「最近出番少なくない?」
「そうだね、一話であんなこと書いてあったのにね。」
この声の主は勿論猫である。どうやら、出番がもう少しほしいらしいのです。
そんなことより、物語はまえ30/0/27前の時空に時空の軸への扉が開いたところから始まります。
「あれはVF-25?」
「と言うと?」
「まさか、バルキリーが実在してるとは、、、、」
「北欧のワルキューレのこと?」
「アメリカの戦闘機じゃないの?」
「よくわからないこと言わないで!」
「マクロスシリーズ登場する変形する戦闘機のこと、VF-25は、その中のマクロスfに出てくる主人公機のことだよ。」
「詳しいね、どうして知ってるの?」
「好きなんだよ、マクロスシリーズ。」
「それより、よくこんな暗い中見えたね。」
「夜行性だから?」
「、、、それをいっては元も子もないよ。」
ボス「お前ら、偵察組から何か報告はなかったんか?」
「それが、、、、えっ、」
その時何かが鳴った。猫達は単体では魔法を使えないため、それぞれが好きな形の通信機を持っている。例としてあげるなら、首輪だね。
「今、連絡が来ました。どうやら、篤は帰ってくるみたいです。」
ボス「そうか。」
猫がたくさん集まってたところから黒猫がいつの間にかいなくなっていた。それに気がついたのは篤のコピーが消えて二日目の朝だった。
カーナ「もう夜が明けちゃったよ。なのに何で見つからないの!」
そう叫ぶとカーナは八つ当たりで、目の前の壁を殴った。リーナスのブリッジにはモニターがすでに数えキレないほどになっており文字にも変化がみられるようになってきた。
栄奈「、み、つ、け、、、た?って書いてあるね。これは、十分前に出てきたモニターある!!」
カーシュ「どれ、見せて!」
マーブ「、、、ホント、みつけたって書いてある。」
未だにリーナスとは、正確な意志疎通をしたことのないみんなはこのあとどうするかで迷っていた。なんせリーナスに自我があることにすらほとんど気づいてないのだから。
自我といっても不完全なAIみたいなものである。
カーナ「リーナスが自らでいってもらうことってできないの?」
マーブ「、、、少し待ってて。」
そういうとマーブは船長室に急いで向かった。ある一冊の本を求めて。
五分もしないうちにマーブは帰ってきた、両手で大きな本を抱えて。
カーシュ「マーブ、それはまさか?」
マーブ「、、、うん、取説。」
カーナ「取説、取説ってことはこの船の使い方よく知らないの!?」
カーシュ「そうなんだよ、うちらだってリーナスに乗ってまだ二週間とたってないんだから。」
そう話をしてる内にマーブは目当てのページを探し当てていた。リーナスの性能やOSに関する事が書いてあるページを。
マーブ「、、、これは?」
書いてあることが理解できなかった。言葉は理解できた。しかし意味は無理だった。
そこには、この船とのファーストコンタクトは船長がとり、そしてそのあとは設定とかは船長が一番使いやすくなる。その際補助役として船にはAIというよりは学習機能がつき、知識を積極的に得ようとするため一種の恋愛感情のようなものが生まれると。
栄奈「つまり、リーナスは篤君の事が好きになったってことあるか?」
美里「そうみたいね。」
カーナ「余計に訳分からなくなってきたよ。けど今はそれよりは、、、、、、!?」
警報がリーナス内に、鳴り響いた。その時何かがリーナスの前を横切った。
イース's view
やはりこの機体は変形が遅すぎる。しかし何故にこんな骨董品を使わなきゃいけないんだ?
うゎっ!?
考え事なんて似合わないことするからぶつかりそうになるんだよな。ま、あちらさんに一言謝っとくか。
イース「そこの大型船、聞こえますか?先ほどは申し訳ありませんでした。」
聞いてるのか?回線は開いてるんだがなぁ。
?「うゎっ!?、、、、な、なに?」
?「少し落ち着くある。あ、さっきのはあなたでしたか。次から気をつけてくださいね。」
イース「あぁ。寛大な処置、感謝します。」
型っ苦しいの嫌いなんだよね。ま、あちらさんが懐の大きな人で良かったよ。そうでなきゃ、今頃打ち落とされてても可笑しくないことしたんだから。
out of view
栄奈's view
な、なんある?
