「篤君には潜入組に入ってもらいます」
何の話かと言うと
これは解放軍の次の作戦についてである
解放軍の目的は皇国からの独立である
元々は皇国の民であったが度重なる兵役や重税に耐えられなくなった市民が暴動を起こしたのが東人民解放軍の始まりである
解放軍の結成当時から戦争は続いていて、今は均衡状態である
相手は西大教国というこの時空最大の宗教であるバラナス教の国である(バラナス教については関係ないので書きません)
玄武皇国の南西部と西大教国の北東部は面していて、今そこが最も戦闘の激しい地域である
今回の作戦は玄武皇国南部中央にある索敵用の塔の制圧・破壊が目的である
塔の周囲には空軍の基地が北側に1、防衛用の陸軍の基地が南側に1、西側には川、東側は山である(余談だか川と塔との間には滑走路がある)
皇国の兵士は3000、解放軍は1000であるため不利である
しかし、塔の破壊は西大教国の目標でもあった為に西大教国と解放軍は共同で作戦を進める(西大教国は少数精鋭の500が投入される)
これだと西大教国の方にばかりメリットがあるので、作戦成功後は西大教国は解放軍の治めている地域には手を出さないことが条件である
キョーコと参謀の会話はこんな感じの内容だった
「篤君には潜入組に入ってもらいます」
「潜入って何するんですか?」
「目的は管制室と司令室の制圧と、司令を捕まえること」
「隠密行動が基本な作戦です」
「僕には無理です」
「そうですよ、この子には無理ですよ」
「どう見ても14、15歳ぐらいじゃないですか」
「なら、誰が監視をするんだ?君たちと潜入組がかって出たのではなかったのか、シン、カーナ」
「、、、」「、、、」
「ということで、篤君は潜入組に入ってもらう」
「他にはどのような組があるのですか?」
「他には2つ、一つは揺動組、もう一つは争闘組」
「揺動組はすでに現地で準備中だ」
「争闘組は敵の大半との戦闘が目的だ」
「どちらにしても潜入組に入るしかないのだよ、篤君は」
「、、、はい」
その会話を黒い猫が覗いていたが誰も気づかなかった
「やはり、あいつだな」
黒い猫はそう言うと、その場から去っていった
「明日の作戦はam4:30から開始する、寝坊するなよ」
「、、、はい」
その後すぐに宿の部屋に戻った篤はまたpm2:00だというのに、寝てしまった
今日はいろいろありすぎて疲れているようだ
「うち、お腹空いたよ」
「、、、あつし、ご飯食べたい」
と、言う妖精の声さえ聞こえていないかのように寝ていた
その後篤が起きたのはam0:00くらいだった
さすがに十時間も寝ると目が覚めるようだ
「あれ?どうしたの、カーシュ、マーブ」
「お腹空いた」
「、、、もう、だめ」
そう言っている妖精は、心なしかやつれていた
「もうこんな時間かぁ、食堂は空いていないだろうな」
そう呟いたあと篤は、ポケットから非常食として持ってきていたカ○○ーメイトを二袋取り出した
一袋妖精たちに与えたところ満足していたようなのでもう一袋は篤が食べた
篤はもう一度寝ようとしたが、 さすがに無理だった
ので、妖精たちを見ながらぼーっとしていた
すると
コンコン (扉をたたく音)
「どうぞ」
ガチャ シンが入って来る
「移動を始める時間だ」
「、、、はい」
この集落の西にある目的の塔までは、あいあに山があるが車で三時間もかからないぐらいの距離である(説明してませんでした)
移動は見つからないように、ライトを消すために普段より時間がかかると考えてのこの時間だ
しばらく後
「あー君大丈夫かな?」
「昨日からそれしかいってないよ」
猫たちは、すでに塔の近くに来ていた
「見たことのない服装の人も混じってるよ、解放軍はいろんな人がいるんだね」
「作戦知らないの?あれは西大教国の兵士だよ。ほら、いろんなところにいるでしょ」
ヒュー、ドン
「花火?何で、花火なの?」
ヒュー、ドン
もう一発花火が上がった
一発目の花火の音に引かれて二発目を見たものは、
「目がぁー、目がぁー、」
と、ム○カ見たいになっていた
二発目は大きな閃光玉のようなもので、ものすごい光を発していた
それと同時に解放軍と西大教国の合同軍は動き出した
『敵襲、敵襲、速やかに迎撃準備!』
大音量で流された放送はとても慌てているようだった
「あー君たちが違う方向から動き出したよ」
「潜入組(20人)はどうやら川からやって来たみたいだね」
「花火はえっと、、、北の方?」
「違うよ、南だよ」
「皇国の兵士の中に裏切り者がいるみたいだよ」
「あ、あの二人は、昨日あー君を捕まえた奴だ!どうやら二人も裏切り者らしい」
「なら、どうしてあの時捕まえたりしたのかな?」
「それは、トラックの中にまだ皇国の兵士がいたからよ、見てなかったの?」
「それでかぁ~」
「あ、篤たちが塔に入って行ったよ」
「思ったより早かったな、追いかけるぞ」
「うん」
しばらくして
猫たちは、塔の通気孔にいた
「狭いね」
「仕方ないよ」
「あー君、見つけた」
「いたいた、どうやら二手に別れたみたいだね」
「塔にはほとんど人がいないね、どうなってるのかな?」
「僕に聞かれてもわからないよ」
「片方は、もう管制室についたよ」
「しかも、制圧済み」
「あー君は今、司令室に入ったよ」
「遠藤篤、これは始まりに過ぎない」
司令?がそう言うと篤たちの回りに皇国の兵士ではなく、黒いスーツの男たちが取り囲んだ
「皇国の兵士では無いみたいだね、誰なんだい?」
「今のところ、私たちは遠藤篤の敵ということになっている」
「えっ、、、、僕?」
「あの女は何も伝えてないのか?まぁいい、私たちの目的は君の持っているカギだ!それを手に入れたら時空ではなく、時を行き来することができるようになる、カギを手にいれるならば君を殺しても構わないと上から言われている」
「カギって、なに?うわっ、、、」
黒いスーツの男(以後bmと省略)が篤に殴りかかってきたのだ
「ますます、篤君が何者かわからなくなったけど、ここは篤君を守るわよ」
「リーダーが言うなら仕方がない」
「キョーコさん、皆さんありがとう」
そう言うと、篤は刀を、他のみんなは得て物を取り出して、bmを倒していった
bmは倒されると、プシュー、と音を立てて消えていった
bmの数は篤たちの5倍以上
どこにそれだけの数が入る部屋がどこにあるのかと、突っ込みたいぐらいの数であった
篤たちは、いくら、素手vs武器とて言えども数が多いので、だいぶ 疲弊していた
ある程度bmが減ったところで、塔が大きな音を立てて揺れ始めた(爆弾が爆発したようだ)
「しまった、もうこんな時間か、一旦引くぞ」
そう言うと、司令?は時空の狭間に消えていっていった
すると、制御の外れたbmは暴走し始めたが
「私たちも、早く逃げるわよ」
「了解、リーダー」
そう言ってみんなは、塔から全力で逃げ出ようとする
途中、頭上から落ちてくる瓦礫をシンが、どうにかしてくれたおかげで無事に脱出できた
塔の崩壊を目にした皇国の兵士たちは、士気を乱していった
そして、乱れている皇国の兵士は簡単には捕縛されていった
今回は読みづらいかも