時空の軸
すでに戦いは始まっていた。時の扉の船と未確認の船と戦闘が始まっていた。
押しているのは時の扉みたいだ。そして、近くにいるのも時の扉の船であった。
ミサイルはもちろんマシンガンをも打ち合っていた。しかしビーム兵器は使っていなかった。
そしてどちらも、リーナスには気づいていないみたいだった。
状況分析を篤が終えた頃、みんながブリッジにやって来た。
カーナ「待って、遠藤君!!」
そう叫んだのは、未確認船を見たときだった。この時篤はこの戦場から離脱しようと準備していたのだ。
その声に反応した篤は、カーナが席につくのを待って、なぜかを訪ねた。
カーナ「あれは、guiltyの船なの。だから、助けたい、いいかな、船長?」
篤「はい、いいですけど、なぜ急に船長と読んだのですか?」
カーナ「何となくだよ、何となく。それより通信機使ってもいい?」
篤「何となく、、、。はい、いいですけど、何に、、、って聞く前に使わないでください!」
カーナは篤から許可が出てすぐに通信機に電源を入れてguiltyの船と連絡を取り始めた。そして、リーナスのブリッジに新しくパネルがひとつ現れた。映っていたのはカーナが通信していた相手、guiltyの船の中だった。
カーナ「こちらカーナです。シン第三幹部直属の部隊、sのカーナです。訳あって今からそちらを助けようと思います。なのでこちらの船には攻撃を出来るだけ避けてください。」
guiltyの兵「、、、はい。そちらは、、、、、、今確認しました。そちらは時の扉の後ろにいる、白い船でいいですか?」
カーナ「はい。では、今から挟撃に移ります。」
カーナはそう言うと、篤の方を一度振り向いた。そして、
篤「美里さん、栄奈さん、着席お願いします。今から戦闘に移ります。美里さんは前回と同じ主砲管制席、栄奈さんは、、、、今出てきた、操縦席にお願いします。カーナさん、借りてもいいですか?」
通信機を指差して篤は言うと、カーナが手招きをした。
guiltyの兵「そちらは?」
カーナ「この船の船長です。」
篤「この船、リーナスの船長、遠藤篤です。そちらは、、、、sを迎えに行く船ですか?」
guiltyの兵「、、、、確かに、そうですが、なぜそれを?」
篤「秘密です。こちらは三十秒後に陽電子砲を放ちます。それまでに、そちらは、後ろに下がりながら上昇してください。お願いします。」
それだけ言うと、篤は通信機を切った。
篤「さぁ、はじめます。準備はいいですか?1~30番まで敵上部に向けミサイルを発射、その間リーナスの船尾を上げながら上昇し、主砲は敵に狙いを定めてください。」
美里「りょうかぁーい。」
栄奈「わかったある。」
カーナ「私は何を?」
篤「カーナさんは、こちらにミサイルが飛んできた場合、独自の判断で31~50番のミサイルを使い打ち緒としてください。」
そう説明している間にも、ミサイルは敵目掛けて飛んでいき、船は向きを変えていた。栄奈は初めてであったがカーシュの説明を受けながらなんとかしていた。美里とカーナの近くにはマーブがいて、それぞれに指示を出していた。
陽電子砲発射十秒前
guiltyの船は全力で下がり始め、上昇し始めた。
リーナスは主砲を時の扉に向けたまま上昇していった。
その間も、リーナスとguiltyの船からの砲撃は止まず、また、時の扉の船からの砲撃も止まなかった。
篤はパネルを操っていた。そして、
サイシュウニンショウヲオネガイシマス
篤「船長遠藤篤確認!」
そう叫ぶと美里がロックオンしていた主砲を発射した。
発射した陽電子砲は時の扉の船を撃墜させることはなかった。それだけしか、威力を出していなかった。しかし時の扉の船は信号弾を上げて降伏させるだけの威力はあった。
ツウシンデス、カイセンヲヒラキマス
guiltyの兵「敵が降伏を宣言しました。どうします?」
カーナ「船長こちらへ。」
篤「そうみたいですね。ほっときましょう。我々にはやるべきことがすぐそこまで迫ってます。」
そう言うと、篤は船長席へ戻っていった。どうやら、居心地がわるかったみたいだ。
疑問に思わなかったのだろうか、篤がこの歳で船長だと言うことに。
guiltyの兵「船長さんは子供なのですか?」
