 

「なんで俺は身長が120cmしかないんだ?145cmはあったはずだよな?」

 

 

それでも大分小さいけどな。

ほんと神は碌なのがいないな。

 

 

『どうやらこの世界へのゲートが小さすぎたようです。それに合わせてマスターも小さくなったのでしょう』

 

「はぁ……まぁそこはいいか。身長はある方がいいがないなりの闘い方に慣れてるから急に伸びても違和感しかないしな」

 

 

悲しい事にな。

観測者になる前から145cmで止まってたからな。

だから双識兄さんには実質妹扱い受けてたし。毎回ぶん殴ったが。

軋識兄さんは特に問題はなかったけどな。少し心配性な気はするが。

曲識兄さんは家族でなければ殺害対象だったとまで言われたな。

……言ってて悲しくなってくるな。

考えないようにしよう。まぁ1番からかって来たのは人識兄さんだが。

 

 

「まぁ図書館で少しでも情報探すか……後は少し間を置いてから噂なりなんなりでページの情報が手に入ればいいが」

 

 

さっさとデモンベイン・ゼロを召喚出来るようにしておかないと。

いくら生身で撃てると言っても威力が足りない可能性もある。

今までの世界が世界だったからなぁ。

足りない事はあっても過剰な事はないだろうさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし図書館は何処も変わらんな。

いっその事空中に浮いてる本棚とか見てみたい気はするな。

もしくは地下にある図書館とか憧れるよな。

まぁ普通である事の素晴らしさは兄さんに教わってはいるけども。

やっぱり人ってものは未知に関心が行くよな。

 

 

「さて、地図なりなんなり探すか」

 

 

行動を言葉に出すのは大事だ。

言霊なんて言葉もあるしな。

……まぁその所為で独り言が増えたんだが。

 

 

「ふむ……どうやらそんなにややこしくはないみたいだな。すぐに覚えられた」

 

 

これくらいならなんとかなるな。

哀川 潤の所為で大抵の場所の地図は把握しなきゃいけなかったからな。

じゃないと殺されるし。

あぁ……あれ?生前からハードモードじゃないか?俺。

いやまぁ不幸だというよりは運が悪いというかなんというか。

悪運は強いとは思うけどな。なんせ人類最強相手に生き残れたんだからな。

 

 

『マスター。微量ながら魔力反応を感知しました』

 

「ん?あぁ……確かに感じるな」

 

 

だがなんだ……このなんとも言えない違和感は。

大量にある魔力を吸われ続けたかのような魔力の残香のような。

 

周りを見回してみる。

 

 

『マスター。あの子です』

 

「なんだアレは……おいクロス。本当にこの世界には魔法が、魔術がないんだよな?」

 

『そのはずです……ですがアレは』

 

 

あの呪いに雁字搦めにされている少女はなんだ?

呪いが2つあるだと?

普通1つでもキツイっていうのによく無事でいられるな……間違いなく死んでるはずだぞ。

 

 

『魔力を吸い続けている呪いに苦しみを与え続ける呪い……かけた存在は趣味が悪い』

 

「俺が対処出来るのは苦しみの方だけだな。吸い続けてる方はまったくわからん」

 

 

だが1つはなんとかなるからなんとかするか。

ちょうど本を取ろうとしてるからな……接するのは楽だ。

 

 

 

 

「この本か?」

 

 

 

 

 

 

 

 

今日も今日とて本を読んで気分をリフレッシュするだけの簡単な作業やで~っと。

はぁ……あ、どうも八神 はやてって言います。

ん?誰に挨拶しとるんやろか。

まぁええか。でもほんまこの運のなさはどうにかしたいんやけどなぁ~。

一応色々本読んでるんやけどどうも対処法がないんよなぁ。

 

怪しい魔術やら魔法やらオカルト系読んでもさっぱりや。

呪われでもしとるんかと思ったんやけど素でこれなんやろか?

せめて不運と踊るのはなんとかしたいんやけども。

 

 

「あぁ~もうこんな事考えてもしゃーないわ!気分変えて今日はファンタジー系統でも読も!」

 

 

前々から興味あった作品があったしな!

って……高いとこあるやん。

わたし車椅子やからなぁ。不便やとは常日頃思っとったけどやっぱり強く実感するんこういうタイミングなんよなぁ。

どないしよか。ん~まぁ司書さんに頼めばええんやけどなぁ。

今忙しそうやし……また別の日でええかぁ。

今日は別の読も。

 

 

「この本か?」

 

 

うぉっ!?諦めようと思った瞬間にえらい別嬪さんがきよった!

 

 

「おおきに~」

 

 

感謝の言葉は大事やで!古事記にも書いてる程やで!(知らない)

うん。ほんまありがたいわ~。背伸びしてでも取ってくれたんわ嬉しいわ。

 

 

「ふむ、ファンタジーか。好きなのか?」

 

「ふぇっ!?あ、うん!好きなんよこういう不思議なもんが!」

 

 

コミュニケーション能力高いなこの子!

わたしじゃあこうはいかんなぁ……ちょい羨ましいわ。

 

 

「よかったら何かオススメを教えてくれないか?今日この町に来たばかりでな。ここには初めてきたからさっぱりなんだ」

 

「ええよ~お礼にオススメ教えたるわ!」

 

 

こうなったらバンバン話すで!

