リーナスが解放軍の基地についたときには、すでにお昼になっていた。
周りの建物より少し高いところでホバリングを続けているリーナスには、シンとキョーコがやって来ていた。篤は二人に会うなり軽く礼をして、我が船リーナスへようこそ、と言っていた。
それをみて、驚いた様子を見せていたカーナには、ただの洒落だといって納得してもらっていた。
シン「そろそろ判断してもらえたでしょうか?」
美里「そうね、けど、まだ篤くんはここから帰るには時間があるのでは?」
シン「そうなのか、篤?」
篤「ま、、まぁ、一応は後1日いる、、、つもりです。」
カーシュ「、!!」
マーブ《、、、落ち着いてカーシュ、この中じゃ迂闊には動けない。》
カーシュ《けど、あいつあつしをあつしを見下したように見てる!》
栄奈「なんだかわからないある、けど、もう少し時間がほしいあるよ。自分達もまだまだ話足りないある。」
そう言うとシンは舌打ちをして一度リーナスから出ていった。それにキョーコは不安そうについて行った。
カーナ「遠藤君何か隠してることあるよね、あるなら言ってね。」
篤「、、、、、、いえ、ありません。」
カーシュ《あつし?この中にうちら以外に妖精が二匹いるよ。》
栄奈《、、、一匹は多分栄奈さんの妖精、もう一匹はわかんない。》
美里「ここじゃ話しづらいの?もし、誰かに聞かれたくないことならば、その人には一度ここからて出ていってもらうからさ。」
篤「ひとつだけいいですか?美里さんは妖精と契約してますか?」
美里「いや、してないわよ。昔はしてたけどね。」
栄奈「私はしてるあるよ、出てくるある、シュー。」
シュー「はじめまして、私はシュー、土の妖精だよ。」
そう、自己紹介したのはカーシュやマーブよりも2回り以上も大きな茶色のようせいだった。
シューはマーブを見るなり近づいていった。
マーブ「、、、なに?」
シュー「あなたね、メイルーンの力を使ったのは。あの力は禁忌のひとつなの。世界の近郊がたった一瞬で壊れてしまうような力を使ったのよ。まぁ、自覚はしてなかったんだろうけど、次からは使わなくていいようにしてね。」
凄い捲し立てて言われたせいか、マーブは何も言わなかった。言い返せなかった。
その後、カーナには少し席を外してもらうことにした。なぜならguiltyには漏らせないような内容だったからだ。
席を外してもらうにあたってカーナがどこかにいくのではなく、篤たちが船長室に行くことにしたのは、防音対策や盗聴の心配がなかったからだ。
話の内容は篤がシンと戦闘したこと、その際胸に時の扉のエンブレムがついていたことだ。
それを話した瞬間。
美里「それは本当なの!?、、、、確かにguiltyは時の扉に反感を覚えた者やとある企業に反対している者の集まりだけど、そこまで審査が甘かったなんて、、、、」
そう、シンは一スパイでありながら、潜入先の幹部になれるほど、guiltyが弛んでいることが分かれば誰でも驚くものだ。
篤「これから先、美里さんがどうするかは、自由ですが、リーナスにはまだ席を残しておきますので、いつでも利用してください。」
栄奈「篤くんはそれでいいあるか!?リーナスはどこの時空にも内容な技術を使ってるあるよ!それをばらされたらこの船は確実に狙われるあるよ。」
篤は優しさだけで美里にそう言っていつでも帰ってきていいと伝えたつもりだったのだが、栄奈はどうやら受け止め方が違ったようであわてて突っ込みを入れながら事の重大さを説明した。
それを聞いた美里はどうやら覚悟を決めたようで、篤に告げた。
美里「篤くん、ありがとうね。またこの船に戻って来るからその時まであの子をよろしくね。私はこれを出して来るから。」
そう言って見せたのは退団届けだった。
その頃、カーナは自分に割り当てられた部屋にいた。彼女の目の前には緑色の妖精がいた。
カーナ「さぁ、あのときの話の続きをしよう。」
?「そうね、じゃあ契約について話すわよ。」
カーナ「それは知ってるから聞かなくて十分よ。」
?「そう?じゃあ、目標をこの紙に書いて。」
妖精はどこから出したかわからない紙を広げた。
カーナ「この紙は?」
?「気にしなくていいわよ、そこにあったメモ帳の一部だから。」
二人はそのメモ帳の切れ端に目標を書いていった。
カーナは、大切な人を守る力が欲しい、と、妖精は、大切な仲間を取り戻すため、と書いていた。
お互いに聞きたいことはあったが、それはいつでも聞けるので、この場では聞かなかった。
最後に署名をした。
カーナ「あなたは、ホイミーっていうんだね。改めてよろしくね、ホイミー。」
ホイミー「そうね、よろしく。それより、艦内放送で、ブリッジに集合かかってるけどいかなくていいの?」
カーナ「あ、いかなきゃ。」
そう言うといつの間にか、ホイミーはいなくなり右手首にはエメラルドをあしらわれたアクセサリーがはまっていた。
ホイミー「そのブレスレットにあたしだから、あんまりぶつけないでね。」
カーナ「あ、そうなの?ぶつけないように気を付けるね。」
そう言うとカーナはブリッジに向けて走り出した。部屋を出る際にブレスレットを開くのが思いの外遅かったドアにぶつけ、いたい、と聞こえたのは気のせいだろう。
ブリッジ
カーナ's view
どうやらお母さんの今後やることを決めたらしい。
美里「私はguiltyを辞めて、カーナあなたを守る事を決めたわ。」
お母さんはどうやら私のことを本気で心配しているらしい。最近はよく連絡をとろうとしているし。心配なのはよくわかるが、娘のために会社を辞めて1日中一緒にいると言っている、親バカのようで少し恥ずかしかった。
栄奈「美里さん、通信機に電源いれました。後はあの人に連絡どうぞ。」
あの人が誰なのかは、いくつか候補があるけど、多分シンだと思う。
その予想は当たっていて、いつの間にかシンがリーナスのブリッジに入ってきていたり、いつの間にかお母さんが連行されるようにつれていかれることにビックリした。
その時にいつもみたいにシンの顔を見たがいつものようには心は踊らなかった。
カーナ「戻ってくるんだよね?」
どうしてこの言葉が口から漏れたのかはわからなかったけど、後悔はしてない。
美里「勿論、かわいい娘のためだもん。」
やはり親バカだと思わずにはいられなかったが、少しばかり心が暖かくなった。
out of view
美里はシンとキョーコに連れていかれた。
それと同時に降りたカーナは解放軍の人達に囲まれていた。その目的がリーナスの技術だと言うとこは予想できていたのか、カーナは、契約上まだ答えるわけにはいかないと返していた。
それを聞いて半数以上の人達が諦めていった。
カーナたちは解放軍リーダールームに向かっていた。
その後も取り巻きの数は減ったものの、何人かはついてきていた。そんな人たちを無視し続けていた。