カーナ「はい、そうです。そして、この船は、、、!?」
篤「栄奈さんは最大出力でここから30年と29日前の時空までいってください。」
栄奈「全速前進ある!」
いつの間にかguiltyの船は引き離されとても後ろの方にいた。そして、通信機の有効範囲を脱していた。
カーナ「最後まで言わせてよ、遠藤くん。」
篤「時間がないのです。」
そう言うと、意識インターフェースの話をしだした。
お告げの女性と篤が呼んでいるでいる人が(次に時空移動した際に、すでに戦闘が始まっていた場合、それは今君と一緒にいる子の仲間が大きな被害を受ける前兆)だと言っていたと説明した。
カーナ「でも、最後まで言わせてよ。」
篤「次にチャンスがあればそうしてください。僕はなんだか眠いです。なので一度仮眠をとってきます。あと、自動操縦
auto
にしているので皆さんも休んでいて構いません。」
そういうと、篤はブリッジから出ていき、そして、船長室とプレートの貼られた部屋にやって来た。寝るためにやって来たのだ。そこについてきたのは、心配そうな顔をしたカーシュとシャムだけだった。マーブはと言うと、気かになることがあると言って、格納庫に向かった。
篤「時空移動が終わるまで後どのくらいかな?」
カーシュ「あと、三時間はあるよ。」
篤「じゃあ二時間したら起こしてくれるかな、カーシュ?」
カーシュ「いいよ、うちやるよ!」
篤「じゃあ、よろしくね」
そう言うと、篤は意識を失うように眠りについた。
その頃マーブは格納庫にいた。
それは、あの部屋の裏辺り。あの部屋とはカーシュとマーブがエンジンルームで見つけた、小さな扉のへやのことである。マーブはまた小さな扉の前にいた。しかしそれはエンジンルームではなく、格納庫にある小さな扉だ。
マーブは扉を開けた。すると、中には、いろいろな計器があった。それらはいろいろなランプに灯をともしていた。また、たくさんのコードやパイプの繋がった大きなガラスの柱があった。そこは一段高くなっているものの、とても大きなものだった。どのくらいかと言うと、人が一人入っても十分動ける位の大きさだった。それは、もうひとつの小さな扉の部屋のものと変わらなかった、中身を除いて。その中身は赤い粒子が一点を中心とした円をいろいろな角度半径で描いているよえだった。そして、最も違ったのは中には妖精、人の大きさの妖精がいなかったことだ。それを見た、マーブはやっぱりその事を篤には秘密にするみたいだった。
その部屋を見終えたマーブは船長室にかえってきた。
そして、篤が寝ているのを確認して、篤の隣に添い寝をした。見た目はどちらかと言うと篤が添い寝をしているようだったが、、、
それを見た、カーシュは微笑ましく笑っていた。
どうやら、マーブはとても気を使っていたみたいだった。だから、今仮眠をとっているのだ。カーシュはマーブほどは疲れていないらしく、寝ていなかった。でもカーシュも疲れていたはずである。なぜなら、物覚えが早かったとしても栄奈に操作を教えていたのだ。疲れていないはずがない。しかし篤の役に立ちたいと思い頑張っているのだ。
すると、船長室に訪問客がやって来た。
栄奈「ここにいたあるね、妖精さんたち、そして、シャムちゃん。」
カーシュ「てるなさんは休んでなくて平気なの?」
栄奈「自分は大丈夫あるよ。けどそっちの船長さんは大丈夫あるか?」
カーシュ「え?あつしがどうかしたの?」
栄奈「ブリッジでの船長さんを思い出してみるあるよ。」
カーシュ「ブリッジでのあつし?」
シャム〈あーくん、いつもと違ったよね、なんか凛々しい感じだったよ。〉
カーシュ「凛々しい?」
栄奈「そうある。なぜか、急に凛々しくなったある。というか、凛々しくなりすぎあるよ。」
カーシュ「、、、うん、そうかも。」
栄奈「だから心配なして寄ってみたあるよ。」
カーシュ「そうだったんだ、ありがとね、あつしのために。」
そんな感じで話をし続けた。時より栄奈は篤を眺めながら。そして、栄奈は時々、篤の頭を撫でていた。まるで我が子にそうするように。顔には出していなかったが、とても心配しているようだ。
そうこうしているうちに、マーブが起きた。結構長い間話していたようだった。
