ピーピピ
それはカーナの持っている通信機の音だった
篤が寝込んでからはずっとこの時間に連絡していたので、連絡が無いことに向こう側が心配したのだろう
その音の原因が自分だと知っているカーナは少し動揺したが、篤はなんの反応も見せなかった
それどころか、あくびすらしている
「カーナさん、僕トイレいってきます」
「あ、我慢してたの?」
「、、、はい」
篤はカーナに背を向けて走ろうとして一度止まった
「何があってもここにいてくださいね」
そう言うと篤は走り出した
「あれ?あー君はどこにいくの?」
「確かにトイレは逆方向なのにね」
「帰りの交通費のためにお金下ろすんじゃない?」
「この時間だとATM使うのかな?」
「それだとコンビニだね」
「そんなこと言っている間にあの茂みに入っていったよ」
「あそこって、、、、」
「カーナの後ろだね」
「と言うかよく茂みなんてあったね」
やはり猫たちはついてきていた
カーナは通信機を出していた
「あ、ごめんねシン、待たせちゃって」
「なんかあったんだろ、大事な何かが」
「そうなんだよ、今日遠藤君が目覚めたんだよ」
「そうか、よかったな。次は分かってるな!」
「ッ!、、、、もちろんだよ」
「まさか、忘れてたんじゃないよな」
「もちろんだよ、忘れるわけないじゃん」
「ほんとだな!」
そんなかんじで話を続け、そして終えて通信機をしまった
やはり篤はそれを聞いていたが特には行動に移さなかった
それから数分して篤は帰ってきた
そしてなにもなかったかのように帰宅していった
「トイレ長かったね」
「そうですか?」
「うん、長かったよ」
「心配かけてすいません」
「ほんとだよ、心配したんだから」
「声が大きいですよ、カーナさん」
「あ、、、、そうね」
なんとなくほのぼのとした感じで家に帰ってきた
カーシュとマーブは、と言うと
「カーナってなんか不思議だよね」
「、、、あつしを観察しているから?」
「そうじゃないよ、ただ、、、」
「、、、そうだね、普通は遠くから見てた方が良さそうだもんね」
とか言っていた
「ただいまぁ」
「誰もいないのに、ただいまって言うんだ、変わってるね」
「なんとなく、気分でやってるんです」
「あっ、そうだ、カーシュ、マーブ」
「なになに、カーナ?」
「、、、?」
「今からお風呂入るけど一緒に入る?」
「うん、そうする」
「、、、うん」
「ずいぶんとなついたようだね、よかった」
「うん、仲良くなったよ」
そんなこんなでいつの間にか寝る時間になっていた
「それじゃあ、また明日、おやすみ、遠藤君」
「おやすみなさい、カーナさん」
そう言って篤は今朝まで寝ていたソファーでまた寝た
いつも通り
「ーーーーーーーー」
と、誰にも聞こえないように呟いて
所変わって、ここは、何処だろう?まぁ、いいや
「なんのために、私があなたの夢に出たと思ってるのよ」
そう叫んでいたのは、そう、あの人
隠す必要はないので書きます、カーナのお母さん美里です
美里はどうやら娘を監視していた様だ
ちなみに美里もguiltyに参加している
カーナをguiltyに誘ったのも美里である
なぜ誘ったかは本人が言うまで待ってください
「まぁ、いいわ、意地でも二日後の時空にいってもらうんだから」
そう言うと美里は行動を開始した
とは、言うものの美里は戦闘員でもなく、偵察員でもないため、行動には制限がつくだろう
と言うか、guiltyがそんなことをさせるはずがなかった
美里が私的な用事でguiltyを休んでいると幹部の耳に入るまではそう時間はかからなかった
けれどそれは美里が行動を起こして一週間後の話
その頃にはある程度目的を達成していたので美里は謹慎処分も普通に受け入れていた
またその頃、別の場所では小さいやつらが動き出した
「あの人たちには働いてもらわないとね」
「僕たちの目的とあの子達の覚醒のためにも」
「そうだね」