「あれ、おかしいぞ?」
「何が?」
また猫たちは窓の外で話していた
「どうして、この時空のあー君がいないの?」
「確か遠藤篤だっけか?、そんなやつこの時空にはいないぞ」
となると、オリジナルの遠藤篤はいないと言うことらしい
彼は作られたのだろうか?
ただまだ生まれてないだけだろうか?
篤は今日学校である
制服に着替え準備をする
いつも通りならば、家を出発する時間である
しかし今は妖精たちがいる
「君たちは人には見えるのかい?」
「主しか見えないはすです」
「、、、、、、鏡越しは、別」
妖精は鏡にうつれば誰にでも見えるらしい
「あの二匹はおいていけば泣くだろうね」
「さっきもそうだったしね」
「でもどうやってつれていくのかな?」
篤は何も考えずに二匹をそれぞれポケットのなかに入れ家を出発した
「苦しくないか?」
「大丈夫、大丈夫」
「、、、うん」
とりあえず、大丈夫なようだ
いつもと同じ道をいつも通りに歩いていく
途中猫がいた
いつもなら少しだけ撫でていくのだが、今日は気がつかなかった
「むぅ、、、、(>_<)」
「まぁまぁ、そうふくれるなって」
「今日は仕方ないかな?」
「やっぱりいつも通りは終わったんだね」
猫たちは撫でてもらえなかったのを残念がっていたが、他のことを心配していた
「どうしてあの少年なんだろうね?」
「あー君は優しいからだよ」
「篤は確かに優しいけど、言い伝えとは違うよ」
やはりと言うか猫たちは言い伝えを気にしていた
いつも通りならばこの時期は晴れている
しかし、今日はどんよりと曇っている
少しだけ肌寒く感じるくらいに曇っている
「おはよう、篤君」
「おはよう」
二年の一学期が始まって少したつが、篤はまだこの少女のことを知らない
知らないからと言って突き放さないで挨拶だけを交わしている
教室の前では女子がたむろしていた、そこから
「あ、あっくんだ」
「マリさん、おはよう」
マリさんとは上山真梨子のことである
これは無駄な知識だが「マリさん」の発音はバリカンと同じである
今日はいつもより遅かったせいか、教室につくとすぐに先生が入ってきた
妖精たちは授業中ポケットから顔を出したりしていたがほとんど何事もなく帰りのホームルーム(以後HR)まで終わった
「なあ、知ってるか?妖精の伝承を」
「知らないから詳しくお願い」
突然篤の前の席の少年が話しかけてきたが彼は篤の友達である
そして彼は伝承について語り出した
内容は、、、、、、
ある日、誰かのもとに黄色い妖精が現れた
その妖精は何でも希望を叶えてくれるが、ひとつだけお願いがあった
それは以前の主の捜索であった
最終的には以前の主は見つからず願い事ひとつだけ叶えて妖精は元の世界に戻ると言うものだった
「しかし、長いなぁ…30分もあるとは」
「これでもだいぶ省いた方だよ」
しかし、確かにこれには抜けている情報がたくさんあった