マーブ「、、、カーシュ?それと、てるなさん?」
栄奈「そうあるよ。どうしたあるか?」
マーブ「、、、特に何もない。」
モクテキチフキンニ、ミカクニンノフネガサンセキ、オートデノウンテンヲカイジョシマス
急にそういうアナウンスが流れた。そして、リーナスが止まった。カーシュが篤を起こそうか迷っていると、、、
栄奈「カーシュちゃん、起こすあるよ。そうしないと、後ろから来てる船がぶつかるある。」
カーシュ「あ、忘れてた。あつし、起きて、あつし!!!」
篤「、、、ん?、、、、、、もうついたの?」
カーシュ「まだだよ。けどリーナスが止まっちゃったの。」
篤「、、、りょうかい、一回顔洗ってからブリッジ行くから、って、栄奈さんいたの!?」
栄奈「いたあるよ。じゃあ先行ってるある。」
そう言うと、栄奈は船長室から出ていった。それと同時に篤は起き上がり、部屋についていた水道で顔を洗った。その後、ハンガーに掛けてあった改造学ランに袖を通した。そして、壁に飾るように置いてあった刀と銃を手にして部屋を出た篤は、ブリッジに向かった。
カーナ「遠藤君遅いね。」
美里「顔洗ってくるっていってたからね。」
栄奈「そろそろくると思うある。」
カーナ「本当に?」
プシュー
ブリッジのドアが開いた。誰かが入って来たのだ。
にゃ~
カーナ「遠藤君じゃなくてシャムだったじゃない!?」
栄奈「あれ?」
シャムは美里に近づいていき、飛び付いた。それを上手に受け止めた美里はドアがまだ開いていることに気がついた。
美里「あれ?まだドアが開いてるよ?」
カーナ「ホントだ。壊れたのかな?」
栄奈「いや、誰かいるあるよ。篤あるか?」
カーナ「、、、、、、遠藤君?」
カーナは開いているドアの向こうをじっと見て、人影を見つけた。栄奈はすでに見つけていたみたいだが、どうやら入るのをためらっているみたいだった。
美里「いるなら入っておいで、篤君」
その声をきっかけに篤はブリッジに入ってきた。しかしその姿を見た三人はとても驚いていた。改造学ランに帯刀姿だったのだから。銃は服の中にあるため見えないが持ってきていた。
篤「遅れました。ごめんなさい。」
美里「気にしないでいいよ。けどその格好は?」
カーナ「その格好はあの時空にいたときと同じ格好だよね?どうしたの?」
美里「知ってたの、あの服装を!?」
カーナ「うん、一度だけ見たことあるよ。」
栄奈「けど顔がかわいいから、その格好、似合わないある。」
カーナ「確かに童顔だもんね。」
篤「、、、、、、、、、着替えてきます。」
どうやら、似合ってないといわれたことに傷ついたのか、物凄く落ち込んだ篤は、ブリッジから走り去ろうとした。しかしそれを阻まれた、後ろから抱きついた美里によって。そして、
美里「みんな見慣れない格好してる篤君に少し驚いただけだよ。だからそんなに落ち込まなくてもいいのよ。その格好、私的には凄く似合ってると思うよ。」
小さい子に諭すように美里は耳元でそう優しい小さい声で言った。篤は一度深呼吸をして美里の方に向き、お礼を告げた。その後、何かを決意したように口を開いた。
美里's view
篤君の雰囲気がまた変わったね。さっきの戦闘の時とは違う感じだけどどうしたのかな?
篤「今から行くところは大変危ないところです。けど僕たちが行かなければ、その時空ごとそこに住んでいる人が消えてしまいます。もし、行っても間に合わなければ、その時空ごと僕たちは消えてしまいます。皆さんはついてきますか?」
とても危険なんだね。私は一人でも時空移動出来るから多分大丈夫だろう、けどカーナはどうしよう。無理やりつれていこうかな?
カーナ「私は行くよ!行かなきゃ、guiltyのみんなすら助けられないんでしょ?」
篤「そうです。多分救えないです。」
カーナ「じゃあ私は行くわよ。」
栄奈「自分もいくある。もう、自分はあの時空には、戻れないある。だから、ついていくあるよ。」
美里「私も行くよ、カーナがついていくから仕方ない無くね。」
そう、私は我が子が行くから仕方なく行くの。何か危険があると聞いたら、ついていくしかないじゃない。
out of view
篤「じゃあ、みんな参加すると判断していいね?それじゃあ、栄奈さん、全速前進!!」