折角あっちから話しかけてくれたんやからな!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふむ。

どうやら無難な返答で正解だったみたいだな。

ここからどうするかだな。

呪いについて素直に聞いて理解が出来るとは思えん。

だが急に家に行きたいというのもおかしな話だ。

 

 

「そういえば名前なんていうん?わたしは八神 はやてっていうんやけど」

 

「あぁ、そういえば言ってなかったな。森 龍斗だ、龍斗でいい」

 

「ならわたしもはやてでええよ~」

 

 

……俺がいうのもなんだが警戒心薄くないか?

いや、悪い事を企むつもりもないが。

 

 

「今日こっちに来たばかりで図書館来るんは珍しいなぁって思うんやけど」

 

「地図を見ようと思ってな。歩いて覚えるのもいいが地図を見てからの方が個人的に楽だからな」

 

「なるほどなぁ~ってことはもう見終えたん?地図の場所も知っとるからなんやったら案内するで?」

 

「いや、問題ない。もう把握しているからな」

 

「すごいなぁ~わたしには無理やで」

 

 

 

単純な暗記だからな。

別にそんなに難しくはない。

特に短時間覚えるだけならな。

 

 

「まぁ覚えたから別のを読もうと思った訳だ。オススメはあるか?」

 

「ん~龍斗はどんなん読みたいん?ファンタジーって言っても色々あるで?」

 

「基本雑食だからな。はやてが面白いと思ったものでいい」

 

 

読書自体が好きだからな。

活字をみる事も好きだし、物語を読むという行為そのものが好きだったりするしな。

 

 

「ならマイナー所攻めてみよか。え~とこれとこれ、それにこれやね」

 

 

俺の返答後直ぐに本を指差す所を見るに、大分読み込んでるな。

この図書館の本を。

それに選択肢を用意するってのもすごいな。

その中で何かいいのがあればいいな程度だろうがそれでも選択肢があるとありがたいものだ。

 

 

「どれがええ?特にオススメはこの本やけど」

 

「どんな内容なんだ?」

 

「役に立つかよーわからん魔法ばかり出てきて最後には爆発オチな感じやな」

 

「……面白いのか?それ」

 

「最初はん?っておもたけどな~読んでるうちにハマったわ」

 

「成程。ならこれを読んでみるか」

 

 

案外再現可能な魔法とかあるかもな。

まぁ役に立つかどうかは微妙だが覚えても損はないだろう。

別に技は4つまでとかでもないしな。

 

 

「なら読み終わったら感想教えてな!わたし以外が読んでるの見た事ないねん!」

 

「わかった。また返しに来た時でいいか?」

 

「ん~それやとタイミング合わんかったらあれやし携帯ないん?アドレス交換しよ!」

 

 

む?本当に警戒心ゼロだな。

将来が不安になってくるぞ。

 

 

「別にかまわないがいいのか?」

 

「何が?」

 

「今日会ったばかりの男とアドレスなんぞ交換して」

 

「なんやそんな事?いややなぁ~良いからゆーて……ん?男?」

 

 

あぁ~やはり勘違いしていたか。

まぁこの見た目では誤解するのも当然か。

 

 

「残念ながら男だ」

 

「おぉ~これがリアル男の娘やねんな!珍しいもの見たわ」

 

 

……色々大丈夫か?はやては。

 

 

「でもそれでも交換したいわぁ。わたしが信頼出来るって思ったからするんよ?だから問題なし!」

 

「それならいいが」

 

「……よし!これでわたしと龍斗は友達やな!」

 

 

ふむ。

やはり繋がりを持つことに飢えているのか。

この子くらいの年齢ならば当然ではあるがそれでも普通以上に飢えている。

 

 

「なら今日はここまでにして次はメールで連絡を取り合おう。そうすれば都合を合わせられるだろう」

 

「ん。連絡待っとるから忘れたらあかんで!」

 

「分かってる。約束は守るものだからな」

 

「じゃあまた今度!」

 

「あぁ」

 

 

 

そう言いながらはやては手を振って俺を見送った。

おそらくもう少しだけいるのだろう。

もし帰ると言っていたら送ったが……まぁいいだろう。

気になることも増えはしたが連絡はとれる。対策はなんとかできるだろう。

 

 

『どうしますか?』

 

「どうするも何も決まっているだろう?」

 

『……愚問でしたか』

 

 

 

助けられるものは助けるさ。

特に俺みたいな存在を友と呼んでくれるようなやつは特にな。

さぁ、呪いの解呪の準備だ。

本も読まなきゃいけないし能力やこの世界についても把握しなきゃいけない。

忙しいが仕方ないだろう。

 

 

『では用意しておきます』

 

「頼んだ。なんせ結構根深い呪いだ……大仕事になるだろうからな」

 

 

さて、この世界で何をすればいいかは分からんが、俺のする事はいつだって変わらん。

ただ俺の思った通りに行動するだけだ。




久々に書くともう羞恥で悶絶モノですネ!

いやまぁ色々ありましたがこれから少しずつ書けたらなと思ってます!
次回もこれくらいの文章量で書けたらいいなと思いながら次も頑張ります。

では!また次回!
……次回はもう少しキャラ出しないなぁ(ボソッ
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