あ、回線が開いたあるね?何か言ってくるあるか?しかし、みたことのない機体あるね。
?「そこの大型船、聞こえますか?先ほどは申し訳ありませんでした。」
悪気はないみたいあるね。船長がいないから、勝手に攻撃するわけにはいかないあるね。
カーシュ「うゎっ!?、、、、な、なに?」
栄奈「落ち着くある。さっきのはあなたでしたか。次から気をつけてくださいね。」
?「あぁ。寛大な処置、感謝します。」
ホントに何もしてこないあるね。後は飛び去っていくのを見るだけあるね。しかし、あの機体凄くスペック高いあるね。しかもこの時空のものじゃないある。
out of view
イースは飛び去っていった。そして、少しはなれたところで時空の軸への扉が開いたのだが、リーナス内はそれどころではなかった。
イースが飛び去ってすぐにブリッジにあるモニターがすべて消えて、新しくひとつだけ浮き上がった。
カーシュ「この近くに!?」
栄奈「いるあるか?」
今回は方位や距離まで書いてあったために、すぐにたどり着いた。そこには、鉄パイプや、ガラクタが転がっていた。篤はガラクタのない、ある一角に寝ていた。
そこにリーナスが着陸する広さは十分にあった。リーナスから降りてきたみんなは篤へと駆け寄った。
カーナ「私はこの時空に来て何回これをするんだろう?」
美里「そんなことどうでもいいから、起こすわよ。」
そういったときにはすでにシャムが篤の隣に座って顔をなめていた。
篤「、、、ん?なんだ、寝てしまってたんだ。」
そう言って篤は隣をみた。
篤「シャムちゃん、お前が起こしてくれたのか、ありがとね。」
篤は起き上がりシャムの頭を撫でながら言った。そして、足音が聞こえたのか篤は顔を上げた。そこには、リーナスの乗組員が全員揃っていた。
一番に口を開いたのはカーナだった。
カーナ「今までどこで何してたの?!」
怒ったような顔だが、目は少し潤んでいた。美里や栄奈もその言葉に頷いていたことから皆が本当に心配していたことがうかがえた。
篤「軽く散歩に出たつもりだったんだけど、居眠りをしてたらしい。ごめんなさい。」
カーナ「ごめんなさい。じゃないわよ、どうして軽くでまる1日以上出掛けるの!?」
カーシュ「そうだよ、どうして?」
カーシュは少し泣きそうな声で言っていた。
篤「そんなにも寝てたの!?それは、本当にごめんなさい。それだけしか言えません。」
その答えた際飛んできたマーブとカーシュを受け止めて抱いた。
カーナ「もちろん、償いはしてもらうからね。」
そう言ってカーナは篤に近づいてこの前と同じ店と、耳打ちをした。
篤「えっ、?」
カーナ「それぐらいしてくれなきゃね。」
篤「、、、お金ないんだよ、僕。」
カーナ「それでも!」
篤「じゃぁ、仕方ないです。」
そう言うと篤は下を向いた。
栄奈「なんだかわからないあるが、篤くんがそこまで落ち込むなら、自分は要らないあるよ。」
その言葉を聞いた篤は栄奈の手を握り、顔を見上げていった。
篤「本当に!?ありがと、ありがと、ありがと!!」
栄奈「う、うん、どういたしまして、ある?」
栄奈は首をかしげた。
その後話し合って決めたのは、一度キョーコやシンといった解放軍にいるguiltyのメンバーに顔を出して基準時空に帰ると言うことだ。
そう決まったのはいいが皆朝御飯を食べていなかった。というより、昨日の昼以来の食事になるのだ。
リーナスに戻った、みんなは篤の作る朝食を待っていた。
カーナ「しかし、遠藤くんは何でもできるよね。料理に船長、戦闘やら。いくらなんでも幅が広すぎるよ。」
栄奈「カーナ、今、戦闘って言ったあるか?篤くんはそんなことまでしてるあるか?」
カーナ「まぁ、私たちが巻き込んだんだけどね、、、、けど戦闘と言っても、自分の身を守る程度のことしかしてないから、あれ?」
栄奈「どうしたあるか?」
美里「篤は戦闘と言うより格闘が下手なんだよ。」
栄奈「えっ、?と言うことは篤は戦うのが下手あるか?」
カーナ「そうだったような?」
カーナが言葉を濁した。そしてちょうどその頃篤も朝食を作り終えていた。
篤「できました。味噌汁と、卵焼き、それに銀シャリです。」
そう言って持ってきたのは人数分の料理と、小皿に盛られている二つの少し小さな卵焼き、通称猫まんまと呼ばれる、味噌汁茶漬けである。
それらを皆の前に配置していった。
カーナ「この味噌汁、ソーセージが入ってる、しかもご丁寧に少し焦げ目がついてるし。」
栄奈「味噌汁の具は、それと玉ねぎ、じゃがいもワカメあるね。」
美里「卵焼きは、だし巻きが好きなんだけど、この甘いのもいいわね。」
そういいながら食べてる内に皆食べ終えてしまった。
カーナ「美味しかったよ。」
栄奈「また、食べたいある。」
美里「ご馳走様でした。」
篤「お粗末様でした。」
そう言うと篤たちはブリッジへと向かった。一度解放軍の基地に戻るために。
うーん、進んだ?