君の瞳に   作:りりなの

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更新は古戦場が落ち着いたら頑張るよイベントは大変だな


見た目

『明日から学校行ってくるわ』

 

 そんな言葉を聞いて俺はやっとかと思った。

 

「どうした?」

 

『私にも思うとこがあるのよ』

 

 知り合いにでもあったのだろうか。

 

「誰かに会ったのか?」

 

『別にそんなんじゃないわよ』

 

 誰かの協力を得たのか、それにしてもよく善子の知り合いが居たなと思う。

 

「まぁ、これで遅れている勉強もどうにかしてこい」

 

 会うときに自分が勉強しているところは教えているからある程度は大丈夫だと信じたい。

 

『分かつてるわよそれぐらい!』

 

 本当に分かっているのか疑うがそれはそれは後でいいか。

 

「零、そろそろ消灯だ」

 

 雪の声を聞いて時間を確認した。

 

「今日はここまでだ何かあったらまた連絡しろよ」

 

『分かった』

 

 その言葉を聞いてから俺は電話を切る。

 

「はぁ、疲れた」

 

 俺はベットに倒れ込みながらそんな事を呟く。

 

「彼女の電話か?」

 

「いや、電話はいつもの事だから気にしてない」

 

「だったら何に疲れるんだ?」

 

「今後の事を考えたらそうなるんだよ」

 

「今後ね」

 

 そう言って雪は机に向かって紙を見ていた。

 

「まだ、リレーのメンバー決まらないのか?」

 

「あぁ、バックは決まりそうなんだけどなブレが決まらないんだ」

 

 バックは同じ1年に早いのが居たな。

 

「バックはあいつか……名前が出てこない」

 

「御子柴だろ」

 

「あぁ、うるさいやつだな」

 

「お前、同じ1年なんだから憶えておけよ」

 

「いや、それでブレの方は誰なんだ?」

 

 雪は呆れたように俺を見る。

 

「さらっと話変えようとするなよな、ブレはどうしてもリレーに出たい奴がいるんだけどな」

 

 その話を聞いて俺は誰か予想は付いた。

 

「あいつは無理だろ」

 

「そう言ってもなここ最近タイムは上がってるんだよ」

 

「上がってもメンバーのタイムには食い込まないだろ」

 

「でも分かんないぜ、夜遅くまで練習してるからな」

 

「その効率が良かったらの話だけどな」

 

 俺はそう言ってベットから降りてドアに向かう。

 

「何処に行くんだ?」

 

「喉乾いたんだ」

 

 俺はそう言って出て行く。

 

「お前に任せるよ」

 

 そんな声を聞きながら俺はプールに向かう。

 

 雪があんなことを言うから居に行くわけではない。

 

 無理な練習をしたらどうなるか知っている。

 

 プールに着くとひたすら泳いでいる奴がいる。

 

 自分が遅いのが分かっているから練習する。

 

 リレーに出たいから無理な練習をする。

 

 自分が故障するかも知れないのに練習をする。

 

「おい、フォームが崩れてる」

 

 知らないふりをしていればいいのに声をかけてしまった。

 

「清水君」

 

「そんな練習しても早くはならない、リレーは諦めろ」

 

「でも僕は今年のリレーに出たいんだ」

 

 その瞳には本気の色をしている。

 

「だからってそんなに練習して体を壊したら泳ぐどころじゃないが、それでもあんたは泳ぐのか」

 

「雪さんが居るのは今年だけだから」

 

「だったらそのがむしゃらでバカみたいな練習やめろ」

 

「じゃないと泳ぎたくても泳げなくなる」

 

 そんな言葉を不思議そうに聞いていた。

 

「だから休憩してから練習しろ」

 

「そうだね」

 

 そう言ってプールから出て休憩に入るのかと思った。

 

「清水君は先輩に敬語使わないといけないよ」

 

 説教が始まった。

 

「部長の雪さんとは知り合いみたいですけど敬語を使わないと」

 

「部屋で敬語で話したら鳥肌立てられたよ」

 

 その時には気持ち悪いとも言われた。

 

「そうなんだ」

 

 この手の相手は苦手だ。

 

「無駄話しないで休憩しろ」

 

 他人と関わるのは本当に面倒くさい。

 

「清水君って世話焼きだね」

 

 そんな事を言われたのは初めてだった。

 

 俺が世話焼き? 

 

「そんな事いいから休憩しろ」

 

 言われたことがないことを言われて戸惑っている場合じゃないだろ。

 

 俺にはしないといけないことがある。

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