「リーダー、そいつは誰ですか?」
キョーコはまずみんなに落ち着くように言って話始めた
「こいつは遠藤篤、時空旅行者だ」
「珍しいな、時空旅行者とは」
「何故この時空に来たのか?」
「それは、」
「お前には聞いてない、遠藤黙っていろ」
何故か、強くあたってくる
格好が物騒だからだろうか?子供だからだろうか?
「そいつの目的はたぶんあの塔だ」
ざわざわざわざわ
何故か、ざわついていた
そこが、敵の中継拠点だからだろうか、いや、違う
敵の中に時空旅行者がいるからだ
「リーダー、そいつの素性がわかるまで牢屋にいれときましょう」
「そうですよ、何も分からないやつを野放しにするのは危険です」
と、みんなは言っていた
「あー君大丈夫かな?」
「今日はそれしか言ってないよ、あんた」
「心配だもん」
「あ、武器取り上げられたよ」
「刀に、あれは、リボルバー式の銃?」
「どちらも、古そうだね」
「あー君、何で抵抗しないのかな?」
猫たちは近くで見ていた
「リーダー、入れときますよ」
「ちょっとまて!」
少し停止させるのが遅いような気がするが、キョーコは止めに入った
「何でですか?」
「そうですよ、こんなやつ牢屋にいた方が安全ですよ」
「というか、拷問して目的を聞き出しましょうよ」
「リーダーいいですよね」
「だから、待てといっている!篤君、少しの間待っててくれるかい?」
「はい、、、、」
篤はどうして何もしないかというと
(あつしこの中にオリジナルがいる)
(、、、しかし、誰だか分からない)
(もうひとつ、オリジナルはこの時空に二人いる)
(、、、一人は近くに、もう一人はあの塔の中)
そう、妖精たちに聞かされていたので、少しの間考え事をしていたのだ
その間に刀と銃をとられていたのだ
そうなると、抵抗しようにもできないので、大人しくしているのだ
「こいつは、空襲警報を知らなかったんだ」
そこからキョーコはあったことのほとんどを話した
「そう言うわけだ、こいつは悪いやつではない」
「リーダーがそこまで言うならいいが、」
さっきの話のどこで、篤の事を考え直すことができたのかは疑問だが、キョーコは皆を説得できたみたいだ
「でも、監視だけはつけてもいいですよね」
「篤君はどうなんだい?」
「別に構いませんが」
「ということだ、だが、プライバシーは守りなさい」
「はい、リーダー」
その言葉と同時に刀と銃を篤に返していた
武器を返したとはいえ、あまり篤のことを信頼していないようだった
少しして監視役が決まったらしい
「俺はシン、こいつはカーナだ」
「今日は私たちが監視役だよ」
「は、はぁ、」
篤は返事に困り中途半端な返事をした
「今日からはここを自由に使ってくれ」
「そこは宿だからお金を払うか、働きなさい」
「はい、お金はこれ使えますか?」
そう言って篤が出したのは、基準時空の千円札のはずだった
「あぁ、使えるぞ」
「そのお金は、どうやらこの時空のものと同じらしいからね」
「あ、はい」
なんと基準時空の千円札からこの時空の千円札に変わっていたらしい
その光景を見て篤は驚いていたが深くは考えなかった
考えるだけ無駄な気がしたからだ
「あー君はこの時空のお金持ってたんだね」
「でも、あの様子だとたぶん違うよ」
「きっと気づかない間にお金の形が変わっていたらしいよ」
「そうなの?、じゃあ、他のものも変わってるのかな?」
「たぶんそうだと思うよ」
猫たちは、未だに篤について話していた
篤はいつの間にか宿の中に入っていた
監視は同じ部屋にはいないがなんかあるといけないので、両隣に部屋を借りていた
「あつし、大丈夫だった?」
「、、、?」
「うん、大丈夫だったよ、ただオリジナルはわからなかった」